相談満足度90.0%の『就職カレッジ®』はこちら ▷

働きたくない理由と対処法は?向いてる仕事や甘えなのかどうかを解説

働きたくない理由と対処法は?向いてる仕事や甘えなのかどうかを解説

もう働きたくない、仕事をしたくない、そう思うことは当然です。
しかし、働きたくない気持ちが大きくなると、精神的にも追い詰められてしまうため、適切に気持ちを整理する必要があります。

働きたくない理由は人によって、状況によってそれぞれであるため、それに合わせた対処法が必要になってきます。

この記事では、働きたくないと思う時のさまざま理由や、働きたくないと思う状況別の対処法について解説していきます。
ご自分の気持ちを整理したい方、働きたくないと思ってしまう状況を変えたい方はぜひご覧ください。

記事のPoint
  • 「もう働きたくない」と思ってしまう理由は人間関係や仕事内容、職場の雰囲気などが関係
  • 働きたくないことは、甘えではなく自然な感情
  • 「働きたくない人に向いている仕事」も紹介。共通点は人との関わりが少ないこと、自分のペースでコツコツ進められること

働きたくない理由15選

働きたくないと思う理由は、職場の人間関係や仕事のやりがいがない、プライベートの時間が足りない、そもそも働く意欲がないことなどが挙げられます。
また、働きたくないと思うことは誰にでもあることですが、働きたくないと思う気持ちが一時的でない場合は疲れやストレスが溜まっていることが原因として考えられます。

働きたくないと思う理由
  1. 仕事にやりがいを感じない
  2. スキルに合わない仕事内容である
  3. 体力的につらい
  4. 仕事の成果が評価されない
  5. 人間関係がうまくいかない
  6. 給料が見合わない
  7. 自由な時間が欲しい
  8. 職場の雰囲気が合わない
  9. 仕事で目標がない
  10. 責任ある仕事を任されるのが負担
  11. そもそも働きたくない
  12. 出勤するのが億劫
  13. 仕事で失敗をした
  14. 仕事の意欲や熱意がなくなる
  15. 周囲と話したくなくなった

あなたも「働きたくない」「仕事をしたくない」といった考えを持っているのではないでしょうか。
働きたくないと思うのはおかしいかというと、そんなことはありません。誰しも、働きたくないと思うことはあります。

理由は人によって様々ですが、ここでは、働きたくないと思ってしまう理由を10個紹介します。なんとなく仕事に行きたくないけど理由がわからないという方は、まずは理由を分析してみましょう。

仕事にやりがいを感じない【働きたくない理由1/15】

仕事にやりがいを感じないため働きたくないと思うのは、一般的な理由の一つです。
特に毎日同じ作業を繰り返すだけで、自分の成長や社会貢献を実感できない場合、多くの人は仕事へのモチベーションが低下するでしょう。

仕事にやりがいを感じないため働きたくない人は、以下の対処法がおすすめです。

  • 日々の業務に小さな目標を設定し、達成感を味わう
  • 視点を変えて、自分の仕事が誰かの役に立っている点を見つける
  • 新しい業務に挑戦する機会を見つける

上記の対処法を行えば、仕事に対する前向きな気持ちが生まれ、自分の役割や価値を再認識できるでしょう。

スキルに合わない仕事内容である【働きたくない理由2/15】

自分のスキルや能力に合わない仕事は、働きたくないと感じる大きな理由です。
スキルに合っていない時はミスが増えてしまい、自己肯定感が下がりやすくなります。

そもそもなぜスキルに合わない仕事に就いてしまうのか、理由は以下が考えられます。

  • 業務内容を詳しく確認せずに応募した
  • 給料や福利厚生の良さなど条件を優先して仕事を選んだ

自分のスキルに合っていないと感じて「働きたくない」と思った時は、次の対処法を参考にしてください。

  • 資格取得や勉強会などに参加し、スキルを向上させる
  • 上司に現状を伝え、他部署への異動を相談する
  • 自分の適性や強みを見直し、マッチする職種に転職する

体力的につらい 【働きたくない理由3/15】

職種や労働環境によっては「体力的につらい」と感じることもあります。

建築関係などの肉体労働や重労働、接客業や外回りの営業職などの身体を使う仕事は、特に体力面のつらさを感じやすいでしょう。

そのような環境下で残業も多いとなると、仕事の日は体力の限界まで働き、帰宅後や休日は疲れて寝ているだけの生活を送る人も珍しくありません。
しかし、このような生活はやりたいことができず精神的にもつらくなり「働きたくない」という気持ちに発展しやすいので要注意です。

体力的につらくて「働きたくない」と感じている時の対処法を下記にまとめましたので、参考にしてください。

  • 「週に〇時間まで」と残業の上限を決める
  • 睡眠をしっかりとり体力を回復させる
  • デスクワークなど、体に負担の少ない職種への転職を検討する

対処法を実践することで、疲労の蓄積を防ぎやすくなり、体の負担を減らせるでしょう。

仕事の成果が評価されない【働きたくない理由4/15】

仕事の成果が正当に評価されないと働きたくない気持ちが強くなる傾向にあります。
正当に評価されていないと感じる主な原因は次のとおりです。

  • 評価基準が不明確
  • 縁の下の力持ち的な業務のため数字で評価されづらい

成果が正当に評価されず「働きたくない」と思っている場合の対処法に関しては、以下の表を参考にしてください。

  • 上司に評価される方法を聞く
  • 上司にやったことや成果を詳しく共有する

評価してもらえる基準を知ったうえで行動すれば、自分の頑張りを認めてもらえる機会が増えるでしょう。

人間関係がうまくいかない【働きたくない理由5/15】 

上司や部下といった職場の人間関係に悩み、働きたくないと考える人は多いです。具体的には以下のような悩みが考えられます。

  • 上司や部下と性格や考え方が合わない
  • よく上司に怒られる
  • 部下とうまくやり取りできない

仕事をしている以上、職場の人間関係は避けられません。
そのため、人間関係は仕事の満足度に大きく関わるといえるでしょう。だからこそ、人間関係がうまくいかないと仕事が嫌になり「働きたくない」と感じるのです。

実際、パーソル総合研究所「職場での対話に関する定量調査」では「職場で本音を話せる相手が一人もいない」と回答した人が全体の50.8%にものぼります。

本音を話せないと日々の不満やストレスを抱え込みやすく、心理的な負担が増えやすくなるでしょう。人間関係のストレスが増え続ければ「働きたくない」という気持ちにつながるのも無理はありません。

人間関係がうまくいかず「働きたくない」と思っている時の対処法は、以下の表を参考にしてください。

  • いったん伝え方を考えてから発言する
  • 相手の考えを受け入れつつ、建設的な関係を築く努力をする
  • 人間関係より仕事の成果や自己のスキルアップに意識を向ける

給料が見合わない【働きたくない理由6/15】

「仕事に対して給料が見合わない」という悩みもよく聞きます。
このような不満は、主に以下3つのどれかを感じたタイミングで起こります。

  • そもそもの給料が低く、生活が厳しいと感じた
  • 仕事が忙しい割に給料が低い
  • 仕事の難易度に対して給料が低い

給料は生活の質に直結するため、重要な問題といえるでしょう。

一部、仕事量や仕事の難しさにやりがいを感じる人もいますが、多くの人はやっている仕事と給料が見合わないと感じる場合「働きたくない」と、やる気が下がる可能性が高いです。

給料が見合わない時の対処法に関しては、以下を参考にしてください。

  • 業務実績や成果を数値化し、根拠をもって上司に給料アップを交渉する
  • 資格取得や専門知識を深め、より高い報酬の職位を目指す
  • 長期的な視点で、高収入が見込める職種へのキャリアチェンジを計画する

給料の悩みが改善されれば、仕事に対する納得感と前向きな気持ちが生まれやすくなります。

自由な時間が欲しい【働きたくない理由7/15】

正社員で働いている人の中には「労働時間が長い」と感じる人も一定数います。

独立行政法人労働政策研究・研修機構による「月間実労働時間数(一人平均)」から、一般労働者とパートタイム労働者の平均労働時間をまとめました。

一般労働者パートタイム労働者
月間実労働時間162.1時間78.8時間

正社員の労働時間はパートタイム労働者の約2倍もあります。月に20日間働いたとすると、プライベートの時間は1日に約4時間も差が生まれます。

正社員で働いていると、どうしてもプライベートの時間が短くなってしまうため「自由な時間が欲しい」と時間の不満を感じやすいです。

自由な時間が欲しいと感じ「働きたくない」と思っている時の対処法に関しては、以下の表を参考にしてください。

  • やることに優先順位をつけ、作業時間を短縮する
  • 残業時間が長い場合は上司に相談する
  • リモートワークに切り替えて、通勤時間の削減する

限られた時間を効率的に使えることで、プライベートの時間が増え、精神的なゆとりが生まれるでしょう。

参考「独立行政法人労働政策研究・研修機構:月間実労働時間数(一人平均)2021年」

職場の雰囲気が合わない【働きたくない理由8/15】

職種ならではの雰囲気や組織風土が合わないと、働きたくない気持ちが強くなるでしょう。
希望を持って入社しても、職場の文化や価値観が自分と合わない場合、毎日出社するのが苦痛になる人もいます。

特に悩みやすい組織風土や職種の性質は下記のとおりです。

  • 過度な競争主義で、同僚との協力より個人の成果を重視する
  • 変化を嫌う保守的な組織風土が重視されている

職場の雰囲気が合わないことが原因で「働きたくない」と思っている時の対処法は、以下の表を参考にしてください。

  • 同じ悩みを持つ同僚と交流し、支え合う関係を築く
  • 自分の価値観を大切にした働き方を模索する

仕事で目標がない【働きたくない理由9/15】

仕事で目標がないと「なぜ自分はこの仕事をしているのか」という疑問が生まれやすく、働きたくない気持ちにつながりやすくなります。
仕事のモチベーションを維持するのが難しくなり、日々の業務が同じ作業の繰り返しだと感じてしまう場合もあるでしょう。

また、仕事を通じてキャリア・年収アップを望んでいない場合は、仕事で目標を立てることに意味を見出せない可能性があります。

お金を稼ぎたい気持ちがない人も「働きたくない」と感じやすいです。労働対価の1つがお金であるため、稼ぎたい気持ちがある人ほど働くモチベーションを維持しやすいと考えられます。

特に日本人は、そもそも「お金を稼ぎたい人」が少ないことが特徴です。これは独立行政法人「国立青少年教育振興機構」が行った調査が参考になるでしょう。以下のグラフは、日本・米国・中国・韓国の高校生それぞれの人生目標を示したものです。

日本・米国・中国・韓国の高校生それぞれの人生目標

このグラフからも分かるように、日本の高校生は他3ヵ国と比べて「お金持ちになりたい」と思っていません。

仕事自体に魅力を感じていなくても、お金を稼ぐことが働く目的になっている人はいます。しかし、お金への気持ちも薄いとなると、働く意欲が低いのも当然でしょう。

仕事の目標がなくて「働きたくない」と思っている場合の対処法は、以下を参考にしてください。

  • 「何をしたいのか」「何に喜びを感じるか」を書き出して、自分の価値観を見つめ直す
  • 仕事に情熱を持つ上司や先輩に相談し、考えを共有してもらう

仕事の目的や方向性を理解すれば、日々の業務にも意味を感じられるはずです。
結果的に、モチベーションややりがいの回復につながります。

参考「独立行政法人、国立青少年教育振興機構:高校生の生活と意識に関する調査報告書-日本・米国・中国・韓国の比較-人生目標(p27)」

責任ある仕事を任されるのが負担【働きたくない理由10/15】

長く働いていたり、正社員として働いている人は、責任の大きな仕事を任されることもあります。しかし、中には「リスクを取りたくない」「責任なく、気楽に働きたい」と思う人もいるでしょう。

仕事で多少失敗しても、上司がフォローしてくれる環境であれば気楽に働けますが、いつまでも他の人に頼りながら働くわけにはいきません。責任のある仕事を任された時に、人によっては周りからのプレッシャーや失敗への不安に耐えられず、働きたくないと感じる人もいます。

責任のある仕事を任されるのに負担を感じて「働きたくない」と思っている時の対処法は、以下の方法を参考にしてください。

  • 起こりうる問題を事前にリストアップして、リスクに備える
  • すべて一人で抱え込まず、部下や同僚に仕事を分担する
  • 完璧を求めすぎず「ベストを尽くせばいい」と考え方に切り替える

過度なプレッシャーや不安を和らげながら、責任ある仕事に挑戦しましょう。

そもそも働きたくない【働きたくない理由11/15】

「なぜ働かなければならないのか?」と考えてしまい、働きたくないと感じる人もいます。

これを示すのが以下のグラフにある「平成31年度新入社員『働くことの意識』調査」で、人々が働く目的の変化を表しています。

人々が働く目的

また、同調査より「仕事とプライベートのどちらを優先するか」の変化をグラフに表したデータも見つかりました。

仕事とプライベートのどちらを優先するか

これら2つのグラフから、以下の傾向が読み取れます。

  • 楽しい生活をしたい人が増えている
  • 仕事よりプライベートを優先したい人が増えている
  • 自分の能力を試したい人が減っている

一言でまとめると「仕事で人生を充実させたい」という価値観が減っていると考えられます。

また、経済開発協力機構の「15歳の意識調査」からも、以下のような結果が出ました。
こちらは日本・米国・中国・韓国4か国の15歳に行った調査で、各項目に「とてもそう思う」と回答した割合を比較したものです。

高校生の意欲に関する調査-日本・アメリカ・中国・韓国の比較

「のんびりと暮らしていきたい」という質問に対して「とてもそう思う」と回答した割合は日本人が圧倒的に高く、43%という結果になっています。

必要以上の仕事に追われた生活を送っていると「働かずにのんびりと暮らしたい」と考え、仕事のモチベーションが下がるのも仕方ありません。

そもそも働きたくない時の対処法は、以下を参考にしてください。

  • 好きなことや得意なことをリストアップし、関連する仕事を調べる
  • 働き方を柔軟に考えて短時間勤務やリモートワークなど、自分に合った働き方を模索する
  • 一日30分だけでも仕事に関する情報を集める

参考「公益財団法人 日本生産性本部&一般社団法人 日本経済青年協議会:平成31年度新入社員「働くことの意識」調査」

参考「経済開発協力機構(OECD):15歳の意識調査」

出勤するのが億劫【働きたくない理由12/15】

出勤するのが億劫に感じると「働きたくない」という気持ちが強くなる傾向にあります。

出勤が億劫になる主な理由は次のとおりです。

  • 通勤時間が長く、満員電車などの移動ストレスが大きい
  • 会社のルールに縛られる働き方が合わない

時間や場所に縛られるのがストレスだと感じている方ほど、柔軟な働き方を求めているのかもしれません。 

出勤が億劫で「働きたくない」と思った時の対処法は以下の方法を参考にしてください。

  • 通勤時間や経路をかえてストレスの少ない通勤方法を探る
  • 在宅勤務やフレックス制度など柔軟な働き方を上司に相談する

仕事で失敗をした【働きたくない理由13/15】

仕事で失敗してしまったタイミングは自信を失い「働きたくない」という気持ちになりやすいです。怒られたり、任されていた仕事から外されるなどの出来事があると、どうしてもモチベーションが喪失します。

個人的な小さなミスであれば、しばらくして立ち直ったり、他の仕事でカバーできるかもしれません。しかし、大きなミスや取り返しの効かない失敗をしてしまった場合、それがトラウマとなって「働きたくない」と思う可能性があります。

仕事で失敗して「働きたくない」と思った時の対処法は、以下を参考にしてください。

  • 何が原因だったのか冷静に失敗を分析し、再発防止策を考える
  • 目の前の業務を丁寧に行い、自信を少しずつ取り戻す
  • 失敗を成長の機会と捉え、学びを次に活かす考え方を身につける

小さな仕事でも丁寧にこなしていくと、仕事への自信を取り戻せるようになるはずです。
徐々に仕事への意欲が回復し、前向きに取り組めるようになるでしょう。

仕事の意欲や熱意がなくなる【働きたくない理由14/15】

仕事への意欲や熱意がなくなるのは、働きたくない気持ちが強くなる理由です。
以前は楽しく取り組めていた業務が苦痛に感じられるケースは、燃え尽き症候群の兆候かもしれません。

仕事への意欲や熱意が急になくなる主な理由は次のとおりです。

  • 目標達成後の虚脱感がある
  • 仕事をやり遂げてから次の目標が見つからない
  • 長期間労働が原因でストレスが溜まっている
  • 期待していた評価が得られなかったショックが大きい

仕事への意欲や熱意がなくなり「働きたくない」と思った場合の対処法は、以下の方法を試してみましょう。

  • 連続休暇の取得や睡眠時間を確保して、十分な休息をとる
  • 一時的に業務負担を軽減してもらえるよう、会社に相談する
  • 上司に率直なフィードバックを求め、次の目標設定に活かす

周囲と話したくなくなった【働きたくない理由15/15】

周囲と話したくなくなった場合、働きたくないという気持ちが強くなる傾向にあります。
普段なら問題なく交わせる会話が急に億劫に感じ、同僚からの声かけさえストレスを感じる場合があります。主な理由は下記のとおりです。

  • 極度の精神的疲労やストレスの蓄積
  • 仕事での失敗や挫折による自信喪失

急に周囲と話したくなくなった場合は、うつ病が関係している可能性があります。
倦怠感があったり、落ち込みが激しくなったりした場合は、専門家へ相談するようにしましょう。

周囲と話したくない気持ちが強くて「働きたくない」と思った場合の対処法に関しては、以下を参考にしてください。

  • 昼休みは一人で過ごして、人と話さなくてよい時間を確保する
  • 家族や親しい友人など、安心できる相手に状況を打ち明ける

働きたくない時の対処法5パターン

入社後のギャップが大きくて働きたくない時の対処法

先述の通り、新入社員の約4割が入社後にギャップを感じています。
では、入社してから想像と違った時はどうすればよいのでしょうか。

想像と違って「働きたくない」と感じたときは、以下の3つの対処法がおすすめです。

  • 入社ギャップを感じている同年代の友人は多いからこそ、お互いに相談してみる
  • 3年以内は第二新卒の扱いになり、求人も新卒と近い内容になるため、転職をする
  • 会社の人事や第三者的な存在に相談する

新入社員として入社した人の多くがギャップを感じているため、共感できる人もいることでしょう。そのため、お互いに相談し合える友人が見つかる可能性は十分あるでしょう。

それでも「働き続けるのは難しい」と感じる人はいるかもしれません。その場合は、転職を考えるのも1つの方法です。
3年以内であれば第二新卒の扱いになり、求人内容も新卒と似ているため、転職もしやすいでしょう。

できるだけ同じ会社で働きたい場合は、会社の人事や、第三者的な存在の人に相談するのがおすすめです。話すだけでも気が楽になりますし、人事に相談すれば相談内容を踏まえて所属・配置を見直してもらえるかもしれません。

周りの人に相談しながら、自分が働きやすい方法を考えましょう。

人と関わりたくないから働きたくない時の対処法

人とかかわるのが嫌になった場合、以下3つの方法を検討してみてください。

  • 会社の人事や第三者的な存在に相談する
  • 関わりたくない人がいる場合は、罪悪感を持たずに積極的に関わらないように努力する
  • 人と関わらなくていい仕事(フリーランスやテレワークの多い職種)に転職する

人間関係における悩みは誰かに相談するのがおすすめです。
近しい人に相談しにくい場合は、人事や第三者に相談しましょう。

関わりたくない人と積極的に関わる必要はありません。相手に悪い印象を与えずに、程よい距離感を保ちながら働くことは可能です。

それでも人と関わらずに仕事がしたい場合は、フリーランスやテレワークの多い職種など、人との関わりが少ない職種に転職することも検討してみてください。

大事なのは、あなたがそもそも人と一緒にいたくないのか、適切な距離感を保てれば平気なのかを判断することです。

疲れたことが原因で働きたくない時の対処法

残業や重労働などが原因で「もう働きたくない」という気持ちが長期的に続いた場合、うつになってしまうケースもあります。その場合は、以下2つの対策を考えてみてください。

  • 仕事がハードワーク過ぎる場合、転職を検討する
  • 仕事のハードルが高い場合、できない自分を責めすぎない

働きたくない気持ちになった原因が働く環境にあるのだとしたら、転職を検討しましょう。転職先の環境が良ければ、悩みが軽くなるかもしれません。

また、できない自分を責めすぎないことも大切です。周りは期待の意味を込めて、あえてハードルの高い仕事を任せることもあります。プレッシャーを感じるかもしれませんが、仮に仕事ができなくても自分を責める必要はありません。

社会人になる前に「働きたくない」と思った時の対処法

社会に出ることに抵抗がある場合は、以下の対処法があります。

  • 就職をゴールにせず、働くことを通した目的を考える
  • 目上の人に相談する

就職をゴールと考えがちですが、仕事全体に目を向けて、働くことの目的を考えてみましょう。目先の条件だけにとらわれず、今回の就職は将来のキャリアにどう影響するのかまで考えることが大切です。

もし難しければ、あなたが普段楽しいと感じることを考えてください。楽しい出来事を「仕事に活かせないか」という発想をしてみましょう。
例えば、家で本を読むのが好きなら、デスクワーク系の仕事はストレスを感じにくいかもしれません。

また、すでに就職している人に相談するのも1つの方法です。今は社会人として充実した生活を送っている人でも、以前はあなたと同じような悩みを持っていたかもしれません。
話してみたら意外な悩みが聞けることもあり、あなたも気持ちが楽になるのではないでしょうか。

