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派遣とフリーターの違いは?派遣で働くメリットとデメリットを解説

派遣とフリーターの違いは?派遣で働くメリットとデメリットを解説

派遣とフリーターには雇用主や待遇など、さまざまな違いがあります。フリーターは主にアルバイト・パートをする人であり、派遣とは異なる働き方です。

本記事では、派遣とフリーターの違いや派遣で働くメリット・デメリットについて解説していきます。

本記事を読むことで、派遣とフリーターの違いがわかり、自分に合った働き方を選べるようになるでしょう。

正社員よりも派遣が向いている人の特徴についても解説しているので、参考にしてみてください。

派遣とフリーターの8つの違い

派遣とフリーターの違いは以下の8つです。

  1. 雇用主の違い
  2. 社会保険の加入条件に関する違い
  3. 福利厚生の違い
  4. 給料の違い
  5. 担当者の有無に関する違い
  6. 社会的な信用度の違い
  7. 職歴の有無の違い
  8. 仕事内容の違い

1つずつ解説していきます。

1.雇用主の違い

派遣とフリーターでは雇用主が違います。派遣は派遣元の会社が雇用主となっていますが、フリーターは勤務先の会社が雇用主となっています。

以下の表のとおり、給料を支払う会社がどちらなのかで考えるとわかりやすいでしょう。

給料を支払う会社
派遣派遣元である人材派遣会社例:人材派遣会社で雇用され給料をもらい、派遣先で働く
フリーター勤務先の会社例:コンビニを経営している会社にアルバイトとして雇用され、給料をもらう

このように雇用主の違いは、派遣とフリーターの違いの一つです。

2.社会保険の加入条件に関する違い

派遣とフリーターには、社会保険の加入条件に関する違いがあります。一般的に、派遣のほうがアルバイトよりも加入条件を満たしやすいです。

社会保険の加入条件は以下のようなものがあります。

  • 週の勤務時間が20時間以上
  • 給与が月額88,000円以上
  • 2ヶ月を超えて働く予定がある
  • 学生ではない

参考:厚生労働省「社会保険加入のメリットや手取りの額の変化について」

アルバイトは勤務時間が短く、時給も低いため、上記の条件を満たしにくいです。

また、以下のような条件だと、派遣でも社会保険に加入できない場合があります。

  • 日雇い派遣の人
  • 契約期間が2ヶ月以内の人
  • 勤務地が決まっていない仕事の人
  • 特定の季節の繁忙期(4ヶ月以内)のみ働く人
  • 臨時的事業(6ヵ月以内)の事業所で働く人

参考:日本年金機構「適用事業所と被保険者」

このように派遣とフリーターでは社会保険の加入条件に関する違いがあります。

3.福利厚生の違い

派遣とフリーターでは、福利厚生に違いがあります。一般的に派遣のほうが福利厚生が充実しているでしょう。

派遣社員は、派遣元の福利厚生を受けられます。正社員のように福利厚生が充実している派遣会社もあるため、安心して働ける場合がほとんどです。

一方、フリーターは勤務先と契約するため、勤務先の会社の福利厚生を受けられます。しかし、福利厚生の対象が正社員に限られる場合は、十分に制度を活用できないこともあるでしょう。

「雇用形態にかかわらず待遇を統一しよう」と厚生労働省は同一労働同一賃金ガイドラインを設けていますが、企業によって待遇差があるケースも多いです。

4.給料の違い

派遣とフリーターでは給料に違いがあり、一般的に派遣のほうが時給が高いです。派遣はアルバイトよりも、教育コストがかかりづらいと考えられているためです。

株式会社リクルートジョブズリサーチセンターの調査によると、2025年2月度の派遣とフリーターの平均時給(三大都市圏)は以下のとおりです。(2025年3月14日時点)

  • 派遣:1,613円
  • フリーター(アルバイト・パート):1,227円

フリーターはアルバイトとしての雇用だからこそ、時給が安い場合が多く、収入が不安定になりがちです。

派遣は時給が高く、フリーターよりも収入が安定しやすいため、給与面では有利と言えるでしょう。

5.担当者の有無に関する違い

派遣とフリーターでは担当者の有無に関する違いがあります。派遣の場合、派遣元会社の担当者がつき、派遣先会社との間に入って就業をサポートしてもらえます。

派遣先で困ったことや不安があった時も、担当者が派遣先との間に入って交渉・調整してくれるでしょう。

フリーターのように働くうえでのサポートがなければ、勤務先で問題が発生した際は、上司に相談する必要があります。しかし、トラブルの原因が上司にあれば、すぐ改善できる状態ではないでしょう。

困ったときに相談できる担当者の有無は、派遣とフリーターの違いの一つです。

6.社会的な信用度の違い

派遣とフリーターでは社会的な信用度の違いがあります。派遣は雇用契約があり、社会保険にも加入する場合が多いため、収入が安定しやすいです。

一方でフリーターはアルバイトとしての雇用が多く、収入も不安定になりがちなため、信用度が低くなりがちです。

そのため、クレジットカード審査や賃貸契約などにおいて、フリーターよりも派遣のほうが社会的信用が高くみられる傾向にあります。

社会的信用度を重視するなら、派遣を選ぶほうが有利でしょう。

7.職歴の有無の違い

派遣とフリーターでは職歴の有無の違いがあります。派遣は企業での就業経験が認められやすいため「職歴」として履歴書に記載できます。

一方で、フリーターはアルバイト扱いになり「職歴」として評価されにくい場合が多いです。

たとえば、派遣先の会社で一般事務として働いた経験は転職時にアピールできます。しかし、アルバイトの一般事務であれば「簡単な事務作業をしていた」と認識されるため、企業にとって魅力的だと感じてもらえない場合もあるでしょう。

このように派遣とフリーターでは、職歴に対して企業からの評価に違いが生まれやすい傾向にあります。

8.仕事内容の違い

派遣とフリーターでは仕事内容の違いがあります。派遣は正社員に準じた専門的な業務が多く、スキルや経験を活かせる仕事が中心です。

一方で、フリーターは未経験でもできる単純作業が中心になることが多いです。複雑な仕事が苦手な方にとっては、無理なく業務を進められるでしょう。

派遣とフリーターでは仕事内容のレベル感に違いがあるからこそ、派遣の方が責任の重い仕事を任されやすくなっています。

派遣のメリット5選

派遣のメリットは以下の5つです。

  1. 担当者に仕事の相談ができる
  2. スキルアップできるチャンスが多い
  3. 未経験の仕事にチャレンジしやすい
  4. 派遣の種類によっては正社員前提で働ける
  5. 大手企業で働ける場合がある

1つずつ解説していきます。

1.担当者に仕事の相談ができる

派遣は派遣元会社から専任の担当者がつき、仕事の悩みや職場の問題を相談できることが、フリーターにはないメリットの一つです。

実際に相談した場合、担当者が派遣先と交渉して改善をはかってくれます。

他にも、以下のような相談ができます。

  • 自分に合った仕事探しについて
  • 仕事内容の適性について
  • 給与や待遇について

上記のような悩みを担当者に相談すると、場合によっては、配置変えや職場変更を検討してくれるでしょう。

派遣は担当者が仕事の悩みをサポートしてくれるからこそ、安心して働ける環境と出会いやすくなるのがメリットです。

2.スキルアップできるチャンスが多い

派遣は働きながらスキルアップできるチャンスが多く、将来のキャリアにつながりやすいことが、フリーターにはないメリットです。

派遣会社が講座などを展開していれば、働きながら専門知識を身につけられるでしょう。

実際に、大手派遣会社では以下のような研修・講座が開催されています。

  • OA基礎(Excel、Word、PowerPointなどのOfficeソフト)などの無料動画講座
  • 簿記3級レベル相当の実践型講座

参考:テンプスタッフ「キャリアサポート・研修」

このように派遣はスキルアップのチャンスが多く、未経験からでもキャリアアップしやすいのがメリットです。

3.未経験の仕事にチャレンジしやすい

派遣は未経験の仕事にチャレンジしやすいのが、フリーターにはないメリットです。研修制度や講座が整っているため、経験がなくても働きながら学んでいけます。

たとえば、一般事務からスタートし、経理の勉強をしてから経理事務にステップアップすることも可能です。

派遣なら未経験でも始められる仕事が豊富なため、新しいキャリアに挑戦しやすいでしょう。

このように、未経験の仕事にチャレンジし、スキルを身につけながら働けるのが大きなメリットです。

4.派遣の種類によっては正社員前提で働ける

「紹介予定派遣」や「無期雇用派遣」を選ぶと正社員前提で働けるのがメリットです。以下の表でそれぞれの特徴とメリットを比較しました。

派遣の種類特徴メリット向いている人
紹介予定派遣一定期間(最長6ヶ月)派遣で働いたあと、企業と労働者双方の合意があれば正社員になれる・実際の業務を経験した上で入社を決められる
・ミスマッチを防げる
・正社員を目指したい人
・事前に職場を見極めたい人
無期雇用派遣派遣会社と無期雇用契約を結び、派遣先企業で働く・雇用期間に制限がなく、安定して働ける
・次の派遣先が決まるまで給与が保証される
・長期的に安定して働きたい人
・契約更新の不安を減らしたい人

フリーターや一般的な派遣社員として働くよりも、紹介予定派遣や無期雇用派遣で働いた方が、正社員として働けるチャンスが広がるでしょう。

5.大手企業で働ける場合がある

大手企業で働ける場合があることは、フリーターにはない派遣のメリットの一つです。大手企業は採用コストの削減や即戦力確保のために、派遣社員を多く採用している背景があります。

アルバイトでは募集がかかっていないような企業でも、派遣なら就業できる可能性が高いでしょう。たとえば、以下のような例があります。

  • 大手メーカーの事務職:派遣を活用し、一般事務やデータ入力の求人を出している
  • 大手IT企業のサポート業務:エンジニア補助やヘルプデスク業務での派遣求人がある

派遣を活用すれば、大手企業の職場環境を経験できるでしょう。

派遣のデメリット4選

派遣のデメリットは以下の4つです。

  • 同じ部署で3年以上働けないルールがある
  • 契約が更新されない場合がある
  • 裁量の大きい仕事を任せてもらえない
  • 相性の悪い担当者にあたる場合がある

1つずつ解説していきます。

1.同じ部署で3年以上働けないルールがある

派遣には、同じ部署で3年以上働けないというデメリットがあります。労働派遣法により、同一の組織単位(部署)での派遣受け入れ期間は最長3年と定められているからです。(参考:厚生労働省「派遣で働く皆様へ」

派遣社員として同じ部署で3年間勤務した後に契約を更新する場合は、別の部署に移動するか他の派遣先を探す必要があります。

せっかく仕事に慣れても、3年たつと別の職場に移動するので、また一から仕事を覚えなければなりません。

できるだけ同じ部署で働き続けたいと考える方にとっては、デメリットと言えるでしょう。

2.契約が更新されない場合がある 

派遣で働く際には、契約が更新されないリスクがあることがデメリットです。派遣は契約期間が決まっており、契約更新されなければ仕事を失う可能性があります。

きちんと仕事をこなしていても、企業の都合で契約終了になることもあるため、安定した長期雇用が保証されていません。

契約満了後、次の仕事が決まるまで収入が途絶えるリスクもあります。

派遣は雇用が不安定で、収入が途切れる可能性もあるため、将来のキャリアプランが立てにくいでしょう。

3.裁量の大きい仕事を任せてもらえない

派遣社員は正社員に比べて、裁量の大きい仕事を任されにくい傾向にあります。派遣社員の業務範囲は契約で決まっており、責任のある仕事や重要な意思決定を任されることが少ないからです。

仕事で成果をあげていても、正社員の方がキャリアアップしやすいでしょう。リーダーになりたくても、派遣であれば補助的な業務を担当する機会が多いはずです。

派遣は経験やスキルがあっても、昇進やキャリアアップがしにくいというデメリットがあります。

4.相性の悪い担当者にあたる場合がある

派遣社員は、相性の悪い担当者にあたる場合があります。担当者は派遣先との調整やキャリア相談をサポートする役割ですが、相性が悪いと十分なサポートを受けられない可能性があるでしょう。

たとえば、以下のようなケースが起こりうると考えられます。

  • 希望を理解してもらえず、ミスマッチな職場で働くことになる
  • 職場のトラブルを相談しても、対応が遅く改善されない
  • 契約更新時の交渉がうまくいかず、給与アップや条件改善のサポートを受けられない

このように、仕事の悩みが解決しづらくなるため、担当者との相性が悪いことは大きなデメリットになるでしょう。

派遣を検討するなら正社員をおすすめする理由4選

派遣を検討するなら正社員をおすすめする理由は、以下の4つです。

  • 正社員の方が生涯賃金が高いから
  • 頑張った分だけ昇給や賞与が期待できるから
  • 契約更新を気にせず働けるから
  • 正社員前提で働いてもなれない場合があるから

1.正社員の方が生涯賃金が高いから

正社員は派遣社員と比べて生涯賃金が高いです。具体的な生涯賃金の数字は以下の表のとおりです。

男性女性
高卒大卒高卒大卒
正社員2億880円2億5,150万円1億5,440万円2億190万円
派遣社員を含む非正社員1億2,950万円1億4,750万円1億810万円1億2,050万円

参考:労働政策研究・研修機構「生涯賃金など生涯に関する指標」

大卒の正社員だと、生涯賃金が派遣社員の約2倍もあります。この数字は正社員のほうが給与水準が高く、賞与や昇給、退職金などが期待できるからだと考えられます。

収入を安定させたい方は、派遣よりも正社員がおすすめです。

2.頑張った分だけ昇給や賞与が期待できるから

正社員は努力や成果に応じて昇給や賞与が期待できます。企業の給与体系に基づき、定期的な昇給や業績に応じたボーナスが支給されるため、長期的に収入を増やしやすいのが特徴です。

厚生労働省の調査から、令和5年分の平均賃金の改定額(昇給)と賞与(夏季・年末)は以下のとおりです。

平均賃金の改定額(昇給)9,437円
賞与(夏季)397,129円
賞与(年末)395,647円

参考:厚生労働省「賃金の改定額及び改定率」
参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果速報等」
参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年2月分結果速報等」

そのため、頑張った分だけ報酬が欲しい人は正社員として働くことをおすすめします。

3.契約更新を気にせず働けるから

正社員は契約更新を気にせず、安定して働き続けられます。無期雇用のため、企業の業績が極端に悪化しない限り、仕事を失うリスクは低いからです。

一方、派遣社員は契約期間が決まっており、定期的に契約更新の可否を気にしなければなりません。

数ヶ月ごとに、契約が更新されるか不安になるのは辛いでしょう。そのため、長期的に安定して働きたい人は、正社員の方がおすすめです。

正社員は簡単に解雇されることはないため、長く安心して働けるでしょう。

4.正社員前提で働いてもなれない場合があるから

派遣社員は、正社員前提で働いても必ずしもなれるわけではありません。企業の業績悪化や採用基準の変更により、正社員登用が見送られるケースがあるからです。

たとえば、紹介予定派遣は最長6ヶ月の派遣期間後に企業と本人の合意で正社員になる仕組みですが、正社員になれると保証されているわけではありません。

きちんと仕事をこなしていても、企業の事情によっては、不採用になる可能性もあります。

そのため、正社員を目指すのであれば、最初から正社員の求人に応募したほうが賢明でしょう。

正社員よりも派遣が向いている人の特徴5選

正社員よりも派遣が向いてる人の特徴は以下の5つです。

  1. 責任の重い仕事は避けたい人
  2. 一度働いてから正社員になるか決めたい人
  3. キャリアに応じて仕事を変えたい人
  4. 働き方を相談できるパートナーがいて欲しい人
  5. 転職活動で内定もらえる自信がない人

1.責任の重い仕事は避けたい人

責任の重い仕事を避けたい人は正社員よりも派遣が向いています。派遣社員は契約で業務内容が決められており、正社員のように大きな責任と仕事を担当することは少ないからです。

たとえば、プロジェクトの進行管理やチームのマネジメント業務などの責任が重い仕事は正社員が担当します。一般事務やデータ入力、サポート事務など指示された業務は派遣が担当することが多いです。

責任の重い仕事よりも決められた業務を淡々とこなしたい人は、派遣の働き方が向いているでしょう。

2.一度働いてから正社員になるか決めたい人

一度働いてから正社員になるか決めたい人は、派遣に向いています。派遣は契約期間が決まっており、一定期間働いて職場や仕事が自分に合うか見極められるからです。

たとえば、紹介予定派遣を利用すれば、6カ月間実際に働いた上で正社員になるかどうか選べます。実際に働いて、職場の雰囲気や業務の内容を確認できるので、転職のミスマッチを減らせるでしょう。

仕事や職場の雰囲気を確かめてから正社員になるか決めたい慎重な人は、派遣に向いています。

3.キャリアに応じて仕事を変えたい人

キャリアに応じて仕事を変えたい人は派遣に向いています。派遣は正社員と比べて柔軟な働き方ができるからです。

たとえば、時短勤務や週3勤務の派遣を選ぶことで、育児や介護などと両立しやすくなります。また、自身のスキルアップのために派遣として大手企業で働き、正社員登用を目指すといった選択肢もあります。

このように、派遣は柔軟な働き方ができるため、ライフスタイルやキャリアに応じて仕事を変えたい人に向いているでしょう。

4.働き方を相談できるパートナーがいて欲しい人

仕事やキャリアについて相談できる相手が欲しい人は派遣に向いています。派遣社員には担当者がつくため、働き方や職場の悩みを気軽に相談できるからです。正社員やフリーターと違い、仕事探しのお手伝いや就業環境を改善するためのサポートをしてもらえます。

たとえば、人間関係のトラブルが起きた際に職場の悩みを相談すれば、配置変えなどの対応をしてくれるでしょう。

派遣元会社の担当者が良きパートナーとして相談に乗ってくれるので、1人で悩まず安心して仕事を続けられます。

5.転職活動で内定をもらえる自信がない人

転職活動に自信がない人は、派遣に向いています。派遣社員の採用過程では、履歴書の提出や面接が禁止されているからです。(参考:厚生労働省「派遣で働くときに特に知っておきたいこと」

正社員のように履歴書の提出や面接が不要なため、書類作成や面接が苦手な人でも気軽にチャレンジできるでしょう。

また、事前に職場環境を確認してから働けるため、ミスマッチを防ぎやすいです。さらに、求人サイトには載っていないような優良企業で働ける場合もあります。

履歴書提出や面接なしで仕事を探せる派遣は、転職活動に自信がない人にとって安心できる選択肢です。

派遣とフリーターの違いに関するよくある質問4選

ここからは、派遣とフリーターの違いに関するよくある質問について、解説していきます。

1.フリーターもしくは派遣社員で働く人の末路は?

フリーターもしくは派遣社員で働く人の末路は、経済的に厳しいものになる可能性が高いです。

フリーターの末路は雇用の不安定さと収入の低さから、老後も働き続けなければならない可能性があります。将来に向けて貯金をしていないと、最終的には家賃を払えなくなることもあるでしょう。

一方、派遣社員の末路は3年を超えて同じ部署で働けないため雇用が不安定です。さらに、昇給やボーナスがないため、貯蓄が難しく老後資金が不足する可能性があります。

このように、フリーターや派遣社員で働きつづけると、経済的に厳しい将来が待っていることを覚えておきましょう。

フリーターの末路が心配な人は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:中年フリーターの末路はどうなる?脱出すべき理由と方法を紹介

2.派遣社員とフリーターは同じ?

派遣社員とフリーターは同じではありません。どちらも非正規雇用ですが以下の表のような違いがあります。

違い派遣社員フリーター
雇用形態の違い派遣会社と雇用契約を結び、派遣先で働くアルバイトやパートとして企業と直接契約する
社会保険の違い条件はあるものの、基本的に社会保険・厚生年金に加入できる条件を満たさなければ、社会保険・厚生年金に加入できない
給与・待遇の違い時給が比較的高く、正社員と同じような福利厚生を受けられる場合がある時給が派遣よりも低く、正社員と同じような福利厚生を受けられない場合がある

派遣社員の方が、待遇や社会的信用の面で有利と言えるでしょう。

3.フリーターは日雇い派遣ができない?

フリーターは日雇い派遣ができません。日雇い派遣とは、30日以内の短期雇用で働く派遣形態のことです。

日雇い派遣は、必要な雇用管理がなされず、派遣労働者の保護が不十分となることから禁止とされています。また、長期的な安定雇用を促すため、厚生労働省が規制しています。

ただし、例外として以下の条件に当てはまる場合は日雇い派遣が可能です。

  • 60歳以上の人
  • 昼間学生の人
  • 本業収入が500万円以上あり、副業として日雇い派遣で働く人
  • 世帯収入が500万円以上の家族の中でも収入が低い人

上記に当てはまらない人で、短期で働きたい場合は、アルバイトをおすすめします。

参考:厚生労働省「日雇派遣の原則禁止について」

4.なぜ派遣社員はやめたほうがいいと言われるのですか?

派遣社員はやめた方がいいと言われるのは、安定性が低く、長く続けることにリスクがあるからです。

派遣は契約期間が最長3年までで、せっかく仕事を覚えても別の部署・職場に派遣されてしまいます。また、契約更新は企業次第で、更新されるかどうかはわかりません。

仕事をきちんとこなしていても、企業の業績悪化により契約を打ち切られる可能性もあります。契約満了になって更新がなければ、仕事を失い、収入が途絶えることもあるでしょう。

このように、長期的な安定を求めるなら正社員を目指した方が賢明です。詳しくは、下記の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

関連記事:派遣は辞めた方がいいと言われる理由は?派遣に対する声や調査結果も解説

まとめ

今回の記事では、派遣とフリーターの違いと派遣のメリット・デメリットについて解説しました。ポイントは以下のとおりです。

  • 派遣とフリーターは雇用主や待遇に違いがある
  • 派遣は派遣元の会社が雇用主、フリーターは勤務先が雇用主
  • 派遣は時給が高く福利厚生も充実している傾向にあるが、長期勤務は難しく昇進やキャリアアップの機会も限られる
  • フリーターは収入が不安定で、社会的信用も低く職歴として評価されにくい

派遣はフリーターと比べて、給与や待遇が良いですが、安定性を考えると不安が残ります。将来の安定を考えるのであれば、正社員を目指すほうが賢明でしょう。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」