
行動力がある人に向いてる仕事は、個人営業や施工管理、ツアーコンダクターなど思考力が高く、状況に応じて柔軟に対応できる強みを発揮できる仕事に適正があります。
この記事では、行動力がある人に向いてる仕事を9つ紹介します。
自己PRのコツも解説しますので、行動力を活かせる仕事に転職したい方はぜひ参考にしてください。
行動力とは?
行動力とは、目標達成のために自ら考え、すぐに行動へ移せる力です。
ビジネスでは上司の指示を待たず、自分で課題を見つけて解決策を考え、実行までを主体的に行える力を指します。
行動力がある人は思考から行動までのスピードが速く、周囲より先に動ける傾向があります。問題解決への意欲も高く、困難な状況でも前向きに取り組める人が多いでしょう。
たとえば営業担当として「ノルマが難しい」と感じたら、行動力がある人は改善案を考え、顧客に新たな提案をしたり、訪問件数を増やしたりと、すぐに実行に移します。
このように行動力とは、単なる「動ける力」ではなく、状況を把握し、考え、実行する一連の流れを自ら生み出せるという点で、ビジネスに不可欠な“総合力”ともいえるのです。
行動力がある人の7つの特徴
行動力がある人には、失敗を恐れない、動きながら考える、といった特徴があります。
これらは、変化の激しい環境でも成果を出し続けるうえで欠かせない要素です。
自ら積極的に課題を見つけて改善を図り、周囲を巻き込みながら目標達成に向けて行動できる点も魅力的なポイントといえるでしょう。
では、行動力がある人の7つの特徴を紹介します。
1. 失敗を恐れない
行動力がある人は失敗を成長のチャンスと捉え、経験がないことにも積極的に挑戦する傾向があります。
こうした人は成功と同じくらい「失敗から学ぶこと」が大切だと理解しており、失敗を過度に怖がりません。
たとえば個人営業でテレアポをするとき、たとえ断られても「話を聞いてくれない=自分の課題が分かる」と考え、断られた理由を分析して次のトークに活かすなど、改善を重ねて挑戦を続けます。
失敗を怖がらない気持ちは、次の行動を促す“原動力”になります。失敗から学ぶことで成功につながり、自信を持ってさらに大きな挑戦へと進める人も多いのです。
2. 動きながら考える
行動力がある人は「スピード感」を重視する傾向があるため、とりあえず行動しながら考えを深めていく傾向があります。
たとえばプロジェクトを任された場合、行動力がある人は着手できる部分から取り組み始め、上司にその都度確認してからブラッシュアップしていく人が多いでしょう。
変化が激しいビジネス環境では状況が大きく変わるため、完璧な計画を作ることを重視すると変化に乗り遅れ、競合他社との差も開いてしまいます。
その点、行動しながら考えていくアプローチは変化に対応しやすいため、特に現代のような急速に変化するビジネス環境では大きな強みとなるでしょう。
3. 思考力が高い
行動力がある人は「行動する→結果をもとに考える」というプロセスを繰り返す中で、思考力が自然と鍛えられている傾向も見られます。
実際に行動すると様々な状況に直面しますが、その都度考え、判断を下すことで正しい決断を下せるようになるなど、精度の高い判断や思考が可能になります。
行動力がある人に向いてる「経営コンサルタント」のような仕事も、まさに問題の分析と解決策の実行を繰り返す仕事です。
考えたことをすぐに検証し、結果から学び、次のアクションに活かせるという好循環を生み出せるため、行動力がある人は思考力が高い仕事にも適性があるのです。
4. 目標達成意欲が強い
行動力がある人は自己効力感が高いため、目標達成意欲が強い傾向も見られます。
実際に行動すると小さな成功体験が積み重なるため、「自分でもやればできる」という自信が徐々についていきます。そのため困難に思える目標であっても、果敢に挑戦できる人が多いのです。
たとえば「イベントの集客を前年比150%にする」という高い目標があっても、行動力のある人はすぐに諦めることなく、どうすれば達成できるか?を前向きに考えられるでしょう。
行動力がある人は「やればできる」という強い信念を持っているため、大きな目標であっても臆せず挑戦できるのです。
5. 好奇心旺盛
「新しく何かを知りたい」という気持ちが行動につながっているケースも多いため、行動力がある人の中には好奇心が旺盛な人も少なくありません。
たとえば職場で新しい業務管理ツールが導入された場合、好奇心旺盛な人はすぐに使い方を調べ、積極的に試してみることが多いでしょう。
面倒に感じるのではなく、「新しいスキルが手に入るかも」「自分に向いてるツールに出会えるかも」とポジティブに捉え、前向きに習得しようとするはずです。
自ら進んで新しい知識や技術を取り入れることで、他の社員に比べて変化への対応力が高まり、業務効率化の面でリードできる人も多いのです。
6. 責任感が強い
行動力がある人は「期待に応える重要性」を理解している人が多いため、責任感が強いことも特徴です。
一人でできることには限界があるため、行動力を発揮して何かを成し遂げる過程では他者と関わる機会が多くなります。そしてこのような経験を通じて、信頼関係の大切さを実感し、責任感が育まれていくのです。
たとえばプロジェクトで問題が起きたとき、自分の責任でなくても周囲を巻き込んで対応策を考え、解決に全力を尽くす人も多いでしょう。
このように行動力がある人は、困難な場面に直面しても投げ出すことなく、責任を持って最後までやり遂げる人が多いのです。
7. 切り替えが早い
行動力のある人は過去の失敗や不安に長くとらわれることなく、次の一歩を踏み出せるため、物事の切り替えが早い傾向も見られます。
たとえば時間をかけて準備したプレゼンが不評でも、「次は何を改善すべきか」「どう工夫すればもっと伝わるか」とすぐに前向きな思考に切り替えられる人も多いでしょう。
たとえ失敗してもくよくよと考えず、すぐに別のアプローチを試してみるといった柔軟性は、行動力のある人の大きな強みといえます。
失敗を引きずることが少ないためメンタル面の安定性も高く、ストレス耐性が強い点もメリットといえるでしょう。
行動力がある人に向いてる仕事9選
行動力がある人は、個人営業やイベントの企画・運営など、自ら計画を立てて実行していくような仕事が向いています。
ツアーコンダクター(添乗員)やスポーツインストラクターのように、参加者や利用者に積極的に働きかけながらサポートを行う仕事でも力を発揮できるでしょう。
では、行動力がある人に向いてる仕事を9つ紹介します。
1. 個人営業
個人営業は新規顧客の開拓と関係構築が必要なため、行動力がある人に向いています。
自社の商品を個人客に提案し、契約獲得を目指す仕事で、顧客との商談やアフターフォローなど、多岐にわたる業務を担当します。
行動力がある人は、自らスケジュールを組んで積極的に顧客にアプローチできるため、成果につながりやすい傾向があります。
切り替えが早く、顧客の反応を見ながら提案の方向性を変えられるため、様々な顧客相手に柔軟に対応できる点も個人営業に向いてる理由といえるでしょう。
| 平均年収 | 424万円 |
| 役に立つ資格 | ・ファイナンシャルプランナー(FP) ・ビジネス実務法務検定・販売士 |
| 必要なスキル | ・顧客ニーズのヒアリング力 ・商品の提案資料作成スキル ・販売プロセスの構築と管理スキル ・競合や市場状況を分析するリサーチ力 ・契約 ・クロージングの実務知識 |
出典:マイナビエージェント「個人営業|職種別平均年収ランキング」
2. イベント企画・運営
イベントの企画・運営は主体的な行動が特に求められるため、行動力がある人に向いています。
コンサートや展示会などのイベントに携わり、企画立案から会場選定、協力会社との交渉、当日の運営など、幅広い業務を担当します。
行動力がある人は事前準備の段階から積極的に動けるため、イベント成功に向けてチームを巻き込みつつ、メンバーから信頼を得られる可能性も高いでしょう。
イベント当日はトラブルも起きがちですが、「動きながら考える」という特徴をもとに、その場に応じた最適な判断を下せる人も多い傾向にあります。
| 平均年収 | 300~400万円 |
| 役に立つ資格 | ・イベント検定 ・イベント業務管理士 ・PRプランナー |
| 必要なスキル | ・イベント全体の企画 ・構成力 ・予算の管理能力 ・会場レイアウトや動線の設計スキル ・出演者との交渉 ・調整スキル ・運営マニュアルの作成力 |
出典:憧れクリエーターのお仕事図鑑「イベントプランナーの年収、給料、給与」
3. プロスポーツ運営団体職員
プロスポーツ運営団体の職員は、スピード感のある現場で多くの業務をこなす仕事のため、行動力がある人に向いています。
サッカーやプロ野球などのチームに所属し、試合運営や広報、ファンイベントの企画、スポンサー対応などを担当します。
行動力がある人は、準備から運営までに起こるトラブルに素早く対応でき、常に状況を見ながら柔軟に動けるのが強みです。
選手、運営スタッフ、スポンサーなど多くの関係者と連携する中で、相手の意図をくみ取りながら利害を調整しつつ、関係者同士の“橋渡し役”として活躍できる人も多いでしょう。
| 平均年収 | 645.5万円 |
| 役に立つ資格 | ・アスレティックトレーナー ・イベント検定 ・日商簿記検定 |
| 必要なスキル | ・試合運営の知識 ・スポンサー契約の実務スキル ・選手・関係者との折衝スキル ・グッズ販売や会員管理の業務知識 ・業界全体の動向を把握する分析力 |
出典:厚生労働省「プロスポーツ運営団体職員(企画・運営) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
4. 広報・PR
広報・PRは、世の中の動きや人々の関心を素早くつかむことが求められるため、行動力がある人に向いてる仕事といえます。
企業や団体の情報を効果的に発信して「ブランドイメージ」などを高める仕事で、プレスリリース作成やメディア対応、SNS運用などを担当します。
行動力がある人は好奇心の高さを活かし、日々変化する社会の動きや業界のトレンドにアンテナを張り、自ら情報を収集して発信につなげられるでしょう。
「誰に・何を・どう伝えるか」という戦略的な視点も必要なため、思考力の高さも現場で活かせます。
| 平均年収 | 493.4万円 |
| 役に立つ資格 | ・PRプランナー ・広報スペシャリスト検定 ・ウェブ解析士 |
| 必要なスキル | ・プレスリリース作成スキル ・メディア対応 ・取材調整力 ・自社の強みや情報を的確に伝える力 ・SNSやWebメディアの運用知識 ・危機管理広報の基礎知識 |
出典:厚生労働省「広報・PR担当 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
5. 経営コンサルタント
経営コンサルタントは主体的なアクションをもとに課題解決を目指す仕事のため、行動力がある人に向いています。
クライアント企業の経営課題を特定し、改善策を提案・実行することが主な業務です。
行動力がある人は「思考力の高さ」を活かし、的確な仮説を立てて素早く行動に移しながら、その仮説の正しさを粘り強く検証できる傾向があります。
様々な業務を担うため体力的・精神的に厳しい場面も多いですが、「企業の成長支援」という大きな目標に向け、責任感を持って動ける人であれば活躍できる可能性が高いでしょう。
| 平均年収 | 947.6万円 |
| 役に立つ資格 | ・MBA ・中小企業診断士 ・PMP |
| 必要なスキル | ・経営戦略や業務改善に関わる分析力 ・データ整理 ・可視化スキル ・ロジックツリーやフレームワークを活用する力 ・業界・企業ごとの課題発見力 ・プレゼン資料の作成スキル ・提案力 |
出典:厚生労働省「経営コンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
6. 施工管理
施工管理は、臨機応変な対応力と主体性が求められるため、行動力がある人に向いています。
工程・品質・安全・原価の管理などを建設現場で担当し、職人や協力会社との調整を行いつつ、現場を取り仕切る役割を担います。
天候の変化や資材の納期遅れなど、予期せぬトラブルも起こりますが、行動力がある人はくよくよと悩まず、まずは状況を確認して必要な指示を迅速に出せる人が多いでしょう。
自ら現場を動き回って指示を出せる「リーダーシップ」をもとに、完成に向けて作業チームをまとめていける点も行動力がある人に向いてる理由の一つです。
| 平均年収 | 632.8万円 |
| 役に立つ資格 | ・建築施工管理技士(1級・2級) ・土木施工管理技士(1級・2級) ・建築士 |
| 必要なスキル | ・工程管理スキル ・建築図面 ・設備図面の読解力 ・安全管理の知識 ・原価管理のスキル ・協力業者との調整力 |
出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
7. ツアーコンダクター
ツアーコンダクター(添乗員)は臨機応変な判断が求められる仕事のため、行動力がある人に向いています。
交通機関や宿泊施設の確認を行う一方で、ツアー当日は観光案内や参加者の要望に応えるなど「現場の責任者」として動きます。
事前に準備していてもトラブルはつきものですが、行動力がある人はそうした場面でも冷静に対応し、予定を柔軟に調整しながらツアー全体をスムーズに進められるでしょう。
自らも観光地を巡る中でその土地の新たな魅力に気づけるため、「好奇心を満たせる」という点においても大きなやりがいを感じられるはずです。
| 平均年収 | 394.3万円 |
| 役に立つ資格 | ・総合旅行業務取扱管理者 ・国内旅行業務取扱管理者 ・語学資格(TOEIC・英検など) |
| 必要なスキル | ・観光地の知識 ・緊急時の対応力 ・旅行書類・手配内容の管理力 ・団体行動を統率するスキル ・基礎的な英語力 |
出典:厚生労働省「ツアーコンダクター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
8. スポーツインストラクター
スポーツインストラクターは積極的な働きかけが必要な仕事のため、行動力がある人に向いています。
フィットネスクラブなどでトレーニング指導やグループレッスンを行い、会員の目標達成をサポートする仕事です。
継続的に通ってもらうには、やる気を引き出し、モチベーションを保つ声かけが欠かせません。
その点、行動力がある人は自ら積極的に動きつつ、一人ひとりに合った関わり方で信頼を築ける人が多いため、継続率の向上や目標の達成に大きく貢献できるでしょう。
| 平均年収 | 414.8万円 |
| 役に立つ資格 | ・健康運動指導士 ・NSCA認定パーソナルトレーナー ・JATI認定トレーニング指導者 |
| 必要なスキル | ・トレーニング設計力 ・動作分析とフォーム修正のスキル ・体力測定や運動能力評価の知識 ・ケガの予防やリハビリ支援の基礎スキル ・モチベーションを引き出す対話力 |
出典:厚生労働省「スポーツインストラクター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
9. ショップ店員
ショップ店員は常に動き回ることが求められるため、行動力がある人に向いてる仕事といえるでしょう。
アパレルや雑貨店などの小売店で、接客や在庫管理、レジ業務など様々な業務を担当します。
行動力がある人は「自ら積極的に動ける」という特徴を活かし、お客様のニーズに素早く対応できます。
販売ノルマが課される店舗も多いですが、失敗を恐れない姿勢や、目標達成に向けて意欲的に行動できるという強みを活かし、店舗の売上アップに貢献できる人も多いでしょう。
| 平均年収 | 361万円 |
| 役に立つ資格 | ・販売士 ・接客サービスマナー検定 ・日商簿記検定 |
| 必要なスキル | ・商品ディスプレイ ・陳列のセンス ・POSレジ・在庫管理システムの操作スキル ・顧客の好みに合わせた提案スキル ・季節やトレンドに応じた仕入れ知識 ・店舗業務全体を俯瞰するマルチタスク力 |
出典:厚生労働省「衣料品販売 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
行動力をさらに高める3つの方法
行動力を高めたい方は、目的をはっきりさせることから始めてみましょう。
行動をしっかり振り返ったり、進み具合を誰かと共有したりすることも効果的です。
ここでは、行動力を高めたい方におすすめの3つの方法を紹介します。
「行動力がある人に向いてる仕事に転職するために、自身の強みをさらに伸ばしたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 目的を明確にする
行動の理由やゴールがはっきりしていると迷わずに動けるようになるため、行動力をさらに高められます。
目的が明確だと進むべき道が明確になり、やる気も続きやすくなります。ゴールから逆算して考えられるようになるので、ムダのない行動計画も立てられるでしょう。
たとえば営業担当者が「今月は新しく5社と契約を結ぶ」という目標を持っていれば、「1日2件アポイントを取って、週に1社は契約する」といった具体的な動き方を考えられます。
やるべきことが明確になると「今日は何をすればいいんだろう」と悩む時間も減るため、すぐに行動に移せるようになるのです。
2. 行動した結果を振り返る
行動を振り返ると改善点が見つかりやすくなるので、行動のスピードや質が高まります。
たとえばスポーツインストラクターであれば、レクチャー後に参加者の反応を見て、次回はどのような説明や指導方法が効果的かを考えることで指導スキルが高まるでしょう。
このように「行動→振り返り→改善」を繰り返すことでムダな動きが減り、効率よく成果を出せるようになります。
一見ムダに思える振り返りも、成果を長く出し続けるためには欠かせません。行動力を高めたい方は、ただ動くだけでなく、振り返りの時間もきちんと確保するようにしましょう。
3. 環境を整える
誰かに見られていると「ちゃんとやらなきゃ」と思えるため、行動力を高めるには環境作りも大切です。これは、一人だとサボりがちな人に特に向いてる方法といえるでしょう。
たとえば「毎週水曜の朝に進捗を報告する」と同僚と約束すれば、「何もしてないと報告しづらいな…」という気持ちから自然と行動できるようになります。
その他、以下のような工夫も効果的です。
- コーチやメンターから定期的にアドバイスをもらう
- 勉強会や習い事、セミナーに参加する
行動力を高めたい方は、「やらなきゃ」と思える環境に身を置くことも意識してみましょう。
行動力を自己PRで効果的に伝える方法
転職活動などの自己PRで行動力を伝えたい方は、「自分自身で考えて行動した」ということを明確に示しましょう。
行動の目的や目標を伝えたり、行動力を別の言葉に言い換えたりするのも効果的です。
ここでは、行動力をさらに印象的に伝える方法を4つ紹介します。自己PRの伝え方に悩んでいる方は参考にしてみてください。
1.「自分で考えて行動した」ことを明確に示す
なぜその行動をしたのか?を伝えると主体性をさらにアピールできるため、行動力を強調したいときは「自分で考えて動いたこと」をはっきりと示しましょう。
たとえば「作業効率が悪いと感じたため、マニュアルの改善を上司に提案しました」といったように、自分で問題に気づいて行動したエピソードを話すと、ただの指示待ちではない前向きな姿勢を伝えられます。
「言われたからやった」と思われてしまうと、十分なアピールにつながりません。そのため行動力をアピールしたいときは、自分自身の考えによって動いたということをしっかりと伝えましょう。
2.「何を目的・目標に行動したか」を伝える
「戦略的な行動」であることをアピールできるため、行動力を伝える際は目的や目標もセットで示すことが重要です。
ただ動くだけなら誰でもできますが、明確な目標に向かって計画的に動くことは簡単ではありません。
たとえば「メルマガの登録者数を増やすため、前年比20%増の3,000名を目標に掲げて施策を実行しました」と伝えれば、広報のように“戦略的な行動力”が求められる仕事に自分が向いてることを効果的にアピールできるでしょう。
無計画な印象を与えないためにも、エピソードを話す際は「何を目的・目標に行動したか」を忘れずに添えるようにしましょう。
3.「行動力」を別の言葉に言い換える
自分自身の魅力を具体的に伝えられるため、「行動力」を言い換えることも意識してみてください。
「行動力」という言葉は使いやすく、多くの候補者が自己PRで強みとして挙げますが、抽象的すぎて「どんな強みや特性があるのか」までは伝わりにくいのが難点です。
そこで次のように、より具体的な言葉に置き換えるのがおすすめです。
- チームをまとめる推進力
- 困難な状況を打破する突破力
- その場の状況に応じて素早く動ける対応力
ありきたりな自己PRから抜け出すため、そして採用担当者の記憶に残るためにも、自分自身の行動の特徴を端的に表す言葉に変えてみましょう。
4.「応募職種でどう活かせるか?」をアピールする
採用担当者に「この人は入社後すぐに活躍できそうだ」と思ってもらえるため、行動力という強みが応募先の職種でどのように役立つかを具体的に伝えることも大切です。
どんなに優れたエピソードでも、応募先で活かせるイメージが伝わらなければ十分な評価につながりません。そのため「行動力をどう活かせるか?」までセットで伝えるようにしましょう。
前職の事務職では、急な業務にも柔軟に対応し、自ら手順書を作成して周囲に共有するなど主体的に行動してきました。
ツアーコンダクターは予期せぬトラブルがつきものと伺っておりますが、事務職で培った柔軟な対応力と行動力を活かし、どんな場面でも冷静に判断し、参加者の方に安心してツアーを楽しんでいただけるように努めたいと考えています。
「仕事に適性がある」と思ってもらうためにも、過去の経験と応募先での活かし方をしっかりと結びつけて話すようにしましょう。
まとめ
この記事では、行動力がある人の特徴や向いてる仕事、自己PRのコツについて解説しました。
行動力がある人は、個人営業や施工管理など、主体性が強く求められる仕事が向いています。
自分の強みを活かせる仕事に就くと、やりがいだけでなく、成果が上がる達成感も手に入ります。今回の内容を参考に、行動力を発揮できる環境への転職を目指しましょう。








































