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ハローワークはブラックばかり?ホワイト企業の見分け方など紹介

ハローワークはブラックばかり?ホワイト企業の見分け方など紹介

ハローワークブラックばかり掲載されている」という評判を聞いて、不安に思ったり疑問を感じたりする人もいるのではないでしょうか。

頑張って求職活動をおこなっていても、このような噂を聞くと不安に感じてしまい、せっかくのやる気がそがれてしまうかもしれません。

今回はハローワークの求人がブラック企業ばかりであると言われてしまう理由をおさえたうえで、ハローワークを利用するメリット・デメリットをご紹介します。ハローワークに掲載されている求人の中からホワイト企業を見分けるためのポイントも解説します。

これからハローワークを利用したいと考えている人や、求職活動をおこなっている中でハローワークで求職活動を進めていいのか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

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ハローワークはブラックばかりと言われている理由

ハローワークはブラックばかりと言われている理由

求職者に多数の求人を紹介してくれるハローワークですが、ハローワークの求人はブラック企業ばかりだという評判を聞いたことのある人もいるかもしれません。

なぜ「まともな求人がない」と言われてしまうのでしょうか。利用をするにしても、悪評の理由をおさえておきたいですよね。

今回は、ハローワークにブラック企業が多いと言われている主な理由3つをご紹介します。

  • 無料で掲載できる
  • 求人掲載を基本的に断れないく
  • 掲載審査が緩い

それぞれ見ていきましょう。

理由1. 無料で掲載できる

通常の場合、企業はお金を払って求人サイトなどで求人募集を掲載します。しかし、ハローワークではこの掲載料がかかりません。これはハローワークが民間企業ではなく、国(厚生労働省)が運営しているためです。

無料で求人を掲載できるということは、業績が悪かったり、慢性的な人手不足の問題を抱えている企業でも求人しやすいという側面があります。一般的に業績の良い会社ほどホワイトでゆとりがあり、業績が悪く人手不足の会社はブラックになりがちな傾向にあります。

もちろんなかには優良なホワイト企業の求人掲載もあります。しかし、あらゆる求人を掲載しているハローワークでは上記のような求人も混ざってしまっているので、見分けが付かなかったり、一部だけの求人情報を得たりした場合、ブラック企業ばかりである印象を受けてしまうことがあります。

理由2. 求人掲載を基本的に断れない

ハローワークでは企業から求人掲載の依頼があった場合、基本的に掲載を断ることはありません。ハローワークの特性上、公正さを保たなければならないので、掲載する企業を積極的に選定することができないのです。

その結果、労働基準法に違反しているなどの理由がない限りはあらゆる企業の求人を掲載することになります。法律でグレーゾーンの企業は違反の確証がなければ掲載されてしまうケースも多く、違反していた場合でも改善が認められれば半年後には掲載できるようになります。

そのため、ハローワークのたくさんある求人の中には、たしかにブラック企業も掲載されてしまっている現状があるのは事実です。

理由3. 掲載審査が緩い

ハローワークにも求人掲載をするときに企業の審査をおこなう仕組みはありますが、民間企業の有料求人情報サイトと比べるとかなり緩い審査です。前述のとおり、よほどの違反がなされている企業でなければ基本的に登録をするだけで簡単に掲載審査を通過してしまいます。

無料でかつ掲載審査が緩い条件が整っているのは、優良企業だけでなくブラック企業にとってもうってつけであるといえます。もちろんホワイト企業もハローワークに求人を掲載することはありますが、人手不足により継続的に求人を出し続けているようなブラック企業に埋もれてしまっている可能性があります。

ハローワークはお金を払うことなく求人を継続的に載せることができるため、業績が悪かったり慢性的な人手不足であったりするブラック企業としては使わない手はないような条件になっているのです。

ブラックばかりのハローワークで求人を探すメリット

ブラック企業も多く掲載しているとはいえ、ハローワークを利用して求人に応募するメリットはいくつもあります。

  • 地元密着型
  • 求人数が豊富く
  • 不採用理由を教えてくれる
  • 各種社会保険を完備している企業から選べるく
  • 強要する職員がいない

主なメリット5つをを紹介します。

メリット1. 地元密着型

1つ目のメリットは、地元密着型である点です。

通常の求人情報サイトから自分の住んでいる地域の求人を探そうとすると労力がかかり、特に地方エリアの場合は希望する条件に合う求人が見つからないケースも多々あります。

一方ハローワークの場合は、それぞれの地域のエリア毎に管轄が分かれているため地元の求人が集まりやすく地域密着で紹介してくれるメリットがあります。

就職後も今いる地元に住み続けたい場合や、なるべく家から近い距離の求人を探している場合にハローワークの利用は便利です。

メリット2. 求人数が豊富

2つ目のメリットは、求人数が豊富である点です。

無料でかつ審査が緩いハローワークではブラック企業も多く集まってしまうとご紹介しましたが、ホワイト企業や優良企業も掲載しやすいです。

ありとあらゆる求人が掲載されているので、沢山の求人を見比べてみたい場合には便利でしょう。実際にハローワークでは、ほかのどの求人情報サイトよりも求人が多くなっています。

ハローワークに申し込まれた求人は、全国の各エリアのハローワークやハローワークインターネットサービスを通じてチェックすることが可能です。豊富な求人の中から求人を探せることは、求職活動をおこなうにあたりとても大きなメリットです。

メリット3. 不採用理由を教えてくれる

3つ目のメリットは、職業紹介を受けて不採用となった場合でも、不採用の理由を教えてくれることが多い点です。

他の求人サイトでは企業クライアントとしてお金を支払っている背景があるため、不採用となった場合でもはっきりとした理由を教えてもらえなかったり、自分から理由を聞きづらかったりします。

しかし、ハローワークは民間企業ではないうえに運営目的が職業支援であることもあり、不採用となってしまった場合でもその理由を具体的に聞けるケースも多いです。

不採用の理由がわかれば次の面接などにも活かしやすく、何度も応募することもある求職活動で、毎回フィードバックを貰えたり、気付きを得られたりするチャンスがあるのは大きなメリットです。

メリット4. 各種社会保険を完備している企業から選べる

4つ目のメリットは、各種社会保険を完備している企業から求人を選べる点です。

求人サイトなどで仕事を探すとき、社会保障制度の総称である社会保険が完備されているかどうかは重要なチェックポイントです。

社会保険は「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」「労災保険」「雇用保険」があり、労働者を守るための保証制度として設定されています。

先ほどハローワークの求人掲載は審査が緩いとご紹介しました。しかし、ハローワークは公的な機関であるため、社会保険を完備している企業でなければ掲載できないという必要最低限のラインがあります。

そのため、ハローワークに掲載されている求人はいずれも各種社会保険を完備しています。わざわざ確認をしなくても、各種社会保険完備の企業から選べるのは大きなメリットでしょう。

メリット5. 強要する職員がいない

5つ目のメリットは、求職者に就職を強要する職員がいない点です。

通常民間企業の運営する求人情報サイトやエージェントでは、クライアントである企業から採用が決まったタイミングで報酬をもらうシステムであることが多いです。

企業の営業担当者には通常予算達成目標やインセンティブなどが設けられているため、微妙な内容の求人でも勧めてきたり、強要とまではいわなくとも早く就職をして欲しいという圧を感じることも少なくありません。

一方ハローワークの職員はインセンティブなどが基本的にないため、転職先を強要するケースはほとんどありません。エージェントとのやりとりが不安な方は、一度ハローワークへ登録してみるのはおすすめです。

ブラックばかりのハローワークで求人を探すデメリット

続いて、ハローワークで求人を探すデメリットの主な3つをご紹介します。

  • 職員によるレベルの差
  • 求人票で情報を得づらい
  • 掲載情報と労働条件が異なる場合も

それぞれのデメリットを見ていきましょう。

デメリット1. 職員によるレベルの差

ハローワークで求人を探すにあたって1つ目のデメリットは、対応する職員によって情報のレベルやフォローの手厚さが大きく異なる点です。

相談する職員によって、親身になって相談に乗ってくれるケースもあれば、求職者が求める内容をあまり把握できていないケースもあります。また、職員だけでなく管轄エリアや事業所ごとにも同様にレベルの差が生じている状況です。

これはハローワークの運営上仕方のない仕組みではありますが、どうしても担当職員が合わないと感じた場合は申し出をすれば担当職員を変更してもらうことも可能です。不安を感じる場合はひとりで抱え込まずに、窓口や電話で事情を話してみるとよいでしょう。

デメリット2. 求人票で情報を得づらい

2つ目のデメリットは、 求人票だけでは十分な情報を得づらい点です。

求職活動をおこなうにあたり、ご自身が応募する企業の情報収集は最も重要な事項ですが、ハローワークの求人は掲載情報が文字主体なうえに画像がほとんどありません。そもそも記載が必要な項目も少なく、求人票で得られる情報が限られてしまっている場合がほとんどです。

しかし、応募する仕事内容や企業について、具体的なイメージを持つことはとても大切です。

求人票に書かれていない内容を知りたい場合や求人票に疑問点がある場合は、ハローワークの相談窓口に直接尋ねてみるとよいでしょう。ハローワークの職員が企業に電話をして内容の確認を取ってくれるケースもあります。

デメリット3. 掲載情報と労働条件が異なる場合も

3つ目のデメリットは、掲載情報と労働条件が異なる場合がある点です。特に以下のような認識の相違はよくあるケースです。

  • 求人票で正社員と思って応募したが、実際は契約社員だった
  • 求人票の給与条件よりも実際の条件は額が少ない
  • 土日の出勤や残業を聞いていなかった

求人票はあくまで労働条件の「見込み」であると扱われてしまうため、雇い入れの際は必ず書面による労働条件の明示を受けましょう。また、ハローワークではそもそも古い情報が掲載されてしまっているケースもあります。

この場合は最新の情報を確認することで、条件が合っていない問題を解消することができます。

不満をかかえたまま就職することになってしまわないよう、懸念点がある場合は早めに確認をおこなうにするとよいでしょう。

ハローワークでブラック企業・ホワイト企業の見分け方

ハローワークには、ホワイト企業もブラック企業も多く求人が集まると考えると、ブラック企業とホワイト企業の見分け方が分かれば有効活用できそうですよね。

そこで、ここではブラック企業とホワイト企業の見分け方をご紹介します。

見分け方1. いつも求人掲載していないか確認する

まずチェックしたいのは、対象の企業が常に求人を掲載していないかどうかです。

いつも求人があるということは、会社をやめてしまう人が多く慢性的な人手不足になっている可能性があるためです。前述のとおり、ブラック企業は慢性的な人手不足の問題を抱えているケースが多いため、いつも求人掲載をしている企業に応募する場合は注意が必要です。

一方で、いつも掲載している場合でも、事業拡大のため頻繁に求人募集をおこなっているケースもあります。業績がよく将来性のある成長企業であればホワイト企業である可能性が高いので、応募の判断をおこなう際は売上高の伸びもあわせてチェックしてみることをおすすめします。

見分け方2. 給料に異常な幅がないか確認する

求人票に提示されている内容で、給料に異常な幅がある場合も注意が必要です。

実際は技術や資格で決まる給与についても求人票に掲載されているケースも少なくありません。記載されている給料に異常な幅がある場合は開始時の条件について明確にしてもらうようにしましょう。

面接や採用時にはなかなか言い出せないという場合は、ひとりで悩まずにハローワークに相談しましょう。

また、実際に面接や採用直前になって求人票に記載されている内容との相違が発覚した場合は、電話でハローワーク求人ホットラインへ申し出をしてみてもよいでしょう。

ハローワークが事実を確認の上、対象企業に対して指導をおこなってくれます。

見分け方3. 年間休日日数を確認する

年間休日日数の欄も、ホワイト企業とブラック企業を見分けるのに重要な項目のひとつです。

業績がよく売上を伸ばしているホワイト企業であれば人手の確保が容易なため、ひとりあたりの年間休日日数も確保されやすい傾向にあります。

しかし、ブラック企業はそうではありません。年間休日日数が少なかったり、1日あたりの拘束時間が長かったりする企業は労働条件が悪く人手不足なブラック企業の可能性が高くなります。

一般的な年間休日は120日以上とされているので、求人の内容を確認するときの目安にするとよいでしょう。また、1日10時間以上の拘束がないかどうかもあわせてチェックするようにしましょう。

見分け方4. 転職サイトの口コミを確認する

求人を検討する際は、転職サイトで応募する企業の口コミや評判も確認するようにしましょう。

ハローワークに掲載されている求人情報は、ブラック企業の求人情報に限らずあくまで企業側が作成している内容です。企業側も人手を確保したいため、求職者に企業で働いてみたいと思ってもらえるように好印象を与えられるような書き方がされていることがほとんどです。

そこで、ほかの人の口コミや評判をチェックすることで、入社後のギャップを防ぐことができます。転職サイトの中には、実際に対象企業で働いていた人の口コミを見ることができるサイトがあります。

スマートフォンさえあればネットで簡単に閲覧できるので、実際に応募を検討するときは転職サイトなどで実際に働いていた人たちの口コミや評判を確認してみることをおすすめします。

見分け方5. ハローワークの職員に聞く

ブラック企業を見分けたいのであれば、ハローワークの職員に直接聞いてみるのも1つの方法です。

ハローワークの職員の中には長くエリアを担当している人もいるので、ある程度求人の情報を把握している可能性があります。

また、前述のとおりハローワークの職員は職業紹介によるインセンティブなどもなく、企業との関係性も民間企業とは異なるため企業側の良いように情報を取り繕うようなことは基本的にありません。

むしろ真剣に就職活動をしている人のことは親身になって応援してくれるので、離職率が高い企業を知っている場合は教えてくれたり、アドバイスをくれたりするケースもあります。

職員によって情報レベルに差があるところは難点ですが、一度聞いてみても損はないでしょう。

ブラックばかりのハローワークで求人を探すのに向いている人

ハローワークの利用には、メリットもデメリットもあることをご紹介しました。

総じて考えると、ハローワークで求人を探すメリットが多く、利用に向いている人は次に挙げるような人でしょう。

  • とにかく沢山の求人情報の中から選びたい人
  • 色々な求人情報を見比べて見たい人
  • 地元に住み続けたい人や家から近い場所で働きたい人
  • 一般の民間企業の人材紹介サービスの担当者による圧が苦手な人

ハローワークのよいところは掲載求人が豊富である点や、地元密着型である点です。色々な求人情報を見比べたい人や、地元で就職をのぞんでいる人にとっては利用のメリットは大きいでしょう。

また、前述のとおり人材紹介サービスの担当者による圧が苦手な人にもおすすめです。

ブラックばかりのハローワークで求人を探すのに向いていない人

一方で、ハローワークで求人を探すデメリットが多く、ハローワークで求人を探すのに向いていない人もいます。

  • 労働条件に拘りたい人
  • 大手企業に就職したい人
  • 手厚いサポートや担当者による強い斡旋が欲しい人

希望する労働条件が明確な場合は、民間の人材紹介サービスを利用した方が積極的に斡旋してくれるので、ハローワークを利用するよりもスムーズに求職活動をおこなえる可能性があります。

また、ハローワークでは大手企業の掲載はあまりないため、大手企業に就職したい場合もあまりおすすめではありません。

ハローワークの求人が合わないと感じた場合は無理に利用を継続する必要はありません。ハローワーク以外にも求職活動の方法はあるので、民間企業が運営する転職サイトやエージェントを利用してみるとよいでしょう。

まとめ

以上、ハローワークの求人がブラック企業ばかりであるといわれてしまいがちな理由や、ハローワークを利用するメリット・デメリットについてご紹介しました。

ハローワークは登録しても利用を続けなければならないということはないので、まずは一度登録して自分に合っているかどうか確かめてみるのもよいでしょう。実際に応募を検討するときは、今回ご紹介したブラック企業とホワイト企業の見分け方のポイントを参考にしてみてください。

ハローワークにも民間企業の人材紹介サービスにも、それぞれメリット・デメリットが存在します。人によって向き不向きが出てくるのは当然なので、ハローワークの求人が合わないと感じた場合は民間企業の人材紹介サービスを利用してみるのもよいでしょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター