不動産業界の仕事や代表的な企業は?今後や将来性も解説!

不動産業界の仕事や代表的な企業は?今後や将来性も解説!

不動産業界での仕事に興味がある就活生もいるでしょう。新型コロナウイルスの影響により業務に影響が出たり、AIの導入によりサービス内容が変化したりしていますが、今後も一定のニーズがある業界には変わりありません。この記事では、不動産業界の分野や動向、不動産業界で働く魅力や向いている人についてご紹介します。

不動産業界の仕事とは

不動産業界の仕事とは

不動産業界とはそもそもどのような業界なのか、どのような仕事があるのか、今後や将来性についてご紹介します。

不動産業界とは

不動産とは、土地とそこに建つビルや家屋などの定着物のことです。不動産業界とは、土地や建物の不動産を扱う業界を意味します。

不動産業界における仕事は、大きく「不動産の開発」「流通(売る貸す)」「管理」の3つに分類でき、それぞれの業務に特化した各会社や個人がうまく連携して成り立っています。扱うものが高額な土地や建物のため、市場規模も大きく、国民の経済活動の基幹となる重要な産業といえるでしょう。

土地建物は、1年の中でも特に大きな動きが出やすい時期があります。例えば11~3月ごろは就職先や転職先、進学先が決まり転居先を探す人が多く、この時期は不動産業界にとって繁忙期です。

ジューンブライドの言い伝えがある6月や気候のよい10月も、結婚する人が増えてファミリー向け物件の需要が高まり、繁忙期となります。

不動産業界の仕事

不動産業界の主な仕事には、以下があります。

デベロッパー

デベロッパーとは、土地や街を開発する事業者のことです。主に、大規模な宅地の造成やマンション開発、リゾート地の開発、街の再開発などを行います。

土地を購入して「建物をどう建てるか」「街をどのようにデザインするか」を考え企画するのが主な仕事で、実際に建設するのはゼネコンなどの建設業者です。ただし、デベロッパーの仕事は単に街や建物をデザインするだけではありません。用地の取得から企画、開発した物件やエリアの営業、管理まで幅広い業務を行います。

これらの過程において様々な関係者とかかわり、うまくまとめてプロジェクトを進行させていくことが必要です。そのため、デベロッパーで働く人は優れたリーダーシップが発揮できることが求められます。

有名な企業には、三菱不動産、住友不動産、東急不動産、野村不動産、東京建物などがあります。

ゼネコン

ゼネコンとは、総合建設会社のことです。デベロッパーなどから依頼を受け、実際に設計して建設をします。建設現場では、建築にかかわるすべての事業者の調整を行い、進捗を管理するなど、総合的に取り仕切る立場です。

そのため、ゼネコンは実際にモノづくりを行う現場で働きたい人に向いています。ゼネコンというと建築学科出身者など理系向きの仕事というイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、実際は事務処理などのデスクワークも多く、理系、文系関係なく活躍できる職場です。

代表的な企業に大林組、大成建設、清水建設、鹿島建設、竹中工務店があり、この5社は「スーパーゼネコン」と称されています。

不動産仲介会社

不動産仲介会社は、売主と買主の間に立って取引を仲介する事業者のことです。売主は買い手探しや煩雑な契約書の作成、トラブル時の対応などを、買主は物件探しや内見の日程調整、価格が妥当かどうかの判断を仲介業者に任せられるメリットがあります。

なお仲介会社の仕事は、仲介業務だけではありません。購入を促すため、チラシやWebなどで物件の宣伝をするなどの広報活動も行います。仲介業務専門のところもありますが、販売代理業務を同時に兼ねる企業も多くあります。

不動産販売代理会社

不動産販売代理会社とは、販売代理権を持って土地や建物のオーナーやハウスメーカーなどの開発者に代わり販売する会社です。

系列のデベロッパーの新築物件を扱う会社と、様々な開発者やオーナーの物件を扱う会社とがあります。仲介業務をしている会社が販売代理を行うことも多くあります。

不動産仲介を行う具体的な企業には東急リバブルや三井不動産リアルティ、住友不動産販売、エイブルなどがあり、テレビコマーシャルを打っている企業もあります。

不動産コンサルタント

不動産コンサルタントとは、不動産の購入や売却、効果的な活用法などについてアドバイスするコンサルタントを指します。

不動産は一般に非常に高額なうえに複雑な法律が絡むため、うかつに購入販売できるものではありません。また、人口が減少しつつある現状を鑑みると物件が飽和状態に陥ることも予想され、土地をいかに有効に活用するかが重要になってきます。

そこで、知識がない一般の人が損をすることがないように、売買や活用法のアドバイスをするのが不動産コンサルタントです。不動産コンサルティング専門の会社もありますが、開発流通管理を行う大手企業ではサービスの一環としてコンサルティングを行っていることも珍しくありません。

不動産コンサルタントは、不動産に関する深い実務知識のほか、金融や法律、税制などの幅広い知識も必要です。不動産コンサルタントは資格がなくても名乗れますが、不動産コンサルティングの分野で活躍したいのであれば「公認不動産コンサルティングマスター」の資格取得を目指すとよいでしょう。

こちらは名称独占資格のため、資格なしに勝手に名乗ることはできません。この資格があれば、不動産コンサルティングに関する一定の知識と技術を持っていることの証となり、顧客からの信頼も得やすくなります。

公認不動産コンサルティングマスターの資格を取得するには、まず「不動産コンサルティング技能試験」に合格し、5年以上実務経験を積むなどの条件を満たすことが必要です。技能試験を受験できるのは宅地建物取引士資格登録者不動産鑑定士登録者一級建築士登録者のいずれかの国家資格登録者のみですので、先にそちらを取得する必要もあります。

不動産業界の分野

不動産業界は大きく「開発」「流通」「管理」の3分野に分類できます。それぞれの業務内容を見ていきましょう。

開発

開発は、どの土地にどのような建物を建てるのかを企画するのが主な仕事です。マンションや商業施設、オフィスビルなど、土地に合った企画を立てることが求められます。まずは用地の仕入れからはじまり、不動産流通会社や金融機関などから土地情報を収集し、立地や地盤状況、周辺の環境などあらゆる要素を勘案してどのような建物をどのように建てるかを検討し企画します。

次に行うのが、土地の所有者との交渉です。交渉がうまくまとまれば、設計図の作成や建設をゼネコンなどの専門業者に依頼します。不動産開発を専門的に行うのはデベロッパーです。

流通

流通の主な仕事は、不動産のオーナーと買い手や借り手である顧客とをつなぐことです。主に、次の2つに分けられます。

  • 不動産仲介事業:不動産を売りたい貸したいというオーナーと、不動産を買いたい借りたい企業や個人の間に立って両者をつなぎ、仲介する
  • 不動産販売代理事業:不動産のオーナーから販売を受託し、買い手や借り手を探すために広告活動や営業を行い、実際に販売する

なお、不動産仲介会社が販売代理を行うことも多くあります。

管理

管理は、ビルや商業施設、住宅などの不動産を管理運営するのが主な仕事です。本来であれば不動産の所有者が行うべきことを代行し、建物や設備を効率よく活用できるようサポートします。具体的には以下のようなことです。

  • 商業施設であればテナントを誘致
  • 賃料を回収
  • トラブルが起こったときの対応
  • 建物や設備の点検、メンテナンス

不動産業界の今と将来性

不動産業界の場合、アベノミクスの影響もあり、2013年ごろから緩やかな景気回復にともなって不動産の需要が増加しています。これは、オフィスを拡張する企業が増えたりオンライン通販事業が発展して物流拠点を新設したりする動きがあるためです。

また、東京でオリンピックが開催されることにともない競技場や選手村など建築需要が増えて不動産業界が活気づいいました。しかし、2021年にオリンピックが開催されたとしても、その後は不動産市場が縮小することが懸念されているのが実情です。

大手不動産会社の中には、成熟しつつある国内ではなくインフラが整備されていない中国や東南アジアに注目し、海外事業の展開を目指すところも出ています。

例えば、東急不動産はインドネシアや米国を中心に積極的に海外に事業を展開すると発表しており、野村不動産は三菱商事と共同でベトナムへのプロジェクト参画を目指しています。

今後は、英語や中国語などの語学が優れている、グローバルな価値観で仕事ができるなど、海外事業を推進できる能力を持った人材がより求められるようになるでしょう。

不動産業界で働く前に知っておきたいこと

不動産業界で働く前に知っておきたいこと

不動産業界の魅力や、不動産業界での仕事に向いている人についてご紹介します。不動産業界に関心のある就活生は、事前に頭に入れておきましょう。

不動産業界で働く魅力

不動産業界で働く魅力としては、以下があります。

大きな金額を扱える

不動産業界で扱うのは、高額な土地や建物です。取引の際に数千万や億越えなどの大きな金額が動くことも珍しくありません。それだけに、うまく取引を決めたときは達成感ややりがいを感じやすい点が魅力の1つです。

責任も重くプレッシャーを感じることもあり、緊張感を持って業務に取り組む必要がありますが、そのような経験を若いうちからできることは今後のキャリア形成の大きな糧となるでしょう。

また、不動産業界は歩合制を導入しているので、大規模な取引を成功させれば給与やボーナスに反映されます。このような、個人の努力が目に見える形でしっかり返ってくる点も魅力といえるでしょう。

実力主義の傾向が強いため、成果を上げて実力が認められれば年齢に関係なく昇給や昇進のチャンスがあり、若くても結果次第で出世も可能です。

大きなプロジェクトに関われる

就職する企業にもよりますが、取引するのは一戸建てやマンション、アパートなどだけに限りません。なかには、特定のエリアの再開発など国家規模の大型プロジェクトにかかわれるケースもあります。

扱う規模が大きいほど、感じるやりがいや得られる経験も大きなものとなるでしょう。

女性も活躍しやすい

不動産業界というと、なんとなく男性が中心というイメージのある人も多いのではないでしょうか。しかし、業務によっては女性に向いていて、活躍しやすい仕事もあります。

例えば、不動産仲介会社の賃貸仲介営業です。女性ならではのきめ細かな気配りや丁寧な接客は、大きな強みといえます。特に、女性客は男性営業と内見で二人きりになることを警戒したり、女性ならではの視点でアドバイスがほしいと考えていたりして、女性の営業を望むことがあります。

女性のほうが暮らしなどへの関心が高いことも多く、物件から駅やスーパーまでの距離、夜でも人通りはあるか、夜道も明るいかといった防犯面や夜間の安全性、キッチン、洗面台の設備や使い勝手のよさなどは、女性の営業に聞いたほうが納得しやすいこともあります。

不動産事務も、活躍している女性が多い仕事です。不動産の取引では煩雑な書類の作成や事務的な手続きが多く、丁寧で細やかな作業が求められます。こういった需要の増加に伴い、女性を採用する不動産会社が増えています。

不動産業界に適性がある人

不動産業界でも、デベロッパーか不動産仲介会社か不動産管理会社かなど、分野によって異なります。また、企業によって社風や理念は異なり、求める人物像にも違いがあるため注意が必要です。とはいえ、分野別に、大まかに求める人物像はあります。

例えば、デベロッパーは街やエリアを魅力的に開発する企画を立てるのが仕事です。そのため、将来のビジョンを明確に伝えられる人が求められます。また、不動産仲介会社は買い手と売り手の間に立って契約を仲介するため、求めているのは情報収集力が高く、コミュニケーション能力に優れた人です。

不動産管理会社の場合は物件をメンテナンスしたり入居者からの要望やクレームに対応したりする必要があるため、それらのやりとりが苦にならない献身的な人が望まれます。

不動産業界を深く知ろう!

一言で不動産業界といっても仕事の幅は広く、大まかに幅開発、流通、管理と3つの分野に分けることができます。どの分野かによって携わる事業にも違いがあるため「自分がどのような仕事をしたいと思っているのか」を明確にすることが大切です。不動産業界の仕事はやりがいがある一方、向き不向きもあります。ミスマッチを避けるためにも、業界研究や企業研究をしっかり行いましょう。

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