
既卒からSEになる事は十分に可能です。
SEの属するIT業界では、慢性的な人手不足が続いているため、実務未経験の既卒者を積極的に採用する企業が増えてきています。
研修制度が充実しているような会社も増えてきていますので、うまく企業選びをすれば既卒からSEになって手に職をつけることが可能です。
この記事では、既卒がSEを目指すにあたって知っておくべき就職までのステップや成功のコツ、注意点まで網羅的に解説します。
この記事の目次
既卒からでもSEになれる
SEは学歴よりも実力が評価されやすい職種ということもあり、既卒であってもチャレンジしやすい点が特徴です。
実際に求人募集している会社のうち、5割が既卒者を採用しているといった事実もありますし、SEの職種求人倍率は10倍を超えているなど、就職を目指す上では追い風と言える状況です。
まずは既卒からでもSEになれるという理由について、具体的なデータをもとに解説していきます。
約5割の会社が既卒者を採用している
労働政策研究・研修機構の「若年既卒者の雇用動向」によれば、卒業後3年以内の既卒者を約5割の企業が採用していると回答しています。
この調査は職種に限らず収集されたものですが、既卒者を募集しているSEの求人は決して少なくないこともあり、実態として既卒者がSEとして採用されているケースが多いと考えられます。
昨今では少子高齢化による慢性的な人手不足が様々な会社で生じています。今や中小企業だけでなく、大企業も採用ができない状況になっていることから、実務未経験者を採用する会社も増えてきています。
SEという仕事は学びながら成長していけるポテンシャル採用も多く、学習意欲や将来のビジョンが伝われば、既卒という立場はむしろ強みとして評価されることもあるでしょう。
SEの職種求人倍率は10倍越えで人手不足
転職サイトdodaの「転職求人倍率レポート(2025年5月)」によれば、エンジニア(IT・通信)の職種別求人倍率は10.51倍となっています。同調査の全体平均が2.28倍になりますので、SEの求人倍率の高さが際立つ結果と言えます。
この水準は、SEとしての就職を希望する人1人に対して求人が10個あるといったものになっており、これからSEとして就職したいと考えているSEからすれば、求人が選びやすい状況と言えるでしょう。
これだけの求人倍率の高さになっているのは、企業のDX化の加速やITシステムの需要拡大が続いているからだと言えます。
今後もIT業界の成長は続くと見込まれており、それに伴ってSEの需要も増えていくことが想定されますので、今のうちにSEとしての実務経験を積むことは将来のキャリアにおいてもプラスに働くでしょう。
既卒からSEを目指す具体的なステップ
既卒からSEを目指すためには、いきなり求人に応募するのではなく段階的に準備を行って行動に繋げる意識が重要です。
まずは自分がSEに向いているか自己分析をした後に、就職後に必要になってくるプログラミングやシステムに関する知識を独学で勉強してみると良いでしょう。
実際にSEの仕事に部分的に触れてみて興味が持てるようであれば、就職サービスに登録して履歴書を作成していきます。
それから求人を比較検討し求人へ応募をします。無事に書類通過できたら面接を経て内定といったステップでSEを目指します。
ここからは既卒からSEを目指すステップを5つに分け、具体的にどういったことに取り組んでいけばいいのか詳しく解説します。
1. SEに向いているか自己分析をする
SEを目指すにあたって最初に行うべきなのは自己分析です。SEは論理的思考力や問題解決力が求められる仕事のため、細かな作業に事務に取り組めるかや成長意欲といった適性が自分にあるかを確認することが大切です。
自己分析は「なぜ数ある仕事の中からSEを志望するのか」「どういったことに自分は強みを発揮できるか」などの観点から、自分の強みや興味のある分野を整理する進め方を取ります。
将来のキャリアの方向性を明確にするためにも、まずは自分自身のことを誰よりも深く理解するところから始めましょう。
2. プログラミングやシステムの独学をしてみる
SEとして働く上で、プログラミングやシステムの知識を独学で学ぶことは非常に重要です。実際にSEとして就職した後に働いていけそうかを実感するためにも、オンライン学習サイトなどを使って独学をしてみることがおすすめです。
独学してみることで、自分にSEが向いているかどうか分かるだけでなく、独学で学んだ経験を面接でアピールできれば、高いポテンシャルのある既卒という印象を与えられるでしょう。
なお、独学でアプリやシステムの開発ができた場合は、ポートフォリオとして面接で活かすことも可能です。
3. 就職サービスに登録して履歴書を作る
自己分析や独学を経て本当にSEを目指したいと感じた場合は、具体的な就職活動を進めていきます。まずは就職エージェントや求人サイトなどを始めとした就職サービスに登録し、履歴書を作成していきます。
既卒の履歴書の作成にあたっては、いくつか気をつけるべきポイントがありますので、初めて就活に取り組むような既卒の場合は、就職支援のプロがイチからサポートしてくれる就職エージェントを活用することがおすすめです。
4. 求人比較をして応募する
履歴書の準備が整ったら、いよいよ求人の比較検討と応募のステップに進んでいきます。SEといっても、開発系やインフラ系、運用系など業務領域は多岐に渡ります。加えて、会社によって経験が積める案件の種類や研修体制、求める人物像が変わってくるため、しっかりと求人一つ一つを比較していくことが大切です。
特に既卒から初めてSEの実務経験を積もうとする場合は、研修制度が手厚い会社を選ぶことがポイントになってきます。SEは技術職の1つになるため、就職後に教育体制が整っているか次第で、今後のSEとしてのキャリアをうまく歩んでいけるかが大きく変わるでしょう。
求人の比較を経て興味を持った企業には、積極的に応募していくことが大切ではあるものの、志望動機は使い回すことなく個別に用意することがポイントです。
既卒はどうしても書類通過率が低くなりがちなため、高いポテンシャルをアピールするためにも、入社意欲を書類で伝えられるように準備してください。
5. 面接〜内定
応募に書類選考に通過できれば、面接に進みます。既卒者の面接においては「なぜ卒業後にすぐに就職しなかったのか」「SEを目指す理由は何か」といった質問がよく聞かれますので、念入りに面接対策をしていくことが重要です。
また、面接の回答においては、自己分析の内容を踏まえた上で自分の言葉で伝えることがポイントです。なお、SEに関する独学の経験がある場合は、しっかりとアピールすることで面接官からの印象が高まります。
初めて正社員を目指す面接に取り組む場合は、就職エージェントなどで模擬面接に取り組んでおくことも検討してみてください。
面接の回数は企業によって異なりますが、一般的には1回から2回程度となっています。もし不採用が続いてしまったとしても落ち込むのではなく、どういった点を次回に活かしていくかといった前向きな意識を持っていくことが大切です。
既卒からSEになるコツ
既卒からでもSEになりやすい状況ではあるものの、少しでも就職成功率を高めるためには、他の応募者との差別化を意識した準備がコツとなってきます。
例えば、志望動機の作り込みや履歴書の職歴欄を工夫するといったことはすぐにでもできるコツとなりますので、具体的なやり方を理解しておくことがポイントです。
また、必須ではないものの、SEに関連する資格を取得すると有利になりやすいため、就活と並行して取り組んでみるのも良いでしょう。
ここからは、既卒からSEになるコツについて詳しく解説します。
関連する資格を取得すると有利になりやすい
少しでも就活を有利にしたい場合は、関連する資格の取得を検討することがおすすめです。
SEは必須となる資格は無いものの、知識がある証明のために資格を活用する事は有効です
。特に以下のような資格を持っていると、面接で有利になりやすいと考えられます。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- ITパスポート
- Javaプログラミング能力認定試験
- AWS認定資格
資格取得ができれば、知識の高さをアピールできるほか、自主的に学べるといったポテンシャルの高さのアピールにも繋がります。
SEとして活躍するためには、目標を決めて継続的に取り組んでいく姿勢も重要になりますので、アピールポイントを増やしたい既卒の人は検討してみてください。
志望動機を作り込む
既卒はとにかくポテンシャルの高さや入社意欲を重視される傾向にありますので、志望動機の作り込みも重要なコツとなってきます。SEになりたいと考えている理由や、応募先の会社を志望する理由を自分の言葉で具体的に話せるように準備を進めておきましょう。
また、企業研究も徹底して、会社が行っている事業内容や社風に対して理解をしていることを志望動機でアピールできるように準備することも重要です。
単なる就職希望理由ではなく、「この会社で働きたい」という意思を明確に伝えられれば、印象に残る志望動機となり、既卒でもSEとしてデビューができるはずです。
履歴書の職歴欄を工夫する
既卒者だと履歴書の職歴欄が空白になりがちですが、工夫をすればポジティブな印象を伝えられる内容にすることも可能です。
例えば、空白期間に取り組んだことを「自主学習」「アルバイトとしてこういう経験を積んだ」といった具体的な行動を記載すれば、前向きに過ごしていたことのアピールに繋がります。
また、資格が取得できていれば、その旨を記載することも可能ですし、もし試験に合格できなかったとしても、いつからいつまで勉強に取り組んでいたのかを明記することによって、SEとして求められる学習意欲の高さのアピールが可能です。
既卒者の就活の上で重要になってくるのは、職歴欄を空白のままにするのではなく、何をしていたのかを言語化して伝えることです。このコツを意識すれば、既卒であっても書類通過率を高めることができるでしょう。
既卒からSEになるメリット
SEは今後も需要が高まる職種と言われているため、既卒から就職を希望する人も少なくありません。経験を積むことで学歴に関係なく働けることや、将来のキャリアパスが幅広くなるという点は、SEになる大きなメリットと言えます。
また、実力次第で高い収入を狙えるような仕事であるにもかかわらず、未経験や既卒でも就職しやすい点もメリットとして挙げられるでしょう。ここからは既卒からSEになるメリットを3つご紹介します。
学歴に関係なく活躍できる
SEのメリットの1つに、学歴や既卒といったこれまでの経歴にとらわれず、スキルと実績だけで活躍できるといったものが挙げられます。
実際に文系出身や高卒でSEとして活躍している人も多く、業界全体として「できる人」が評価される傾向にあります。
特にSEはシステム開発において、クライアントの課題を解決できるかといった実務能力が重視されますので、ポートフォリオや実績などで実力を示すことができれば、既卒であっても問題なく評価してもらうことが可能です。
学歴よりも行動力や学習意欲が問われる仕事だからこそ、既卒からSEとして就職し、新卒で就職した人を逆転できるという点も大きなメリットと言えるでしょう。
将来的なキャリアパスが豊富
SEとして経験を積んだ後は、様々なキャリアパスが歩めるという点もメリットと言えます。
例えばSE全体をマネジメントするキャリアだけでなく、プロジェクト全体を管轄するプロジェクトマネージャー、さらにはITコンサルタントとして顧客の上流課題を解決するといったキャリアアップも可能です。
それだけでなく、フリーランスとして独立して自由な働き方を実現している人も多く、ライフスタイルやキャリア思考の変化に合わせたキャリアパスを選べるのは、SEならではの魅力と言えるでしょう。
業界全体としても転職や働き方の変化が激しい傾向がありますので、様々なキャリアに挑戦できる仕事を探している既卒にもSEの仕事はおすすめできます。
未経験や既卒でも就職できる
SEを始め、IT業界全体として人材不足が深刻であることから、未経験や既卒者でも就職しやすいというのもメリットと言えます。
昨今ではポテンシャルを重視して第二新卒や既卒を積極的に採用している企業も出てきており、ポテンシャルの高さをアピールできれば実務経験がなくても就職可能です。
また、SEの求人は年間を通じて募集されていることが多く、就職活動のタイミングに柔軟性を持たせられるのも既卒者にとってメリットと言えます。
正社員経験がないから不利と感じる必要はなく、丁寧な就活準備と努力次第で十分に内定獲得をすることが可能です。
どうしても就活の一歩を踏み出すことに自信が持てない人は、就職エージェントなどを活用し、面接対策や書類作成のサポートをしてもらうことも検討してみてください。
既卒からSEを目指す際の注意点
既卒からSEを目指す際は、いくつか注意しておくべきポイントがあります。
例えば、SEは就職した後も勉強やインプットを継続的に行わなければならないため、仕事をしながら自主的に学び続ける学習意欲がないと、就職後に苦労をしてしまう可能性があります。
また、IT業界が人手不足ということもあり、会社やプロジェクトによっては人手不足の中でSEとして働かなければならず、身体的にも精神的にもハードな働き方が求められる可能性がある点にも注意が必要です。
SEといっても、職場によって働き方や自分の理想の働き方ができるか大きく変わってきますので、特に初めて就職活動に挑戦したいと考えている既卒は、1人で就活を進めないように注意しましょう。
ここからは、既卒からSEを目指す上で注意しておくべきことについて3つ取り上げて解説します。
1. 就職後も勉強やインプットが続く
SEは技術の変化が早い業界で働くということもあり、就職後にも継続的な勉強やインプットが求められる点には注意が必要です。プログラミング言語だけでなく、SEが用いる各種システムやツールは日々進化していますので、業務で必要な知識も常にアップデートが求められます。
したがって、既卒からSEになれたら将来安泰という事はなく、むしろ入社してからがスタートという意識を持っておくことが重要です。就職後には業務外で技術書を読んだり、SE向けのオンライン学習サービスを活用してスキルを深める努力が必須とも言えます。
勉強が苦手な人や、変化に対応することが難しいと感じる人にとってはプレッシャーになるかもしれませんが、自発的に学べる姿勢を持ち続けることによって、市場価値を上げてSEとしての幅広いキャリアパスを歩めるでしょう。
2. 精神的にも体力的にもハードな職場がある
SEは様々な企業やプロジェクトで働くということもあり、職場によって精神的にも体力的にもハードなケースがある点には注意が必要です。
特に納期が厳しい案件ばかり請け負っている現場においては、長時間労働が状態化し、タスクの多さからストレスを感じるようなSEも少なくありません。
従って、既卒がSEを目指す際は労働時間や職場の雰囲気、離職率といった情報を確認するなど、企業研究に取り組むことが重要です。
「SEはきつい」という口コミも見られますが、環境の良い職場を選べれば、働きやすさもやりがいを感じられるはずです。
自分に合った企業選びをするためにも、適当にSEの求人に応募するのではなく、自己分析や企業研究など基本的な就活のアクションを進めるように意識してみてください。
3. 一人で就活を進めない
SEは会社やプロジェクトによって働き方が大きく左右することもありますので、客観的な視点でのアドバイスをもらいながら就活を進めていくことがポイントです。
加えて、既卒の場合は就活に慣れていないこともありますので、不安を抱えながら1人で就活を進めてしまうと、モチベーションが維持できずに就活そのものを途中で諦めてしまうことも考えられます。
これらの末路を避けるためには、就職エージェントなどのサポートをフル活用することが大切です。
就職エージェントでは履歴書の添削や面接対策だけでなく、自分の強みや考えにマッチした求人を紹介してもらえるなど、客観的なアドバイスを受けながら就活を進められます。
1人で就活を進めるのではなく、適切に就職エージェントに頼りながらSEを目指すことによって、本当の意味で就活を成功させることができるようになるでしょう。
既卒が知っておくべきSEと似た職種
SEはシステムエンジニアの略称であり、クライアントの課題を聞いて適切なシステムの設計書を作る仕事です。
既卒の中にはSEと他の仕事を混同して就活を進めてしまっている人もいますので、改めて以下の職種とSEの仕事内容との違いを理解しておきましょう。
- プログラマー
- 社内SE
- ITコンサルタント
それぞれの仕事内容をしっかりと理解することで、SEではなく別の職種の方が自分にマッチしていることに気づけることがあります。
自分が本当になりたい仕事を明確にするためにも、SEと似た職種の理解も深めておくことをおすすめします。
1. プログラマー
プログラマーはSEと同じくシステム開発に携わる仕事ですが、基本的にはSEが設計した仕様書に基づいてプログラミングを行うといった業務を担っています。
SEが要件定義や設計といったシステム開発の上流工程を担当するのに対し、プログラマーは技術的な開発に特化しているといった違いがあります。
プログラマーは未経験からでも比較的目指しやすいだけでなく、専門学校やオンライン学習など独学で知識を学べる機会が多いといった特徴があります。
プログラマーの経験を積んでからSEやプロジェクトマネージャーといったキャリアアップを目指すケースが多く、将来的にSEになるためにプログラマーを目指す人も少なくありません。
2. 社内SE
社内SEは、自社の業務システムやITインフラの運用や改善を担当する職種であり、社外の顧客対応をしないという点でSEと異なります。
社内SEは文字通り社内で働くことが多いため、SEよりも比較的安定した勤務環境であるケースが多いと言われています。
一方、社内SEは企業に数人しかいないケースが多く、一人ひとりの専門的なIT知識が求められるケースもあります。
したがって、実際にSEとして実務経験を積んでいる人が社内SEとして転職しやすいといった傾向があり、未経験から就職できないような求人も見られます。
SEとして働いていたものの、多忙な勤務状況を少しでも和らげるために社内SEを目指すといった人もいるため、システム開発にどんどん着手していきたい人は、社内SEよりもSEの方が向いていると考えられます。
3. ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業が抱える課題をITの力で解決するため、戦略の立案やシステム導入の支援を総合的に行う仕事です。
SEよりもITコンサルタントの方が経営目線が求められるということもあり、基本的にはSEの経験をした人がITコンサルタントにキャリアアップするケースが多くなっています。
高い論理的思考力やコミュニケーション能力も求められるため、単にITスキルがあるだけでは活躍することが難しいものの、就職ができれば幅広い業務に携われるだけでなく、より高い待遇を目指すことも可能です。
プログラマーからSEになり、プロジェクトをこなすことに慣れてきた人がキャリアアップ目的でITコンサルタントを目指すというケースが多いものの、中には未経験者を歓迎している求人もあります。
プロジェクト全体の設計に興味がある人は、ITコンサルタントを目指してみるのも良いでしょう。
よくある質問
既卒と大卒のSEで年収は変わる?
基本的に既卒か新卒化という経歴で年収が大きく変わる事はありません。
ただし、高卒か大卒かによって基本給のベースが違う会社は少なくないため、学歴によってどれぐらいの年収が変わるかは求人ごとに調べておくと良いでしょう。
なお、IT業界では学歴よりもスキルや成果によって年収が変動する傾向がありますので、既卒であっても、入社後に努力をしてスキルアップができれば、大卒や新卒以上に給料を稼ぐことが期待できます。
大切なのは、目の前の年収に一喜一憂するのではなく、長期的なキャリア形成を見据えて日々の知識のインプットとアウトプットを繰り返すということになります。
既卒だとSEにはなれない?
既卒であってもSEになる事は十分に可能です。特にSEが属するIT業界は人手不足が長期化していることもあり、多くの企業が既卒を含めたポテンシャル採用を行っています。
中でも未経験者募集の求人であれば、就活対策をしっかりすることで既卒でもSEになる事は可能だと言えます。
ただ、既卒からSEになる場合は、履歴書の作り方や面接での受け答えの方法に工夫が必要になりますので、就職できる可能性を少しでも上げていきたいのであれば、既卒の就活支援に強い就職エージェントの利用を検討してみてください。
SEには何歳までなれる?
SEになれる年齢に明確な上限はありませんが、未経験から就職を目指す場合は、一般的に35歳までの若い人が有利とされる傾向が見られます。
中でも20代であればポテンシャル採用の対象になりやすいため、教育前提での選考枠でも採用されやすくなります。
ただし、30代以降でも意欲やSEに求められるようなスキルを有しているかによって、SEになる事は十分に可能です。
もし年齢的にハードルの高さを感じているのであれば、職業訓練や独学での学習履歴などを面接でアピールできるように準備しておくと良いでしょう。
まとめ
既卒からSEを目指す事は決して難しいことではありません。
IT業界は人手不足が続いているため、未経験者や既卒を対象にした採用活動が活発に行われています。
就職活動では、自己分析を通じて理解を深めた上で、意欲の高さを面接でアピールすることを意識してみてください。
もし既卒でどのように就活を進めていけばいいか分からない場合は、既卒の就活支援に強い就職エージェントであるジェイックへの相談も検討してみてください。
