公務員を辞めたい!民間企業に転職するコツや退職するメリット・デメリットを元公務員が解説

公務員を辞めたい!民間企業に転職するコツや退職するメリット・デメリットを元公務員が解説

一生懸命勉強して公務員になったものの、実際に公務員として勤務する内にギャップを感じてしまう人も少なくありません。20代の内であれば、キャリアチェンジして民間企業に転職することも、他の役所や官庁を受けなおすこともカンタンです。

この記事の筆者(以後「私」)は、元公務員です。国家公務員でしたが、1年半で辞めています。

筆者紹介

大学を卒業後、国家公務員として勤務。

1年半で公務員を辞めた後は、転職に関するコラム記事の執筆を中心にライターとして活躍中。

この記事のように、ジェイックにコラムを寄稿することもある。

公務員を辞めたい人向けに、やめるメリットやデメリット、民間企業に転職するコツを私の経験をもとにご紹介します。

公務員を辞めても大丈夫

まず、公務員を辞めて大丈夫なのかについて解説をしていきます。

結論、公務員に限った話ではありませんが、仕事を辞めたいと考えている人はやめても大丈夫です。自分に合わない環境で仕事を続ける方が自分に悪影響だからです。

公務員を辞めたい人は意外と多い

公務員を辞めたい人は意外と多く、私がいた職場でも毎年数人は辞めてるということを当時の上司から聞いたことがあります。

総務省の「平成30年度地方公務員の退職状況等調査」を見ても普通退職をしている人が43,375人(全体の33.7%)いることはが分かります。

また、実際に辞めるまでは至っていないものの、公務員を辞めたいと考えている人は私の周りにたくさんいましたし、私もその一人でした。(最終的に私は辞めましたけど)

  • 公務員を辞めたいなんて自分だけだ
  • 公務員を辞めたらもったいない

もし、上記なようなことを考えているようであれば、そんなことはないということだけは知っておくとよいでしょう。

公務員から民間への転職は可能

公務員から民間への転職は思っているより難しくありません。

よく公務員はビジネス経験がないから(公務員は非営利組織のため)不利だとかも言われますが、実際のところ公務員での実務経験が全て役に立たないかと言われれば全くそんなことはないですし、公務員試験をくぐり抜けた経験は努力が出来る証拠です。

また、近年では未経験からの転職活動がしやすい環境が整ってきています。このサイトを運営しているジェイックは20代未経験の転職支援はもちろん、2020年から30代未経験専門の就職支援サービスも始めていますので、年齢や経験の壁はなくなりつつなります。

公務員を辞めたいよくある理由

公務員を辞めたい理由は?退職したい理由あるある

私が公務員を辞めた理由は、「仕事がつまらない」「新人の給料が安い」「やりたいことがあった」の3つです。

公務員をやめる人たちがどんな理由で辞めているか、ご紹介します。

※この記事の内容は私の経験や主観によるものであり、株式会社ジェイックの見解とは異なりますことをご了承ください。

仕事がつまらない[公務員を辞めたい理由1]

「安定しているから」という理由で公務員になった人は、「仕事がつまらない」「公務員を辞めたい」と感じがちです。

理由は、今の公務員を仕事内容で選んだわけではないからです。仕事内容で選んでいないので、仕事がつまらない、公務員を辞めたいと感じるのは当然です。安定を求めて公務員になったものの、肝心の仕事内容に興味をもてないと地獄ですよね。

「こんなつまらない仕事を定年までやるのか…」と考えると、とても続けられるものではありません。民間企業のように目標があるわけでもないので、毎日・毎月・毎年同じことの繰り返しです。組織の一員である以上は仕方ありませんが、興味のない仕事を続けるのは困難です。

古い組織風土[公務員を辞めたい理由2]

公務員の組織風土は、どうしても古いです。

年功序列の組織で、上司が昔のやり方のまま仕事をしている部署もあるでしょう。

民間企業ではITシステムやWebシステムを使いこなしているのに、公務員の職場ではいまだに紙ベースの仕事が行われているところもあります。

古い組織風土から抜け出したくて、やめる人もいます。

労働時間が長い場合があるから[公務員を辞めたい理由3]

公務員は労働基準法適用外である職種が多いので、残業代を満額もらえない職場や、休日出勤、長時間労働をする職場もあります。総務省の「地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果」の時間外勤務を見ていただくと民間労働者が154時間に対し国家公務員は233時間と多いことが分かります。

特に、国家公務員として官庁に勤めている人の中には、「二徹、三徹あたりまえ」という人もいないわけではありません。

他にも公安系の公務員の人は、有事の際は休んでいる場合ではありません。人命救助、災害復興のために休まず働かなければいけません。

公務員は、働く場所によっては過酷な仕事です。過酷な仕事に耐え切れず、やめていく人もいます。

理不尽なことが多いから[公務員を辞めたい理由4]

公務員は、理不尽な目にあうことも多いです。例えば、役所の窓口を担当すれば、いろんな人がきます。

  • 何を言っているのかわからない人
  • クレーマー
  • 暴力をふるってくる人
  • 脅す人

そうした人たちをすべて対応しなければいけません。

民間企業は営利目的なので、企業活動を妨げる人には「営業妨害だ!」と言えますが、公務員はそれが言えません。

中には、窓口を何時間も占拠する人もいますよね。公務員は理不尽なことが多く、やめたいと思う人もいます。

給料が安い[公務員を辞めたい理由5]

結論から述べると公務員は給料が安いです。

給料だけだと民間企業と大差ないですが、サービスの残業が地獄です。なので、時間を換算してみると給料が安いです。

また、総務省が出している「職種別,年齢別,学歴別職員数及び平均給料月額」と人事院が出している「民間給与の実態」を見比べてみると35歳での給料はほとんど同じで「どちらも25万円前後」であることが分かります。それに加え上記で説明した「労働時間が長い場合があるから[公務員を辞めたい理由3]」を考えると、辞めようと考える人もいます。

最後に、正直にお話をすると、アルバイトの方が稼げたりします。それに加えて副業も出来ないので、いくら安定していると言っても給料が安ければ困りますね。

AIに仕事を取られる[公務員を辞めたい理由6]

事務系の公務員は、これからAIに仕事を取られていきます。

AIは事務作業をミスなく速やかにこなしてくれます。また、24時間フルタイムで働いてくれるので仕事を行う上で人間より優れている。

公務員なのでクビにされてしまう心配はないと思いますが異動がある可能性自体はあるでしょう。

人間関係[公務員を辞めたい理由7]

人間関係は、どの仕事でもある事ですが、もちろん公務員も場合でもあります。

この公務員でもやはり上司の方となかなか人間関係がうまくいかず、精神的にきつくなることがあります。

人間関係がうまくいかない場合は先ほどご紹介した、AIに仕事を取られる[公務員を辞めたい理由6]でもご紹介しましたが公務員は異世動の可能性があります。なので異動を待つのが一つの対策になります。

家族より公務が優先[公務員を辞めたい理由8]

公務員を辞める理由としては災害が発生しても、家族よりも公務を優先しなければならないという事があります。

大雨や地震など災害が発生した際の飲食物の手配などは公務員が行います。

なので、災害が発生していても家族より仕事を優先しなくてはいけないという事から公務員を辞めたくなります。

モチベーションが上がらない仕事のやる気が出ない[公務員を辞めたい理由9]

公務員を辞めたくなる理由としてモチベーションが上がらない仕事のやる気が出ないという事もあります。

公務員は営業系の仕事と違いコレという具体的な目標がありません。

営業の場合は売り上げを伸ばすことによりその結果が成績として出ます。

それに対し公務員は、結果が目に見えません。なので、それが原因で仕事をやる意味を失ってしまいモチベーションが下がって辞めたいという事につながります。

公務員を辞めるメリット・デメリット

公務員を辞めるメリット・デメリット

公務員を辞めるメリットとデメリットをご紹介します。「公務員を辞めたいな…」と思っても、勢いでやめてはいけません。

公務員を辞めるデメリットを知った上で、慎重に判断してくださいね。そして、デメリットをわかった上で「それでも公務員を辞めたい!」と思うようであれば、退職を検討しましょう

公務員を辞めるメリット

公務員を辞めるメリットは以下の3つが挙げられます。

  • 将来の可能性が広がる
  • 労働基準法が適用される
  • 副業が出来る

メリット1.将来の可能性が広がる

公務員である以上、生涯賃金を計算することができるので、だいたいどんな人生になるか想像できます。ですが、公務員を辞めれば職業の選択肢は大きく広がります。生涯賃金も、キャリアも、出会いも可能性は無限大に広がります。

「自分の人生は、自分でコントロールしたい」という人には良いでしょう。

メリット2.労働基準法が適用される

公務員を辞めて民間企業に転職すれば、労働基準法が適用されます。

公務員は労働基準法適用外なので、残業代はありませんし、ブラックな職場もあります。

民間は労働基準法で守られているため、働きやすくなる人も多いです。

メリット3.副業ができる

公務員の副業は、法律で禁止されています。それに対して、民間企業では副業OKの会社が増えています。

会社の就業規則で「副業禁止」となっていても、法律で禁止されているわけではありません。副業ができれば、給料+αで稼ぐことができます。

公務員を辞めるデメリット

一方で、公務員を辞めるという選択には以下のようなデメリットも伴うことを理解しておくべきです。

  • 安定した生活を捨てる可能性がある
  • ローンで借りられる額が減る
  • 家族からの猛反対
  • 民間企業になじめない人もいる

デメリット1.安定した生活を捨てる可能性がある

公務員を辞めると、一生安定した雇用保証を捨てることになります。民間に転職するということは、一生の保証がなくなることを意味します。

2019年5月に、トヨタ自動車の豊田社長による「トヨタでは終身雇用が難しい」という発言がありました。天下のトヨタ自動車ですら終身雇用が難しいわけですから、民間企業は公務員のような雇用の保証を期待しすぎることはできません。

デメリット2.ローンで借りられる額が減る

公務員が住宅ローンやカーローンを組むと、民間企業のサラリーマンよりローンの枠が大きいのを知っていますか?

公務員は給料が保証されているので、お金を貸す側も安心して貸せるので、たくさん貸してくれるのです。

例えば、マイホームを購入しようとしたら、公務員の方がたくさんお金を借りられるので、大きい家を建てられるということです。

「公務員はやめたいけど、お金は借りたい…」という場合は、公務員のうちに借りてしまいましょう。お金を借りたからといって、「公務員をやめてはいけない」というルールはありません。

デメリット3.家族からの猛反対

「公務員をやめる!」と家族に言うと、ほとんどの場合は、「やめるなんてとんでもない!」「バカな真似はよせ!」「考えなおせ!」「せっかく公務員になったのに、もったいない!などと猛反発を受けます。私も受けました。

特に、結婚して家族を養っている人は、家族から猛反発を受けるでしょう。一生安定だと思っていたのに、それが崩れてしまうからです。家族を説得するのは、けっこう大変な作業です。

デメリット4.民間企業になじめない人もいる

公務員をやめて民間企業に転職する場合、転職してから民間企業の仕事になじめない人がいます。

公務員に「営利目的」はありませんが、民間企業はすべて「営利目的」でビジネスをしています。

「売上をあげる」「お金をもうける」という経験がない元公務員は、民間企業の営利活動にビックリすることもあるでしょう。

中には、「やっぱり民間企業は無理だ…」と、公務員をやめたことを後悔する人もいます。

公務員を辞めて民間企業へ転職するコツ

公務員を辞めて民間企業へ転職するコツ

公務員を辞めて民間企業に転職するのは、実は難しいと知っていますか?

理由は、民間企業の採用担当者は、「公務員ってビジネスの経験がないんでしょ?何ができるの?」と、けっこう厳しい目で公務員を見ているからです。

採用担当者の中には、「公務員の仕事は楽」と勘違いしている人もいます。

「公務員の仕事もできない人が、民間の仕事ができるわけがない!」と思っている人もいます。

公務員から民間企業に転職するコツを押さえておきましょう。

もっとも面接官に見られるのは志望動機

民間企業の採用担当者は、「なぜ安定の公務員をすてて、民間に転職したいのか?」と疑問に思います。つまり、志望動機を知りたいのです。

「あなたが民間企業に転職したい理由はなんですか?」「あなたが、うちの会社に転職したい理由はなんですか?」「なぜ公務員を辞めたのですか?」と聞かれたら、けっこう緊張しますよね。

コツは、公務員になったことを失敗談にしてしまうことです。

例文

「私は、安定しているという安易な理由で公務員を選びました。

ですが、肝心の仕事内容をよく調べていなかったため、公務員になってからまったく仕事を好きになれませんでした。

私は公務員での経験を通じて、仕事内容や仕事で達成できるコトで、自分のキャリアを選ぶべきだと学びました。

私は大学時代、食品の栄養素に関する研究をしており、健康寿命を長くする食習慣に興味があります。

御社のように「誰もがイキイキと過ごせる社会を作る」という理念のもとサプリメント開発をしている会社で、ぜひ働きたいです。

例えば、以上のように面接で説明すると、「失敗から学んで前に進む人」に見えて好印象です。

人は成功体験を自慢されるよりも、失敗談を話す人に好感をもちます。公務員になったことを、失敗談で語れば志望動機ができます。

応募企業の業務に役立つことを勉強していることを伝える

「志望動機はわかったけど、公務員の人のビジネスなんてできるの?」と思われていることもあります。なので、応募企業の業務に役立つことを勉強していると伝えましょう。

例えば、IT系企業の採用試験を受けるなら、「御社の業務にすぐになじめるように、現在はプログラミングの勉強をしています」と伝えると、意欲が伝わります。

公務員だった人に、ビジネスの経験がないのは事実ですし、即戦力を中途採用したい企業は多いです。しかし、20代であれば「今できることを積極的にやる」という姿勢が、採用担当者の印象を変える可能性もあります。

公務員を辞めて民間企業へ転職するなら20代のうちに

30代を迎えてしまうと、公務員を辞めて民間企業へ転職するのは困難です。年齢が高いのに、民間企業にとって即戦力にならないからです。

正直、民間企業に転職するなら20代のうちです。20代であれば、まだのびしろがあって、教育すれば若いうちにビジネスセンスが身につきます。民間企業に転職するなら、早いうちがおすすめです。

また、公務員をやめて転職したい人の、転職活動のやり方を解説している記事があるので、こちらもぜひ読んでみてください。

 

この記事では以下のような内容を紹介しています。

  • 本当に仕事を辞めた方がいい?9つの質問でチェック
  • 仕事を辞めたいと思ったらやるべき行動
  • 仕事を辞めた後の転職活動の進め方
  • 未経験でも高い就職成功率を実現するおすすめな方法!

仕事を辞めたい20代向けに書かれているので、転職活動を始める前に読んで参考にしてみてください。

公務員からの転職は転職エージェントの利用がオススメ

公務員からの転職は転職エージェントの利用がオススメ

公務員を辞めて民間企業に転職するなら、転職エージェントを利用しましょう。

はじめての民間企業への転職を、たった1人で全部やるのは困難だからです。

民間企業の就職活動は、公務員の就活とは違います。公務員は公務員試験の点数が採用に大きく影響しますが、民間企業の採用には試験がありません。履歴書や職務経歴書の書き方や、面接の話し方など、民間企業用のやり方があるのです。

また、公務員の種類は限られていますが、民間企業の数は公務員よりずっと多いです。

「そもそも、どの会社が自分に合うか?」なんてわかりません。

民間企業経験がない人は、何を基準に企業を選べばいいかわかりません。

公務員だった人は、いきなり1人で民間企業への転職活動は困難なので、転職エージェントを利用するのが良いのです。

転職エージェントの中には、公務員から民間企業への転職に強いところがあります。

公務員から民間企業への転職に強い転職エージェントを利用するメリットは、以下のような例をあげることができます。

  • 元公務員の採用実績のあるホワイト企業を紹介してくれる
  • あなたに合う民間企業を紹介してくれる
  • 民間企業独特の履歴書や職務経歴書の書き方、面接の話し方を教えてくれる
  • 応募企業ごとに履歴書や職務経歴書の添削、面接の練習をしてくれる

すべて無料でサポートしてくれるので、まずは気軽に相談してみましょう。

なお、20代で公務員をやめて、転職活動の仕方がよくわからない人は、私たちジェイックにご相談してください。

私たちは、公務員から民間企業への転職サポートで、多くの実績があります。

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