
資格がなくても稼げる仕事には、営業やエンジニア、医療事務、事務職などがあります。
むしろ、その資格を持っていないと行えない「業務独占資格」が必要な仕事は、数ある中のほんの一部に過ぎません。
この記事では、資格不要でできる仕事や、未経験からでも安定した稼ぎが得られる可能性のある仕事を多数紹介しています。
また、仕事探しのポイントや、将来のキャリアプランの考え方も解説しており、これらを読めば、スキルや知識に自信がない人でも仕事探しを前向きに進められるでしょう。
- 資格なしでも稼げる仕事はたくさんある!資格がいる仕事の方が少数派
- 資格なしで「未経験OK」「安定した稼ぎがある」「女性向き」の仕事をそれぞれ紹介!
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この記事の目次
資格なしで稼げる仕事なんて、本当にあるの?
資格なしでも稼げる仕事は多く存在します。むしろ、資格が必要となる仕事のほうが少ないのです。
たしかに「業務独占資格」と呼ばれる、その資格を持っていないと行えない仕事があることも事実です。
たとえば、弁護士をはじめとする士業や、薬剤師、美容師といった仕事ですね。しかし、それは数ある仕事のなかのほんの一部。多くの仕事は、特別な資格がなくても行えるものがほとんどです。
ちなみに仕事によっては、資格があることが有利に働くこともあります。
「簿記1級」を持っていると、経理職への転職などで評価されることもあるでしょう。
ただ、仕事で有利に働くからといって、経理部で働くすべての人が簿記1級を持っているわけではもちろんありません。むしろ、資格を取得するだけでは学ぶことのできない、「現場経験」や「対人スキル」といったもののほうが評価される場面も多くあるのです。
資格なし・未経験でも稼げる仕事
資格なし、かつ未経験でも働ける仕事の中で、高収入を手にしたい人におすすめの「稼げる仕事」を21つ紹介します。
1. 営業
営業職は、資格がなくてもできる仕事です。
営業職というと、飛び込みやテレアポによる「新規開拓営業」をイメージする人も多いと思いますが、既に取引のある顧客を回る「ルート営業」、問い合わせしてきた見込み顧客に対してアプローチする「反響営業」、資料請求をしてくれた見込み顧客に対して電話でアプローチする「インサイドセールス」など、種類は様々です。
営業職ではお客さまとの信頼関係が重要であり、親身に相手の話を聞き、お客さまの立場に立った提案で信頼を得るコミュニケーションスキル、製品や業界に対する知識力などのスキルなどが必要です。
ただし、製品や業界に対する知識は入社後に身につけることがほとんどのため、未経験の求人が多く、未経験者でも目指しやすい仕事です。
営業は数字で結果がわかるために評価制度が整っている会社が多いのも特徴です。
| 平均年収 | 424万円 |
| 必要なスキル | ・提案力 ・交渉力 ・プレゼンテーションスキル |
| おすすめな人 | ・コミュニケーション力が高い人 ・主体的に行動できる人 ・精神的にタフな人 |
| 仕事の特徴 | ・製品やサービスを提案し契約を取る仕事 ・顧客との関係構築や行動力が求められる ・資格にかかわらず数字で成果が評価される |
| 就職する方法 | ・未経験歓迎の営業職求人に応募する ・就職エージェントに求人を紹介してもらう |
出典:マイナビエージェント「個人営業|職種別平均年収ランキング」
キャリアパス
営業職として就職した後は、まずメンバーとして顧客対応や商談経験を積みます。その後、成果に応じてリーダーや係長、課長などの管理職へ昇進するようなキャリアパスが一般的です。
また、経験を積んで法人営業や無形商材などの専門分野に転職することや、営業企画や商品企画を始めとした企画部門への異動をする人も少なくありません。
他にも独立して営業コンサルタントや営業代行としてのキャリアを歩むケースもあります。
2. エンジニア
エンジニアも、資格がなくても稼ぐことができる仕事です。
具体的にはITエンジニアを指すことが多く、Webサイトの設計や開発、ネットワーク・セキュリティのシステム構築など多岐にわたり、求人の種類が豊富です。
一見すると「資格がないとできないのでは?」と思うかもしれませんが、ITの世界は、日々すごいスピードで変化しているため、エンジニアの仕事の大枠が分かっている人、つまり「Webの世界の変化に対し柔軟に対応できる人」が評価されます。
未経験からでもエンジニアになることは可能です。
しかしこの場合、開発に必要な「言語」などを学び、素直に周囲のアドバイスを受け止めて業務を行う姿勢など、仕事に対する意欲が評価対象となります。
| 平均年収 | 557.6万円 |
| 必要なスキル | ・プログラミングスキル ・ITシステムに関わる専門知識 ・論理的思考力 |
| おすすめな人 | ・論理的に物事を考えられる人 ・新しいことを学ぶのが好きな人 ・コミュニケーション力が高い人 |
| 仕事の特徴 | ・資格がなくてもエンジニアとしての実力で評価される ・成長業界で働けるためニーズが高い ・専門職としてのキャリアが歩める |
| 就職する方法 | ・求人サイトや就職エージェントで未経験歓迎の求人に応募する ・プログラミングスクールを卒業して就職先を紹介してもらう ・独学でスキルを身に付け実績をもとに就職する |
出典:厚生労働省「システムエンジニア(業務用システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
エンジニアとして就職した後は、プログラマーなどの開発担当としてキャリアを進め、経験や知識を積んで、システムエンジニアやリードエンジニアのポジションに昇進するケースが一般的です。
さらに経験を積むことで、プロジェクトマネージャーやテックリード、ITコンサルタントといった上流工程に進むキャリアも歩めます。
他にも、特定の分野の技術スペシャリストとして専門性を高めたり、GTOなど経営層を目指すキャリアも選択肢として入ってきます。
3. 医療事務
医療事務も、資格が不要な仕事のひとつです。
医療事務とは、病院をはじめとする医療機関で事務を行う仕事のこと。
具体的には、医療費の計算、また保険者への診療報酬の請求を主に行います。
「医療」と名前についていると資格が必要な気もしてしまいますが、そのようなことはありません。
保険制度や、レセプト業務(診療報酬に関わる業務)などに対する専門知識は必要とされますが、どれも業務のなかで学べるものばかり。つまり資格がなくても、医療事務として働くことができるのです。
ちなみに、医療事務の仕事を一度でも経験すると、どこの病院に転職しても困らないスキルを身につけることができます。
「復帰後も働き先が見つかりやすい仕事」として、特に出産を控えている女性など、仕事を離れなければいけない女性からの人気も高い仕事です。
| 平均年収 | 478.3万円 |
| 必要なスキル | ・レセプト作成スキル ・基本的なパソコンスキル ・基礎的な会計知識 |
| おすすめな人 | ・病院やクリニックで働きたい人 ・正確に仕事を進めるのが得意な人 ・人の役に立ちたい気持ちが強い人 |
| 仕事の特徴 | ・病院での受付やレセプト算定業務を担う ・資格がなくても働ける職場が多い ・患者や医師、看護師など様々な関係者とやりとりをする |
| 就職する方法 | ・未経験者を募集しているクリニックや病院の求人を探す |
出典:厚生労働省「医療事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
医療事務として就職した後は、受付・会計・レセプト業務等の基本的な業務から始めて、経験を重ねて、主任や管理職を目指すキャリアが歩めます。
また、診療報酬請求の専門性を高め、診療情報管理士や医療事務、管理士等の上位取得を取得すれば、より高度なポジションを狙うことも可能です。
キャリアチェンジの道としては、医療事務のスクールの講師など、人材育成の道に進むケースも見られます。
4. コンサルタント
コンサルタントは個人の能力が重視される仕事かつ、高年収を目指せるため、資格なし・未経験でも十分に稼げる仕事といえます。
コンサルタントは、企業や個人の抱える課題を分析し、解決策を提案・実行する仕事です。
実力主義の仕事のため、顧客の課題を的確に把握し、論理的な思考で解決策を提案できる人材であれば未経験者でも活躍できるチャンスがあります。
たとえば企業経営に関わるコンサルティングの場合、「MBA」や「中小企業診断士」などの資格保有者は有利ですが、かといってこれらの資格が必須というわけではありません。
顧客の課題解決に貢献できた度合いによって報酬が変動することも多いため、実力があれば高い年収を手にできるでしょう。
| 平均年収 | 947.6万円 |
| 必要なスキル | ・データ分析力 ・論理的思考力 ・プレゼンテーション力 |
| おすすめな人 | ・論理的思考力が高い人 ・学習意欲が高い人 ・問題解決力が高い人 |
| 仕事の特徴 | ・企業の課題に対して解決策を提案する ・資格がなくても思考力や分析力次第で評価してもらえる ・高い専門性が求められる |
| 就職する方法 | ・未経験者募集の求人に応募する ・営業職経験を積んでから転職する |
出典:厚生労働省「経営コンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
コンサルタントとして就職した後は、アナリストやアソシエイトなどプロジェクトの一部分を担うコンサルタントとしてキャリアをスタートさせます。その後実績が認められれば、プロジェクトマネージャーやパートナーといった役職に昇進していきます。
コンサルタントは幅が広く、業界やテーマ別に専門領域に特化したスペシャリストを目指すキャリアも存在しますし、独立してフリーのコンサルタントになるようなケースも少なくありません。また、経営層や顧問的立場へのキャリアも歩むことが可能です。
5. Webマーケター
Webマーケターは特別な資格が必要なく、需要が高い仕事のため、資格なし・未経験でも稼げる仕事といえます。
Webサイトの分析や改善、SEO対策、広告運用、SNS活用など、Webマーケターはこうした多岐に渡る仕事を行っています。
未経験でも活躍できる理由は、実務を通してスキルや知識を身につけやすい仕事だからです。「Webアナリスト検定」や「Google広告認定資格」などの合格者や資格保有者は実務で有利になるケースもありますが、これらの資格を持っていなくても多くのWebマーケターが活躍しています。
Webマーケティングは企業のWeb戦略を担う役割を担っているため、高額な報酬を払ってでも依頼したい企業が多く、それに伴ってWebマーケターの年収も高い水準となっています。
| 平均年収 | 645.5万円 |
| 必要なスキル | ・SEOの知識 ・WEB広告運用スキル ・アクセス解析スキル |
| おすすめな人 | ・数字に強い人 ・学習意欲が高い人 ・論理的思考力が高い人 |
| 仕事の特徴 | ・Web広告やSEOなどの知識を活用して働く ・仕事の成果が数字で見えやすい ・資格よりも施策の精度が求められる |
| 就職する方法 | ・未経験者歓迎の求人を就職エージェントに紹介してもらう ・営業や事務などで実務経験を積んで社内異動する ・独学でスキルを学び、クラウドソーシングサイトで案件を受注する |
出典:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
Webマーケターとして就職した後は、SEOや広告運用などの細かな実務から経験を積んでいき、データ分析や戦略設計力を身に付けることで、マーケティングチームのリーダーへ昇進するキャリアが一般的です。
中長期的な観点で言えば、ウェブディレクターやマーケティングマネージャー、CMOなど上位役職を狙うこともできます。また、参入障壁の少ない仕事ということもあり、独立してWebマーケティングコンサルタントとしての事業を歩むキャリアパスも歩めます。
6. 記者
記者は特別な資格がなくても働ける仕事かつ、需要が高い仕事のため、資格なし・未経験でも稼げる仕事といえます。
記者の仕事内容は、情報収集から始まり、取材、執筆、編集まで多岐に渡ります。
記者に必要なスキルは、取材力や文章力、情報収集力などですが、これらは他の職種を経験している人でも身につくため、未経験者が採用されるケースも珍しくありません。
たとえば経済を専門に取材する場合は「証券アナリスト」などの資格があると理解は深まりますが、記者職への応募にあたって資格が求められることは少ないでしょう。
近年はインターネットの普及により、Webメディアで活躍する記者も増えています。新聞やテレビ、雑誌などでも記者は常に必要な存在のため、その需要の高さから高待遇を期待できる仕事といわれています。
| 平均年収 | 571.7万円 |
| 必要なスキル | ・取材力 ・文章力 ・情報収集力 |
| おすすめな人 | ・好奇心が旺盛な人 ・情報感度が高い人 ・文章を書くのが好きな人 |
| 仕事の特徴 | ・ニュースを取材して記事にする仕事 ・論理的思考力や執筆力があれば資格がなくても働ける ・執筆力だけでなく体力も重要 |
| 就職する方法 | ・新聞社やメディアなどの採用試験を受ける ・Webライターから転職を目指す ・記者経験を積んでフリーとして活動する |
出典:厚生労働省「新聞記者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
記者になった後は取材や執筆業務を通じて現場の経験を積み、デスクや編集長といったマネジメントポジションに進むキャリアが一般的です。また、社会・経済・国際など特定の分野に精通した専門記者として活躍することも可能です。
他にも、独立してフリーランスの記者やノンフィクション作家として活動するキャリアパスもあるなど、豊富な選択肢が選べる点が特徴です。
7. 介護職
介護の仕事のなかにも、無資格で行える仕事があります。
たとえば、「生活援助」と呼ばれる仕事もそのひとつ。老人ホームのなかで食事を準備したり、洗濯を行ったりすることが主な仕事ですが、これらを行ううえで特別な資格はいりません。
「介護福祉士」など、介護業界には資格がたくさんありますが、現実は資格がなくても行える仕事がほとんど。高齢化社会が加速する日本にあって、介護職の人材が慢性的に不足していることから、無資格者や未経験者をむしろ積極的に募集している介護施設も少なくないのです。
| 平均年収 | 371.4万円 |
| 必要なスキル | ・介護手順の知識 ・福祉用具の使用スキル ・高齢者に多い病気の知識 |
| おすすめな人 | ・聞き上手な人 ・体力がある人 ・気遣いができる人 |
| 仕事の特徴 | ・高齢者や障がいがある人の生活支援を行う ・資格なしから始められる求人が多い ・就職後に資格を取得すればキャリアアップも可能 |
| 就職する方法 | ・求人サイトや就職エージェントに未経験歓迎の求人を紹介してもらう ・介護施設の採用サイトから直接応募する ・ハローワークの職業訓練でスキルを習得してから就職する |
出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
介護職として就職した後は、介護職員初任者研修を受けて現場での介護経験を積んでいきます。その後、実務者研修や介護福祉士の資格を取得するなど、ステップアップを積んでいき、リーダーや管理者、施設長等のマネジメント層を目指すキャリアパスが一般的です。
また、介護研修における講師や人材育成担当にキャリアチェンジするようなケースも見られます。
8. 接客業
資格がいらない仕事として、接客業も挙げられます。
具体的には、アパレルショップの定員や、受付などの仕事です。
これらの仕事は、お客さまに寄り添い、ときにサポートする仕事。専門的な知識は必要なく、むしろ相手を不快にさせない言葉遣い、立ち振る舞いといった点が重視されます。
逆にいうと、こうした所作ができれば、特別な資格を必要とせずとも稼げる仕事といえるのです。
| 平均年収 | 361万円 |
| 必要なスキル | ・商品知識 ・接客スキル ・売場作りの知識 |
| おすすめな人 | ・性格が明るい人 ・人と接するのが好きな人 ・チームワークを大切にできる人 |
| 仕事の特徴 | ・顧客対応や商品案内を中心に業務を進める ・資格がなくてもコミュニケーション能力があれば活躍できる ・経験を積むことで店長やスーパーバイザーにキャリアアップできる |
| 就職する方法 | ・未経験者歓迎の求人に応募する ・アルバイトで経験を積んで正社員登用を目指す |
出典:厚生労働省「デパート店員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
接客業では、まずホールスタッフやキッチン担当からキャリアをスタートし、チーフや店長、エリアマネージャーといったマネジメント層へ昇進していくキャリアパスが一般的です。
他にも、接客スキルとリーダーシップを発揮して、店舗運営や人材育成担当者を目指す人も見られます。特に全国にチェーン店を構えているような大規模な会社に就職した場合は、全国転勤を通じてキャリアの幅を広げていくようなこともあります。
9. 事務職
事務職も資格がいらない仕事です。
「営業事務」や「受付事務」など、様々な種類の事務職がありますが、基本的にはパソコン操作さえできれば仕事をすることができます。ただし、単にパソコンができればいいということではなく、電話や窓口応対、営業のサポートなどで社内、社外の人間関係を円滑に進めることができる人が求められます。
また、資格なしでも応募できることから求人に対する競争率は高いので、秘書技能検定やパソコン検定、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)といった資格を持っていると、選考を有利に進めることができるでしょう。
| 平均年収 | 510.9万円 |
| 必要なスキル | ・パソコンスキル ・データ入力スキル ・電話対応スキル |
| おすすめな人 | ・細かな作業が得意な人 ・正確に作業ができる人 ・パソコン操作が得意な人 |
| 仕事の特徴 | ・資料作成やデータ入力等の事務業務を担う ・資格がなくても与えられた作業をこなせれば評価してもらえる ・実務経験を積めば様々な会社で働ける |
| 就職する方法 | ・未経験者関係の事務職の求人に応募する ・契約社員や派遣社員として勤めた後、経験を活かして正社員転職する ・紹介予定派遣として就職し正社員を目指す |
出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
事務職として就職した後は、基本的な事務業務をこなして会社全体の業務の流れを習得していきます。高い評価を受けられれば、リーダー職や課長などのマネジメントに昇格していくことが一般的なキャリアとなっています。
また、経理や人事、総務など専門分野に精通し、バックオフィスのプロフェッショナルとしてキャリアの幅を広げていくようなことも可能です。
10. 警備員
警備員は入社後に知識やスキルを学べる仕事かつ、需要が高まっているため、資格なしでも安定して稼げる仕事といえます。
警備員の仕事内容は、施設警備や交通誘導、イベント警備などです。
充実した研修制度を設けている警備会社が多く、必要な知識やスキルは入社後に学べるため、警備員は資格なし・未経験からでも始めやすい仕事です。
警備の仕事は景気に左右されにくく、特に近年はセキュリティ意識の高まりから警備員の需要が増加傾向にあるため、この先も安定して稼げる仕事といえるでしょう。
| 平均年収 | 376.1万円 |
| 必要なスキル | ・警備業法の知識 ・護身術の知識 ・応急処置の知識 |
| おすすめな人 | ・責任感が強い人 ・体力がある人 ・常に冷静に行動できる人 |
| 仕事の特徴 | ・与えられた場所の安全を守る仕事 ・正義感を持って真面目に取り組むことができれば資格は不要 ・夜勤シフトもあるため、求人票をしっかりチェックすることが重要 |
| 就職する方法 | ・警備会社の求人に直接応募する ・未経験者歓迎の求人を就職エージェントに紹介してもらう ・派遣社員や契約社員から正社員を目指す |
出典:厚生労働省「施設警備員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
警備員は施設警備や交通誘導、イベント警備などの現場経験を積んでから現場責任者へと昇進するキャリアが一般的です。
他にも、警備現場の知識の幅や深さを広めることで、警備計画の立案や警備員の教育担当として、本社勤務を目指すキャリアも歩めます。さらに、大規模な防災センターでの勤務や管理職といったキャリアパスを歩むことも可能です。
11. プログラマー
プログラマーはITスキルがあれば採用されるケースが多く、この先も需要が高い仕事のため、資格なしでも安定して稼げる仕事といえます。
プログラマーは、システムエンジニアが設計した設計書に基づき、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを開発する仕事です。
プログラマーはIT業界の中でも人材不足が特に深刻な職種のため、基礎的なプログラミングスキルがあれば、特別な資格がない文系人材でも採用されるケースが珍しくありません。
プログラマーはIT社会を支える重要な役割を担っているため、この先も長く稼げる仕事に就きたい人は検討してみましょう。
| 平均年収 | 557.6万円 |
| 必要なスキル | ・プログラミングスキル ・ネットワークの知識 ・ハードウェアの知識 |
| おすすめな人 | ・コツコツとした作業が得意な人 ・ものづくりが好きな人 ・学習意欲が高い人 |
| 仕事の特徴 | ・システムエンジニアの設計書に基づいてプログラミングを行う仕事 ・プログラミングスキルがあれば資格は不要 ・黙々と集中して作業をする働き方 |
| 就職する方法 | ・研修制度が充実している未経験歓迎の求人に応募する ・プログラミングスクールを卒業し就職先を紹介してもらう ・独学でスキルを身に付けてクラウドソーシングサイトで案件を受注する |
出典:厚生労働省「プログラマー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
プログラマーに就職した後は、簡単なコード実装から担当していき、徐々に設計や要件定義に関わるシステムエンジニアへキャリアアップを目指すケースが一般的です。
実績とスキルを身に付けていくことができれば、プロジェクトマネージャーやテックリード、アーキテクトなどの幅広いキャリアを歩めるだけでなく、独立してフリーランスになったり、スタートアップにジョインして活躍するようなキャリアパスを歩むことも可能です。
12. キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラーは特別な資格がなくても働ける仕事かつ、需要が増えている仕事のため、資格なしでも安定して稼げる仕事といえます。
キャリアカウンセラーの主な仕事は、相談者のキャリアに関する悩みや相談を聞き、適切なアドバイスやサポートを行うことです。
「キャリアコンサルタント」という国家資格はありますが、キャリアの相談業務は資格がなくてもできるため、資格なしの未経験からでもキャリアカウンセラーとして働けます。
転職が一般的になっていることもあり、キャリア相談に対する需要は高まっています。就職・転職エージェントや、学校、企業、公的機関など就業先も多いので、今後も安定して稼げる仕事といえるでしょう。
| 平均年収 | 551.4万円 |
| 必要なスキル | ・提案力 ・傾聴スキル ・コーチングスキル |
| おすすめな人 | ・聞き上手な人 ・分かりやすく説明できる人 ・学習意欲が高い人 |
| 仕事の特徴 | ・就職や転職に関する相談を受け付け求人を紹介する仕事 ・高いコミュニケーション能力が求められる ・就職時には資格がなくても問題ないケースが多い |
| 就職する方法 | ・人材会社の未経験者歓迎求人に応募する |
出典:厚生労働省「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
キャリアカウンセラーとして就職した後は、求職者や学生に対するキャリア相談業務で経験を積んで、管理職や育成担当にキャリアアップしていくのが一般的です。
また、キャリアカウンセリング経験を活かして事業会社の人事や採用部門への転職、独立開業してフリーのキャリアカウンセラーになるなど、幅広いキャリアパスが歩めるといった特徴が見られます。
13. エステティシャン
エステティシャンは資格なしで稼ぐことができます。
お客さまが抱えている肌や体の悩みをカウンセリングし、脱毛、美白、痩身、リラクゼーションなどの施術を行う仕事です。
未経験から資格なしでも働くことが可能です。
施術のテクニックや店舗で使用している機械・化粧品の知識など、エステティシャンに必要なスキルは働きながら身に付けていくものと考えられているためです。
そのため、働きながら美容に関するスキル・知識を高めることができ、綺麗になりながら稼ぎたいと思う女性におすすめの仕事です。
| 平均年収 | 320.6万円 |
| 必要なスキル | ・施術スキル ・カウンセリングスキル ・皮膚や化粧品の知識 |
| おすすめな人 | ・美容に興味がある人 ・体力に自信がある人 ・人と接するのが好きな人 |
| 仕事の特徴 | ・エステや美容施術を通じて顧客のニーズを満たす仕事 ・資格より本技術が求められる ・施術実績を積むことで自分で開業することもできる |
| 就職する方法 | ・研修制度が充実しているサロンの求人を就職エージェントに紹介してもらう ・職業訓練や専門学校でスキルを学んで就職する |
出典:厚生労働省「エステティシャン – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
エステティシャンに就職した後は、フェイシャルやボディーの施術者として経験を積み、技術やマネジメント知識を習得することで、店長やエリアマネージャーなどの管理職に昇進していくことが一般的なキャリアです。
また、インストラクターや講師として新人エステティシャンの育成に携わるほか、自分のサロンを改善するなど、様々なキャリアを歩む人がいます。
14. 美容部員
美容部員は資格なしで稼ぐことができます。
百貨店や専門店で化粧品の販売、商品のディスプレイや在庫管理、店頭の清掃なども業務として行います。
平均年収は300万円程ですが、売上に応じたインセンティブがある店舗もあり、将来的にエリアマネージャになれば年収も大きく向上します。
特別な資格は不要で、お客様とのコミュニケーションスキルが重要になります。ブランドの商品知識を高め、きめ細やかな対応を行うことが、お客さまの獲得や売上向上に繋がります。
美容に興味があってコスメが好き、お客さまを綺麗に導くやりがいや楽しさを味わいたいという方には特におすすめです。
| 平均年収 | 361万円 |
| 必要なスキル | ・メイクアップ技術 ・カウンセリングスキル ・商品知識 |
| おすすめな人 | ・美意識が高い人 ・人と接するのが好きな人 ・流行に敏感な人 |
| 仕事の特徴 | ・化粧品の提案と販売を行う接客業 ・サービス業の一種であり就職する上で資格は不要 ・メーカーによる研修を受けられるケースが多い |
| 就職する方法 | ・化粧品会社や百貨店の未経験歓迎求人に応募する ・美容系の専門学校を卒業する ・販売職の経験を積んだ後に転職する |
出典:厚生労働省「化粧品販売/美容部員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
美容部員として就職した後は、接客やメイクアドバイスなどの業務を通じて実践経験を積んでいき、店舗の店長やエリアマネージャー、本社での商品企画職へのキャリアを歩むケースが一般的です。
また、専門的な経験を習得してメイクアップアーティストとして独立する人もいるだけでなく、SNSや動画投稿サイトを通じて人気を得てインフルエンサーのような活動をするような人も見られます。
15. ネイリスト
ネイリストも資格なしで稼げる仕事です。
具体的には、ジェルネイル等のデコレーションを施す「ネイルアート」、爪の形を整えたり爪のトラブルケアをする「ネイルケア」など、お客様の爪に関する要望や悩みを解決する仕事です。
ネイリストに必要なスキルは、細かな作業も苦にならない器用さ、流行をいちはやく取り入れるアンテナの高さが必要です。
他の職種よりも設備投資や店舗スペースにおいての初期投資が少なく済むため、将来的に独立開業を目指す事もできるでしょう。
| 平均年収 | 320.6万円 |
| 必要なスキル | ・ネイルケア技術 ・ジェルネイル技術 ・ネイルアート技術 |
| おすすめな人 | ・手先が器用な人 ・美的感覚がある人 ・トレンドに敏感な人 |
| 仕事の特徴 | ・ネイルケアやネイルアートの施術を提供する仕事 ・資格がなくてもアシスタントから業務を学べる ・デザインセンスだけでなく、ネイルに関する専門的な知識が求められる |
| 就職する方法 | ・アシスタントを募集しているネイルサロンの求人に応募する ・ネイルスクールに通って就職先を紹介してもらう ・実績を積んで自分のサロンを開業する |
出典:厚生労働省「ネイリスト – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
ネイリストは、施術スタッフとしての経験を積みながら技術力やセンスを高めていき、店舗責任者に昇格していくキャリアが一般的です。
また、育成に興味があればネイルスクールの講師として教育に携わったり、独立開業して自分のネイルサロンを運営するようなケースも見られます。
16.建設作業員
建設作業員は、ビルや住宅などの建設現場において、資材の運搬や足場の組み立て、解体など幅広い作業を担う仕事であり、資格がなくても体力さえあれば活躍することができます。
屋外での作業が多いため、とにかく体力や健康管理が重要になってくる大変さはあるものの、仕事を通じて大きなものづくりに携われるといったやりがいが大きい点が特徴です。
実務経験を身に付けることによって、施工管理や大手の建設会社に転職するなどキャリアの幅が広い点もおすすめできる理由です。
| 平均年収 | 415万円 |
| 仕事の特徴 | ・建設現場での足場の組み立てや解体作業などを行う ・体力が求められる仕事であり、資格は不要 ・チームでの協業が基本であり、コミュニケーション能力も大切になってくる |
| 必要なスキル | ・基本的な体力 ・安全意識と観察力 ・指示を的確に実行できるだけの理解力 |
| おすすめな人 | ・健康に自信があり体を動かす仕事で働きたい人 ・資格がなくても安定した仕事に就職したい人 ・手に職をつけてステップアップをしていきたい人 |
| 就職する方法 | ・建設会社の未経験歓迎求人に応募する ・日雇いバイトで現場経験を積んでから正社員就職を目指す |
平均年収出典:厚生労働省「建設・土木作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
17. コールスタッフ
コールスタッフも、特に資格は不要で稼げる仕事です。
具体的には、大手企業から委託された企業が多く、電話を通じてお客様の問い合わせ対応を行う仕事です。
コールスタッフに必要なスキルは、電話を通じて声だけで相手の感情を判断し、適切な応対を行うコミュニケーション能力です。
慣れないうちは難しく感じるかも知れませんが、様々なお客さまの対応を行っていくうちに、ケースに応じた電話応対の最適解が見つかってくるでしょう。
最近はリフレッシュルームや、女性専用のパウダールームなどを設置し、女性に配慮された環境づくりを行っている会社も増えています。
人と話すことが好きという人はもちろんですが、デスクワークが中心となるので、体力が必要な仕事が苦手という人にもおすすめです。
| 平均年収 | 367万円 |
| 必要なスキル | ・電話でのコミュニケーションスキル ・基本的なPCスキル ・傾聴力 |
| おすすめな人 | ・人と話すことが好きな人 ・電話対応に自信がある人 ・向上心がある人 |
| 仕事の特徴 | ・電話対応による問い合わせや案内を担う仕事 ・資格がなくてもコミュニケーション能力があれば働ける ・トラブルが起きたときに冷静な対応が求められる |
| 就職する方法 | ・コールセンターの未経験歓迎求人に応募する ・契約社員や派遣社員として経験を積んだ後、正社員を目指す ・まずはアルバイトから始める |
出典:厚生労働省「コールセンターオペレーター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
コールスタッフとして就職した後は、電話応対やデータ入力業務など実務経験を積んだ後、スーパーバイザーやチームリーダーに昇格するキャリアが一般的です。
会社の人員状況によっては、応対品質の向上や教育担当として本社に配属されるケースもありますが、基本的には現場で働き続けるようなキャリアを歩むことになります。
18. 保育補助
子どもが好きな人は、保育補助の仕事も検討してみましょう。保育補助とは、主に保育士のサポートをする仕事のこと。
保育士になるには「保育士免許」が必要ですが、保育補助はあくまでサポートが仕事のため「保育士免許」を取得する必要がありません。
現在、どの保育園も人手不足に悩まされています。
そこで「救世主」ともいえる存在が、保育補助。子どものサポートは楽なことばかりではありませんが、今後も需要が伸びることが確実なことから、この先も働き先に困らない仕事ともいえます。ちなみに、保育士免許取得のサポートをしてくれる保育園も増えています。
「保育士をいきなり目指すのはちょっと……」という人は、まずは保育補助を経験し、自分に向いていると判断した時点で保育士を目指してみるのもひとつの方法といえるでしょう。
| 平均年収 | 381万円 |
| 必要なスキル | ・保育に関する知識 ・観察力 ・体力 |
| おすすめな人 | ・子どもが好きな人 ・サポートが得意な人 ・体力がある人 |
| 仕事の特徴 | ・保育士のサポートとして園児の世話を担う ・保育士になる場合は資格が必要になるが、保育補助であれば資格は不要 ・子供と一緒に遊んだり教育を行うため体力が求められる |
| 就職する方法 | ・資格がなくても働ける求人に応募する ・保育士の専門学校に通い、保育補助の求人を見つける |
キャリアパス
コールスタッフとして就職した後は、電話応対やデータ入力業務など実務経験を積んだ後、スーパーバイザーやチームリーダーに昇格するキャリアが一般的です。
会社の人員状況によっては、応対品質の向上や教育担当として本社に配属されるケースもありますが、基本的には現場で働き続けるようなキャリアを歩むことになります。
19. 歯科助手
歯科助手も資格が不要で稼げる仕事です。
具体的には、患者さんの受け付けや予約管理、治療の準備など、歯科医や歯科衛生士のサポートを行い、歯科業務が円滑に進むようサポートする仕事です。
平均年収は280万円前後。歯科医や歯科衛生士は国家資格が必要ですが、歯科助手は国家資格が不要で、未経験から採用されやすいのも大きな特徴。日本歯科医師会などが認定する民間資格が多く、キャリアアップも目指すことができます。
歯科助手はサポートが必要なところに臨機応変に対応する必要があるため、臨機応変に動ける人、また、作業を正確に行う必要があるため、几帳面で作業が丁寧な人はぜひ目指してみましょう。
| 平均年収 | 317万円 |
| 必要なスキル | ・事務処理スキル ・診療介助スキル ・医療器具の知識 |
| おすすめな人 | ・気配りが得意な人 ・臨機応変に動ける人 ・細かい作業が得意な人 |
| 仕事の特徴 | ・歯科医師の補助や受付業務を行う ・一定の学習意欲を求められるものの、特定の資格が不要 ・コミュニケーション能力を活かして働くことが重要 |
| 就職する方法 | ・未経験者を募集している歯科クリニックに応募する ・職業訓練で歯科助手に関するコースを受講する |
出典:厚生労働省「歯科助手 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
歯科助手になった後は、器具の準備や診療補助からスキルを積んでいき、経験を重ねてチーフや教育担当へとキャリアアップしていくことが一般的です。
業務を通じて歯科衛生士の資格を取得できれば、より専門的な業務に携わることができるため、働きながら資格取得を目指すような人も見られます。
20. 期間工
期間工は、主に完成車メーカーなどの工場に就職し、一定期間工場での組み立て作業に従事する仕事であり、資格がなくても体力さえあれば契約社員として働くことができます。
求められるスキルに対して収入が高いだけでなく、無料で寮に住めたり満了慰労金がもらえるなど、待遇が良い点が特徴です。
空調が効いていない工場の中でハードな肉体労働に従事する必要がありますので、身体面での負担が大きい点はあらかじめ注意しておく必要があります。
契約期間終了後には正社員登用のチャンスがある職場もあるため、長期的なキャリア形成を目指すことも可能です。
| 平均年収 | 400〜500万円 |
| 仕事の特徴 | ・製造ラインにおける短期間での工場勤務に従事する ・体力があれば資格は不要 ・求められるスキルに対して収入が高い |
| 必要なスキル | ・体力と集中力 ・単純作業を続けられるだけの継続力 ・自己管理能力 |
| おすすめな人 | ・短期間で稼ぎたい人 ・地方から住み込みで働きたい人 ・ルーティンワークが苦にならない人 |
| 就職する方法 | ・気になるメーカーの採用ページから直接応募する ・派遣会社に期間工の求人を紹介してもらう |
平均年収出典:株式会社日輪「期間工の年収は高い?どのくらい稼げる?給料が高い理由を解説!」
キャリアパス
21. 営業事務
営業事務は営業職の事務サポートをする仕事であり、テキパキと作業を進めることができれば資格がなくても働くことができます。
特にパソコンを使ってスピード感のある仕事が求められるため、就職を目指す際は基本的なパソコンスキルがある事は重要になってきます。
また、事務職ではありますが営業職とやりとりをすることが多いため、コミュニケーション能力が求められます。
面接においては基本的なパソコンスキルとコミュニケーション能力をアピールできるように、入念に面接対策に取り組んでおきましょう。
| 平均年収 | 511万円 |
| 仕事の特徴 | ・影響担当のサポートとして見積書や請求書の作成を行う ・基本的なパソコンスキルがあれば資格は不要 ・スピードと正確性の両者が求められる |
| 必要なスキル | ・基本的なパソコンスキル ・社内外とのやりとりを円滑に進められるコミュニケーションスキル ・複数の業務に向き合えるマルチタスクスキル |
| おすすめな人 | ・人をサポートすることにやりがいを感じる人 ・数多くの事務作業をてきぱきとこなすような働き方がしたい人 ・ビジネス現場に関わりたい人 |
| 就職する方法 | ・未経験者歓迎の求人を就職エージェントに紹介してもらう ・一般事務の経験を積んでから転職する ・紹介予定派遣を活用し、正社員登用を目指す |
平均年収出典:厚生労働省「営業事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
キャリアパス
資格なしから仕事を見つける具体的なステップ
資格なしから仕事を見つけるためには、まず自己分析をして自身の強みや仕事で発揮できる適性を把握することが大切です。
十分に自己分析ができた後は、企業研究を行って、実際に就職後に働くイメージを具体化するとともに、自身にマッチしている職場かどうかを求人を見ながら判断をしていきます。
自己分析と企業研究で事前準備ができたら就職サービスに登録し、資格なしで採用している求人に積極的に応募していくことで、効率的に内定獲得を目指すことができます。
ここからは、資格なしで仕事を見つける具体的なステップについて詳しく解説します。
1. 自己分析をする
仕事探しを進める際は、いきなり求人に応募するのではなく、まずは自己分析をするところから始めましょう。
自己分析とは、自分の性格や価値観、今までやってきたことや得意・不得意を整理することによって、自身にマッチしている職種や業種の傾向を言語化する分析のことを言います。
例えば、人とのコミュニケーションが好きということが分かれば、サービス業や営業職が向いていますし、1人でじっくりと考えることに強みがあることが分かれば、企画職やプログラマーなどのキャリアがマッチしていると想定できます。
資格なしで就職活動を進める場合は、自身のポテンシャルや性格を面接で全面的にアピールしていくことが求められますので、まずはしっかりと自己分析をすることを意識してください。
自己分析の方法が分からない場合は、就職エージェントにサポートしてもらうこともおすすめです。
2. 企業研究をする
自己分析ができた後は企業研究を進めていきます。
企業研究とは、求人票や企業の採用ページに加えて、就職口コミサイト等での口コミを確認することで、実際に就職後に働くイメージを具体化するリサーチのことを言います。
企業研究を通じて、企業の理念や働く雰囲気、働き方、キャリアパスなどの情報を事前に収集しておくことができれば、就職後にミスマッチを感じるリスクが少なくなり、短期離職を防止することができます。
資格なしで仕事を探す際は、研修制度の有無や未経験者の受け入れ体制を確認することもポイントになりますので、企業研究が特に重要と言えます。
企業研究の際は、企業が発信している情報だけでなく、SNSなども活用して実際に働く人の声をチェックすることも有効です。
企業研究を事前に行っておけば、面接での志望動機も具体的になりますので、選考通過率を引き上げることにも役立つでしょう。
3. 資格不要の求人に積極的に応募する
資格なしで応募できる求人は探せば多く見つけられます。
求人サイトを使って就職活動を進める場合は「資格不要」「未経験者歓迎」などの条件で絞り込むことにより、自分に合った案件を見つけやすくなります。
特に資格不要の求人は、同時に未経験者を積極的に募集している傾向も見られますので、研修制度の有無なども合わせてチェックしておき、自身の中長期的なキャリアに役立てられる求人を見つける意識を持っておきましょう。
もし資格なしでいきなり正社員になることに不安を感じる場合は、アルバイトや派遣社員、契約社員等からキャリアをスタートさせ、正社員登用を目指すといった方法も考えられます。
重要なのは、自身ができそうなことから始めてみるといった積極的な行動となります。
積極的に応募して面接の経験を積んでいくことで、自信に繋がるだけでなく、本当に就職したい会社を見つけたときに自身の魅力を最大限にアピールできるようになるため、チャンスを逃さず積極的に行動していってください。
資格なしでも仕事に役立つ汎用的な知識やスキル
実際に社会人の中には、資格なしでも活躍している人が数多くいます。
そうした人は、実務で役立つような汎用的な知識やスキルを身に付けていることが多いため、就活をするにあたって理解しておくことが大切です。
中でも特に重要になってくるのが、円滑な人間関係を築くためのコミュニケーションスキルや社会人として求められるビジネスマナー、多くの職種で共通して発揮できるパソコンスキルの3点です。
これらの知識やスキルは、職種に関係なく汎用的に活用できるだけでなく、場合によっては資格よりも評価されることがあります。
ここからは、資格なしでも仕事で役立つ汎用的な知識やスキルを3つご紹介しますので、目立った資格がないまま正社員を目指そうとする場合は、これらの知識やスキルをアピールして、面接官に好印象を持ってもらうと良いでしょう。
コミュニケーションスキル
大抵の仕事は複数人で協力して業務を進めていくような働き方になりますが、職場で円滑な人間関係を築く上では、コミュニケーションスキルが非常に重要になってきます。
どれだけ優れたスキルや知識を持っていたとしても、報告・連絡・相談ができなければ、仕事の進行やチーム全体の効率に悪影響をもたらしかねません。
中でも営業職や接客業、事務職などにおいては、相手の話を正しく理解した上で分かりやすく自分の意見を伝える能力が求められるため、資格がなくてもコミュニケーションスキルが高いことをアピールできれば、内定獲得を目指す事が十分に可能と言えます。
コミュニケーションスキルは面接でも優先的に見定められる能力となっていますので、就職エージェントの模擬面接を活用し、ハキハキと話せるトレーニングをしておいてください。
ビジネスマナー
ビジネスマナーは、社会人として信頼を築くために欠かすことができない基本的なスキルです。挨拶や身だしなみ、言葉遣い、メールや電話応対など、日々の業務の中で頻繁に求められるスキルのため、資格を持っていてもビジネスマナーがない場合は、それだけで選考に落ちてしまうことも考えられます。
特に資格なしで入社を目指す場合、第一印象やビジネスパーソンとしての常識的な行動ができているかによって自身の評価に直結する可能性もありますので、意識的にビジネスマナーと向き合うことが大切になってきます。
ビジネスマナーに自信がない場合は、オンラインの無料講座や各種動画投稿サイト等のビジネスマナー解説の動画を見るなどして、知識をインプットしておいてください。
パソコンスキル
現代社会において、大半の仕事で基本的なパソコン操作が必要とされます。
特にオフィスや店舗など室内で働く職種の場合は、メールの送受信、WordやExcel等の基本操作、Web検索の活用などは基礎スキルとして求められる傾向があります。
Microsoft Office Specialistなどのパソコンに関連した資格がなかったとしても、実務としてパソコンスキルを身に付けていれば大きな武器となります。
最近では若年層ほどパソコンを触ったことがない人が増えてきているため、無料の学習サイトや動画を活用し、スキルを磨いておきましょう。
仕事を資格なしで始めることについての調査データ
資格なしで仕事を始めようとする際は、様々な不安がつきまとうことでしょう。
しかし、実態として、就職活動において資格取得していることを重視するような企業は多くはないといったデータが見られます。
また、特定の資格を持っていないまま働いている正社員は5割程度いるといったデータもありますので、資格の有無にとらわれることなく就職活動を進めても良いと言えます。
ここからは、仕事を資格なしで始めることに関する調査データについて解説していきます。
資格取得を重視する企業は多くない
株式会社リクルートの就職みらい研究所が発表した「就職白書2025」によれば、企業が新卒採用の採用基準で重視する項目として、資格取得を挙げている割合は16.8%に留まります。
一方、人柄を重視していると回答する企業は92.9%とほぼ100%と言える水準になっていることから、資格よりも人柄や実際にやってきたことが何かといったポイントを見定められていると言えます。
中途採用においても、未経験者関係の求人であれば新卒採用と同じくポテンシャル採用になりますので、同じく人柄が重視される選考になることが想定できます。
自分の魅力をしっかりとアピールするためにも、自己分析に取り組みつつ、模擬面接を通じて面接対策をしっかりと進めていくことを意識してみてください。
資格を持っていないで働いている正社員は5割程度
労働政策研究・研修機構の発表によると、中途採用などで就職した正社員のうち役立つ資格や免許を持っていると回答した人の割合は、年齢平均で53.9%となっています。
2人に1人程度しか実務に関連するような資格を持っていないと言えるため、逆説的に資格がなくても正社員として就職する事は可能であると言えます。
本調査では、年齢が上がっていくにつれて「仕事で役立つ資格を持っている」と回答する割合が増えていますので、就職活動で無理に資格取得をするのではなく、就職後に実務内容に合わせて特定の資格取得を検討していくといった方法がおすすめです。
資格なしでもできる仕事とは?
資格なしでもできる仕事とは、働く上で法律や業務規定上特定の資格が求められない仕事のことを指します。
いわゆる未経験歓迎で募集される求人が大半であり、実務経験を通じてスキルアップを実現することによって収入アップも見込めます。
改めて資格なしでもできる仕事とはどういったものなのか、理解を深めていきましょう。
資格なしでもできる仕事の特徴と魅力
資格なしでもできる仕事は、未経験者を歓迎する求人が多いといった特徴があります。
先ほど紹介したような接客業や営業職を始め、様々な求人で未経験者を採用しているため、実務経験がなくても丁寧な研修を受けつつキャリアアップを目指していくことができます。
また、資格なしでも就職できる仕事は人柄や体力、コミュニケーション能力が実務においても重視される傾向にあるため、学歴や職歴に自信がない人でも前向きに仕事に向き合うことで活躍できる点も魅力的なポイントだと言えます。
職種によっては、資格がなくても成果を認められれば昇格ができるだけでなく、マネジメント経験を積むこともできますので、様々なキャリアを歩める点が特徴です。
資格が必要な仕事との違い
資格が必要な仕事との大きな違いは、専門的な知識や特定の国家資格が求められるかどうかという点が挙げられます。
分かりやすい例で言えば、医師や弁護士などの仕事はそれぞれの国家資格を持っていなければそもそも就職することができません。
一方、資格不要の仕事は、ポテンシャルさえあればチャレンジできるといった大きな違いがあります。
資格が必要な仕事に比べて、資格なしでもできる仕事は就職するハードルが低いため、キャリアチェンジに挑戦したい人や、フリーターやニートなどでブランクがある人でも就職しやすく、長期的なキャリア形成を考えていきたい人にもおすすめです。
資格なしでもできる仕事の注意点
資格なしでもできる仕事には様々なメリットがあるものの、いくつか注意すべきポイントがあります。まず、就職する上でのハードルが低いため誰でも応募できてしまい、競争率が高くなる傾向があるといった注意点が挙げられます。
また、業務内容が単調になりやすいことから、企業や職種によっては身に付くスキルが限定的になるといった点も注意すべきポイントと言えるでしょう。
そのため、就職する際には仕事内容や職種、待遇だけでなく、仕事を通じて成長できる環境かどうかを見極めることが重要です。
自分が就職後に働くイメージを具体化するためにも、企業研究に取り組むことを意識してみてください。
資格なしの仕事探しのポイント
ここまで資格なしで稼げる仕事を紹介してきました。
しかし、いざ探そうとした時、「何をポイントに選んだらいいか分からない…」と悩む人も多いと思います。
ここでは、資格なしの仕事を探す際のポイントを紹介します。
1. 業界や職種を絞りすぎない
業界や職種は絞り過ぎないようにしましょう。「この業界の、この職種に就きたい!」とあまりに固めすぎてしまうと選択肢が狭くなり、選考の機会も減ってしまうためです。
「人と接することが好き」であれば、先ほど紹介した接客業、エステティシャン、美容部員など様々な職種があります。興味がない職種と思っていても、いざ調べてみると意外と興味が湧いてきて、「実は天職だった」というケースもよくあります。
自分のやりたいことと仕事内容に対する適性も考慮しながら、幅広く探すよう心がけましょう。
2. キャリアプランを考える
将来のキャリアプランを考えた上で、仕事を探しましょう。
キャリアプランを考えずに仕事を探してしまった場合、業務内容にやりがいを感じず、ギャップに苦しむことになってしまいます。
「経験を積んで転職できるキャリアを歩みたい」、「女性が働きやすい制度が整っている会社で働きたい」など、目先の条件だけではなく、自身のやりたいことやその会社で得られる経験や環境も調べながら、仕事を探してみましょう。
3. 転職サービスを活用する
未経験から資格なしで働ける仕事を探す場合、ハローワークや転職サイト、転職エージェントなどの転職サービスを活用するのがおすすめです。
ハローワークや転職サイトは、未経験から資格なしで働ける仕事が多く掲載されており、様々な求人を選ぶことができます。
求人を何を基準に選んでいいかが分からない、自身の適性を客観的に判断してほしいという方は、転職エージェントを利用しましょう。私たちジェイックも転職エージェントですので、適性が活かせる仕事、やりたい仕事、そしてなりたい将来像から、その人にあった求人を紹介します。応募の際には書類の添削や面接のアドバイスも行いますので、1人で悩みながら就職・転職活動をせず、まずはお気軽にお問い合わせください。
資格なしの仕事に就職するための面接対策
資格なしの仕事は応募が集まりやすいため、面接対策が非常に重要になってきます。
特に重要になってくる面接対策のポイントとしては以下の3点が挙げられます。
- 言葉遣いや身だしなみを整える
- ハキハキとしたコミュニケーションを心がける
- 逆質問を必ず行う
それぞれ詳しく解説します。
1. 言葉遣いや身だしなみを整える
資格なしで仕事を探す場合、第一印象が非常に重要になってきますので、言葉遣いや身だしなみを整えるといった基本的なポイントから意識していきましょう。
どれだけ話す内容が練り込まれていたとしても、第一印象が悪ければそれだけで見送りになってしまうことがあります。
特に接客業や営業職といった顧客対応が重要になる仕事や、チームワークを重視して働くような仕事の場合、言葉遣いや身だしなみは特に注意深く見定められる傾向にあります。
資格がないことに不安を感じている人は、それ以外の部分で自分をよく見せられるよう、他人からの見られ方に意識して面接に取り組むことが重要です。
2. ハキハキとしたコミュニケーションを心がける
どのような仕事に応募する際も、社会人として働く上でのコミュニケーション能力が非常に重要になってきます。
競争率が高くなりやすい資格なしでもできる仕事に就職するためにも、組織でうまくやっていけるだけのコミュニケーション能力があることをアピールしましょう。
面接官に質問された時は、ハキハキと明るく答えるように心がけるだけでも、印象をより良いものにすることができます。
「資格なしでもできる仕事はポテンシャルが重要になってくる」といった意識を持つとともに、何を話すかだけではなく、どのように伝えるかといった点も意識してみてください。
3. 逆質問を必ず行う
面接の終盤では「何か質問はありますか?」と問われることがあるため、積極的に逆質問をしていくことがポイントです。
逆質問をすることで、就職に対する熱意のアピールに繋がるだけではなく、就職後のミスマッチを防止することが可能になります。
逆質問の項目としては、出来る限り働く熱意があることが伝わるものが望ましいでしょう。
例えば、「就職するまでにやっておくべき事はありますか?」「職場で活躍している人の特徴を教えてください」などの質問が効果的と言えます。
資格をもし取るなら?おすすめの資格を紹介
「資格をもし取るとしたら、どれがいいんだろう?」と思っている人に向けて、おすすめの資格を次の4つに分けて紹介します。
- 稼ぎやすい資格
- 手に職がつく資格
- スキルアップにつながる資格
- 独立しやすい資格
稼ぎやすい資格
「稼ぎやすい資格」には、取得までのハードルが高く専門性の高い仕事があげられます。
- 医師免許
- 弁護士
- 公認会計士
- 税理士
たとえば医師は難関の国家試験に合格する必要がありますが、その責任感の重さや、高度な専門性に見合う高年収な仕事として知られています。
弁護士も難関の司法試験に合格する必要があり、取得までのハードルがかなり高いですが、「法務分野の専門家」として高い収入を得られるでしょう。
公認会計士や税理士は「財務・税務分野のエキスパート」として、その専門性の高さから高額の報酬が手に入る仕事として有名です。
これらの資格はいずれも取得が簡単ではありませんが、一度取得すれば生涯にわたって高い収入を得られる可能性があるでしょう。
手に職がつく資格
「手に職がつく資格」には、全国的に働く場所の多い仕事が該当します。
- 介護福祉士
- 看護師
- 保育士
- 調理師
介護福祉士は、高齢者や障がい者の介護スキルをなど持つことを証明する国家資格です。
福祉職は資格なしでも働ける施設は多いですが、介護福祉士の資格を持っていると高く評価される傾向にあります。
看護師は国家資格の「看護師資格」をもとに、医療行為や、患者さんの精神的なケアに関わるスキルを活かして病院などで働く職業です。
保育士も国家資格の一つで、子どもの保育に関わる専門知識やスキルをもとに、保育園や幼稚園などで子どもたちの成長をサポートします。
調理師は、食品に関する専門知識や調理技術を持つことを証明する国家資格で、取得することでレストランやホテルの厨房などで安定的に働ける道が開けるでしょう。
スキルアップにつながる資格
「スキルアップにつながる資格」の例を4つ紹介します。
- FP(ファイナンシャル・プランナー)
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- TOEIC
- 簿記
FPは、顧客のライフプランニングや資産運用に関わる知識を証明する資格です。特に金融業界で働く人や、営業職として顧客への提案の幅を広げたい人に役立ちます。
MOSは、WordやExcelなどのマイクロソフトオフィス製品のスキルを証明する資格のため、日常的にパソコンを使う多くの人に役立つ資格といえるでしょう。
TOEICは英語力を測る世界共通のテストで、昇進や海外転勤の際にTOEICのスコアを評価する企業は少なくありません。
簿記は、企業の会計処理に関する知識を測る資格です。経理や財務職への転職を目指す人だけでなく、自社の財務状況を把握・分析したいマネジメント層にもおすすめです。
独立しやすい資格
「独立しやすい資格」の例を4つ紹介します。
- 社会保険労務士
- 行政書士
- 中小企業診断士
- 司法書士
社会保険労務士は企業の人事・労務管理の専門家で、独立して社労士事務所を開業している人も少なくありません。
行政書士は官公庁への提出書類の作成や手続きを代行する専門家で、個人事業主として独立・開業しやすい仕事として有名です。
中小企業診断士は、中小企業の経営課題を診断し、改善策を提案するコンサルタント職の一つです。中小企業と顧問契約を結ぶ、セミナー講師として働くなど、個人で活躍している人が多くいます。
司法書士は不動産登記や商業登記など、法律に関わる手続きを代行する専門家で、独立後も仕事が途切れにくい仕事として知られています。
まとめ
資格なしの仕事は、「のびしろがある仕事」ともいえます。
たとえば、前述したとおり、保育補助の仕事には保育士免許がなくとも就くことができます。
この場合、保育の仕事が自分に向いていると思えば、保育士免許取得を目指す道も見えてくるでしょう。
もし向いていないと思えば、別の仕事に移ることも比較的容易にできます。保育補助の仕事で培った「サポート力」などがあることで、別の領域で人をサポートする仕事にも挑戦しやすくなるからです。
つまり、資格なしの仕事に就くことは、自分自身の将来のキャリアを広げられることを意味します。一方で、保育士免許を一度でも取得してしまうと、なかなかその仕事を辞めることはできません。資格取得のために掛かった時間やお金を考えると、辞めることをもったいなく感じてしまうこともあるからです。
もちろん、資格があることで行える仕事もあるため、資格を取得することが一概に悪いこととはいえません。しかし、長い苦労の末に資格を取得したあとに、「この仕事に自分は向いていない…」と感じてしまうと、仕事を楽しめなくなることも。
そのため、「何がなんでもこの仕事がしたい!」という職業が決まっていないは、資格取得を目指すのではなく、まずは資格がなくても働ける仕事に就くことをおすすめします。
その仕事を行うなかで、経験やスキル、知識、そして自分にとっての向き不向きといった感触を得ることができれば、それらは次のステップに向かうための大きな「糧」となるのです。


「資格なしでの仕事」に関するよくある質問
資格なしでも就職できる仕事としては、営業やエンジニア、接客や介護などの職業が挙げられます。
仕事に役立つ資格があれば入社後に取得し、給料アップなどを目指すことも可能です。
就職に役立つ資格なしの場合、正社員就職できるか心配という方もいるでしょう。
ジェイックの「就職相談」にお申込みいただければ、自分の強みを活かして就職するためのアドバイスをさせていただくことが可能です。ぜひ一度ご相談ください。
将来的に稼げる状態を作り上げたいのであれば、取得が難しいと言われている資格を目指すのが良いでしょう。稼げる資格としては、以下のようなものが例として挙げられます。
・宅地建物取引士
・建築士
・電気工事士
・税理士
・司法書士
・不動産鑑定士
・中小企業診断士
・整備士
基本的に稼げる可能性のある資格は国家資格となってきますので、取得するだけで就職市場での評価が高められるだけでなく、平均年収の高い仕事に未経験から就職できる可能性も出てきます。
ただし、稼げる資格は合格率が低かったり、まとまった勉強時間が必要になってきますので、資格取得のために就職活動を後回しにすることは避けるようにしてください。








































