不器用な人におすすめの仕事は?不器用のカバー方法は?

不器用な人におすすめの仕事は?不器用のカバー方法は?

不器用な人は自分の仕事ぶりに自信を失い落ち込むようなことが器用な人に比べると多いかもしれません。でも、不器用な人にもさまざまな長所があり、仕事で活躍している人も多くいます。この記事では不器用な人に向くおすすめの仕事や、自分の不器用さをカバーする方法について紹介します。

不器用な人ってどんな人?

不器用な人ってどんな人?

「不器用」という言葉のもともとの意味は、手先が器用でないということです。しかし、現在は手先の器用さだけでなく要領が悪いことも不器用というのが一般的です。

不器用の種類~右脳型と左脳型~

不器用には「右脳型」と「左脳型」の2種類があると言われています。

右脳型の不器用な人は思い付きで行動してしまうためミスが多かったり、失敗してパニックになったりすることが特徴です。それだけではなく、優柔不断なところもあり、日常生活でも仕事でも一度決めたことを「もしかしたら間違った決断をしてしまったのではないだろうか」と悩むことがあります。

一方、左脳型の不器用な人は深く考えすぎてしまうために作業が遅くなってしまったり、人とのコミュニケーションが苦手だったりすることが特徴です。自分なりのルールを大切にしているため、想定外の事態が発生すると、パニックになってしまってうまく対応できないこともあります。

右脳型の不器用と左脳型の不器用、あなたはどちらに当てはまるでしょうか。

不器用な人の短所

不器用な人の短所として、深く考えすぎてしまうということがあります。そのため、判断力に欠けてなかなか行動に移せなかったり、作業に時間がかかったりしてしまいます。

感情表現が苦手なため感情を表に出したり言葉にしたりすることが苦手です。相手の話を真剣に聞いていたら笑顔でいることができなくなってしまい、それを見ていた第三者から後で「笑顔が少ない」と指摘を受けて、どうすればいいのか戸惑ってしまうということもあります。本人は感情表現豊かだと思っていることもあるので、指摘を受けてびっくりすることもあるようです。

また、柔軟性に欠けるため融通が利かず、臨機応変な対応が出来ません。言われたことを守ろうとしすぎて緊張してしまい、自信を持てないまま仕事をしているということも多いです。緊張しているために、業務でミスをしてしまい、それを上司や先輩に注意されたことでますます自信を無くしてしまうという悪循環に陥ってしまうこともあります。それだけではなく、もっと効率的な方法があるのに、別の方法を受け入れられず、自分のやり方で仕事を押し通そうとしてしまったりすることも少なくありません。そのため、しらずしらずのうちに周囲から「頑固だ」と思われてしまい、時には反感を買うこともあります。

不器用な人の長所

社会では、要領よく生きていくことが重要だといわれています。そのために、時には嘘や言い訳をすることが必要で、それが仕方のない部分もあるでしょう。ところが、不器用な人にはそれができません。嘘や言い訳をすることは恥ずかしいと考えている人も多く、残念ながら、それが仕事上で損をしてしまうことに繋がってしまいます。しかし、裏を返せば、要領が悪い分、純粋で正直な人が多いということです。

また、不器用な人はスピード感はない代わりに一つ一つに一生懸命でやり抜きたいという精神が強く、自分のことを客観視できる方も多いです。自分が不器用だと自覚しているため、仕事で納品物を提出する前にも確認を怠りません。そのため作業の正確性は高く、周囲からの信頼を得、職場で目立たなくても頼られる存在になっていることもあります。

頑固で融通が利かないところがありますが、それは強い信念があるためであり、一つのことを極めたりすることに長けています。深く長く考え込んでしまうということはその分、集中力の持続がしやすいということでもあります。器用な人がさまざまなことに興味を示すのに対し、不器用な人は一つのことにのめり込んで極めるため、最終的にはその道のプロフェッショナルになっていたということも珍しくありません。

不器用な人に向く仕事

不器用な人に向く仕事

不器用な人におすすめの仕事にはどんなものがあるでしょうか。

不器用な人に向く仕事1.ものづくりの仕事

不器用な人におすすめの職業の一つとして、ものづくり系の仕事があります。これは、「スピーディに多くの仕事はこなせないけれど集中力には長けている」というタイプの不器用な人におすすめです。一人で黙々と作業することが多く、じっくりと一つの物事を集中して追求するため不器用な人がその才能を発揮しやすいです。たとえば、大工や芸術家、工場の仕事をしている人をイメージしてみるとどうでしょうか。これらの人たちは、ひとつのことをコツコツと極める職人が多いのですが、その分、細かくて信頼できる仕事をしています。

不器用な人に向く仕事2.在宅で行う仕事

人とコミュニケーションを取ることや感情表現が苦手なタイプの不器用な人には、内職やWeb系なとの在宅で行う仕事がおすすめです。「在宅の仕事なんてどうやって取ってくるのか」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、最近ではITの発達により、クラウドワーカーや在宅勤務をしている会社人として仕事をすることも珍しくなくなりました。そのため、ネットのクラウドソーシングサイトで仕事を取ってくることができますし、企業の正社員として在宅で勤務できる仕事の募集も増えています。

これらの仕事のメリットとしては、基本的にお仕事の依頼から納品までをメールやチャットで行うので、人と関わることがほとんどなく安全という点があげられます。また、家で自分のペースでじっくりと集中して働くことができるので、時間に関係なく自分のペースで仕事を進めていきたい人や、子育てをしながら仕事をしたい方に向いています。

不器用な人に向く仕事3.営業の仕事

手先で細かい作業をすることが苦手なタイプの不器用なタイプの人には営業系の仕事がおすすめです。「不器用なタイプなのに、営業のようなガツガツしたイメージの仕事はできないのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。「事務系のように縁の下の力持ちの方が向いている」と考える方もいるかもしれませんが、事務系の仕事は書類の作成やパソコンの操作など細かい作業が要求され、ひとつのミスも許されないことが多いです。そのため、細かい作業が苦手な方にはストレスになりかねません。

しかし、営業マンは人と向き合う仕事です。必要なのは手先の器用さや仕事の速さではなく、会話力やプレゼン力です。これらの力は、研修を受けたり、本を読むなどの努力でスキルを上げることができます。また、営業に必要な能力には上手いトークだけでなく誠実さも求められます。不器用な方には、純粋でまっすぐな性格という長所があり、これによって人に好印象を与えられる可能性があります。実際、会社でトップの成績を上げている方は必ずしもトークが上手い社員ではなく、真面目で誠実ではたからみれば「この人に営業ができるのか」と思ってしまうタイプの方もいます。

このような方は、たしかに話すのがうまくないことも多いのですが、顧客のことを心から考えているため、相手が本当に求めているものを提供できます。そのため、長期的に信頼を得て、コツコツと成績を上げ、営業として力を発揮しているのです。

不器用な人に向く仕事4.教える仕事

大勢の部下の管理や、人との関わりに自信がない不器用なタイプの人には、大学の教員や塾の講師などの教える仕事がおすすめです。これらの仕事は、研究や知識の習得がメインになるため、深く他人と関わらず自分の仕事に集中することができます。集中力や自分研究テーマへのこだわりの強さなどが生かせ、自分の興味を持った分野について知識を深めることもできます。勉強することや知識習得に余念がない人にとっては、やりがいのある仕事です。また、自分の知識を指導することで、相手の喜ぶ顔を見ることができる仕事でもあり、人を喜ばせたいという気持ちが強い人にとっては、やりがいのある仕事でしょう。

また、これらの仕事は、一方的に教える立場になるため、人との深いコミュニケーション能力などは必要とされません。もちろん、コミュニケーション力があることにこしたことはありませんが、そこまで人と関わることが得意でなくても、知識さえ習得していれば相手に教えることはできます。人と関わり合っているうちに、人と話すことが得意になっていき、気がついたら不器用さが緩和されていたということもあるでしょう。

教える仕事というと、免許を取ったり大学へ通ったりする必要があるためハードルが高いと敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、教えるといっても教師だけではなく、最近では、IT企業のヘルプデスクや人事業務の人材育成担当などさまざまなものがあるので、調べてみると自分の興味・関心の持てるものが見つかる可能性があります。

不器用な人が仕事で不器用さをカバーするためにはどんな方法がある?

不器用な人が仕事で不器用さをカバーするためにはどんな方法がある?

不器用さはやはり仕事において不利になりやすいものです。ここでは不器用な人が仕事をする際に自分の不器用さをカバーするための方法を紹介します。

方法その1.整理する癖をつける

不器用な人が仕事で不器用さをカバーする方法として、整理する癖をつけることがあげられます。

不器用な人は一つのことへの集中力が高いために、優先順位や、今やるべきことが分からなくなることがあります。そのような事態を防ぐために、一度冷静になって自分がやっている仕事や次にやるべき仕事を確認するとよいでしょう。例えば、朝、職場についたら1日のスケジュールを立ててみるなどの方法が有効です。やるべきことを整理することで仕事を効率的にこなしやすくなりますし、スケジュールに余裕が持てるので、突発的に上司や同僚から仕事を頼まれても対処しやすくなります。

方法その2.準備はしっかりと

不器用な人が仕事で不器用さをカバーする方法として、しっかりと準備することも良いでしょう。

不器用な人はただでさえ要領が悪いために他の人より失敗しやすく、感受性も強いため、失敗に対するショックも大きくなります。そのため、一度失敗してしまうと、時間があってもその経験にとらわれてしまい、また次の失敗を繰り返すという悪循環に陥って負のスパイラルから抜けることが難しくなります。

それをカバーするためには他の人よりも念入りに準備していくしか方法はないでしょう。例えば、事前に業務マニュアルを読んで作業の概要をつかんでおき、本番の作業を行う前に練習として一度作業を通すこともできます。わからない点はメモを取って時間がある時に人に聞いたり、自分で調べたりする方法が有効です。また、一度行った作業は自分なりにマニュアル化しておけば、二度目に作業する際に慌てず正確に早く作業することにも繋がります。

不器用な人は不測の事態の軌道修正は苦手なため、先読みして心に余裕をもって臨むとよいでしょう。ひとつのことを深く考えるという長所を生かして、作業を行う際に発生しそうなトラブルを予測しておき、対応を考えておくと、本番で慌てず冷静に対処することができます。

方法その3.人と協力する

不器用な人が仕事で不器用さをカバーする方法として、人を頼ることもひとつの手です。不器用な人は他の人よりも仕事のこなし方や現状の改善が苦手で、そのうえ、一人で考え込んでしまうという傾向も持っています。しかし、何か悩んだ時に、自分の知識だけに頼っても良いアイデアが浮かぶということは少ないでしょう。時には、思考が堂々巡りになってしまい、ますます深く悩んでしまうということにもなりかねません。

困ったときの最善の方法は周りの分かる人に頼むのが最善の策です。世の中にはさまざまな人がいて、人の数だけ考え方があります。勇気を持って相談してみたら、相手から自分では思いつかなかった解決方法を提案してもらい、すんなりと問題に対処できることもありますし、相談したことで相手から助けを得られるということもあります。仕事は一人で進めるものではなく、周囲と協力してすすめるものです。不器用な人は自分の考えに固執してしまう傾向があるため、人を頼ることで新たな価値観と出会うことも期待できます。それによって視野が広がり、人間的成長につながることにもなるでしょう。

不器用な人も仕事の内容や工夫で活躍できる!

不器用な人も仕事の内容や工夫で活躍できる!

不器用な人の特徴は把握できたでしょうか。不器用な人は他の人に劣ってしまう点もありますが、その分、他の人よりも秀でた素晴らしい長所も持ち合わせています。重要なのは、不器用さをカバーしながら自分の長所を生かせる仕事をすることで、やりがいをもちながら自分の能力を発揮して仕事をすることができるようになり、毎日をいきいきと過ごせます。早速、自分に合った仕事を探してみましょう。

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