消防士の転職でおすすめの仕事を解説【転職するメリットも】

消防士の転職でおすすめの仕事を解説【転職するメリットも】

消防士から民間企業に転職したいと考えていませんか?この記事では、消防士から民間に転職するメリットや、おすすめの仕事を紹介しています。反対に、消防士を目指す人に向けて消防士の目指し方なども解説しているので、記事を参考に転職を成功させましょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

消防士(公務員)と民間企業の違い

消防士(公務員)と民間企業の違い

消防士は、公務員です。

そのため役割などが民間企業とは異なります。

そこで、まずは消防士と民間企業の違いから説明します。

消防士(公務員)と民間企業の違いとは

消防士と民間企業の違いは働く目的にあります。具体的な違いを見ていきましょう。

消防士(公務員)とは

消防士は、消防本部に勤務する地方公務員です。

正式には「消防職員」といい、消火、救命活動に従事する職員は「消防吏員(りいん)」と呼ばれます。

そもそも消防士が属する「公務員」とは、営利を目的として働かない人々のことです。国や地域社会に対する貢献が、その役割とされます。

民間企業とは

民間企業とは、営利を目的として活動する組織のことです。

生み出したモノやサービスの対価として、利益を得ています。

民間企業の目的は、自社の成長です。国や地域のために働く公務員とは、その目的が違います。

消防士と民間企業(業種別)の平均年収の違い

消防士の平均年収は、約700万円です。

一方、民間企業は業種別でみると、平均年収は下記のとおりです。

民間企業は業種別平均年収

(参考;doda『平均年収ランキング 最新版【業種別】』

消防士の年収が高いことが分かりますね。

平均年収を押し上げているのは、「危険作業手当」といった特殊勤務手当が入っているからです。危険を伴う仕事のため、基本給のほかに手厚い手当が支給されているのです。

消防士から民間へ転職したい場合

消防士から民間企業へ転職したい人向けに、消防士の転職状況をお伝えします。

おすすめの就職先などもお伝えしますので、参考にしてみてください。

消防士の転職状況

消防士から民間企業に転職する人は、20代を中心に年齢の若い人が多いです。

入職当初は、消防に対する想いを志高く持っていた人も多いでしょう。

しかしこのあと説明するように、厳しい労働環境に置かれている若手消防士は少なくありません。そのため仕事や環境の辛さに耐え兼ね、消防士を続ける意欲を失ってしまうのです。

消防士を辞めたい理由

消防士を辞めたいと考える、3つの理由をお伝えします。

下記のとおりです。

  • 体力に不安を感じたため
  • プレッシャーが大きい仕事のため
  • 人間関係に苦労しているため

1つずつ解説しますね。

辞めたい理由その1:体力に不安を感じたため

体力に不安を感じ、消防士を辞める人は少なくありません。

消防士は、体力勝負の仕事です。火事が起きたら重い防火服を身にまとい、10キロは軽く超える酸素呼吸器などを背負います。

さらに大変なのが、日常のトレーニングです。訓練は過酷さを極めることが多く、体力に自信のある人でもついていくのが難しいこともあります。

年齢と共に体力の衰えを感じることもあり、「これ以上は続けられない」と退職を考える人が多いのです。

辞めたい理由その2:プレッシャーが大きい仕事のため

消防士は、責任の大きな仕事です。

人命を救うプレッシャーは大きく、出勤中は気が休まることがありません。

いざ出動となると、自分の命が脅かされる状況に直面することもあります。そのため精神的に消耗してしまうことが多く、安定した仕事を求めて転職する人が一定数いるのです。

辞めたい理由その3:人間関係に苦労しているため

消防士が転職を考える理由として、人間関係に苦労していることも挙げられます。

消防組織は、上下関係に厳しいことが多いです。そのため先輩からの厳しい指導が、特に若手の消防士にとってはストレスとなることがあります。しかし上下関係の厳しさは、消防組織にとって必要な一面もあります。

それは、出動のときです。ひとり一人が勝手な行動をしてしまうと、体勢が崩れます。チームの指揮系統に支障が出ると人命にも関わるため、トップの指示は隊員にとって絶対なのです。しかしなかには、平時の状態でも「度が過ぎた上下関係」が強要される組織もあります。

いわゆる体育会系の環境に心身ともに疲弊し、消防士を辞める人は少なくありません。

消防士から民間へ転職するメリット

消防士から民間企業に転職するメリットは、以下のとおりです。

  • 精神力や責任感が評価されやすい
  • 体力勝負の仕事では有利

それぞれ解説します。

メリットその1:精神力や責任感が評価されやすい

消防士として活動するなかで身につけた精神力や責任感は、転職では十分アピールポイントとなります。

どの仕事においても、精神力や責任感の強さは欠かせないからです。精神力の強さは、仕事で壁にぶつかつたときに「諦めない姿勢」として発揮されるでしょう。責任感の強さは、仕事の期日をしっかり守るための基礎となるものです。

具体的なスキルとはいえないので、アピール材料となるか不安な人もいるかもしれません。しかしお伝えしたように、精神力や責任感の強さは立派な能力のひとつです。

転職活動では、積極的にアピールしてみてください。

メリットその2:体力勝負の仕事では有利

体力勝負の仕事に応募するときは、消防士として培った体力が武器となります。

訓練で鍛えられた身体は、一般の人がすぐに真似できるものではありません。そのため、体力が必要な仕事では有利といえます。

肉体労働の求人は多いので、仕事選びの選択肢も広がるでしょう。

消防士から民間へ転職するデメリット

消防士から民間企業に転職するデメリットもお伝えします。

以下のとおりです。

  • 公務員の「安定」を捨てることになる
  • 社会的信用が落ちる可能性がある

転職は、人生の大きな転換点となります。

メリットだけでなく、デメリットも踏まえ、冷静に進路を判断しましょう。

デメリットその1:公務員の「安定」を捨てることになる

消防士は地方公務員のため、安定した給与が入ります。そのため仕事にもよりますが、公務員を離れることで経済的に不安定になるリスクがあるのです。

また一般的に、公務員は民間企業よりも福利厚生が手厚いです。そのため民間企業に転職するときは、公務員の「安定」を捨てることになることは覚悟しておきましょう。

デメリットその2:社会的信用が落ちる可能性がある

消防士を辞めることで、社会的信用が落ちる可能性もあります。

消防士は誰でも知っている仕事で、公務員として安定もしているので社会的信用は高いです。そのため住宅ローンや車のローンを組むときに、比較的スムーズに審査が下りることがあります。

一方で転職して収入が不安定になった場合は、消防士よりも社会的信用は落ちてしまうでしょう。特に家や車など、大きな買い物をしようと考えている人は、転職を慎重に判断してください。

元消防士におすすめの転職先

消防士の転職先として、おすすめの仕事を紹介します。

具体的には、下記の3つです。

  • トラックドライバー
  • 配達員
  • パーソナルトレーナー

では、1つずつ解説します。

元消防士におすすめの転職先その1:トラックドライバー

消防士から転職する場合は、トラックドライバーを検討してみましょう。なぜなら、消防士として培った責任感が活かせるからです。

ドライバーは、期日までに商品を届けるという使命があります。そのため、責任感に乏しい人には不向きな仕事です。

一方で、高い責任感を持つ元消防士にはぴったりな仕事といえるでしょう。

元消防士におすすめの転職先その2:配達員

配達員も、元消防士におすすめの仕事のひとつです。

たとえば、郵便局や新聞社、飲食業界でもデリバリー要員として配達員を募集しています。体力が必要な仕事ですが、体力自慢の元消防士からするとそれほど苦に感じないこともあります。

消防組織と異なり1人で行動することが多いので、対人関係のストレスも減るでしょう。

元消防士におすすめの転職先その3:パーソナルトレーナー

体力仕事から解放されたい人は、パーソナルトレーナーという道もあります。

パーソナルトレーナーは、ストレッチや、筋トレのサポートをする仕事です。消防士として身体を鍛えるなかで、筋肉のつき方や骨格の可動域といった知識に関心を抱いた人もいるでしょう。

こうした身体の知識は、パーソナルトレーナーとして活動するうえで役立ちます。

一方で、個人で開業する場合は、経営や営業の知識が必要となることもあります。個人開業が不安な場合は、ストレッチを専門とする店舗などに転職するのもひとつの手です。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

民間から消防士へ転職したい場合

ここまでは、消防士から民間企業に転職したい場合について解説してきました。

次に、民間企業から消防士に転職したい場合について解説します。

消防士になる方法などもお伝えしますので、消防士への転職を考えている人は参考にしてください。

消防士への転職状況

消防士は、全体の約2割~3割が転職者といわれます。

意外に多いと感じた人もいるのではないでしょうか。後ほど詳しく解説しますが、消防士になるには「消防官採用試験」を受ける必要があります。

「消防官採用試験」は、転職者に有利な試験ではありません。そのため、試験対策は万全にしておく必要があります。

消防士になりたい理由

消防士を目指す理由として多いのが、以下の2つです。

  • 「誰かの役に立ちたい」という想いを抱いたため
  • 公務員の「安定」を手に入れるため

それぞれ解説しますね。

消防士になりたい理由その1:「誰かの役に立ちたい」という想いを抱いたため

「人々を救いたい」といった気持ちを抱き、消防士に転職する人は少なくありません。

消防士は、救命という責任の重い仕事を担っています。命の危険はもちろんありますが、人命を救う仕事は民間では経験できないことです。

「誰かの役に立ちたい」といった強い想いを捨てきれず、民間から消防士への転職を決意する人もいます。

消防士になりたい理由その2:公務員の「安定」を手に入れるため

消防士は、地方公務員にあたります。

そして公務員は、景気にほとんど左右されない仕事の代表例です。そのため安定して給与が支給されるので、生活が安定するといったメリットがあります。

休みがしっかり取れるのも、消防士の特徴です。

出動があるときは忙しいですが、出動の次の日は一日休みとなることもあります。公休日をあわせることで、連休もつくりやすいです。そのため「メリハリをつけて働きたい」といった人にとっては、魅力的に映る仕事といえるでしょう。

消防士になるためには

消防士になる方法を紹介します。

まず「消防官採用試験」を受け、合格しなければなりません。採用試験では、筆記テストと体力測定、そして面接が行われます。

受験する自治体にもよりますが、試験の倍率は比較的高いです。場所によっては、倍率が20倍を超えるところもあります。

また、29歳までしか受けられないといった条件が設けられることもあります。条件は受験する自治体によって異なるので、採用要項は必ず確認してください。

試験に合格すると、各都道府県に設置してある消防学校に入学します。消防学校では研修が半年ほど行われ、研修が終わると配属する消防署が決定します。

ちなみに消防士は、緊急時に備え、勤務先の消防署の近くに住むことが義務付けられています。配属先次第では、引っ越しの可能性があることは理解しておきましょう。

民間から消防士へ転職するメリット

民間企業から消防士へ転職するメリットをお伝えします。

下記の2つです。

  • 仕事にやりがいを持てる
  • 福利厚生が充実している

それぞれ説明しますね。

消防士へ転職するメリットその1:仕事にやりがいを持てる

仕事にやりがいを持てることは、消防士に転職する大きなメリットといえます。

消防士は、世の中の人々に感謝される仕事です。体力的にも精神的にも過酷な仕事ですが、「ありがとう」という一言で疲れが吹き飛ぶこともあります。

このように直接的な人助けができるのは、消防士だからこそといえますね。民間企業も人々の役には立っていますが、間接的な支援となりがちです。

より直接的に人々の安心安全に関わっていきたい人は、消防士をぜひ目指してみましょう。

消防士へ転職するメリットその2:福利厚生が充実している

民間企業は、会社によって福利厚生の内容が異なります。

福利厚生が万全な会社もあれば、一方でほとんど規定のない会社もあります。

その点、消防士は公務員のため、福利厚生が比較的恵まれています。自治体にもよりますが、介護休暇や慶弔休暇、さらにボランティア休暇が取得できるところもあります。

退職金が完備されているなど、消防士は給与面の制度もしっかりしています。

民間から消防士へ転職するデメリット

民間から消防士へ転職するデメリットをお伝えします。

具体的には、下記の2つです。

  • 命の危険が伴う
  • 生活が不規則になる

それぞれ説明しますね。

消防士へ転職するデメリットその1:命の危険が伴う

消防士に転職する場合は、命のリスクがある仕事であることを今一度理解しておきましょう。

火事の現場は、常に危険と隣り合わせです。どんなに訓練を積んでいても、予想できないことは起こります。

命は無事でも、一生残り続ける傷を身体に負うこともあるのです。何より自分の命は、家族や友人など、大切な人にとっても欠かせないものです。

「それでも消防士になりたい」という強い覚悟があるかを、自分の胸にしっかり問いかけてみてください。

生活が不規則になる

生活が不規則になる点も、消防士への転職のデメリットといえます。

消防士の勤務体系は、24時間となることが一般的です。夜間の仮眠中も、出動要請があれば跳び起きなくてはいけません。

気が休まらない緊張から、身体に異変が起きることもあります。事実、慢性的な睡眠不足に悩まされている消防士は少なくありません。

勤務翌日は休みが取れるものの、民間とは違う働き方になることは理解しておきましょう。

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