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失業保険受給中のバイトがばれなかった人はいる?注意点に気をつければバイトは可能

失業保険受給中のバイトがばれなかった人はいる?注意点に気をつければバイトは可能

失業保険の受給中にアルバイトをしてばれなかった人はいるのか気になる人も多いのではないでしょうか?
失業保険期間中にはアルバイトをしていい期間としてはいけない期間がありますが、結論からいれば、NGな期間にアルバイトをしてしまえばばれることになるでしょう。

また、アルバイトの収入が多くなってしまうことも失業保険期間には避けないといけません。
この記事では、詳細にバイトをしてもいい期間やバイトをしていて失業保険の対象から外れてしまうような注意点を解説してきます。

失業保険受給中にバイトしても大丈夫?

失業保険とは、就職するために積極的に就職活動をしているにも関わらず、結果がまだ出ていない失業状態にある人が安心して暮らすための保護制度です。失業保険が受給できれば、毎月所定の金額をもらいながら、就職活動に専念することが可能になります。

そんな失業保険ですが、保険金を受給している最中にアルバイトをすることは、本来の失業保険の趣旨に反してしまうのではないかと疑問を感じるでしょう。

まずは、失業保険受給中にアルバイトをしてもいいのかどうかについて解説します。

給付制限期間や失業保険受給中のバイトはOK

失業保険受給中のアルバイトは、タイミングによってOKなケースとNGなケースに分かれます。

アルバイトがOKになるケースとしては、失業保険の給付制限期間や失業保険受給中となります。給付制限期間というのは、会社を自己都合で退職した場合に、失業保険の受給手続き日から7日経過した日の翌日から2ヶ月の期間のことを言います。

給付制限期間中は失業保険を受け取ることができませんので、十分な貯蓄がない人だと生活に支障が出てくるでしょう。そのような課題を鑑みて、給付制限期間中のアルバイトはOKとされています。

また、失業保険受給中についてもアルバイトはOKとなっています。失業保険としてもらえる金額は人によって変わってきますが、毎月およそ10万円台になることが多く、人によっては生活が立ち行かないケースも出てくると考えられます。

そのため、失業保険受給金額に加えてアルバイトをすることで、生活費の足しにするということが認められているのです。

ただし、給付制限期間中でも、失業保険受給中でも、アルバイトを始める際は必ずハローワークへ申告する必要があります。無断でアルバイトをしてしまうと、失業保険の受給がなくなってしまうこともあるため注意してください。

待機期間中のアルバイトはNG

失業保険を受給するための手続きの中には「待機期間」というものが設けられていますが、この待機期間中にアルバイトをすることは原則NGとなっています。

待機期間とは、会社都合退職・自己都合退職に関係なく、一律で失業保険が受給できない期間のことを言います。具体的には、失業保険の受給資格決定日を合わせた7日間のことを指します。

つまり、失業保険をもらえる人であっても、最短7日間は前職をどのような理由で辞めたとしても無収入になるということが言えます。アルバイトによるお金稼ぎもできないため、1週間は最低でも生活できるお金を口座に残した状態で退職するのがいいかもしれません。

失業保険が受給できなくなるアルバイトの仕方

失業保険の受給期間中であったとしても、ハローワークに申告することでアルバイトができることを解説しました。しかし、以下のようなアルバイトの仕方をしていると、失業保険が打ち切られるリスクがありますので注意が必要です。

  • 1日4時間を超えてバイトをする
  • バイト先で雇用保険に加入する
  • バイトで稼ぎすぎてしまう
  • 正社員就職の意思がないと判断される
  • ハローワークへ報告しないでバイトをする

失業保険受給中にアルバイトをする人は、失業保険が急に受け取れなくなると困ってしまうでしょう。それぞれの解説内容をしっかり理解した上でアルバイトをするように心がけてください。
また、細かい条件を考えずにバイトをしたいと思っている場合は、ハローワークの窓口に相談をしましょう。

1日4時間を超えてバイトをする

失業保険中のアルバイトは可能ですが、制限なく働いて稼げるかというとそういうことではありません。具体的には、1日4時間を超えてアルバイトをしてしまうと、その1日受給できるはずであった失業保険は支給されなくなります。

例えば1日あたり失業保険を4,000円もらえる人が、時給1,000円のアルバイトを1日で8時間行った時のことを考えてみましょう。

この場合、失業保険4,000円に加えてアルバイト給料8,000円の計12,000円がもらえると考えるかもしれませんが、アルバイトが4時間を超えてしまっているため、失業保険がまるまるもらえません。

従って、この1日に手元に入る収入はアルバイト給料のみの8,000円となります。これは、アルバイト4時間をタダ働きすることと同じであり、収入という観点だけで見れば時間を駄にしてしまっているとも言えるでしょう。

このように、アルバイトOKだからといって1日4時間を超えて働いてしまうと、自分だけが大きく損をすることに繋がりかねません。アルバイトをしながら失業保険をもらいたいと思っている人は、1日4時間以内で入れるアルバイト先を見つけるのがおすすめです。

バイト先で雇用保険に加入する

アルバイトは基本的に雇用保険に加入しませんが、一定の条件を満たした場合に雇用保険の対象となり、加入することになるケースがあります。

もしアルバイト先で雇用保険に加入すると、ハローワークから就職扱いとして見なされる可能性が高まり、失業保険の受給がストップしたり、受給期間が延期されてしまったりするリスクが生じますので注意してください。

なお、アルバイト先で雇用保険の対象となるケースは、以下の2つの条件を満たす場合になります。

  • 1週間の労働時間が20時間以上ある
  • 31日以上の雇用が見込まれる

失業保険とアルバイト代の両方をもらいながら就職活動をしていきたいのであれば、アルバイトをする時間や期間をしっかりと計算するということが非常に大切になります。

また、アルバイト先では店長などの雇用主に対して、自分は雇用保険の加入は不要で大丈夫かという点を確認しておくこともおすすめです。

バイトで稼ぎすぎてしまう

失業保険は受給金額が1日あたりで計算されますが、失業保険として1日あたりにもらえる金額とアルバイトの1日あたりの給料の合計が、前職の1日あたりの給料(標準報酬日額)の8割以上になる場合、失業保険が減額されることになってしまいます。

具体的な例でいうと、前職の1日あたりの給料(標準報酬日額)が8,000円の場合、1日あたりの失業保険の受給金額とアルバイト収入の合計額が8割にあたる6,400円を超えてしまうと、失業保険が減額される対象となります。

せっかく頑張ってアルバイトをして稼いでも、トータルで見た時にマイナスになるリスクがあることから、失業保険受給中はアルバイトをやり過ぎないように注意する必要があります。もし不安であれば、ハローワークの職員に相談してみるのもおすすめです。

正社員就職の意思がないと判断される

失業保険は、正社員として就職するために努力している人を対象として支給される支援金です。そのため、そもそも正社員として就職する意思がないという人に対して、失業保険は支給されません。

失業保険を貰うようになると、1カ月に1回は失業状態を確認するためにハローワークと面談することになります。

この面談の際に、「アルバイトとして頑張っているので、正社員として就職するつもりはない」「就職活動をバイトで疎かにしてしまった」などの考えが見られると、その時点で失業保険の支給はストップします。

今一度、失業保険がもらえている本当の理由をしっかりと考えた上で、失業保険受給中に自分はアルバイトをすべきなのかどうかを検討するようにしてください。

ハローワークへ報告しないでバイトをする

失業保険受給中は、好きな日に好きなタイミングでアルバイトに取り組めるということではありません。万が一ハローワークに報告しないままアルバイトをしてしまい、その事実がハローワークの職員にばれることになれば、その時点で失業保険がストップする可能性が高まります。

もし生活に困窮していて、アルバイトをしないと生きていけないと考えているのであれば、まずはハローワークの担当者に相談や報告を入れましょう。これにより、失業保険受給中のアルバイトの注意点を分かりやすく教えてもらえるだけでなく、すぐに就職できるような求人を優先して紹介してもらえる可能性があります。

間違っても、「ばれなければいいだろう」という感覚で、ハローワークに隠れてアルバイトをし始めることだけは避けてください。

失業保険受給中のバイトでバレなかった人はいる?

失業保険受給中のアルバイトでは、時間や収入などあらゆる面で制限を受けることになります。中には、ハローワークにバレないようにアルバイトをしたいと考えてしまう人もいるでしょう。

ここからは、失業保険受給中にアルバイトをしていることがバレないのかどうかについて解説します。

基本的にバイトをしたらハローワークにバレる

アルバイトをしている事実はハローワークに基本的にはバレます。

会社や雇用主などがアルバイトを雇用して給料を支払う場合、確定申告や決算の際に「どれだけ給料支払いをしたか」という帳票を税務署に提出します。企業はこれにより、社員やアルバイトに支払った給料を経費として扱えるようになるため、結果的に支払う税金を抑えることに繋がります。
つまり、会社や雇用主がアルバイトに支払った金額は、よほど特殊な状況にない限り、ほぼ確実に税務署に報告されるということです。

税務署とハローワークはどちらも国の機関になりますので、情報が共有されることもあります。そのため、税務署に届いた給料支払いの報告から、ハローワークが情報をキャッチし、失業保険受給者のアルバイト状況を知ることができるのです。

これらの情報の流れから、基本的にアルバイトをしたらハローワークにバレるということが言えます。

「バイトがばれなかった」という声に騙されない

SNSを見ていたり、知り合いと話していたりすると、失業保険をもらっているのにアルバイトをしていることがバレなかったという声を耳にするかもしれません。しかし、その声を鵜呑みにして、自分も失業保険受給中にバレずにアルバイトをしようと思うのはやめましょう。

先ほども解説した通り、基本的にアルバイトをしているという事実は税務署経由でハローワークは情報をキャッチします。そのため、「バイトがバレなかった」という人は、正確に言うと「バイトをしていることはバレていたが、他の理由からハローワークに追求されなかった」だけに過ぎません。

今一度、失業保険受給中のアルバイトはほぼ確実にハローワークにバレるということを念頭に置き、正しい振る舞いをするように心がけてください。

悪質な場合は不正受給として処理されることも

失業保険受給中のアルバイトにおける注意点は、失業保険受給前の説明会でハローワークから直接伝えられます。そのため、アルバイトをする時にハローワークに申告しなければならないことを知らなかったと振る舞うことはできません。

ハローワークを運営する厚生労働省のホームページには、失業保険の不正受給の典型例として以下のように書かれています。

不正受給の典型例
  • 実際には行っていない求職活動を、「失業認定申告書」に実績として記すなど偽りの申告を行った場合
  • 就職や就労(パートタイマー、アルバイト、派遣就業、試用期間、研修期間、日雇などを含む。)したにもかかわらず、「失業認定申告書」にその事実を記さず、偽りの申告を行った場合
  • 自営や請負により事業を始めているにもかかわらず、「失業認定申告書」にその事実を記さず、偽りの申告を行った場合
  • 内職や手伝いをした事実及びその収入を「失業認定申告書」に記さず、偽りの申告を行った場合

出典:厚生労働省「不正受給の典型例

また、失業保険の不正受給と見なされると、以下のような厳しい処分をされることになります。

不正受給の処分例
  1. 不正の行為のあった日以降のすべての給付が受けられない(支給停止)
  2. 不正に受給した金額を、全額ただちに返還しなければならない(返還命令)
  3. 不正の行為により受けた額の最大2倍の納付が命じられる(納付命令)
  4. もし、返還や納付をしないときは、財産差押えなどの強制処分がされる
  5. 特に悪質な場合は、刑事事件として告発(刑法の詐欺罪)される

出典:厚生労働省「不正受給について(事例等)

金銭的な罰則があるだけでなく、今住んでいる家や車を始めとした財産を差し押さえられたり、最悪の場合前科者になることもありますので、故意にバレずにアルバイトをしようと思うことは避けてください。

失業保険の不正受給がばれるタイミング

失業保険の不正受給がばれると、もはや就職どころの騒ぎではなくなってしまいます。どういったタイミングで不正受給をしていることがバレるかというと、以下が一例として挙げられます。

  • 知人の通報
  • 自分で口を滑らせてしまう
  • ハローワークによる事業所調査
  • 失業認定時の面談でハローワークから追及される

これらはあくまでも一例であり、他の経路から不正受給がバレるケースもありますが、まずはこの4点をあらかじめ認識しておくと良いでしょう。

知人の通報

失業保険の不正受給がバレるケースとして、意外と多いのが自分の知人からの通報です。自分が失業保険をもらいながらアルバイトでも稼いでいることを見聞きした知人が、正義感や妬みからハローワークに通報するといったケースです。

接客系のアルバイトでなければ、余程のことがない限り知人にバレることは少ないですが、飲み会や遊びの中で自分から自慢話のように話してしまうことで、結果的にハローワークに情報が筒抜けになることが考えられます。

自分ではアルバイトの事実がバレないように立ち振舞っているつもりでも、突然通報されることがありますので注意しましょう。また、通報によって不正受給がバレた場合、疑心暗鬼になって今後の交友関係にも響いてくる可能性もあり得ます。

自分で口を滑らせてしまう

失業保険を受給している期間は、1カ月に一回ハローワークと面談をすることになります。その面談において、自分からうっかり口を滑らせてしまうことで不正受給がバレることがあります。

面談で聞かれることは担当者によって変わってきますが、やはりハローワーク側としても早々に就職してもらいたいと思っていますので、「失業保険だけでは生活費が厳しくなるから、就職を早めにしたほうがいい」などと言ってくることがあります。

その際に、バイトもしているので大丈夫ですなどと軽く答えてしまうと、そこからは事実確認をされ、不正受給と確定されかねません。

ハローワークによる事業所調査

先ほども触れましたが、アルバイトを雇用して給料を支払っている事業者は、税務署に給与支払い報告を提出します。

特に最近ではマイナンバーによる給料や税金支払い、失業保険の受給などのデータが一元管理されていることもあり、失業保険以外の収入がありそうな個人を特定するスピードが早まっているとされています。

ハローワークが違和感を感じた失業保険受給者については、給与支払い報告を提出した事業者に対して調査を行うため、そこから不正受給がバレることになります。

自分の知らない場所で調査が進んでいってしまいますので、不正受給者はいつ不正受給がバレるのかをヒヤヒヤしながら生活し続けなくてはなりません。

失業認定時の面談でハローワークから追及される

失業保険受給中は1ヶ月に1回、失業認定のための面談を行います。面談では基本的に就職活動の進み具合や悩み事を解決する場として会話がなされますが、事業所調査や通報などの情報が入っている人に対しては、不正受給の追求がされることがあります。

また、失業認定日には、失業認定申告書に自身の現状を細かく記載して提出する必要があります。本当はアルバイトをしているにも関わらず、申告書でその事実を隠ぺいして提出することで、不正受給と判断されてしまいます。

このように、失業保険を不正受給してしまうと様々なルートからバレるリスクがあります。これらは故意・過失問わずその事実があるだけで不正受給と見なされるため、失業保険を受給したいのであれば、必ずチェックしておいてください。

ハローワークにばれない稼ぎ方もあるにはあるけれど…

アルバイトを普通にしていては、ハローワークにバレることを解説しました。ただ、やり方によっては失業保険をもらいながらお金を稼ぐこともできなくはありません。

前提として、失業保険受給中は就職活動に専念すべきではありますが、どうしても生活費が足りず、かつハローワークにアルバイトの申請ができないという人が取れる稼ぎ方の選択肢を3つご紹介します。
ただ、そこまでお金が足りない場合は、下記で紹介する手段とは他の手段を検討することが賢明でしょう。

クリエイターとして作品を販売する

アルバイトとして働くと、事業者が提出する給与支払報告書によってハローワークにバレることから、誰からも雇用されることなく稼ぐ手段を取ればいいということが言えます。

誰にも雇用されずにお金を稼ぐ方法として最も代表的なのが、クリエイターとしての創作物の販売です。絵やCDを作って販売したり、最近ではネットによるクリエイター活動も盛んですので、写真の販売なども候補に入ってくるでしょう。

いずれにせよ、自分一人の創作能力だけでお金を稼ぐという方法になりますので、高いセンスとマーケティングスキルが求められます。加えて、活動をしたとしても誰からも見向きされなければ収入はゼロのままです。

アルバイトとして稼ぐよりもはるかに難しいという点は認識しておいてください。

バイト代の支給を遅らせてもらう

アルバイトとして働いたとしても、事業者の提出する給与支払報告書に記載されなければ、ハローワークにバレる経路を一つ潰すことができます。給与支払報告書はその名の通り、会計期間において支払った給与を記載するものですので、その期間に給与を受け取らなければバレることがなくなります。

つまり、アルバイトとして働くものの、バイト代の支給を意図的に遅らせてもらうことができれば、ハローワークにバレるリスクを減らせます。ただ、働いてもすぐに給料として還元されないため、生活が厳しくなっていくといった状況は好転させられません。

加えて、そもそも事業者側が働いてもらっているのに給与を払わないということに拒否感を覚えるケースがほとんどのため、あまり現実的ではない稼ぎ方と言えるでしょう。

「お駄賃」として給料以外でお金をもらう

給料以外でお金をもらう方法としては、お駄賃が挙げられます。

例えばアルバイト先など事業を行っている組織の社長や経営者などと親密な関係になり、ポケットマネーとしてお金をもらうことができれば、給与支払いに該当しにくくなるため、ハローワークにバレないと考えられます。

現実的には、お駄賃という形で家族以外の第三者からお金をもらうことは難しいものの、方法としては存在することを覚えておいてもいいかもしれません。

失業保険受給中のアルバイト以外の過ごし方

失業保険受給中は、アルバイト以外にやるべきことがたくさんあります。具体的には以下に取り組むのが良いでしょう。

  1. 正社員を目指して就職活動
  2. 資格取得の勉強
  3. 自己研鑽のための読書・セミナー参加

それぞれ詳しく解説します。

1. 正社員を目指す就職活動

失業保険受給中にやるべき最重要事項が就職活動です。そもそも失業保険は、安定して生活を送りながら就職活動に専念するという目的で支給されていますので、アルバイトよりも先に就職活動を優先させるようにしてください。

また、就職活動を効率的に進めて内定を獲得するためには、以下の3つに取り組むことがおすすめです。

  • 自己分析
  • 企業研究
  • 模擬面接

いずれもハローワークでやり方は教わることができますが、それぞれ詳しく解説します。

自己分析

自己分析とは、今までの経験を棚卸しし、強みと弱みを明らかにした上で自分のアピールポイントを言語化する分析のことを言います。自己分析をすることで、面接での自己PRの説得力が増すだけでなく、自分と本当にマッチした会社を見つけやすくなります。

企業研究

企業研究とは、応募しようとする企業の求人票や求人広告、企業ホームページから就職口コミサイトまで幅広く情報収集を行い、その企業に就職した後のイメージを具体化するために行うリサーチのことを言います。

企業研究がしっかりとできていれば、面接での志望動機の具体性が上がりますので、熱意をアピールすることにも繋がります。加えて、ブラック企業に就職してしまうリスクを大きく減らせるため、面倒だと思っても真面目に取り組むことがおすすめです。

模擬面接

就職活動に慣れていない人が、いきなり企業の面接に行くと話すべきことが分からずに落ちてしまうことが考えられます。事前の準備を万端にしておくためにも、模擬面接を行っておくことをおすすめします。

模擬面接では、コミュニケーションの基本からビジネスマナー、よく聞かれる質問に対して望ましい回答方法などを実践形式でフィードバックしてもらうことが可能です。また、模擬面接では独特の緊張感が感じられるため、本番で緊張しにくくなるといったメリットもあるでしょう。

模擬面接はハローワークだけでなく、民間の就職エージェントでも無料で受けることができます。複数のキャリアカウンセラーからフィードバックをしてもらうことで、面接スキルを引き上げられるでしょう。

2. 資格取得の勉強

仕事によって異なりますが、基本的に就職活動を進めるに当たって資格取得は必須ではありません。ただ、ある程度の難易度の資格を持っておければ、地頭の良さや能力のアピールに繋がりますので、取得を検討しても良いでしょう。

また、語学力にある程度自信がある人であれば、TOEICを受けるのもおすすめです。受験料は8,000円程度とやや高めですが、毎月実施されていますので、気になる人は過去問題集を見てみるのもおすすめです。

3. 自己研鑽のための読書やセミナー参加

付け焼き刃の知識は、面接時に企業から見透かされてしまいます。常日頃から自己研鑽をするためにも、ビジネス書を読んだり、就職セミナーに参加したりするのがおすすめです。

特に就職セミナーについては、ハローワークや民間の就職サービスで頻繁に行われていますので、気になるテーマのものを見つけたら参加してみるのが良いでしょう。

また、就職セミナーによっては、参加をすることで求職活動実績になるものもあります。失業保険をもらい続けるためには求職活動実績が重要になりますので、そういった意味でもセミナー参加をすることはメリットがあります。

失業保険受給中のバイトのメリット・デメリット

最後に、失業保険受給中にアルバイトをすることのメリットとデメリットを解説します。

失業保険受給中のバイトのメリットは1つ

失業保険受給中にアルバイトをするメリットは、収入が増えることの1つです。

アルバイトで社会経験が積めると考えるかもしれませんが、そもそもアルバイトでできる作業は限られていますので、面接でアピールできるほどの社会経験にはなりません。また、アルバイトは職歴にカウントされることもないため、履歴書の職歴欄を埋めることにも繋がらないのが実態です。

失業保険だけではどうしても生活が立ち行かないという場合にのみ、アルバイトをするようにしてください。ただ、稼げる上限額は低めに設定されている点には注意しましょう。

失業保険受給中のバイトのデメリット3選

失業保険受給中にアルバイトをするデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 不正受給による罰金を課されることがある
  • 就職活動に集中できなくなる
  • 常に怯えながら生活することもある

それぞれ詳しく解説します。

不正受給による罰金を課されることがある

ハローワークに申告しないままアルバイトをしていると、不正受給による罰金を支払うことになります。

罰金の総額は、失業保険受給総額の3倍とも言われており、一度罰金が課されれば就職活動はおろか、明日の生活すら難しいものになってしまうかもしれません。

加えて、罰金を支払えなければ財産の差し押さえになることもあります。

就職活動に集中できなくなる

アルバイトの業務を覚えることに精一杯になってしまったり、慣れないアルバイトで身心が疲れてしまったりすれば、本来やるべき就職活動に集中できなくなるといったデメリットにも繋がります。

器用な人でない限り、アルバイトと就職活動を両立させることは非常に難しいため、失業保険で生活を切り詰めながら、早々に内定を獲得できるよう就職活動に専念するのがおすすめです。

怯えながら生活することもある

アルバイトを隠れてしていると、いつ知人からハローワークに通報されるかビクビク怯えながら生活することになります。

精神的に不安定になりやすく、また誰も信用できないとすら感じかねませんので、大きなデメリットとなり得ます。

まとめ

失業保険受給中に、ハローワークに申告しないままアルバイトをしてバレなかったという人はいるかもしれません。ただ、基本的に制度としてバイトをしている事実はハローワークが分かるようになっていますので、バレると思って生活することを徹底しましょう。

また、失業保険受給中は就職活動に専念した方が結果的に良い人生を歩めるケースが多いと考えられます。ハローワークだけでなく民間の就職エージェントも活用し、早めに内定を獲得できるように努めてみてください。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター