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観察力がある人に向いてる仕事14選!強みを仕事で活かす方法も解説

観察力がある人に向いてる仕事14選!強みを仕事で活かす方法も解説

観察力がある人向いてる仕事は、保育士や看護師など注意力や周囲の状況を察知することが求められる仕事があげられます。

この記事では、観察力がある人に向いている仕事や、観察力を仕事で活かす方法を紹介します。

観察力を活かせる仕事に転職する方法も解説しますので、自分の強みを発揮できる仕事に就きたい人はぜひ参考にしてみてください。

観察力がある人とは?

観察力がある人とは、主に次の3つの特徴がある人を指します。

  • 変化を敏感に察知できる
  • 相手の気持ちに配慮できる
  • 物事を多面的に分析できる

変化を敏感に察知できる

観察力がある人は自分でも気づかぬうちに五感を研ぎ澄まし、周囲の状況を把握している人が少なくありません。

人の表情や声色(こわいろ)のわずかな変化、室内の温度や匂いの違いなど、こうした些細なことに気づける人も多いでしょう。

観察力がある人はその場の“空気”を常に読んでいる傾向にあるため、変化をすぐに察知できるのです。

相手の気持ちに配慮できる

観察力がある人は、表情やしぐさ、言葉遣いなどから、相手の感情を敏感に察知できます。

たとえば、誰かが困っていればすぐに気づいて声をかけたり、相手が何を必要としているかを察してサポートしたりできます。

相手の気持ちを考えられるからこそ良好な人間関係も築きやすく、周囲の人から信頼されている人も多いでしょう。

物事を多面的に分析できる

観察力がある人は表面的な情報だけでなく、背景や状況、関連情報などを総合的に捉え、物事を深く理解しようとします。

たとえばある問題が発生したとき、その原因を特定するために様々な角度から情報を収集し、分析を試みる人も多いでしょう。

多角的な視点があるからこそ多くの解決策を見い出すことができ、複雑な問題やトラブルを前にしても迅速に対応できる人も多いのです。

観察力がある人に向いてる仕事14選

観察力がある人に向いてる仕事を14個紹介します。

  1. 保育士
  2. 学童保育指導員
  3. 看護師
  4. 言語聴覚士
  5. キャビンアテンダント
  6. 営業
  7. 人事
  8. 経理
  9. 事務職
  10. マーケター
  11. ライター
  12. カウンセラー
  13. 不動産鑑定士
  14. 教師

1. 保育士

保育士は子供の些細な変化を捉えることが重要なため、観察力がある人に向いています。

乳幼児は自分の気持ちをうまく言葉で伝えられないため、表情や仕草などをよく観察し、変化を敏感に察知できる人にこそ適した仕事と言えます。

  • 食事・睡眠などの補助
  • 遊びや歌を通しての教育
  • ケガや病気の予防と対応

主な仕事内容は、以下の通りです。

平均年収396.9万円
役に立つ資格・保育士資格
・幼稚園教諭免許
必要なスキル・保育の専門知識
・レクリエーション能力
・危機管理能力

出典:厚生労働省「保育士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. 学童保育指導員

学童保育指導員はケガやトラブルを未然に防ぐことが求められるため、観察力がある人に向いています。

子供は危険な行動をとってしまう場合があるため、安全な遊びを促したり、トラブルを回避したりする際に観察力が役立ちます。 

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 遊びの見守りや指導
  • 宿題のサポート
  • おやつの提供
平均年収394.3万円
役に立つ資格・保育士資格
・教員免許
必要なスキル・指導力
・学習支援スキル
・状況把握力

出典:厚生労働省「学童保育指導員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 看護師

看護師は患者の変化を素早く察知する必要があるため、観察力がある人に向いています。 

患者の表情や体温、脈拍などのわずかな変化も見逃さず、状態を把握することが欠かせません。入院患者の不安やストレスを把握することも大切な仕事の一つです。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • バイタルサイン測定
  • 治療の補助
  • 患者のケア
平均年収508.2万円
役に立つ資格・看護師免許
・准看護師免許
必要なスキル・医療処置の技術
・患者への説明力
・医療機器の操作スキル

出典:厚生労働省「看護師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

4. 言語聴覚士

言語聴覚士は相手の状態を正確に把握することが重要なため、観察力がある人に向いています。

言語聴覚士とは、言葉によるコミュニケーションなどに問題がある方をサポートする仕事です。表情や動作などをもとに状態を深く理解する必要があるため、言語聴覚士には観察力が欠かせません。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • リハビリ
  • 聴覚障害のサポート
  • 言語発達のサポート
平均年収432.5万円
役に立つ資格・言語聴覚士免許
・認定言語聴覚士
必要なスキル・音声学の専門知識
・言語発達障害の知識
・検査機器の操作スキル

出典:厚生労働省「言語聴覚士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」」

5. キャビンアテンダント

キャビンアテンダントは乗客一人ひとりに合わせた対応が必要なため、観察力がある人に向いています。

乗客の表情や様子、体調の変化に気を配り、必要なサポートを提供することがキャビンアテンダントには求められます。そのため、相手の表情や仕草に常に気を配れる人に適した仕事と言えるでしょう。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 搭乗手続きの案内
  • 機内食の提供
  • 免税品の販売
平均年収534万円
役に立つ資格・実用英語技能検定
・サービス介助士
必要なスキル・保安要員の知識
・技能
・アナウンススキル
・緊急時の対応力

出典:厚生労働省「客室乗務員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」

6. 営業

営業は顧客と良好な関係を築くことが重要なため、観察力がある人に向いています。

顧客の状況や性格、好みなどを観察し、それらに合わせたコミュニケーションをとることで信頼関係を築きやすくなります。

観察力がある人は商談中の相手の反応や変化を敏感に察知できるので、その場に合わせた柔軟な対応も取れるでしょう。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 顧客への提案
  • 契約交渉
  • アフターフォロー
平均年収424万円
役に立つ資格・販売士
・ビジネス実務マナー検定
必要なスキル・顧客ニーズ把握力
・提案力
・交渉力

出典:マイナビエージェント「個人営業|職種別平均年収ランキング

7. 人事

人事は組織全体の雰囲気や変化を敏感に察知する必要があるため、観察力がある人に向いています。

社内の潜在的な課題に気づくには、社員同士の日常的なコミュニケーションや、仕事への取り組み方などに目を配ることが欠かせません。そのため、人事は観察力を発揮できる仕事と言えるのです。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 採用
  • 労働環境の整備
  • 労務管理
平均年収493.4万円
役に立つ資格・社会保険労務士
・キャリアコンサルタント
必要なスキル・採用計画の立案スキル
・人事制度の設計スキル
・労務管理の知識

出典:厚生労働省「人事事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

8. 経理

経理は数値のわずかな変化も見逃さない正確性が求められる仕事のため、観察力がある人に向いています。

財務諸表や伝票などの書類を注意深く確認し、誤りや不正がないかを見抜くには高い観察力が必要です。会社の財務状況を把握し、変化にいち早く気づく際にも観察力が役立ちます。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 会計ソフトへの入力
  • 請求書の処理
  • 決算業務
平均年収484.6万円
役に立つ資格・日商簿記検定
・公認会計士
必要なスキル・会計ソフトの操作スキル
・財務諸表の作成スキル
・税務申告の知識

出典:厚生労働省「経理事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」O-NET))」

9. 事務職

事務職は周囲の様子を把握することが大切なため、観察力がある人に向いています。

具体的には、上司や同僚が忙しくないか、仕事はスムーズに進んでいるかなどを把握し、必要なサポートや対応を行う際に観察力が役立ちます。 

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 書類作成
  • データ入力
  • 電話対応
平均年収510.9万円
役に立つ資格・MOS(Microsoft Office Specialist)
・ビジネス文書検定
必要なスキル・文書作成スキル
・電話対応スキル
・スケジュール管理能力

出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

10. マーケター

マーケターは市場や顧客のニーズを的確に捉える必要があるため、観察力がある人に向いています。

顧客の行動や心理、トレンドの変化などを注意深く捉えることで効果的なマーケティング戦略を立案できるため、マーケターには観察力が欠かせません。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 市場調査
  • マーケティング戦略立案
  • 広告運用
平均年収645.5万円
役に立つ資格・マーケティング
・ビジネス実務検定
・ウェブ解析士
必要なスキル・市場調査力
・マーケティング戦略立案スキル
・広告
・宣伝の知識

出典:厚生労働省「マーケティング・リサーチャー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

11. ライター

ライターは読者のニーズを捉えた文章を書く必要があるため、観察力がある人に向いています。

世の中のトレンドや変化を捉え、読者の共感を呼ぶ文章を書くには、社会の動向や流れを広くチェックしておくことが大切です。そのため、観察力を活かしやすい仕事と言えるでしょう。

主な仕事内容は、以下の通りです。 

  • 記事作成
  • 取材
  • 編集
平均年収351万円
役に立つ資格・WEBライティング技能検定
・校正技能検定試験
必要なスキル・文章構成力
・情報収集力
・SEOの知識

出典:求人ボックス 給料ナビ「ライターの仕事の年収・時給・給料

12. カウンセラー

カウンセラーはクライアントの心の状態を正確に理解する必要があるため、観察力がある人に向いています。

相手の表情やしぐさ、声のトーンなどを注意深く捉えることで、言葉の裏に隠された感情や本音を読み取れます。そのため、カウンセラーは観察力を発揮しやすい仕事と言えるでしょう。

主な仕事内容は、以下の通りです。

  • カウンセリング
  • 心理検査
  • 悩みに対する助言
平均年収459.3万円
役に立つ資格・臨床心理士
・公認心理師
必要なスキル・傾聴力
・共感力
・心理療法の知識

出典:厚生労働省「カウンセラー(医療福祉分野) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

13. 不動産鑑定士

不動産鑑定士は物件の価値を正確に評価する必要があるため、観察力がある人に向いています。

建物の構造や周辺環境などを観察し、多角的な視点から分析することで適正な価格を算出できます。不動産市場の動向や地域特性なども把握し、その価値を総合的に判断するうえでも観察力は欠かせません。

主な仕事内容は、以下の通りです。 

  • 現地調査
  • 価格査定
  • 鑑定評価書の作成
平均年収551.4万円
役に立つ資格・不動産鑑定士
・宅地建物取引士
必要なスキル・不動産の法律知識
・市場調査スキル
・報告書作成スキル

出典:厚生労働省「不動産鑑定士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

14. 教師

教師は教室全体の雰囲気を把握する必要があるため、観察力がある人に向いています。

生徒同士の関係性や、授業の集中度合いの変化や違和感を敏感に察知することで、いじめや不登校などの兆候を早期に発見できるでしょう。

主な仕事内容は、以下の通りです。 

  • 授業
  • 進路指導
  • 保護者対応
平均年収660.6万円
役に立つ資格教員免許
必要なスキル・教科指導力
・生徒指導力
・教材作成スキル

出典:厚生労働省「中学校教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

観察力を仕事で活かす方法

観察力を仕事で活かす方法を2つ紹介します。

  • 小さな異変でも上司やメンバーに共有する
  • 仮説を立てることを習慣化する

小さな異変でも上司やメンバーに共有する

観察力がある人は周囲の変化に敏感なため、他の人が気づかないような些細な異変にも気づけます。

具体的には、以下のような面において会社やチームに貢献できるでしょう。

  • 早期に問題を発見することで、大きなトラブルに発展することを防げる
  • チーム全体に状況を共有することで、よりスムーズな連携や協力体制を築ける

観察力がある人は持ち前の“観察眼”を活かし、小さな異変を感じたときは受け身ではなく、ぜひ積極的に周囲に伝えるようにしましょう。

仮説を立てることを習慣化する

仮説を立てると情報収集の方向性が明確になるので、より効率的に仕事を進められるようになります。

たとえば、顧客の購買行動をチェックする中で「Xの口コミが購買に影響しているのでは?」と仮説を立てることで、「とりあえず色々なSNSのデータをチェックしてみる」といった時間を省けます。

観察力がある人は物事を多面的に分析でき、思考力も深いため、仮説をスムーズに立てられる人は多いでしょう。

業務を効率化するためにも、仮説を立てる時間を日々の仕事に取り入れてみてください。

観察力を活かせる仕事に就職する方法

「観察力を活かせる仕事に就きたい」と考えている人に向けて、就職活動のポイントを3つ紹介します。

  • 具体的にどんな「観察力」があるか把握する
  • 観察力を発揮したエピソードを用意する
  • 想定質問の回答を準備する

具体的にどんな「観察力」があるか把握する

1つめの方法は、自分にはどんな「観察力」があるかを把握することです。なぜなら、自分の強みを活かせる仕事をピンポイントに見つけやすくなるからです。

観察力といっても様々な種類があり、それぞれに適した仕事も異なります。

「観察力」の具体例

  • 人の表情をもとに感情を読み取る力
  • 場の雰囲気を察知する力
  • データから傾向を見抜く力

自分の特徴にマッチする仕事に就職するためにも、まずは自分自身の観察力を具体化することから始めましょう。

観察力を発揮したエピソードを用意する

2つめの方法は、観察力を発揮したエピソードを用意することです。「観察力があります」とだけ面接官に伝えても、自分の能力を十分にアピールできないからです。

観察力のエピソード(例) プロジェクトメンバーが抱える不安を察知し、個別にフォローした
職場の業務効率が悪いことに気づき、上司に改善策を提案した

強みを効果的に伝えるためにも、観察力をアピールできる自己PRを用意しておきましょう。

想定質問の回答を準備する

3つめの方法は、想定質問の回答を準備することです。

面接で観察力をアピールした場合、その内容について重ねて質問される可能性が高いからです。

  • 観察力に関わる想定質問 あなたの観察力は、わが社の仕事でどう活かせますか?
  • 観察力を高めるために意識していることはありますか?
  • 小さな変化に気づき、自ら対処した経験はありますか?

観察力をしっかりとアピールするためにも、想定質問への回答は事前に考えておきましょう。

観察力を活かせる仕事で働きたい人のよくある質問

観察力がある人に向いてる仕事をしたい人が抱く質問にお答えします。

  • 洞察力がある人に向いてる仕事は?
  • 周りをよく見ている人に向いてる仕事は?
  • 細かいことに気づく人に向いてる仕事は?

洞察力がある人に向いてる仕事は?

洞察力がある人に向いてる仕事は、以下の通りです。

  • コンサルタント
  • マーケター
  • 営業職

洞察力とは、物事の本質を見抜く力のことです。

洞察力がある人は、クライアントが抱える本質的な課題を見抜いたり、市場のニーズを捉えた新しいサービスを企画したりするのが得意なため、上記のような仕事で力を発揮できるでしょう。

周りをよく見ている人に向いてる仕事は?

周りをよく見ている人に向いてる仕事は、以下の通りです。

  • 教師
  • キャビンアテンダント
  • マーケター

周りをよく見ている人は周囲を注意深く観察しているため、相手の変化に気づくことが得意です。

教師であれば、生徒の表情や行動から理解度や集中力などを把握し、個々に合わせた指導を行えるでしょう。

キャビンアテンダントは機内の状況を常に把握する必要があるため、持ち前の観察力を十分に活かせるはずです。

マーケターは市場のトレンドや消費者の行動を把握することが求められるため、周りをよく見ている人の「視野が広い」という強みが役に立ちます。

細かいことに気づく人に向いてる仕事は?

細かいことに気づく人に向いてる仕事は、以下の通りです。

  • 保育士
  • 学童保育指導員
  • 経理

保育士であれば、子供の表情や行動から体調や気分の変化にいち早く気づき、適切に対応できます。こうした強みは、子供たちの安全を守ることが求められる学童保育指導員でも活かせるでしょう。

数字の正確な処理が必要な経理の仕事でも、「わずかな変化を見逃さない」という強みを活かせるはずです。

まとめ

この記事では、観察力がある人に向いてる仕事を14個紹介しました。

観察力がある人は、次のような特徴を活かせる仕事に適性があります。

  • 変化を敏感に察知できる
  • 相手の気持ちに配慮できる
  • 物事を多面的に分析できる

観察力を発揮して働きたい人は、今回紹介した仕事に自信をもってチャレンジしてみましょう。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」