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既卒の履歴書の書き方を解説!志望動機や自己PRの例文も紹介

既卒の履歴書の書き方を解説!志望動機や自己PRの例文も紹介

既卒が履歴書を書く時は、志望動機欄に「既卒になった背景や反省点」を盛り込む、自己PR欄に「強みを入社後にどう活かしたいか」を含めるなど、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

この記事では既卒者に向けて、「学歴・職歴欄」や「資格・免許欄」「本人希望欄」まで、履歴書の書き方を細かく解説します。

志望動機や自己PRの記載例も紹介しますので、履歴書の書き方やアピール方法に悩んでいる既卒の方はぜひ最後までご覧ください。

【学歴・職歴欄】既卒の履歴書の書き方

既卒者が履歴書を書く際は、まず「学歴欄」に関しては卒業(中退)した学校の一つ前の学歴から記載します。たとえば大学を卒業した場合は、高校入学から書き始めましょう。

アルバイト経験がある方は、その経験を「職歴欄」に記載しても構いません。アルバイト経験がない場合は「なし」とだけ記載しましょう。

就職目的など前向きな理由で中退した場合は、その理由をカッコ書きで記載するのがおすすめです。

なお、「新卒の就活に失敗した事実」は履歴書の学歴・職歴欄に記載する必要はありません。書くとしたら、「志望動機欄」に“反省”として記載すると良いでしょう。

1. 1つ前の学歴の入学・卒業から記載する

大卒の場合は高校から、高卒の場合は中学から「学歴」を書くことが基本的なマナーです。

「県立」などの種別や、学部や学科も省略せずに記載しましょう。

▼学歴欄の記載例(大卒の場合)

学歴
20174◯◯県立◯◯高等学校 入学
20203◯◯県立◯◯高等学校 卒業
20204△△大学 社会学部 社会学科 入学
20243△△大学 社会学部 社会学科 卒業

2. 既卒の履歴書の「職歴」はアルバイトを書く

アルバイト経験がある既卒の方は、学歴・経歴欄に中央揃えで「職歴」と記入し、開始年月や会社名(業態)と共に仕事内容を一行ほどで記載しましょう。

現職の場合は「現在に至る」と左寄せで記入します。

複数のアルバイトを経験している場合、基本的には時系列順にそれぞれを記載するのがマナーです。ただし、たとえば接客業に応募する場合は接客経験のアルバイトを最初に持ってくるなど、応募先の業務と関連性が高いものを冒頭に持ってきても構いません。

特別にアピールしたい経験がなければ、3ヶ月以内の短期アルバイトは記載しなくても大丈夫です。

▼職歴欄の記載例(アルバイト経験がある場合)

学歴・職歴
学歴
職歴
20245◯◯株式会社(飲食業) アルバイト入社
板橋区内のカフェにて、主に接客・後輩指導を担当
現在に至る
以上


アルバイト経験がない場合は、「なし」とだけ記載しましょう。

▼職歴欄の記載例(アルバイト経験がない場合)

学歴・職歴
学歴
職歴
なし
以上

3. 中退の場合は「中退理由」を記載してもOK

就職目的や経済的な困窮などは「前向きな選択」や「本人の責任のない事情」として受け取られやすく、マイナス評価を受けにくいため、こうした理由で中退した場合は中退理由をカッコ書きで記載しても構いません。

▼記載例(就職目的で中退した場合)

学歴・職歴
202310△△大学 社会学部 社会学科 中途退学(社会人として就業するため)


一方、学業不振などはネガティブな印象を与えかねないため、「一身上の都合により」と記載するだけでOKです。

▼記載例(中退理由を記載したくない場合)

学歴・職歴
202310△△大学 社会学部 社会学科 中途退学(一身上の都合により)


「中途退学」と正しく記載する、嘘をついて「卒業」と書かない、といったことも意識しましょう。

【志望動機欄】既卒の履歴書の書き方

履歴書の「志望動機欄」を書く際は、まずは働きたい仕事を結論として示しましょう。

そのうえで、自分自身の“就活の軸”と応募企業の特徴や強みがマッチしていることを伝えます。企業研究をしっかりと行い、その企業の事業内容や理念、強みを理解したうえで、自分の経験や価値観とどのように合致しているかを記載しましょう。

既卒になった経緯や反省点を伝えることで、就職意欲の高さをアピールすることも効果的です。

履歴書のフォーマットにもよりますが、文字数は250〜350字を目安にまとめるとバランスが良く、読みやすい志望動機になります。

1. 働きたい仕事を結論で示す

企業に良い印象を持ってもらえるので、志望動機の一文目は「営業職として契約獲得を目指したい」のように、就きたい職種と目標を明確に伝えましょう。

既卒の場合、すぐに働き始めたいという気持ちが強く、「会社に入ること」が目的になっている方が少なくありません。しかし企業は「長く会社に貢献してくれる人材」を求めているため、入社が目的と思われてしまうとマイナス印象を持たれてしまいます。

そのため、まずは入社後の自分の働き方をイメージし、自分が興味を持てる仕事や職種をしっかり考えたうえで履歴書の志望動機を作成しましょう。

2. 就活の軸とマッチしていることを示す

志望動機に説得力が生まれるため、「就活の軸(仕事選びで重視する価値観)」と「応募企業の特徴」がマッチしていることを示すことも大切です。

たとえば「人の役に立つ仕事がしたい」という軸がある場合は、「地域密着型の貴社でなら、お客様の生活に直接貢献できる仕事に携われると感じました」といった表現が考えられます。

就活の軸と企業の特徴をしっかりつなげることで、「応募先の会社をきちんと選んでいる」という良い印象も採用担当者に与えられます。

志望動機の説得力を高めるためにも、就活の軸と応募企業とのマッチ度を具体的に説明することを意識しましょう。

3. 企業の強み・特徴を示す

「企業研究をしっかりとしている」という姿勢をアピールできるので、応募企業の強みや特徴を把握しておくことも大切なポイントです。

たとえば「業界トップクラスの技術力を持つ貴社であれば~~」といった形で、企業の特色を具体的に伝えましょう。

企業研究は、以下の方法がおすすめです。

  • 公式ホームページやIR情報を確認する
  • 業界誌やニュース記事をチェックする
  • 社員の話を直接聞く機会を活用する(説明会、OB訪問など)

「同業他社ではなく、どうしてウチの会社を志望しているのか」と気にする採用担当者も多いので、企業研究を通じて感じたその会社の強みや特徴は明確に記載しましょう。

4. 既卒になった反省点などを交えて就職意欲を示す

就職に対する覚悟や素直な人柄をアピールできるため、既卒になったことに対して反省がある場合は正直に伝えるのも一つの方法です。

たとえば「就職活動の準備不足で内定を得られずに卒業した」という方は、以下のような流れで反省を伝えても良いでしょう。

学生時代の就職活動では企業研究が不十分で、熱意を明確に伝えられなかった点を反省しております。そのため現在の就職活動では、実際に働かれている社員の方に直接お会いしてお話を聴くなど、企業理解を深めることに注力して参りました。


また、以下のような「ブランク期間中の取り組み」があれば積極的にアピールしましょう。

  • 資格勉強
  • アルバイト
  • ボランティア
  • 自己啓発(業界セミナーの参加など)

既卒になった理由は履歴書に書かなくても構いませんが、反省を踏まえて前向きに動いていることを示せる場合は好印象につながります。

空白期間中に就職に向けて取り組んでいることがあれば、そのことも志望動機に盛り込みましょう。

志望動機の例文[1]IT業界を目指す場合

エンジニアとして社会に貢献できるシステムを開発したく、志望いたしました。
大学時代のプログラミング学習やIT関連の勉強を通じて、「社会貢献」と「成長できる環境」という二つの軸をもとに就職活動を進めております。
その点、貴社は医療システムの開発を通じて患者様の命を支える重要な事業を展開されており、技術力と社会貢献性の両面で成長できる環境があると感じました。
大学時代の就職活動では企業研究が不足しており、内定を得られず既卒となってしまった反省がございます。そのため現在は企業理解を深めることを重視し、貴社のエンジニアの方に直接お話を伺うなど、自ら積極的に学びを深めてまいりました。
入社後は一日でも早く戦力となれるよう技術習得に励み、医療現場を支えるシステム開発を通じて社会貢献に尽力していきたいと考えております。

志望動機の例文[2]公務員を目指す場合

安心して暮らせる街づくりに貢献したく、一般行政職を志望しております。
自らが地震で被災した経験から、「災害対策をもとに地域に貢献する」という軸をもとに就職活動を進めております。
特に◯◯市は防災対策に力を入れている自治体として有名であり、「安心感」という標語をもとに行政サービスを実践されている姿勢に共感いたしました。
大学時代の就職活動では、就活軸が明確でなかった点を反省しております。そのため現在は地域のボランティア活動に参加し、社会人の方々との対話を通じて自分自身の思いを見つめ直す中で、「地域の方が安心できる暮らしを支えたい」という気持ちが自分の中で強いことを改めて認識しました。
入職後は災害対策の現場で働くことを目標に、まずは地域住民から信頼される職員を目指し、目の前の業務に誠心誠意取り組んでいきたいと考えています。

【自己PR欄】既卒の履歴書の書き方

履歴書の「自己PR欄」を書く際は、まず応募企業で活かせる強みを考え、その強みを発揮したエピソードを具体的に記載することが大切です。

また、入社後に強みをどのように活かしていきたいのかも伝えることで、就職への意欲もアピールできます。

既卒であることに引け目を感じる方もいるかもしれませんが、就職に対する熱意を評価してくれる企業は多くあります。そのため過度にネガティブにならず、まずは自分の経験を自信を持って伝えることを意識しましょう。

なお、自己PR欄の文字数は250〜350字を目安に準備しておくことをおすすめします。

1. 応募企業・職種で活かせる強みを結論で示す

「即戦力」として高く評価してもらえる場合もあるため、履歴書の自己PR欄では、応募する仕事に直結する強みを伝えることが大切です。

既卒は中途採用枠の応募となるケースも多く、企業は「即戦力」として活躍できるかを重視するため、応募する仕事で活かせる強みを伝えることが欠かせません。

営業職は「粘り強さ」、事務職は「正確性」など、応募職種に合わせた強みを伝えられるように意識しましょう。

そのためにも、まずは応募職種に必要な強みを理解したうえで、過去の経験を振り返り、その強みを発揮したエピソードがあるか思い出してみてください。

2. その強みを発揮した経験を示す

自己PRに説得力が生まれるため、強みを発揮した具体的なエピソードも記載しましょう。

「仕事経験がある」というアピールにもつながるため、アルバイト経験がある既卒の方はその経験をエピソードとして記載することをおすすめします。

学生時代のサークル活動や留学、ボランティア、長期インターンシップなどの経験をもとに自己PRを作成しても問題ありません。

説得力のある自己PRにするためにも、自分の強みを裏付ける経験を振り返り、何を意識して行動したのか、どのような成果があったのかを整理して伝えることを心がけてみてください。

3. 入社後に強みをどう活かしたいかを示す

入社意欲をアピールできるため、履歴書の自己PRには「入社後のビジョン」を記載することをおすすめします。

既卒の場合、「就職に対する意欲が低いのではないか」と企業からネガティブな印象を持たれることがあるため、就職への強い意志を示すことが大切です。

たとえば「自身の粘り強さという強みを活かし、どんなにつらい状況でも決して諦めずに目標達成を目指していきます」のように、どのように働いていきたいか具体的に記載しましょう。

企業側の不安を払拭するためにも、自分の強みをこう活かしていきたい、ということを明確に伝えるようにしてください。


自己PRの例文[1]協調性をアピールする場合

強みは「協調性」です。
アルバイト先のレストランで、土日のランチタイムにスタッフ間の連携が悪く、注文の伝達ミスでお客様をお待たせしてしまうという状況が続いていました。
そこで私はホールスタッフとキッチンスタッフ双方の意見を聞き、問題点を整理したうえで、「注文票に優先順位を色分けして記載する」という改善案を提案しました。当初は反対意見もありましたが、実際に試しながら調整を重ねる中で協力体制を築き、結果的にお客様の待ち時間を平均15分から8分に短縮することができました。
貴社に入社後もチームワークを大切にし、同僚と協力しながら業務を進めたいと考えています。施工管理では職人さんや各業者との連携が重要になると思いますので、異なる立場の人々の意見をまとめる力を活かし、工期を守りながら品質の高い工事を実現する施工管理者を目指します。

自己PRの例文[2]粘り強さをアピールする場合

強みは「粘り強さ」です。
大学受験では第一志望校に不合格となりましたが、2年目も挑戦を続け、毎日6時間の勉強を1年間継続し、苦手な数学は基礎から見直して問題集に15冊取り組みました。結果的に模試の偏差値が45から65まで上がり、最終的に合格を勝ち取ることができました。
アルバイト先のコンビニでは、当初はレジ操作に慣れずミスをしていましたが、家でも操作手順を何度も練習し、先輩に質問を重ねることで早期にマスターしました。その後も接客スキルの向上に努めた結果、店長から新人指導を任されるまでへと成長できました。
貴社では営業職として、お客様と長期的な関係構築を図る場面で粘り強さを活かしたいと考えています。契約に至らない場合でも諦めずにフォローを続け、困難な案件でも最後まで取り組み、泥臭く成果を出す営業担当として成長していきたいです。

【免許・資格欄】既卒の履歴書の書き方  

既卒者が履歴書の「免許・資格欄」を書く際は、それぞれの免許・資格を正式名称で記載することを意識しましょう。

基本的には「免許」を先に記載し、その後に「資格」を取得(合格)した年月順で記載する形が一般的です。ただし、特にアピールしたい免許や資格がある場合は、免許・資格欄の冒頭部分に記載しても問題ありません。

既卒者は社会人経験が少ない分、免許や資格がスキルの証明になります。たとえば経理や事務職を目指す場合は簿記2級、IT業界を目指す場合は基本情報技術者試験を取得していると、就活で高く評価されるでしょう。

1. 正式名称で記載する

略称を使うとマナー違反のため、履歴書に記載する免許や資格は正式名称を記載しましょう。

たとえば「自動車免許」ではなく「普通自動車第一種運転免許」と記載するなど、略さず正確に記入することを意識してください。

その他、一般に略称で呼ばれることが多い資格の正式名称は以下の通りです。

略称正式名称
英検実用英語技能検定
簿記(商工会議所主催)日本商工会議所及び各地商工会議所主催 簿記検定試験(日本商工会議所簿記検定試験でも可)
MOSMicrosoft Office Specialist
宅建宅地建物取引士資格
秘書検定秘書技能検定試験

2. 免許の後に資格を記載する

免許・資格欄は、免許の後に資格を記載する流れが一般的です。

▼記載例

免許・資格
20223普通自動車第一種運転免許 取得
20217TOEIC Listening & Reading Test 620点 取得
202412秘書技能検定試験2級 合格

ただし応募職種に関連する資格を強調したい場合は、その資格を先に記載する形でもOKです。

▼記載例(秘書検定をアピールしたい場合)

免許・資格
202412秘書技能検定試験2級 合格
20223普通自動車第一種運転免許 取得
20217TOEIC Listening & Reading Test 620点 取得

就活で評価されやすい免許・資格

就活で評価されやすい免許や資格としては、簿記2級や基本情報技術者試験が挙げられます。

簿記2級は会計知識が身につくため、経理や事務職への就職を目指す既卒者におすすめです。

基本情報技術者試験はITの知識を幅広く学べるため、IT業界を目指す既卒者に適した資格といえるでしょう。

どちらも簡単に取得できる資格ではありませんが、会計やITの基礎知識をしっかりと習得していることをアピールできるため、就活を有利に進めたい方はぜひ挑戦してみてください。

1. 日商簿記検定2級

会計知識があることを証明できるため、特に経理や事務職への就職を目指す既卒者は「日商簿記検定2級(商工会議所主催)」を取得していると企業から高く評価されます。

簿記とは、企業の取引や経営活動を帳簿に記録し、財務状況を把握するためのスキルです。2級では、企業の財務諸表を読み取る力や原価計算などの実務的なスキルを学びます。

2025年2月の合格率は20.9%(※)で、取得には6〜8ヶ月ほどの勉強期間が必要なため、簡単に取れる資格ではありません。しかしその分、簿記2級を取得すれば企業からの評価が高くなるため、履歴書に記載することで就職活動を有利に進められます。

経理や事務職だけでなく、営業職や販売職でも数字を扱う場面は多くあります。そのため、どの資格を取るか迷っている方は、まずは簿記2級の取得を目指してみることをおすすめします。

※出典:商工会議所の検定試験「簿記 2級受験者データ(統一試験)

2. 基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は「ITの基礎知識」を持っていることをアピールできるため、IT業界への就職を目指す既卒者はぜひ取得しておきたい資格といえます。

基本情報技術者試験とは、コンピュータの仕組みやプログラミングの基本、データベースなど、ITに関する知識を幅広く学べる国家資格です。

2025年6月試験の合格率は40.3%(※)で、資格試験の中では「やや難しい」レベルといえます。ただし2〜3ヶ月集中して勉強すれば合格を狙えるため、比較的取り組みやすい資格ともいえるでしょう。

IT業界は慢性的な人手不足が続いており、未経験者の採用も活発です。その中でも基本情報技術者試験を取得していると基礎知識が身についていることを証明できるため、企業からの評価が高まります。

IT業界を目指す既卒者は、基本情報技術者試験の取得を前向きに検討してみましょう。

※出典:独立行政法人 情報処理推進機構「統計情報(基本情報技術者試験)|統計資料

【本人希望欄】既卒の履歴書の書き方   

履歴書の「本人希望欄」は、企業に特に伝えておくことがない場合は「貴社の規定に従います」または「貴社規定に準じます」と記載しておけばOKです。

▼記載例(特に希望がない場合)

本人希望欄
貴社の規定に従います。

希望する勤務地や勤務時間など、特別な事情がある場合は本人希望欄に記載しても構いません。

ただし、希望だけを一方的に伝えると自己中心的な印象を与える可能性があるため、「やむを得ない事情があること」を丁寧に説明することが大切です。

▼記載例(介護が必要な場合)

本人希望欄
祖父の介護のため、大阪府内での勤務を希望しております。

既卒が履歴書を書く時の注意点

大学で購入した履歴書が手元にある既卒の方も多いかもしれませんが、「大学指定の履歴書」は基本的には現役大学生向けのため、既卒者は市販の履歴書を使うことをおすすめします。

卒業後(中退後)のブランク期間を偽って記載するのも避けましょう。場合によっては内定が取り消されたり、入社後に嘘が発覚した場合は解雇を言い渡されたりする恐れもあります。

そのためブランク期間があっても、履歴書には事実を正確に記載することが大切です。

1. 既卒は「大学指定の履歴書」の使用は避ける

企業から違和感を持たれる恐れがあるため、既卒者が「大学指定の履歴書」を使用するのは避けましょう。

企業側から履歴書の指定がない限り、基本的にはどの履歴書を使っても問題ありません。ただし既卒は「卒業生(中退者)」にあたるため、現役大学生が使用する大学指定の履歴書を使うと、「まだ学生気分が抜けていないのでは?」と思われてしまう可能性があります。

そのため既卒の場合は、市販の履歴書を使用するのがおすすめです。

2. ブランク期間はごまかさずに正確に記載する

ブランク期間を偽って記載すると内定取り消しや解雇のリスクがあるため、履歴書では嘘をつかずに正確な期間を書きましょう。

たとえば、本来は2024年3月に大学を卒業し、その後1年間何もしていなかったにも関わらず、その空白期間を隠すために「2025年3月 大学卒業」と記載するケースなどが当てはまります。

このような虚偽の記載は「経歴詐称」に該当する可能性があり、最悪の場合、内定が取り消されたり、入社後に事実が判明すると解雇されたりする恐れもあります。

ブランク期間が長くても、まずは正確に記載することを心がけましょう。

既卒におすすめの「履歴書テンプレート」ダウンロードサービス  

履歴書のフォーマット選びで迷っている既卒の方は、「就活AI byジェイック」の履歴書ダウンロードサービスを利用してみましょう。

このサービスを使うと、年齢や住所、学歴、自己PR、志望動機などの情報を入力するだけで簡単に履歴書を作成できます。さらに、生成AIが自己PRや志望動機の文章も自動で作成してくれるため、文章作成に不安がある方にもおすすめです。

入力からダウンロードまで全て無料で利用できるので、気軽に履歴書を作りたい既卒の方や、就職・転職が初めての方は「就活AI byジェイック」をぜひ活用してみましょう。
             

まとめ

この記事では、既卒者が知っておきたい「履歴書の書き方」を紹介しました。

既卒者は社会人経験が少ない分、志望動機欄や自己PR欄を活用し、就職への熱意を伝えることが欠かせません。

資格は正式名称で記載する、ブランク期間は正確に記載するなど、基本的なマナーやポイントも意識しつつ、企業からマイナス印象を持たれない履歴書を作成しましょう。

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ABOUT US
近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~