また、こちらの記事では就職しない生き方についても紹介していますので、参考にしてください。

ニートが一生働きたくないと思った時の対処法 

このまま一生働きたくないと感じた時の対処法は、少しずつ今の環境を整えることです。いきなり大きく変えようとするのではなく、小さな変化から始めましょう。

具体的な小さな変化・行動とは下記のとおりです。

  • 1日15分だけ外出する
  • 規則正しい生活を送る
  • 身だしなみを整える

小さい成功体験を積み重ねることで、自信が生まれ、次の行動へのハードルが下がります。

また「何もしたくない」と思っても自分を責めるのではなく「まだ自分に合う環境が見つかっていない」と視点を変えましょう。
もし一人で考えるのが難しければ、家族や友人、専門家に相談してみるのも有効です。

働きたくない人に向いてる仕事5選

働きたくない人に向いてる仕事5選は次のとおりです。

  • 工場作業員
  • Webライター 
  • データ入力
  • ドライバー 
  • 警備員

一つずつ詳しくお伝えします。

工場作業員【働きたくない人に向いてる仕事1/5】 

働きたくない人は、コツコツ作業するスキルが求められる工場作業員が向いています。
工場作業員は人と関わる業務が少なく、余計な気を使わなくて済むのが魅力です。

仕事内容は製品の検品や組み立て、梱包作業などが中心で手順に沿っておこなう業務が多く、未経験からでも始めやすい仕事です。

派遣や契約からスタートして正社員になる道もあります。職場によっては夜勤や短時間勤務なども選べるため、自分に合った働き方が見つかるでしょう。

平均年収340.1万円
必要なスキル・単純作業を丁寧にこなす集中力
・迅速かつ正確に作業する力
向いている人・コツコツ作業するのが好きな人
・人間関係のストレスが少ない環境を望む人
仕事に就くためには?・派遣会社や求人サイトで工場作業員の求人に応募する

平均年収出典:職業情報提供サイト job tag「ピッキング作業員

Webライター【働きたくない人に向いてる仕事2/5】

Webライターはパソコンの基本操作ができれば仕事しやすいため、働きたくない人にとって取り組みやすい職種の一つです。
専門的な資格がなくても始めやすく、文章を書くことに苦手意識がなければ誰でも挑戦できます。

Webライターの仕事は、Webに掲載する記事などを依頼内容に沿って文章作成することです。
リサーチ力や読みやすい文章を書くスキルが求められます。

企業に務める場合、若手であれば未経験でも採用される可能性もあるでしょう。
経験を積めば、将来フリーランスとして独立することも可能です。

平均年収423万円
必要なスキル・基本的なパソコン操作
・基本的な文章力
・リサーチ力
向いている人・コツコツと丁寧に取り組む姿勢がある人
・一人で黙々と作業したい人
仕事に就くためには?・ポートフォリオを作る
・クラウドソーシングサービスに登録してWebライターの案件に応募する
・ブログやSNS発信をして、実績をつくる
・文章構成の基礎知識を学んでおく

平均年収出典:求人ボックス「ライターの仕事の年収・時給・給料

データ入力【働きたくない人に向いてる仕事3/5】 

簡単な作業を行うデータ入力は、働きたくない人に向いているでしょう。外で体力的にきつい仕事をしている方は、エアコンの効いた部屋で座って作業ができるデータ入力の仕事が魅力的に感じるはずです。

データ入力はパソコン入力がスムーズにできれば、仕事ができるため、複雑な作業が苦手な人におすすめです。タイピングスピードや正確に入力するスキルが重視されます。

派遣社員や契約社員での求人が多く、未経験からスタートできる点も魅力です。

平均年収341.9万円
必要なスキル・エクセルや専用システムの基本操作の習得
・正確なタイピングスキル
向いている人・コツコツ作業が好き
・集中力がある
仕事に就くためには?・求人サイトや派遣会社に登録して、データ入力の求人に応募する
・ブラインドタッチの練習や、Excelの基本操作を身につけておく

平均年収出典:職業情報提供サイト job tag「データ入力

ドライバー【働きたくない人に向いてる仕事4/5】

人と関わるのが苦手な理由で、働きたくないと感じている人にはドライバーという選択肢もあります。
一定のルートを運転する場合もあるため、毎日仕事内容が変動する仕事をしたくない方にぴったりな仕事です。

業務は荷物や商品を指定された場所へ届ける仕事が中心で、担当エリアや時間帯によっては、重い荷物の積み下ろしが少ない求人もあります。

短時間勤務や日中のみの求人もあり、体力的な負担が少ない職場を選べば、長く続けやすい仕事といえるでしょう。

平均年収393.6万円
必要なスキル・普通自動車運転免許
・中型・大型免許(業務内容により異なる)
向いている人・運転が好きな人
・一人で黙々と作業したい人
・時間を守れる人
仕事に就くためには?・普通自動車免許を取得する
・ドライバーの求人に応募する

平均年収出典:職業情報提供サイト job tag「ルート配送ドライバー

警備員【働きたくない人に向いてる仕事5/5】

人間関係のストレスや複雑な業務への不安から働きたくない人は、警備員の仕事が向いています。現場によっては一人の勤務が中心で仕事内容もシンプルなため、精神的な負担は低いでしょう。

業務は建物や駐車場などの巡回、出入り管理など施設の安全を守ることです。
座ってモニターを監視する勤務もあり、体力を大きく使わない働き方も可能です。シフト制の勤務が多く、自分のペースで働きやすい仕事です。

平均年収376.1万円
必要なスキルなし(入社後に交通誘導・施設警備検定の資格が必要な場合あり)
向いている人・落ち着いて行動できる人
・人の生命や財産を守る責任感のある人
仕事に就くためには?・警備会社の求人に直接応募する

平均年収出典:職業情報提供サイト job tag「施設警備員

働きたくないって甘えですか?

働きたくないことは甘えではなく、多くの人が経験する自然な感情です。
大切なのは甘えだと自分を責めるのではなく、原因を理解して適切な対処法を見つけることです。

世の中には、働きたくないという気持ちを「甘え」とみなす傾向があります。この考え方ができたのは、過去に「モーレツサラリーマン」のような時代的な背景があったからです。
この頃「社畜」と呼ばれる、私生活を顧みず仕事に打ち込むサラリーマンを表す言葉も誕生しました。このような人たちは戦後の日本の経済成長を支えた存在であったため「プライベートより仕事を優先するのが美徳」という考えが広まったのです。

しかし、働きたくないと思うことは甘えではありません。株式会社ビズヒッツによる「働きたくないと思う瞬間とその理由についてのアンケート」によると「働きたくないと思う瞬間があるか?」という質問に対して、仕事をしている人の84%が「ある」と回答しています。

働きたくない人の中には、お金のことや将来のことなど、どう生きていけばいいかを迷っている人がいるかもしれません。しかし、働きたくないと思うのはごく自然な感情です。こちらの記事でも「働きたくないという考えが甘えではない」と解説していますので、参考にしてください。

参考「株式会社ビズヒッツ:働きたくないと思う瞬間とその理由についてのアンケート調査」

「働きたくない」と思うのはどんな時?

働きたくない理由が、少し明確になってきたでしょうか。

ここからは「働きたくない」と思う具体的な場面を紹介していきます。あなたと似ている例があるかもしれませんので、チェックしてみてください。

働くイメージが違った時

思っていた社会人のイメージとギャップを感じたとき、働きたくない気持ちになります。

新卒で入社した若手社員は「これから社会人として頑張っていきたい」といった、前向きな気持ちを抱いていることでしょう。しかし、実際に働いてみると「仕事が自分には向いていない」「組織風土が自分には合わない」など、入社後ギャップを感じる場面は多々あります。すると、朝仕事に行く準備をしながら「働きたくない」「仕事に行きたくない」という気持ちになるものです。

レバレジーズ株式会社が行なった「入社後状況に関する調査」の結果によると、新入社員の約4割が入社後にマイナスのギャップを抱いているということが分かりました。中でも仕事内容や待遇などの面で入社後ギャップを感じやすく、働きたくない気持ちになるようです。

参考「レバレジーズ株式会社:入社後状況に関する調査」

働かなければいけないと焦った時

そもそも働く意欲が希薄な人が「それでも働かないといけない」と考えた時、嫌な気持ちになることでしょう。
その結果、ニート生活を送る人も一定数います。そして、SNSやネット上でニートに対する批判を見て「自分も働かないといけないな」とは思うものの、同時に何もしたくないジレンマを抱えるのです。

「働かなければ」という気持ちが強くなるほど、すぐに動き出せなくなってしまいます。しかし、そのような焦りから生じた行動はなかなか良い結果につながりません。
その結果、自己批判や落ち込みにつながるといった、負のスパイラルに陥る危険性が高いでしょう。

働く理由がわからなくなった時

これから就職活動を始める人や就活中の学生には「就職活動をする意味が分からない」という人もいます。
数多くの履歴書を各会社に合わせて送り、何度も面接をしていると、ふと「何のために就活をしているのか」が分からなくなることもあるでしょう。

現在の就活市場では、学生が見た目を取り繕うことに集中してしまい、本来の自分を見失っている人が多いです。印象の良い自己PRをすることで会社に入りやすくなるのは事実ですが、一方で「自分を見失ってまでよく見せる必要があるのか」「そうまでして働く意味があるのか」と感じる人は少なくありません。

働きたくない時のよくある質問4選

働きたくない時のよくある質問4選は次のとおりです。

  • 「働きたくない」と40代で感じる理由は?
  • 働きたくないけれどお金が欲しい時はどうしたらいい?
  • 働きたくない時はどうやって生きる?
  • 働きたくない若者が急増しているのは本当?

一つずつ詳しく回答します。ぜひ参考にしてください。

1. 「働きたくない」と40代で感じる理由は?

40代で「働きたくない」と感じる主な理由は次のとおりです。

  • 体力・気力の低下
  • キャリアの行き詰まり
  • 家庭との両立

40代は体の変化が顕著になり、20代の頃と比べると仕事へのモチベーションが落ちやすくなる傾向があります。

また、子どもの習い事にかかる費用や住宅ローンなどの返済によりお金が必要になれば「働きたくない」と思っていても簡単に転職するのが難しい場合もあるでしょう。

働きたくない気持ちが強い場合は家族に協力を求めたり、仕事から離れる時間を作ったりして気持ちをリフレッシュすることが大切です。自分の気持ちを否定せず、人生の見直しの機会と捉えてみましょう。

2. 働きたくないけれどお金が欲しい時はどうしたらいい?

完全に働かずにお金を得るのは現実的ではありません。今の仕事でキャリアアップするなど、自分のペースで働ける環境を探しましょう。

不労所得や副業、投資も選択肢ですが、すぐに大きな収入は期待できません。最終的には自分の価値観や適性に合った仕事を見つけることが、最も現実的な解決策です。

現在給料が低くて悩んでいる場合は、ハローワークや転職エージェントに相談すれば、あなたに合った仕事を紹介してもらえる可能性があります。

3. 働きたくない時はどうやって生きる? 

働きたくない時の生き方は下記のとおりです。

  • 実家暮らしをして家賃を抑える
  • ミニマリストのライフスタイルを実践する
  • 生活コストを徹底的に下げる

完全に働かなくても、生きていくためには出費をおさえる必要があります。
ある程度の労働は避けられませんが、がっつり働かなくても生きる道はあります。自分のペースで、少しずつ環境を整えていきましょう。

4. 働きたくない若者が急増しているのは本当?

働きたくない若者が増えているのは本当です。
2001年と2021年の「できれば仕事はしたくない」と回答した若者の割合は、以下の表を参考にしてください。

性別2001年2021年
男性約40%約60%
女性約30%約55%

参考:労働政策研究・研修機構(JILPT)「労働政策研究報告書No.213 「大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」

「働きたくない」と悩む方が、全体の半数以上を占めているとわかりました。
「自分だけ仕事へのやる気が出ない」と焦る必要はないでしょう。

まとめ

ここまで、働きたくないと思う理由や対処法を解説してきました。

ポイントは以下の3つです。

  • 働きたくない理由は人それぞれ
  • 働きたくないと思うことは自然なこと
  • 働きたくないときの対処法は状況によって違う

働きたくないと思うのは、決して悪いことではありません。
自分がなぜ働きたくないのかを考え、対処法を考えていきましょう。

私たちJAICは、就職・転職エージェントのサービスを提供しています。
特にニートや第二新卒への就職支援を得意としており、これまでも「働きたくない」と考える人の相談に乗ってきました。よろしければ相談を検討してみてください。
就職に関する不安を一緒に取り除いていきましょう。

正社員未経験の方に特化した就職支援サービス
正社員未経験の方に特化した就職支援サービス
まずは相談してみる

就職カレッジはフリーター、大学中退、就職・転職未経験の支援に特化した就職・転職サービスです。就職相談はこちら。

ABOUT US
高藤 薫元ジェイック キャリアアドバイザー
元 株式会社ジェイックのキャリアアドバイザー|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター