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高卒と大卒の違い10選|高卒におすすめの就職活動方法も紹介

高卒と大卒の違い10選|高卒におすすめの就職活動方法も紹介

高卒大卒では何が違うのかきちんと理解していますか。理解しないまま進路選択し、就職の際に後悔している人もいるようです。この記事では高卒と大卒の違いやメリット・デメリットを解説したうえで、高卒の人におすすめの就職活動方法についても紹介しています。

高卒と大卒の違い10選

高卒と大卒の違い10選

高卒と大卒という学歴によって、具体的にどのような違いが出るのでしょうか。データなども参考に、高卒・大卒の違いを10の観点からまとめました。高卒と大卒という最終学歴と、仕事やキャリア・収入・人生がどのように関係することになるのか知りたい方は、参考にしてみてください。

違い1.人数が違う(高卒は少数派!)

文部科学省から発表されている「令和元年度学校基本調査」によると、四年制大学への進学率は53.7%です。高等教育機関(四年制大学、短期大学、専門学校など)への進学率は82.6%ですので、高校を卒業した時点で就職した人や進学をしなかった人は、全体の約2割弱程度といえます。

高卒の進路として「就職」「ニート」「フリーター」のいずれかを選んだ人が、高卒の学歴となります。そのため全体的に見ると、そこまで多くはないことがわかります。

たとえば「高校卒業後に一年制の専門学校へ通って卒業した」という場合でも、最終学歴は高卒ではなく「専門学校卒」になります。大学には行かなくともいきなり働くのではなく、その手前で短大や専門学校への進学を選ぶ人もいるでしょう。

なお、たとえ大学に進学をしても中退をすれば、学歴は高卒になります。文部科学省から発表されている「学生の中途退学や休学等の状況について」によると、学生全体の年間の中退率は約3%(平成26年時点)です。これらの統計から、日本において最終学歴が高卒となる人は「少数派」であるといえるでしょう。

違い2.就職先の企業規模が違う

高卒と大卒とでは、就職先の企業規模に違いがあります。なぜなら高卒採用を行う大企業の割合は大卒採用を行う大企業より少ない、つまり、高卒者が大企業に就職するチャンスが大卒者と比べて少ないからです。

行政法人労働政策研究・研修機構『新規学卒採用の現状と将来』によると、2004年に300人以上の大企業において高卒の採用を行っている企業が約56%である一方で、大卒を採用している企業は約87%にのぼります。大企業に就職したいならば、大卒のほうがチャンスは明らかに多くなります。


実際に、リクルートワークス研究所「新卒3年以内離職率の高卒-大卒格差に潜む、本当の社会課題 古屋星斗」によると、従業員数1000人以上の企業に就職した人の割合は、以下のようになっています。

  • 高卒:17.8%
  • 大卒:32.5%

一方で、従業員数99人以下の企業に就職した人の割合は、以下の通りです。

  • 高卒:37.2%
  • 大卒:23.3%

高卒でも就職できる大企業もありますが、基本的には採用の時点で「大卒以上」を条件としているところも少なくありません。とくに本社勤務の募集の場合、よほど特別なスキルなどを持っていない場合は、大卒かつ高学歴の人が採用されやすい傾向にあります。学歴である程度入れる会社の規模が絞られてしまうことは、現実的にあり得るでしょう。

違い3.仕事の選択肢が違う

大卒と高卒とでは求人の選択肢に違いがあり、一般的には高卒に比べて大卒のほうが、多くの選択肢に恵まれているのは事実としてあります。高卒の人を対象にした求人は、いわゆるブルーカラーと呼ばれる職種をはじめとした、サービス業や営業職などが多い傾向にあるようです。

一方、大卒の人は高卒の人を対象にした職種に加えて、語学力やマーケティングといった高度な技術や知識を必要とする職種や、特定の教育課程を受講しなければ資格が取得できない専門職も選択肢に含まれています。

もちろん高卒でも頭がいい人はいますが、大卒のほうが「一定の学力を持っている」証明になることは確かです。学力があるからといって仕事ができるとは限らないものの、大卒のほうが基礎的な力が身についている・または仕事を覚える能力があるとは見なされやすいため、高卒と比較したときにどうしても選択肢に差がついてしまう傾向はあります。

高卒で就職しやすい仕事の傾向としては、以下が考えられます。

  • 実力主義の仕事
  • 学歴不問/いわゆる「学閥」がない仕事
  • 高卒でも取得可能な資格があればできる仕事
  • 多くの従業員を必要とする仕事(全国チェーン店舗の販売員など)
  • 個人の能力を活かせる仕事(独学で学んだプログラミング技術に長けている、など)

大卒で就職しても、なかなかうまくいかず仕事につまずいてしまう人もいます。逆にいえば、高卒であってもこれらのなかから自分にマッチした仕事に就職することができれば、学歴に関係なく満足いく社会人生活が送れるでしょう。

違い4.書類(履歴書)の通りやすさが違う

「高卒以上に応募資格あり」とされている企業に応募する人は、高卒者だけではありません。大卒者や大学院卒も応募するため、高卒者と大卒者を比べた場合、どうしても大卒者が優先されることが多くなるのが現実です。

大卒以外にも「短大卒」「専門学校卒」の応募者がいた場合、純粋な高卒者よりも学歴があるとみなされ、同じような条件だった場合は、高卒者は書類選考の時点ではじかれてしまう可能性も、残念ながらあります。その理由として、以下が考えられます。

高卒の人が書類の時点で落とされず企業の面接まで行きやすい方法としては、以下が考えられます。

  • 高卒者の就職に特化した就職エージェントを利用する
  • 書類選考なしで面接確約の企業に応募する
  • 高卒者を積極的に採用している企業を探す

企業が応募者にどこまでのレベルを求めているのかは、求人情報だけではわからないケースもあります。「高卒以上OK」となっていても、実際には「高卒でも大卒に匹敵するほど・またはそれ以上に優秀な人であれば、採用の可能性もある」というふうに考えているかもしれません。

高卒の場合、求人に書かれている条件だけを鵜呑みにすると、書類選考に通らないことが続いてしまう可能性もあります。

違い5.離職率が違う

就職して3年以内の離職率が、中卒就職者では7割、高卒就職者では5割、そして大卒就職者では3割、であることをわかりやすく伝える言葉「七・五・三」問題という言葉があることからわかるように、高卒就職者の離職率は低くありません。

その年度や世の中の状況、時代の流れなどによって「七・五・三」の割合が変化することはあるものの、「リクルートワークス研究所「新卒3年以内離職率の高卒-大卒格差に潜む、本当の社会課題 古屋星斗」によると、2015年の新卒入社3年以内の離職率は、大卒が約3割、高卒が約4割です。やはり、傾向としては大卒よりも高卒のほうが、やや離職率が高い結果となっています。

先述したように、高卒者の就職先には中小企業が多く、大企業は少なくなっています。一般的に中小企業は大手企業と比べて社員の教育体制や待遇が整っていないことが多いため、そのことも離職につながりやすいのではないかと考えられています。

また、高卒の就職は「1人1社制」が基本となるため、内定をもらったらそこへ行くことになるのが基本です。あとから「やっぱり別の会社へ行きたかった」と思っても、大学生の新卒採用のように内定を辞退して、ほかの企業を選ぶということがしにくいのです。

そもそも、高卒の時点で就職できる企業のなかに自分が行きたいところがなく、内定をもらえそうなところを選んで半ば仕方なく就職したケースもあるでしょう。その結果、やっぱりやりがいや熱意を持てず、早期離職につながるというパターンも想定できます。

違い6.初任給や平均年収が違う

高卒と大卒では、もらえる給与が違うことも少なくありません。厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、2019年の最終学歴別の初任給において、高卒と大卒では約5万円の違いがあることがわかります。

また、厚生労働省が公表している「学歴別にみた賃金」によると、年齢が25~29歳の場合、賃金は以下のように異なっています。

  • 高卒:226万500円
  • 大卒・院卒者:261万300円

25歳というと、高卒者は社会人になって約7年、大卒者は約3年と、勤続年数には倍以上の開きがあります。しかしながら、年収には約35万円程度の差が出ていることがわかります。

一般的な目安としては、普通に働くぶんには、高卒よりも大卒のほうが収入が高くなる傾向にあるということは理解しておいたほうがよいでしょう。入社の時点で、大卒と高卒でそれぞれ給与水準が異なる企業もあります。

ただし、収入には個人差があります。インセンティブ制度のある会社で成果をあげていたり、役職に就いたりしていれば、高卒でも大卒より高い収入をもらえることもあります。

違い7.生涯賃金が違う

高卒と大卒では、生涯受け取る合計賃金にも差があります。この賃金の開きは、年齢が上昇するほど大きくなっていきます。

日経電子版「『学歴なんて関係ない』の真実 生涯賃金これだけ違う」によると、高卒と大卒の生涯賃金には、それぞれ以下のような開きが見られます。

  • 高卒(男性):約2億4000万円
  • 大卒(男性):約2億8600万円
  • 高卒(女性):約1億8000万円
  • 大卒(女性):約2億3500万円

男女ともに、高卒と大卒では、生涯賃金に約2割以上の違いがあることがわかります。大学の学費や進学塾の費用などを考えると、大卒者は大学へ行くためにかかるお金があるため、そのことを考えると、また多少捉え方は変わってくるかもしれません。しかし一生涯で見ると、結果として大卒のほうがもらえるトータルのお金が多い傾向にあります。

これは、大卒のほうが給料が高い水準の企業に勤めていたり、大卒以上しか入れないような大手企業などに入社した結果、結果的にもらえるお金が多くなったということが考えられます。

違い8.仕事内容が違う

高卒と大卒の違いは、仕事内容においてもあります。「大卒でなければいけない仕事」は、やはり、高卒の人にはできません。

大卒でなければできない可能性が高い仕事の種類としては、例として以下が考えられます。

  • 研究職、開発職
  • 医師、薬剤師
  • 教師

たとえば食品や医薬品、化学系などの研究職や開発職など、専門的な知識と学力が必要な仕事は大卒、もしくは大学院卒でなければむずかしいでしょう。この場合、いくらそのことに対する知識や仕事への熱量を持っていたとしても、高卒の採用はほぼないと考えられます。

また、医師や薬剤師という仕事も、そもそも医科大学や薬科大学を卒業して国家資格を取得しなければ、なることができません。教師も、教員免許を取得するためには大学で必要な単位を取ることが必須です。ただし教師の場合、高卒でも通信制大学に通って単位を取得するという方法はあります。

また、一定規模以上の企業の場合、大卒は将来的に会社の幹部候補の「総合職」として採用されることが多い一方で、高卒は、職務を限定された採用が比較的多いことも特徴です。

違い9.社会に出る早さが違う

高卒は大卒より4年早く社会に出るため、トータルの社会人歴は、必然的に高卒のほうが長くなります。特にじっくり技術を身につけていくような職業や、知識よりも実際に手や身体を動かす経験がものをいうような仕事では、4年間の差は大きなアドバンテージとなるでしょう。

一方、大卒組は自由な4年間を過ごすことになります。働いていてはむずかしい豊かな経験を積んでいる人もいれば、ダラダラと何もせず、無為な4年間を過ごす人もいます。

通常よりも早く社会人になるということは、以下のような違いにもつながります。

  • 自活できるため使えるお金の自由度が高い
  • 親にお金の負担をかけずに済む
  • 精神的な自立が早くなる

注意点としては、学歴が関係ない企業であれば問題ありませんが「学歴がキャリアに影響する企業」に高卒で入社した場合、あとから入社してきた大卒のほうが、将来的に、社会人歴が長い自分よりも偉くなる可能性があり得る点です。

もちろんどの企業で働くかにもよりますが、長期的な視点では入社歴よりも学歴のほうを重視する企業もなかにはあるため、学歴で評価されたくない高卒の人の場合、企業選びをする段階で気をつけたほうがよいでしょう。

違い10.かかる学費が違う

大学を卒業するまでには、多大な費用がかかります。2019年の日本政策金融公庫から発表された『令和元年度「教育費負担の実態調査結果」』によると、大学のにかかるお金は、以下のような結果となっています。

  • 入学費用の平均額:82.8万円
  • 1年間の在学費用の平均額:151万円

目安ではありますが、大学に4年間通って卒業する場合、約700万円近い費用がかかる計算になります。専門的な分野を学ぶ大学であれば、もっと高くなることもあるでしょう。その前に、大学受験のために通う塾の費用や、受験代などもかかってきます。大学に進学しない場合は、これらの費用がまるまる不要です。

ただし、お金がないから大学へ行けないとは限りません。大学の学費負担を減らす方法には、以下があります。

  • 国公立の大学へ行く
  • 特待生などを目指す
  • 在学中にバイトをして学費を稼ぐ
  • 新聞奨学生になる
  • 奨学金を借りる

私立よりも国公立のほうが学費は安くなるため、最初からそちらを狙うのもひとつの手です。学業が際立って優秀な場合は、私立でも特待生や返済不要の奨学金を受けられるなど、少ない負担で済むこともあります。

また、新聞奨学生となり、在学中に新聞配達を担う変わりに、学費の一部を新聞社が支払ってくれる制度を利用する方法もあります。もっともメジャーな方法が「返済が必要な奨学金を借りて進学すること」ですが、この場合は社会に出ると同時に返済を始めなければいけないので、高卒で社会に出る場合と比べると、やはり多少は金銭的な負担が続きます。

高卒のメリット・デメリット

高卒のメリット・デメリット

高卒と大卒の違いについて、理解が深まったでしょうか。高卒だからダメ、大卒だからOKということはなく、それぞれによいところ、悪いところがあるのが現実です。高卒のメリットとデメリットについて、考えてみましょう、

高卒のメリット

高卒が最終学歴の場合、たとえばこのようなメリットが考えられます。

実力主義の会社ならば活躍しやすい

高卒であっても実力で評価してもらえる会社であれば、問題なく活躍できます。学歴不問の企業に入社して適性のある仕事で成果をあげられれば、場合によっては大卒よりも高い収入を得られることもあるのです。高卒という学歴でも仕事ぶりを認められて昇進すれば、将来的に、自分よりも学歴はある大卒の部下ができる、という可能性も考えられます。

大学の学費が不要

大学進学費用を支払う必要がなくなるため、経済的負担はかなり軽減されます。大学へ行ったとしても奨学金を借りれば、結局は就職してから返していかなければいけません。高卒で就職することで、そこからは稼ぐだけとなるため、お金に困るという心配は少なくなるでしょう。勉強に全く興味がなく苦痛という人も、大学へ行かなければもう学校に行かなくてよくお金もかからない、という利点もあります。

10代のうちに自立できる

大学へ進学する場合、卒業するまでは親に学費を出してもらったり生活の面倒を見てもらったりする人もいますが、高卒で就職すれば、その時点で経済的に自立することができます。結婚や子どもを持つなどライフイベントを早く済ませることができたり、若いうちから、マイホームや自家用車を持つことも検討しやすいでしょう。

高卒のデメリット

高卒が最終学歴となった場合に、考えられるデメリットは以下があります。

自由に使える時間が少ない

たとえ年齢は同じでも、大学生と高卒で働き始めた人とでは自由に使える時間が段違いです。実際に働き始めると、仲の良かった友人と疎遠になったという人も珍しくありません。たとえ年齢が若くとも社会に出れば退社後の職場の人との付き合いも増えますし、場合によっては帰宅後に勉強しなければ仕事についていけないケースも多いのです。なかには、学生の頃よりも就職してからの方が勉強に時間を費やしている人も珍しくありません。

大卒より基本給が低い

確かに、最初の4年間は高卒で就職した人の方が大学生に比べて経済的に余裕があるでしょう。とはいえ、大学生が卒業して仕事に就いたら、その立場は逆転することも多いのです。あくまで統計上ではありますが、基本給を比較すると大卒より高卒の方が低い傾向にあります。長い目で見れば大卒のほうが収入が高いという点は、やはりあり得ます。

視野が狭くなり選択肢が狭まる人もいる

就職先を選ぶとき、ほとんどの人が自分にあった職業に就きたいと思うでしょう。大学に進学した人であれば4年間という時間をかけてじっくり選択肢を吟味できますが、高卒で就職する人にはその猶予がありません。なかには、どんな職業が自分に合っているのか見極められず、何年もアルバイトやニートとして時間を費やす人もいます。その結果、時間が経つほど視野が狭くなり、自分から選択肢を狭めてしまう人も少なくありません。

大卒のメリットとデメリット

大卒のメリットとデメリット

高卒ならではのメリット・デメリットを把握できたでしょうか。大卒の場合も、プラスな面ばかりではなく、大卒だからこその懸念点があります。大卒のメリットとデメリットについて、具体的に見ていきましょう。

大卒のメリット

大卒が最終学歴となる場合のメリットは、以下が考えられます。

学歴が将来の「保険」になりやすい

大卒という学歴を得ることで、将来的に転職を考えた場合でも「大卒以上」が条件の企業にもチャレンジできます。新たに学びたいことが出てきた場合でも、企業で働きながら、社会人向けの大学院へ通うという選択もできます。また、なんらかの理由で一時的に働けずブランクができても、大卒であることで、再就職などのハードルが下がることも考えられます。あらゆる場面で、大卒という学歴が自分の「保険」のような働きをしてくれることは、やはりあるでしょう。

自分が希望する専門分野が学べる

専門分野を思う存分学べるという点は、大学進学で得られる最大のメリットと言っても過言ではありません。とくに、特定の教育課程を経なければ取れない資格に合格できれば、希望通りの職業につける可能性が高まります。自分が極めたい専門分野、またはどうしても働きたい職業が限定されているのに全く別分野の求人にしか応募できないのなら、今からでも進学を目指したほうが後悔は少ないでしょう。

勉強しながらアルバイトやサークル活動が楽しめる

大学生の本分はあくまで勉強ですが、高卒で就職した人に比べて時間的な余裕があるのも事実です。アルバイトやサークル活動はもちろん、金銭的な負担は避けられませんが、中には留学や海外での一人旅など大学ならではの経験を満喫する人も少なくありません。最近では、海外への旅行経験が豊富な人材は自主性が高いと評価する企業も増えているようです。

大卒のデメリット

大卒が最終学歴になるデメリットは、以下が考えられます。

受験や学費に莫大な費用がかかる

大卒の最大のデメリットは「お金がかかること」です。大学は義務教育ではないため、それなりの教育を受けるためにお金が必要というのはやはり避けられません。勉強~受験~卒業と考えると、トータルで数百万円の費用が必要となります。大学を出ても学歴不問の仕事に就いて高卒と待遇が一緒だったりすると「これなら高卒でも同じだったかも」と感じる人も、なかにはいるかもしれません。

4年間無駄な時間を過ごしてしまう人もいる

大学はよくも悪くも自由度が高いため、人によっては勉強をさぼって学校へ行かなくなったり、無気力になってしまいぼんやりと過ごしたりする人もいます。学業にも好きなことにも熱中できず、ただ日々ダラダラしてしまうだけ、というケースもあるでしょう。高卒で就職すれば、その4年間は働いてスキルや知識を蓄えつつ収入も得られるため、大きな差が開いてしまうこともあり得ます。

社会に出るタイミングが遅くなる

高卒で就職する場合、10代から社会に出て働くことになります。一方大卒は早くても22歳、浪人や留年をしたり大学院へ進学したりする場合は23~25歳、遅ければ20代後半から社会人生活がスタートします。年齢的には大卒のほうが社会に出るタイミングは遅くなるため、働いて数年経過してからキャリアチェンジを考えたときに、年齢が上がったことで転職に時間がかかるなどの可能性はあるかもしれません。

高卒と大卒。それぞれの後悔の理由は?

高卒と大卒。それぞれの後悔の理由は?

高卒・大卒のメリットとデメリットをご紹介しました。この記事を読んでいる人の中には、就職活動中の高卒者だけでなく、高卒と大卒どちらを選択するか悩んでいる高校生もいるかもしれません。高卒の後悔、大卒の後悔をそれぞれを知ることで、自分の進路選択に役立ててみてください。

高卒の後悔の理由

一概には言えませんが、大卒と比べて収入が低いということが、やはり一番の後悔の理由になるようです。若いうちはそこまで差を感じにくいのですが、年を重ねるにつれ大卒者との給与差がボディーブローのようにきいてきて、「大学に行っておけばよかったな」と感じる人が少なくありません。大卒と高卒の違いを理解したうえであえて高卒を選択した、高卒しか選択肢がなかったという場合はよいのですが、大学へ進学できる環境にあるにもかかわらず「なんとなく」高卒を選択しようとしている人はちょっと立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。

大卒の後悔の理由

一方大卒者の後悔についてですが、学歴社会である日本においては大卒であること自体を後悔する人はほとんどいないのではないでしょうか。貴重な大学生活4年間を無為にだらだらと過ごしてしまった・・・という後悔は山ほど聞きます。もっと勉強すればよかった、というのも大卒者のありふれた後悔です。社会人と比べて自由な時間の多い4年間を、目的・目標をもって有意義に過ごすことができたら同期の中で頭ひとつ抜けた存在になるのは難しくないかもしれません。

高卒の後悔を後悔のまま終わらせないために

満足できる就職を実現させ、高卒であることを後悔しないですむためにはまず、仕事に対する経験を積むことがポイントです。すでに高卒で就職している人はもちろんアルバイトとして働いている人なら、経験値を増やしつつ、スキルアップの努力を怠らないようにしましょう。履歴書や面接でアピールできる資格の取得に挑戦してみるのも有効な手段です。そして正しい方法で自己分析を行い、自分について客観的に把握した上で自分に合う仕事、会社の就職試験に応募しましょう。

大卒にくらべてハンデが多く見える高卒者の転職活動ですが、外部サービスを活用することで効率的に進めることができます。求職者それぞれの特徴に合わせて企業を紹介してくれる就職支援サービスのカウンセリングは、自分の強みを発見するよいきっかけとなるはずです。特に20代での転職を考えている方は、弊社「ジェイック」のご利用をご検討ください。20代ならではの転職の悩みに寄り添い、よりよい転職のお手伝いをします。

なお、今回は高卒と大卒の違いをご紹介してきましたが、なかには高卒になる予定はなかったものの、結果として最終学歴が高卒扱いとなっている「大学中退者」の方もいるはずです。

大学中退者の就職については、以下の記事でくわしくご紹介しています。

大学中退者は就職できる?厳しい理由と行った方いい相談先を解説

大学中退者の実情やおすすめの相談先、就職成功のためにすべきことなどについて触れていますので、これから正社員就職を目指す大学中退者の方や中退を検討中で就職しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「高卒と大卒」に関するよくある質問

高卒と大卒の主な違いについて知りたい

高卒と大卒には、さまざまな面で違いがあります。たとえば仕事や企業の選択肢、初任給、生涯賃金などです。高卒と大卒では将来において差がつくこともあるため、まずはどのような違いがあるのか理解しておきましょう。具体的に知りたい方は「高卒と大卒の違い10選」をご覧ください。

学歴に左右されない就職方法を知りたい

高卒の方のなかには、学歴に劣等感を感じている人が多く見られます。ジェイックの「就職カレッジ」なら、書類選考なしで企業と面接が可能となるため、学歴がハンデになることはありません。学歴以外の要素を重視する企業を扱っているため、効率的な就職活動が可能です。

学歴にコンプレックスを感じている場合の対処法を知りたい

高卒という学歴が気になってしまう方は、就職支援のプロに自分の気持ちや状況を相談したうえで、いまの自分の立ち位置を知ることから始めてみることをおすすめします。ぜひ、ジェイックの「就職相談」をご利用ください。

高卒と大卒で後悔しない方法を知りたい

「高卒と大卒。それぞれの後悔の理由は?」でもご紹介していますが、大卒よりも高卒のほうが収入が低くなりがちという点で、高卒になったことを後悔する人の比率は高いといえます。しかし、自分に合った仕事でスキルを磨いていくことで、収入アップを目指すことは可能です。

高卒と大卒の違い~まとめ~

高卒と大卒の違い~まとめ~

「高卒より大卒のほうがいい」というイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし高卒と大卒には、いずれもそれぞれデメリットが存在します。学歴は大切な要素になり得る一方、学歴が役に立たない・評価に影響しない仕事もあります。最終的には、自分が重視する価値観に合わせて、学歴や仕事をどうするか決めたほうがよいでしょう。

私たちジェイックは、高卒・大卒のどちらにも対応した就職支援を実施しています。高卒または大学中退などで学歴がないという方も、書類選考なしの合同面接会を実施しているため、学歴だけでは測れないあなたの人間性を企業に見てもらえるチャンスがあります。高卒・大卒に関係なく自分が納得できる就職・転職がしたい方は、ぜひジェイックへご相談ください。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター