IT業界出身の筆者が『IT業界・ホワイト企業の定義』を勝手に定義。IT業界で幅広く経験させてもらってきた筆者が、業者間のやり取りなどで集めてきた情報を公開することで、どんな事業をしている企業に「人を大切にする企業」がある傾向かという知識をつけることで、ホワイト企業のヒット率を上げてもらおうとするもの。
IT業界の人気企業ランキングって。。。
IT業界でよく目にする『●●ランキング』って、発表されている企業さんは、ちゃんと調査していますが、情報というのは受取る側にも知識をつける必要があります。ランキングって、完全に企画物ですし、人集めの効率よい施策なんです。どちらかと言えば、これでテンションが上がるのは、多くの場合、企業や有名人などです。
人気っていうことは
『人気●●ランキング』ということは、大多数の人から選ばれているんですよ。これこそ、考えなくても解るようにしたい当たり前の事実。競合する人間が多いですよ~♪ 競争率が半端じゃ無いですよ~♪ という。。。高学歴、ハイスペック、向かうところ敵なし! にはいうことないです。ただ記念受験は時間の無駄だし、本質を無視している。ホワイト企業とは限らないですよ。
何で常に求人を出しまくっているの?
あるあるですが、例えば 20代 の 既卒者や第二新卒者を募集している『社員数 1,000名、月給 30万円~、土日祝祭日・完全休み、バースデー休暇あり』のような、一見すると「いいじゃん!」と思える求人情報。しかし、あきらかにおかしい点が。落とし穴があるんです。
落とし穴ってなによ。
あなたは、求人情報をみて「あ!これだ!応募しよう。」なんて、軽い感じで進路を決定していたりしませんか? 過去に遡って、その求人がいつ頃から掲載されていて、どれほどロングランな求人情報なのか。どうして給料が高いのか。じゃんじゃん人が辞めているかも。そんな時には転職会議かも。従業員満足の高い会社から、人が流出しますかね。高コストな募集広告を出し続けると、いい人材が集まるんですかね。
ホワイト企業は口コミ(社員からの紹介)で採用できる!いや、している!
あとで、IT業界・ホワイト企業の勝手な定義を紹介しますが、見出しの通りなんですよ。ITだからWEBを使って募集しまくっているという固定概念ありませんか? 私は中の人だった時でさえ、その感覚がありました。しかし、現実は違います。
『社員を大切にしている会社<社員が活躍している会社<社員が評価されている会社=今いる社員に近い社員が欲しい』 いい会社には、上記のように社員の高いロイヤリティーがあり、採用の質を担保することに成功する企業が増えている。つまり、人と組織が Win-Win になれている。このような企業は、やたらむやみに求人を出すことがリスクになるので、自社サイトで控えめにやっている傾向があります。
IT業界・ホワイト企業の勝手な定義
今回は、ブログ的で失礼していますが、以下、個人的見解ですが、IT業界の中の人であった筆者がIT業界・ホワイト企業の勝手な定義を列記してみましたので、ご覧ください。
- マタニティー休暇がある
- みなし残業が無い
- 休日出勤が無い
- 図書購入補助制度がある
- 人事評価制度がある
- 人事担当者を外から招いている
- 人事担当者が偉くなっている
- リリースに担当者が登場する
- 社長の社会経験が豊富
- 貢献性の高いミッションがある
- 貢献性の高いビジョンがある
- 社員第一主義を打ち出している
- 在籍社員の内訳を開示している
- 受託開発をしていない
- 売上至上主義ではない
- 参入障壁が高いサービスを保有している
- ストックビジネスで成功している
- 過去の売上推移を開示している
- 過去現在の売上が安定している
- 強制無き団結力がある
- むやみに大量求人を出さない
- 求人サイト毎に待遇が異ならない
いかがでしょうか? こんなにあんの!? 相当、厳しい条件かもしれませんが、IT業界では毎日新しい会社が誕生、そして廃業していくというサイクルが他業界よりも早く、その数も多い傾向にある。人生が掛かっている就活や転職活動において、人気ランキングで上記のようなことを判断できるだろうか。(他にアイデアある人もいるでしょうが…)
だから…ホワイト企業は人気や規模じゃわからない。
結局、外から眺めてわかるとことは限られている。だからといって、時間が無限にあるわけでも、どこにでも面接までいけるわけでもない。 先ほど、筆者が個人的見解として定義してみた「IT業界・ホワイト企業の定義」は、あくまでも私見。しかし、組織は人の集合体。人で成り立っています。だからこそ、企業分析では、相手先企業の立場になってみること、求職者の立場になってみること、商品・サービスの利用者の立場になってみることも重要なんです。 多角的かつ、継続的に志望する業界や企業を見つめ、時に分解して考え、最後、それを蓄積したものを比較する。飽和状態と云われるIT業界。しかし、まだまだITには未来があります。チャレンジするなら、横着だけはしないようにして、周囲に相談したり、エージェント(人材紹介会社)などにアドバイスを受けに行くなど、自分と相手企業にとって素晴らしい未来が拓けるよう、自分と組織と真剣に向き合いましょう。
こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい