自己PRが無い場合の題材の見つけ方
自己PRと向き合うことは就職活動において大切ですが、どうしても題材が見つからない時は、次のような方法を試してみることがおすすめです。
家族や友人に相談する
自己PRが無いという人にまず試してほしいのが、家族や友人に相談することです。
何故なら、自己PRが無いと思っているのはもしかしたら自分だけかもしれないからです。
自分が認識している自分と、家族や友達が認識している自分では見え方は大きく変わってくるものです。
「あの時○○してくれたから、責任感が強い人だと思ってた」「昔から負けん気が強い子だった」など、自分が覚えてもいないようなエピソードを知るきっかけにもなるでしょう。
「就職活動を始めるために自己PRに悩んでいる。何かいい強みは無いか」など聞いてみることで、自分らしい自己PRが見つかるかもしれませんよ。
企業が求める人物像から逆算してみる
自己PRに限らず、何かを考える時にお題やヒントがあると、関連したワードから考えが閃くことは多いです。
自己PRが無いのであれば、企業が求める人物像から逆算して考えることがおすすめです。
例えば応募先の企業に営業力が強いといった特徴がある場合、営業職に必要な要素を書き出してみます。
その要素の中で「行動力」についてアピールできると感じたら、自分の人生で行動力を発揮したエピソードを考えてみることで、逆算した自己PRが作れます。
この逆算による自己PRは、比較的解像度を上げたアピールポイントを見つけられるだけでなく、企業にとって欲しい人材であることを直接アピールすることにも繋がりますので、採用される可能性を高められるといったメリットがあります。
就職エージェントのカウンセリングを受ける
上記のようなことをしても自己PRが全く思いつかないという場合は、就職エージェントの利用を検討すべきです。
就職エージェントに登録すると、電話や面談でカウンセリングを行うことができます。
このカウンセリングでは、「自分がどんなところに就職すべきなのか」「自分の強みやアピールポイントは何か」「どんな会社であれば自分の強みを最大限に発揮できるか」といった、就職活動をしていく上で必要な情報を知ることができます。
また、就職エージェントによっては、カウンセリング後に自分の希望に合った求人を紹介してくれたり、面接日程調整の代行をしてもらえたりと、就職活動を有利に進めていくことができるサービスも提供しています。
20代の正社員就職支援に強い就職エージェントとしておすすめなのが、弊社ジェイックです。詳細を知りたい人は、以下のリンクかこの記事の最後をご覧ください。
自己PRが無い場合でも使いやすい例文
ここからは、自己PRが無いと困っている人でも使いやすい例文を3つご紹介します。
この例文をそのままコピペすることはせず、自分のアピールしたいポイントと上手く噛み合わせながら参考にしてみてください。
例文1
まずはコミュニケーション能力をアピールポイントとした例文です。
どんな人とも円滑にコミュニケーションが取れることをアピールできており、営業職としてその資質を活かしていけるイメージが湧いてくる例文です。
例文2
続いて、粘り強さをアピールポイントとした例文です。
「私はどんな状況であっても諦めない粘り強さが取り柄です。
学生時代にオーストラリアに語学留学をしていた際、スクールでは度々グループワークを行っていました。
そのグループワークでは進行役を務めていたのですが、様々な国の出身者が集まっていたこともあり、頻繁に意見が割れる事態に陥っていました。
そんな中でも諦めず、発言ができていない人には積極的に発言を促したり、主張が強すぎる人には逆に抑えてもらったりと、ワークでの発言量の調整に徹しました。
最初は上手くいきませんでしたが、粘り強く円滑な会議進行を意識したことで、最終的にはどんなワークでもクラスで一番のスピードで終わらせられるようになりました。
貴社で働いていく上では全てが順風満帆に行くとは限りません。どんなに高い壁があっても、この留学で得た粘り強さを持って突破していきたいと思います。」
留学経験という具体的なエピソードを盛り込みつつ、強いアピールで締められている自己PR例文です。
例文3
最後に、行動力をアピールポイントにした例文を紹介します。
「私は目標を達成するために行動力が発揮できることが強みです。
学生時代にテレアポをするインターンをしていたのですが、最初はどれだけやってもアポイントが取れずに苦戦していました。
このままではインターンをしている意味がないと感じ、アポイントが取れている先輩の電話方法を聞かせてもらったり、自分の電話を録画して研究したりと、とにかく改善のためにできることをやりきりました。
結果、月間MVPを取得することもでき、行動力が仕事をする上で重要であることを学びました。
貴社の営業職ではこの行動力が活かせると思います。
最初は苦戦するかもしれませんが、今自分にできることは何かを常に考え、行動をし続ける人材でありたいと思っています。」
行動力を発揮したプロセスも明確であり、きちんと実績にも繋がっている例文です。
自己PRが無い場合の注意点
ここからは、自己PRが無いという人に知っておいて欲しい注意点について解説します。
企業が求める人材像を考える
自己PRを考える際は、企業が求める人材像を考えるように気をつけましょう。
自分がアピールしたいことだけを伝えても、応募先の求人で求められるような資質がないと判断されてしまっては見送られてしまいます。
どんな人ならその企業で採用されるか、しっかり先読みした上で自己PRを作れると、より受かる可能性を高められるでしょう。
そのためにも、自己PRはできるだけ完全に流用せず、1社1社カスタマイズすることがおすすめです。
自己PR=長所ではない
自己PRと長所は同じものだと考えられることも多いですが、厳密に言うと両者は違う意味を持ちます。
長所が「その人の人柄」を表すのに対し、自己PRは「自己認識している強みをどのように活かしたいと考えているか」を伝えるものとなっています。
面接で自己PRを聞かれたら、この記事で紹介している例文のようなものを答え、長所を聞かれたら自分が考えている長所のみを答えるように注意してください。
自己分析をしっかり行う
自己PRを考えていく上で、自己分析は非常に大切です。
自己PRが無いと悩んでいる人こそ、しっかりと自己分析ができていない傾向にあります。
自己分析とは、「自分の強みや弱みの理解」「どんな時に本領発揮できるか」「自分の考えの傾向を知る」など、自己PRの作成だけでなく、満足のいく就職活動の成功に欠かせないものです。
自己分析の方法が分からないという人は、この後紹介する就職エージェントの利用がおすすめです。
自己PRに自信が無い人におすすめな就職エージェントとは?
自己PRに自信が無い人は、自己分析が足りていないことも考えられます。そんな時は、就職エージェントによるサポートを受けることも検討してみましょう。
就職エージェントの利用
正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。これまでの経歴や自己PRに自信がない人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 就職未経験に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。複数の就職エージェントに登録しても構いません。気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
- 面接対策
私たちジェイックも就職エージェントを運営しており、社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。
ジェイックの「就職カレッジ®️」では、転職活動のノウハウやビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も行っています。
支援講座の受講者は、社会人経験が短い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なシステムです。転職できるか不安な人にも、利用しやすいサービスとなっています。
まずは、就職やキャリアの悩みを相談したいという方でもご利用可能です。
転職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。
まとめ
自己PRが無いという場合は、この記事で紹介したようなアピールポイントや例文を参考にして、今一度作成の時間を取るようにしてみてください。
それでも自己PRが思いつかない場合は、自己分析をするためにも就職エージェントの活用がおすすめです。
弊社ジェイックの就職エージェントには、以下のリンクから30秒程度で登録できますので、気になる人はチェックしてみてください。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい
「私は常に相手の立場に立ってコミュニケーションが取れます。
学生時代に所属していたイベントサークルでは、自分が企画者としてコンテストの運営を行いました。
企画を進めていく上では、コンテスト出場者はもちろん、ステージ機材の担当者や司会者、観客の動員スタッフから会計周りまで、非常に多くの人とコミュニケーションを取る機会がありました。
その中で、常に私は相手の立場や思いを汲み取って会話をするように心がけました。
その結果、スケジュールに一度の遅延も出ることなく、過去最大の規模でコンテストを成功させることができました。
この経験を持って、貴社の営業職としてもお客様の立場に立って常に最善の提案をしていきたいと考えています。」