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引きこもり向け施設とは?実態を知ってこれからの人生を考えよう

引きこもり向け施設とは?実態を知ってこれからの人生を考えよう

引きこもり向け施設とは一体どんな施設なのか気になっている人は多いのではないでしょうか。

この記事では、引きこもり向け施設に入るとどういったメリットデメリットがあるのか、引きこもり向け施設に入所するとどんな未来が待ち受けているのかについて解説します。

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引きこもり向け施設とは?

引きこもり向け施設とは?

引きこもり向け施設とよく聞きますが、正しくは「引きこもり自立支援施設」のことを指します。

まずは、そもそも引きこもり向け施設とはどんな施設なのかについて解説します。

引きこもりの自立促進を行う

引きこもり向け施設は、引きこもりの自立促進を行うことを目的として運営されている施設です。

総務省によると、自立促進とは「個性豊かで、経済的にも自立した地域社会を構築することを促していくこと」を意味しているとされています。

つまり、「引きこもりを卒業して自立する支援」ということです。

社会的に見て引きこもりは、親元から自立できていない存在とされており、その状況をよく思わない人は少なくありません。

そうした事情を頭では分かっていても、中々自立のための一歩を踏み出せていない引きこもりを後押しするために、引きこもり向け施設が存在するのです。

国が推進する事業の一環

引きこもり向け施設が存在する背景の一つには、引きこもり支援推進事業が国の推進する事業として組み込まれているからです。

厚生労働省が管轄するこの事業では、平成21年度から「ひきこもり地域支援センター」という引きこもりに特化した相談窓口が設けられています。

相談窓口の機能の一つに、包括的な支援体制の確保を目的とした関係機関との連携があります。

この関係機関に、引きこもり向け施設が組み込まれています。

参考「厚生労働省:ひきこもり支援推進事業」

民間団体によって運営されている

引きこもり向け支援施設の多くはNPO法人(特定非営利活動法人)によって運営されています。

NPO法人は会社の形態の一つですが、株式会社とは異なり利益を得ることを主目的として経営されてはいません。

NPO法人の特徴の一つとして、「利益は事業をより良くするために使われる」というものがあります。

NPO法人の収支内訳は誰にでも公開されていますので、もし不当に高い人件費を支払っていたり、利益を溜め込んでいたりすると、「その分もっと提供するサービスを良くしてほしい」と不特定多数から指摘を受けかねません。

このことから考えると、NPO法人が運営している引きこもり向け施設では、高い品質の自立促進サービスを受けられる可能性があると言えます。

引きこもり向け施設のメリット

引きこもり向け施設のメリット

引きこもり向け施設は、難航する引きこもり脱出を解決する切り札になり得る存在です。

そのような引きこもり向け施設に入所することで、次のようなメリットを受けられるでしょう。

メリット1.いつもと違う環境で過ごせる

引きこもり生活をしていれば、毎日変わらない景色を見ることにうんざりしてしまうことも多いでしょう。

泊まり込み型の引きこもり向け施設であれば、入所中は生活の拠点を家ではない場所に移せますので、いつもと違う環境で過ごすことができます。

人は環境を変えるだけでもメンタルをリフレッシュできますので、家に引きこもっていた時に感じていたようなストレスから解放されるかもしれません。

また、引きこもり向け施設には、田んぼや森林などの自然に囲まれた所もあります。

普段触れていないような自然の中で生活すれば、今まで感じたことのないような清々しい気持ちを感じられるでしょう。

メリット2.同じ境遇の仲間と出会える

引きこもり向け施設に入所すれば、自分と同じ境遇の人に出会うことができ、「引きこもりに悩んでいるのは自分だけではない」と感じられるでしょう。

家に引きこもっていると、どうしても自分一人だけが世界から取り残されたような感覚に陥ってしまいます。

情報源もインターネットしかありませんので、実際に他の引きこもりはどんな人がいるのかを知ることができません。

引きこもり向け施設に入所し、自分と同じ境遇の人と生活を共にすることで、一緒になって引きこもりから卒業するために励まし合える可能性があります。

メリット3.就職サポートも受けられる

基本的に引きこもり向け施設では、「規則正しい生活リズム」「集団行動」「目標に向かって努力する精神」などを学んでいくことになりますが、施設によっては就職サポートも行っているケースがあります。

引きこもりを卒業し、自立したと言えるようになるためには、就職することが必須条件になります。

「社会経験に触れてこなかったから就職できるか不安」という人でも、引きこもり支援施設で真面目にプログラムと向き合い、適切な就職サポートを受けることで、最終目的である“自立”が叶うでしょう。

引きこもり向け施設のデメリット

引きこもり向け施設のデメリット

引きこもり向け施設に入所することは、自立をするきっかけになるものの、必ずしもメリットだけがあるということではありません。

ここからは、引きこもり向け施設に入所することのデメリットについて解説します。

デメリット1.生活リズムを強制させられる

引きこもり向け施設では、基本的に朝起きる時間や寝る時間が定められており、決められた時間に起きたり寝たりしなければいけません。

引きこもり生活中は、自分の好きな時間に寝て起きたい時に起きると言う自由な生活ができていましたが、このような強制される毎日にストレスを感じかねません。

生活リズムをを正す事は間違いなく自立への第一歩なのですが、自分のペースで生きてきた引きこもりからすれば、慣れない生活に体調を崩してしまう可能性もあります。

デメリット2.常にストレスを感じる可能性がある

「引きこもり向け施設に入所させれば、子どもが引きこもりをやめてくれる」と考えた親により、強制的に入所させられるといった事例が出てきています。

このことからも、自ら望んで施設に入所しようと考える引きこもりは多くないことが推測できます。

引きこもり向け施設への入所が自ら望んだものでなかった場合、苦手な環境に長期間身を置き続けなければならなくなりますので、常にストレスを感じ続ける日々を送らなければいけなくなるでしょう。

人はストレスを長期間受け続けると精神的な病気にかかる可能性もあり、自立どころか二度と家から出ない決心を固めてしまうかもしれません。

デメリット3.家計に費用負担をかける

引きこもり向け施設の入所が特定非営利活動法人によって運営されているといっても、決して安くないお金がかかります。

例えば「特定非営利活動法人 青少年自立援助センター」の料金は以下のようになっています。

  • 入寮金:350,000円
  • 設備費:220,000円(初回のみ)
  • 寮費:207,000円(1カ月ごと)

参考:料金表 - 青少年自立援助センター

このように、2カ月だけ入所したとしても、100万円程度かかってくることもあり、確実に家計の負担として重くのしかかってきます。

自分の力だけで引きこもりを脱出できていれば、親はこれだけの大金を老後の貯蓄や家の修繕費などに回せることでしょう。

引きこもり向け施設に向いている人

引きこもり向け施設に向いている人

引きこもり向け施設はメリットもデメリットもある施設になりますので、万人におすすめできるものではありません。

まず、引きこもり向け施設に向いている人について解説します。

環境の変化に適応できる人

引きこもり施設に入所すれば、今までと全く異なる環境に身を置くことになります。

環境の変化に適応するのが困難でない人であれば、この環境変化が心理的にいい影響をもたらすきっかけになるでしょう。

引きこもりに限らず、人は同じことを長い間続けていれば思考が凝り固まっていきます。

引きこもり向け施設に入所し、「引きこもって生活することが自分にとっての当然」という思考を打破できれば、自立への一歩を踏み出しやすくなるかもしれません。

もう親に迷惑をかけたくないと思っている人

実家で親に面倒を見てもらいながら引きこもり生活をしていれば、少なからず親に迷惑をかけているということになります。

引きこもり向け施設に入所することは自立への近道になるかもしれませんので、結果的に親の負担を減らすことにも繋がると捉えられます。

「引きこもりを脱出して、親にもう迷惑をかけたくない」「自立を成功させて、親を安心させたいと思っている」という人であれば、引きこもり向け施設の入所が、人生のリスタートのきっかけになるかもしれません。

何がなんでも自立したいと感じている人

何か自分の中できっかけがあって、絶対に自立をしたいと感じている人であれば、引きこもり向け施設への入所がプラスにはたらく可能性が高いと言えます。

引きこもり向け施設への入所後は、運営組織が提供する自立促進プログラムを良い意味でも悪い意味でも強制させられます。

このプログラムは今まで数多くの引きこもりを自立へと導くために作成されたものになりますので、最後まで諦めずに受けきることで、自立するための基礎能力が身に付く期待が持てます。

「いつか引きこもり脱出のためにアクションしてみよう」と思うだけで行動に移せていない人は、この“強制”が良い刺激になるでしょう。

引きこもり向け施設に向いていない人

引きこもり向け施設に向いていない人

続いては、引きこもり向け施設への入所が向いていない人について解説します。

強制されたくない人

引きこもり向け施設に入所すれば、生活リズムやプログラムなど少なからず強制された日々を過ごす必要がありますので、誰かに強制されたくないと考えている人には向きません。

自分の思った通りに自由に生きたいと思っていると同時に、引きこもりを脱出したいと考えているのであれば、自力で一歩を踏み出さなければならないでしょう。

このような人が引きこもりを脱出するため大切なのは、いかにして最初の一歩を踏み出すかという点です。

繰り返しにはなりますが、引きこもり向け施設への入所は引きこもり脱出のきっかけとして有効な手段です。

こうしたきっかけを別の場所で作らなければ、強制されたくない引きこもりは永遠に引きこもり続けかねません。

引きこもり向け施設で強制されずとも、引きこもりを脱出するきっかけが欲しい人は、このままこの記事を読み進めてみてください。

集団行動が苦手な人

引きこもり向け施設の入所中は集団生活を強いられることが多いです。

これは、自立して社会に出た時に必須となる集団行動を入所中に身につけておくといった狙いがあると考えられます。

ずっと引きこもって一人の人生を生きてきた人からすれば、集団行動が苦手でストレスを感じるというケースも少なくないでしょう。

そういった場合も、引きこもり向け施設の入所がデメリットになるかもしれません。

とはいえ、いつまでも集団行動を避けていては、自立ができないというのも事実です。

苦手なことでも挑戦して乗り越えていくというのが社会人ですので、いつか自分も集団行動と向き合わなければならない日が来ることは理解しておいてください。

無理して自立したいと思っていない人

現時点で引きこもり生活を受け入れており、自立したいと思っていない人が引きこもり向け施設に入所してしまうと、過ごしたくない毎日を過ごさざるを得ず、極めて強いストレスを感じることになります。

「引きこもりを脱出したいと思っていない人が、引きこもり向け施設に入所することはありえないのではないか」と感じる人もいるかもしれませんが、引きこもり向け施設への入所を決めるのは親であるケースも少なくありません。

親は子どもの将来を案じ、引きこもり脱出を期待して入所させるものの、その当事者である本人の意思は伴わなければ、費用は無駄金となってしまいます。

そのようなすれ違いを無くすためにも、日頃から親と「今引きこもっている生活に対してどのように考えているのか」「どうして引きこもってしまっているのか」といったコミュニケーションを取っておくことが大切です。

考えをすり合わせておけば、引きこもり向け施設の入所が自分の性格に合っていないと分かっていながら無理矢理入所させられるという事態を、未然に防止できるかもしれません。

引きこもり向け施設にはどんなところがある?

引きこもり向け施設にはどんなところがある?

引きこもり向け施設は日本の各都道府県で複数運営されていますが、一体どのようなところがあるのでしょうか。

ここでは、3つの引きこもり向け施設をピックアップしてまとめましたので、頭の中で具体的なイメージを持つための材料にしてみてください。

NPO法人 自立支援施設MIRAI

まずは全寮制で引きこもりの自立促進支援を行なっている、NPO法人MIRAIが運営するMIRAIという施設について紹介します。

名称自立支援施設MIRAI
電話番号0479-85-8844
受付時間9:00-22:00
住所非公開のため、入寮希望者は問い合わせる必要あり。
対象年齢年齢制限だけでなく、性別の制限も無し
費用対象者のタイプや状況によって料金が異なるため、入寮希望者は問い合わせる必要あり
特徴・同じ入寮生と集団生活をする
・高校卒業資格取得の学習サポートあり
・職業訓練や就職支援、海外研修まで用意されている
卒業生の体験談「年齢が離れた入寮生ともスタッフのフォローで楽しくコミュニケーションが取れた」
「入寮して“自分を出す”ことの大切さを知り、卒業後は海外留学に挑戦してみました」
「入寮直後は“早く帰りたい”という気持ちでいっぱいでしたが、毎日が楽しくなってからは今まで感じていた不安が無くなりました。卒業後は復学も叶いました」

自立支援施設MIRAIの住所は非公開ですが、ホームページの写真やブログを見る限り、畑や森といった自然に囲まれた場所にあると考えられます。

週刊誌や新聞といったメディアにもポジティブに取り上げられていることからも、スタッフのサポートの手厚さが伺えます。

自立支援施設MIRAI

関東自立就労支援センター

続いては、引きこもりの就労・学習支援を共同生活寮で生活指導している、関東自立就労支援センターが運営元の施設を紹介します。

名称関東自立就労支援センター
電話番号042-424-7855/090-2265-1243
受付時間13:00-19:00
住所東京都東久留米市浅間町1-12-9
※面接場所:埼玉県新座市栗原5-6-3
対象年齢年齢制限は無いが、10代〜30代が多い
費用・入寮金:219,980円
・寮費:199,880円(1カ月ごと)
・個別相談料:10,800円(70分・寮生無料)
・家庭訪問料:12,800円(70分・交通費別途実費要)
特徴・特にコミュニケーション能力の向上に力を入れている
・寮生活だけでなく、一人暮らし支援や日帰り支援、引きこもり専用シェアハウスの準備など、多彩な支援方法がある
・利用者一人ひとりに合わせた就労支援を受けられる
卒業生の体験談「小学5年生から引きこもりでしたが、学習支援のおかげで現在は通信制の高校に通えています」
「2年ほど引きこもり生活をしていましたが、一人暮らしをする自信や勇気を付けるために入寮を決意しました。結果的に自堕落な生活を変えるいいきっかけになりました」
「入寮していなければ、今でも人に怯えて家に引きこもっていたと思います」

関東自立就労支援センターは主に東京・埼玉に住む引きこもりの支援に注力して運営されており、自立に向けた様々なプログラムを用意しているといった特徴があります。

また、共同生活といっても、各部屋は完全に個室となっていますので、対人恐怖症の人でも安心して生活できるというのもポイントです。

関東自立就労支援センター

NPO法人福祉施設 希望の里

最後に、岐阜県で運営されている全寮制の引きこもり向け施設「希望の里」について紹介します。

名称希望の里
電話番号0573-63-3090
受付時間記載無し
住所岐阜県中津川市飯沼205-3
対象年齢年齢・男女問わず利用可能
費用パッケージのようなものは記載されておらず、問い合わせて確認する必要あり
特徴・岐阜県の自然に囲まれた場所にあり、普段触れられない環境で過ごせる
・週間スケジュールがホームページに公開されているため、何をするのかが事前に分かる
・「什の掟」の内、公開されている6つの内容から、基本的なマナーを徹底して矯正してもらえる可能性が高い
卒業生の体験談「ここに来なければ、自分は絶対に自立出来なかったと思います」
「希望の里に来てから、今まで出来ていなかった当たり前のことができるようになりました。これからは親孝行をしていきたいと思います」
「入寮したことで、今までの自分の生活を反省するきっかけとなり、自衛隊になりたいという夢ができた」

希望の里はいい意味でもこじんまりとした施設のため、他の入寮者やスタッフとの距離感が近いという特徴があります。

そのため、他人とコミュニケーションを取ることの大切さを学ぶきっかけが多くなるかもしれません。

また、入寮中のプログラムでは毎日農作業があると記載されており、貴重な米作り体験から日頃の生活を省みることもできるでしょう。

希望の里

引きこもり向け施設の実態は?

引きこもり向け施設の実態は?

引きこもり向け施設は引きこもりの自立促進のために運営されていますが、その実態はどうなっているのでしょうか。

ここでは、引きこもり向け施設に入所したネット上の経験談を引用しつつ、その実態について解説します。

自立に結びついたケースはある

引きこもり向け施設の各ホームページ体験談を見る限り、自立に結びついたケースは少なくないものだと考えられます。

中には、「ここに来なければ自立はできなかったと思う」「ずっと引きこもりだったものの、施設に入所してやりたいことができた」といったポジティブな感想も多く、引きこもり向け施設が自立に有効であると言っていいでしょう。

ただ、ポジティブな意見しかホームページに掲載されていないことも考えられますので、この記事で解説したような“引きこもり向け施設が合わない人”がどのように感じたのかは知る由もありません。

拉致監禁のような扱いを受けた人もいる

2020年の10月にDIAMOND onlineでは、以下のような記事が公開されました。

「ひきこもりや無職等の状態にある人の自立支援施設を運営する団体とそのスタッフに対し、元生徒7人が集団提訴する。元生徒7人は、『強引に連れ出され、抑圧された生活を強いられた』などと主張している。」

提訴された引きこもり向け施設では、家族の依頼を受けた数名の男性スタッフが引きこもり本人の元に予告無しに突然訪れ、そのまま寮に連れ出すという、半ば拉致のような手法を使っていたそうです。

このような手法を受けた人の中には、「インターホンの音を聞くと、強制的に連れ出された時のトラウマを思い出してしまい、生活にならない」というケースも見られ、倫理的に問題な手法を使っている引きこもり向け施設は少なくないのかもしれません。

実態がホームページから読み取りづらい

引きこもり向け施設のほとんどはホームページを設けていますが、その実態を完全に読み解くことは難しくなっています。

何故なら、ホームページにはメリットしか書いておらず、満足度や改善率といった数値データもほとんど公開されていないからです。

こういった背景もあり、親が良かれと思って施設に入所させるも、抑圧されてストレスにまみれた生活を送らされるといった事案が発生し得るのです。

引きこもり向け施設で幸せになれる?

引きこもり向け施設で幸せになれる?

引きこもり向け施設では自立促進プログラムが受けられますが、果たして施設への入所で引きこもりは幸せになれるのでしょうか?

個人の努力次第

引きこもり施設に入所しようがしまいが、引きこもりを脱出できるかは結局個人の努力次第という言葉に尽きます。

施設の体験談でも見られましたが、施設の入所はあくまでも「引きこもりを脱出するためのきっかけ」に過ぎないのです。

このきっかけをどう感じ、どんな行動を取るかによって、自立できるかできないかが変わります。

「これからは自立して親孝行をしたい」などと感じれば、引きこもり向け施設での生活や卒業後が幸せなものになるでしょうし、「こんな強制される生活はすぐに逃げだしたい」などと感じてしまえば、引きこもり向け施設の入所そのものが不幸な体験として記憶されてしまうでしょう。

だからこそ、本人の努力次第で引きこもり向け施設はプラスにもマイナスにも働くのです。

施設に入ることが逆効果になる場合も

引きこもり向け施設への入所そのものが引きこもりを助長させてしまう可能性は拭えません。

例えば2019年11月に東洋経済ONLINEで公開された記事では、「私は施設で自尊心を傷付けられました。働け、働け、と言われ、徹底的に打ちのめされました。そもそも、本人の同意もなく、無理やり、だまし討ちで連れてこられたんです。(原文ママ)」との記載されており、施設の指導方法そのものに問題があるケースもあり得そうです。

解説した通り、施設の実態は入所をしてみない限り正確には分かりません。

入所前の面談では触りの良い言葉を並べ、入所した後は思いもよらない対応をされてしまうこともあるでしょう。

そのような危ない橋を渡るくらいなら、自力で引きこもりを脱出するために、今日から努力を始めた方がいいとは思いませんか?

引きこもり脱出する施設以外の選択肢は?

引きこもり脱出する施設以外の選択肢は?

引きこもり向け施設に入所しなくても引きこもりを卒業することは可能です。

施設のプログラムでは、「コミュニケーション能力」「生活リズムの改善」「就職や進学」を体得できると謳っていますので、これらを自力で身につけられれば、自立も夢ではありません。

人とのコミュニケーションを増やす

まずは人とのコミュニケーションを増やすことを意識的に挑戦してみましょう。

最初は親、次は近所の人に挨拶、次は初対面の人と会話をしてみるなど、段階的にコミュニケーションの対象範囲を広げていくと、無理なく会話ができるようになるでしょう。

「いきなりコミュニケーションを取れと言われても、何をすれば良いか分からない」という人もいるかもしれませんが、次のような観点を持って人と向き合うだけでもコミュニケーション能力を改善することは可能です。

  • 挨拶をする
  • 相手の話をしっかり聞く
  • 「感謝」と「謝罪」をしっかり伝える
  • 相手の気持ちを考えた言動を取る
  • 相手の気持ちを理解した上で自分の気持ちを理解してもらうように意識する

まずは挨拶をしてみるだけでも、引きこもり脱出の一歩を踏み出せたと言って良いでしょう。自分のペースで他人と向き合ってみてください。

生活リズムを正す

生活リズムを正すことは、自立の必須要件と言っても過言ではありません。

何か特別にやることがなかったとしても、朝決まった時間に起き、夜決まった時間に寝るというリズムに身体を慣れさせることは非常に大切です。

「やることがないのに起きていても苦痛なだけではないか」と感じるのであれば、趣味や新しいことを見つけてみてください。

新しいことに挑戦するということは、脳に刺激を与えるだけでなく、そこから自分が将来的にやりたいことを見つけるきっかけにもなります。

特に、やりたいことを見つけておくのは、就職をスムーズに進めるために非常に重要な要素となります。

生活リズムを正すことは、新しい自分を見つけることにも繋がるのです。

就職サイトに登録する

自立とはある意味就職をすることとほぼ同義だと考えられますので、その一歩として就職サイトに登録することがおすすめです。

特にやりたい仕事が決まっていなかったとしても、求人情報を見ていれば気になる仕事を見つけられるかもしれません。

引きこもりの就職サポートをしているサービスに、“就職カレッジ”というものがあります。

就職カレッジは、引きこもりを含む社会人経験のない(少ない)人を対象に運営されている無料の就職支援サービスであり、就職成功率は81.1%※と高いのが特徴です。

また、登録後は無料でビジネスマナーや就職成功率を高めるための研修が行われていますので、就職活動そのものが不安という人でも安心して利用できるでしょう。

就職カレッジは登録から利用、就職決定まで全て無料で利用できますので、家計に負担をかけないというのも嬉しいポイントです。

気になる人は以下のリンクから登録してみてください。

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※2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、運営会社が把握している就職決定者の割合

まとめ

まとめ

引きこもり向け施設に入所することで、自立に必要な基礎能力を高められる可能性がある一方、人によっては引きこもりを助長させてしまう恐れがあります。

引きこもり向け施設は、入所してみないと実際どんな生活を送ることになるか分かりませんので、できれば入所したくないと考える人も少なくないでしょう。

自力で引きこもりを脱出するためにも、コミュニケーション能力の向上や生活リズムの改善に取り組みつつ、就職カレッジなどの就職支援サービスに登録することをおすすめします。

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ABOUT US

池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。元・三菱経済研究所研究員。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」