「社内ニート」という言葉をご存知ですか?社内ニートの状態に陥っていて、つらい状況に悩んでいる方もいるでしょう。それでは、どうすれば状況を変えることができるのでしょうか。また、状況が変わるまでの間、暇な時間はどう過ごせば良いのでしょうか。今回は、社内ニートの概要や打開する方法などを詳しくご紹介します。
この記事の目次
社内ニートとは?
社内ニートとは、会社に雇用された労働者であるものの、仕事を与えられずにやることがない人を指すものです。
社内ニートとは
具体的にはさまざまな状態がありますが、たとえば、雑用しかさせてもらえないという状態が挙げられます。雑用はすぐに終わってしまうようなものが多くあります。たまに仕事が与えられてもそこまで難しかったり、作業量が多かったりすることはなく、終わればすぐに暇な時間になることがほとんどです。
しかし、暇とはいえ業務時間中なので寝たり漫画を読んだり、自分の余暇として時間を潰すわけにはいきません。ただ暇をもて余しながら過ごすだけです。
また、仕事がなくてもあからさまに暇そうにしているのは、はばかられます。そのため、上司が近くに来たら仕事をしているふりなどをして、仕事がないと思わせないような素振りをする必要もあります。
社内ニートは辛い
仕事がしたくない人からして見れば、仕事がなく暇な時間をひたすら持て余している社内ニートは、気楽なものだと思うかもしれません。
しかし、社内ニートは決して楽で楽しいものではないのです。社内ニートには社内ニートにしかないつらさがあります。
例えばほかの社員が忙しそうにしているのに、自分だけ暇でいたたまれなくなることはその1つです。好きで社内ニートになっている人はそもそも悩んだりしないでしょう。仕事がしたいのに仕事がなく、無為に時間を過ごさなければならないのは苦しいものです。
また、自分だけ期待されず、あきらめられているというつらさもあります。やることがなく、時間が過ぎるのが遅いというのもつらい点です。毎日毎日会社で特別することもなくなんとか時間を潰すだけでは、逆に疲れてしまいそうです。
このように無為な時間を過ごしているうちに、何もできない人間になってしまうのではという焦りを感じることもあるでしょう。自分の能力や可能性が信じられなくなることは非常に恐ろしいことです。
社内ニートの特徴
次に、ご紹介するのは「社内ニートの特徴」です。
社内ニートの特徴は下記の5つです。
- 社内で仕事が貰えない
- 1日中暇つぶしをしている
- 周りからの信頼性が低い
- 暇つぶしを常に考えている
- 雑用担当になっている
それでは、早速5つの特徴のご紹介をいたします。
特徴1:社内で仕事が貰えない
まず、1つ目が「社内で仕事が貰えない」です。
社内ニートの中で最も大きい特徴は、この「社内で仕事が貰えない」です。社内ニートになりやすい人の特徴としては下記のようなことがあげられます。
- 仕事に対して消極的
- 仕事を頼んだ際の態度が悪い
仕事を頼む側からすると、積極的で仕事を進んで行ってくれる人や対応が良い人にお願いしたいのは当たり前ですよね。
仕事を頼む際に、態度が悪かったりすると仕事を頼みにくいです。
このような状況が続くことにより、社内ニートへとなってしまうのです。
特徴2:1日中暇つぶしをしている
次にご紹介するのは、「1日中暇つぶしをしている」です。
社内ニートは仕事が貰えないからと言って、1日中暇つぶしをしているのです。
「仕事も全くせずに、暇つぶしができるなんて羨ましい」なんて思う方もおられるかもしれませんが、現状は辛いものなのです。
仕事をせずに給料をいただいているので、周囲からは冷ややかな目で見られる事でしょう。
また、自分の中の罪悪感なども相当なものではないでしょうか。
特徴3:周りからの信頼性が低い
次にご紹介するのは、「周りからの信頼性が低い」です。
入社当時から社内ニートになる事は少なく、仕事を続けていくことでいつの間にか社内ニートになっているというケースがほとんどなのです。
自分の問題が原因の場合、仕事を行う事で、下記のようなことが重なり社内ニートになってしまいます。
- 仕事に手を抜いている
- 最低限必要な事が出来ていない
- 仕事が遅い
このような状況が続くという事で、よほどのことがなければ、周囲からの信頼は落ちていく一方でしょう。
特徴4:暇つぶしを常に考えている
次にご紹介する特徴は、「暇つぶしを常に考えている」です。
社内ニートは、仕事が貰えないという事で、1日中暇をつぶす方法を考えます。
仕事が全くもらえないので、1日中やることがないのです。
そのため、下記のような事で1日を潰してしまうのです。
- SNSや2チャンネルなどのチェック
- 雑用
- トイレやタバコの休憩に頻繁に行く
仕事が全くもらえないので、上記のようなことで暇つぶしをするしかないのです。
特徴5:雑用担当になっている
社内ニートは、基本的に仕事があっても雑用しかさせてもらえません。例えば、30分程で終わってしまう資料作成や事務仕事などです。
社内ニートは信頼が低く、責任のある仕事はよほどのことがない限りは頼まれません。なので、雑用しか回ってこないのです。
社内ニートになる原因
社内ニートになってしまう原因としては、「会社側の問題」と「個人の問題」のどちらかがあります。
会社側の問題
会社側の原因として考えられるのは、まず人員配置が適切でないことです。振り分けている仕事量以上の人員が配置されれば、1人あたりの業務量は少なくなります。そうなると、中には社内ニートのように毎日暇な時間が発生してしまうような人も出てくるでしょう。
教育体制がなく、新人がいつまでも仕事ができないままになってしまい、結果社内ニートの状態になることもあります。難しい仕事をするには、一定の知識やスキル、経験が必要です。
しかし、教える体制が整っていなければ、新人は入社時点のままいつまでもほかの仕事の知識やスキルは身に付かない状態になってしまいます。職場の先輩が、難しい仕事は教えるよりも自分でした方が効率的だという考えでは新人は育ちません。また、嫌いな人には仕事を任せず、干す上司も存在します。意図的に仕事を振り分けてもらえず、することがない状態にされているものです。
個人の問題
個人の原因の場合は、ミスが多く仕事を任せられないという可能性があります。
任せた仕事をことごとく間違えるようでは、会社も安心して仕事を渡せません。また、指示待ちも社内ニートになる原因です。会社の業務はいちいち誰かに頼まれてすることだけではありません。自分でどのような仕事が必要か考え、進めていかなければならない場面も多々あります。
また、コミュニケーション能力に問題があり、周囲に仕事を任せたいと思われていないという可能性もあります。これは直接業務に関するスキルが足りないなどという話ではなく、職場環境に馴染むことができず、周囲に距離をおかれているため仕事が回ってこないというものです。
社内ニートの注意点
続いては、社内ニートの注意点を2つご紹介します。
- 注意点1:腐らない
- 注意点2:あからさまにやる気がない態度をとらない
注意点1:腐らない
仕事がなくてつらくても、「どうせ自分は信頼されていない。ダメな人間だ」とあきらめて腐ってはいけません。腐ってしまうと気持ちが落ち込み、何もする気がなくなってしまいます。社内ニートの時間をできる限り有効活用する方法はいくつもあります。しかし、どうせ自分には何もできないと自分の可能性を決めつけてしまっては、何をしてもそれ以上成長することはできないでしょう。
成長をあきらめて、時間を無為に過ごし続けると自分の市場価値が下がります。市場価値が下がってしまうと、転職の際になかなか次の就職先を見つけにくくなります。ただでさえ人員整理があればリストラされる可能性が高いのに、転職できない状態になるのは避けた方が良いでしょう。まずは腐らず、社内ニートになった原因を考えながら、少しずつでも社内ニート状態を打破するための方法を考えていくことです。
注意点2:あからさまにやる気がない態度をとらない
仕事がないからといって、あからさまにやる気がない態度をとるのは考えものです。仕事がなくて手持無沙汰な状態でも、その状態が非常につらいという態度でいるのと、働く気がないような開き直った態度でいるのとは全く別物です。仕事と関係ない暇つぶしをしたり、勤怠が悪かったりというようなことがないように気を付けましょう。そもそも、会社に雇用されている以上、仕事があろうがなかろうが勤務時間内は会社のために時間を使わなければならないのです。仕事と関わりのないことをしていれば、勤務時間内なのに仕事に従事していないとみなされます。
また、社内ニートは仕事がないことで会社の貢献度が低いと認識されやすいのに、勤怠がだらしなければさらに印象が悪くなってしまうでしょう。そうなると仕事が回ってくるチャンスを潰す上に、減給や降格となる可能性もあります。特に、仕事がないからといって、副業をするのは要注意です。会社によっては従業員の副業を認めていない場合もあります。もし副業をしていることがばれれば解雇の危険も否めません。意図せず社内ニートの状態になることと、自ら会社の評価を下げることは違います。状況を悪くしたくないなら、社内ニートという立場を甘んじ開き直るのはやめた方が得策です。
社内ニートの辛い理由
次にご紹介をするのは、社内ニートは辛い理由についてです。社内ニートである事が辛いと感じる理由としては、人それぞれです。ただし共通している点としては、「生きている時間が失われていく」という事なのです。
そんな社内ニートの辛い理由については、下記の4つです。
- 社内ニートはなりたくてなる人はいない
- 将来への不安が膨らんでいく
- 辞めたくても辞められない
- 何のために生きているのかが分からなくなる
それでは、早速ですが上記4つについて詳しくご紹介していきます。
理由1:社内ニートはなりたくてなる人はいない
まず、1つ目の辛い理由としては「社内ニートはなりたくてなる人はいない」という事です。
社内ニートでない人が「社内ニートは羨ましいな」と口にすることもありますが、実際のところは社内ニートになりたいがために就職や転職の活動をされている人はほとんどいないでしょう。
そんなことにも関わらず、仕事をしたいのに仕事をさせてもらう事のできないというような状況にいるという事は自尊心を傷つけられてしまう事にもなるのです。望んで社内ニートになったという訳ではないので、メンタル的にはとても大きなダメージを受けてしまうのではないでしょうか。
理由2:将来への不安が膨らんでいく
そして、2つ目にご紹介をする辛い理由としては「将来への不安が膨らんでいく」という事です。
当たり前の事にはなるのですが、仕事をしていなければその仕事に必要な能力なんてものは全くと言っても良いほど身に付かないのです。そのようになってしまう事により、会社を辞めて新たな仕事を探すというような場合には、これが出来ますといった大きなスキルといった武器がありません。そのようになってしまう事で就職が決まらないといった状況に陥る可能性が高くなってしまうのです。
また、そのような人は社内でも仕事を与えてもらえないという事で、出世をする事さえもないといえるでしょう。ずっと同じ給料のまま収入も増えなければ、どんどん将来への不安が大きくなて行き最悪の場合には、急な解雇という事も考えられるでしょう。
理由3:辞めたくても辞められない
次にご紹介する社内ニートが伝い理由は「辞めたくても辞められない」という事です。
社内ニートでの安定した収入を得るという事は極稀にしかありません。そのため、貯金がどんどん少なくなってしまうのです。さらに、転職するといった時でも貯えやスキルがないといった人の方が割合としては多いので、選べるような職種も限られてきます。そうなってしまうと、辞めたくても辞められないというような状況に陥ってしまうのです。
これらのような事から結果としては、何処にも行くあてがなく、仕方なく会社に残るといった選択肢しか残されていないのです。
「本当に辛くて嫌なのであれば辞めればいい」というような考え方を持つ方も多いかもしれませんが、社内ニートになってしまう事でそのような事すらも難しいという現実があるのが本当なのです。
理由4:何のために生きているのかが分からなくなる
最後にご紹介する辛い理由は「何のために生きているのかが分からなくなる」です。
社内ニートとは、他の社員などから見れば、まともに仕事もせずに給料だけをもらうだけのぞんざいだという判断をされてしまうのです。簡単に言ってしまえば会社の邪魔者と言えるでしょう。
そのような周りからの反応・態度などに自分でも気づいてしまい、社内にいずらくなるのです。また、邪魔者扱いされていくうちに追い出し部屋に追い出されてしまうといったケースもあるのです。
このような事から結果として、自分が社会にっとて全く意味のない存在という事を考えてしまい、何のために生きているのかが分からなくなってしまうというような事も十分にあり得ることなのです。
社内ニートの末路
次に、社内ニートの末路についてご紹介いたします。
社内ニートの末路は下記の7つです。
- 将来への不安を感じる
- 辞めたくても辞めることが出来ない
- 社会人としての存在意義がなくなる
- 精神的に辛い
- 出世が出来ない
- 体調不良になる
- リストラ候補になる
それでは、上記7つについてご紹介いたします。
末路1:将来の不安を感じる
まず、1つ目の末路は「将来への不安」です。
社内ニートを続けることで将来への不安は膨らんでいきます。
社内ニートは1日中暇つぶしをしているだけなので、仕事のスキルが伸びることはあり得ません。
また、職場の同期や先輩あわよくば後輩からの信頼が低いので将来に活きる人脈を築くことも出来ません。
転職を考えたとしても、スキルや人脈がないので成功をする可能性はかなり低くなるでしょう。
末路2:辞めたくても辞めることが出来ない
次にご紹介する末路は、「辞めたくても辞めることが出来ない」です。
社内ニートである期間が長くなる程、辞めたくても辞められない理由が増えていくのです。
社内ニートで高収入を稼ぐという事はとても難しいので貯金をする事も難しいでしょう。
また、社内ニートではスキルが身につきません。
貯金もスキルもない状態では、転職活動に踏み出すリスクが大きすぎます。
その結果、どこにも行く場所がなくなってしまい、今の会社に残るといった選択肢だけが残ってしまうのです。
末路3:社会人としての存在意義がなくなる
次にご紹介する末路は、「社会人としての存在意義がなくなる」です。
社内ニートを続けることで、社会人としての存在意義がなくなってしまいます。
職場に行っても責任のある仕事がさせてもらえません。
1日でやる事とすれば、SNSのチェックや仕事をするふりなどで暇つぶしがほとんどです。
このような日が続けば、社会人としての存在意義がなくなるのは当然です。
末路4:精神的に辛い
次にご紹介する末路は、「精神的に辛い」です。
周りからは冷たい目で見られ、仕事をしたくてもさせてもらえないので、社内ニートはとても精神的に辛い環境を強いられるのです。
別の社員からすると何もしていないのにお金をもらっている。ただの給料泥棒です。
何か問題があれば、すぐにお荷物扱いになってしまいます。
そんな環境の中で過ごすのは精神的にもとても辛く、自分から退職をしざるを得ない状況になる事も考えられます。
末路5:体調不良になる
まず、つらい状況が終わりなく続いてしまうことが、精神の負担になり続けます。
精神への負担はストレスや鬱などメンタルへの影響、そして体調不良など体への影響に繋がる可能性もあります。
一時的な体調不良でならまだしも、鬱病になってしまうとより深刻な状況になってしまう可能性があります。
参考:うつ病とはどんな病気?|原因・症状について知る|うつ病こころとからだ
末路6:出世が出来ない
次にご紹介をする末路は、「出世が出来ない」です。
社内ニートが出世を出来る可能性は残念ですがかなり低いです。
出世をするためには、周囲との信頼や仕事の実績が必要です。
しかし、社内ニートは仕事が貰えず、周りにも信頼をしてくれる人はいません。
なので、社内ニートがこのような状況で出世をするという事はとても難しいという事実なのです。
末路7:リストラ候補になる
さらにリストラ候補になり、思いもしないタイミングで退職せざるをえなくなる可能性も高まります。
会社が人員削減をする場合、仕事量の少ない人、あるいは仕事をしていない人は会社への貢献度が低いとみなしやすいからです。
このように、社内ニートは決して楽観的に考えられるような状態ではないことを理解するべきでしょう。
社内ニートのおすすめの過ごし方
社内ニートの時間の過ごし方の例を一部ご紹介します。
- 過ごし方1:資格勉強をする
- 過ごし方2:PCスキルをアップする
- 過ごし方3:とにかく雑用をする
- 過ごし方4:こっそり転職活動をする
過ごし方1:資格勉強をする
社会人を中心に人気があるのが資格取得です。資格を取得することは自身に新しい知識をつけることにもつながる上、もし転職を目指す場合は大きな武器にもなります。資格にはさまざまな種類があり、自分の興味関心や適性に合わせて選べるため、取得の意欲も高めやすいでしょう。ただし、資格取得のためにはある程度の期間勉強し、取得に必要な知識やスキルなどを身に付ける必要があります。日中仕事をした後、資格の勉強をプラスでするのは非常に骨が折れることです。
そこで、社内ニートの時間を活かしましょう。仕事がないからと何もしないでいるよりは、自分自身を高めるため資格取得に時間を費やした方が有意義とも考えられます。ただし、会社のデスクでテキストを広げるのは憚られるので気を付けましょう。目立たず資格取得の勉強をするには、オンライン上の学習サービスなどを利用するのがおすすめです。
また、ジェイックでは資格が必要なのかについてご紹介している記事があります。気になる方は是非読んでみて下さい。
過ごし方2:PCスキルをアップする
暇な時間を利用して、PCスキルをアップさせるのもおすすめです。今やPCを使用しない業界は少ないため、PCスキルは仕事のさまざまな場面で活かすことができます。PCスキルを高めれば、PC関連の業務を少しずつ任されるようになり、社内ニートを脱するきっかけになる可能性もあるでしょう。
例えば、資料作成のスキルやofficeソフトのスキルアップを目指すのはいかがでしょうか。エクセルの練習になるサイトや、オンライン学習サービスを利用しながら学習すると良いでしょう。また、マイクロソフトオフィススペシャリストの取得を目指すというのも1つの方法です。実際に発揮できるスキルのほか、客観的に知識・スキルを証明できる資格も取得しておけば、ほかの仕事を目指す際も活用できます。
過ごし方3:とにかく雑用をする
暇な時間を何もしないで過ごさず、とにかく社内の雑用を率先して行うという方法もあります。例えば掃除やコピー紙の補充、足りない備品がないかのチェックなどはすぐにできる雑用です。特別なスキルは必要ないので、すぐに実行できます。そのほかにも探せば小さな仕事は多く見つかるでしょう。社内で動き回っていると、暇がまぎれるのはもちろん、普段一緒に仕事をしない人ともコミュニケーションが生まれます。その中で、普段一緒に仕事をしない人から仕事をもらえるなど、社内ニートを脱する糸口になるかもしれません。
また、社内で動き回ることは、さまざまな部署や業務全体の流れなど、これまではわからなかった社内のことを改めてしっかり知る機会にもなります。仕事をする上で社内全体の動きをつかんでおくことは非常に大切です。雑用で得たことをきっかけに、自分にできる仕事を少しずつ広げていけるかもしれません。
社内ニートから脱する方法
社内で時間を潰す方法を考える前に、社内ニートそのものを脱出するための方法を考えましょう。
下記のことを実行してみてはいかがでしょうか。
- 上司に相談してみる
- 異動を願い出る
- ポジティブ変換をする
- 社内ニートになった原因を振り返る
- こっそり転職活動をする
方法1:上司に相談してみる
まずは、素直に上司に「仕事が欲しい」と相談してみることです。仕事が欲しいと思っているだけでは仕事は降ってきません。本気で仕事がしたいと思っているなら、上司に直接頼むことから始めましょう。仕事に対する意欲や、自分にできることなどを真摯に説明すれば、少しずつ仕事を回してもらえるかもしれません。
方法2:異動を願い出る
次に、仕事がある部署に異動願いを出す方法もあります。部署によって仕事の量はまちまちです。どんなに仕事をする気があっても、そもそも仕事の量が少ない部署では、まとまった量の仕事を任される可能性は低いでしょう。
方法3:ポジティブ変換をする
また、考え方を変えてみるのも1つの方法です。例えば「暇で仕事がない」ということを「自分のやりたいことを好きに考えられる」というようにポジティブ変換するのです。悲観的にとらえても事態が変わるわけではありません。できるだけ今の状況を前向きに考えて、そこから社内ニートを脱する具体的な糸口を見出すのもありです。
方法4:社内ニートになった原因を振り返る
あるいは、改めて自分が今の状況になった経緯や原因を振り返ってみるのも良いでしょう。社内ニートになった原因がわからなければ、一時的に状況を脱してもまた同じような状態になってしまうかもしれません。まずは暇な時間を利用して自己分析から始めると、社内ニートを脱する現実的な方法が見つかる可能性が高まります。
方法5:こっそり転職活動をする
あまりおおっぴらにはできませんが、こっそり転職活動をするのもありです。仕事がなく無為な時間を過ごすよりは、今より仕事がもらえて働けそうな仕事場を探す方が、自分にとっては有意義でしょう。もし具体的に転職を決めているわけではなく、まだ迷っている段階だとしても、業界の動向を探ったり、自己分析をしたりといった行動は自分のためになります。自分のこれまでやってきたことの棚卸しや、これからやりたいことを考えると、活力もわいてくるはずです。自分の将来を考え、できる限り充実した気持ちで働けるような環境を探してみるのも良いでしょう。