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空港でできる仕事とは?仕事内容とやりがいについても解説!

空港でできる仕事とは?仕事内容とやりがいについても解説!
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空港でできる仕事には何があるんだろう」と、詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか?

この記事では、空港の仕事について「飛行機に関わる仕事」「空港を訪れた人と接する仕事」「安全・安心を守る仕事」の3つをそれぞれご紹介します。空港の仕事について、理解を深めてみましょう。

空港の仕事とは

空港の仕事とは

「空港の仕事」と一言でいっても、そこにはさまざまな仕事が存在します。飛行機の操縦・整備、乗客の安全確保、空港内のお出迎え――。空港には多くの仕事があり、それはまるでひとつの大きな会社のようなものです。どの仕事も欠かすことができず、それぞれの仕事が関わりあって空港をかたち作っています。

それぞれの仕事内容は異なりますが、共通しているのは「空の旅を快適に、そして楽しい思い出になるようにエスコートする」ということです。これはほかの仕事にはない、空港の仕事だからこその魅力といえるでしょう。

一方で、大変な場面も少なくありません。その理由は、空港、そして飛行機に関わる仕事は、乗客の安心・安全が第一とされる仕事だからです。ひとたび飛行機で大きな事故が起きると、それは大惨事を招くことになります。

空港という大きな施設では、さまざまな国籍、人種の人が行き交うため、小さなトラブルも日常茶飯事です。小さなトラブルが、大きな事態に発展しないとも限りません。このように空港の仕事は、緊張が常に走る、プレッシャーの強い仕事といった一面もあるのです。しかし、それらを上回る喜び、そしてやりがいが大きい仕事であることも事実です。

大変な面を知りつつ、それでも空の旅を案内する仕事に魅力を感じるのであれば、空港の仕事はきっと天職となることでしょう。

空港の仕事の種類

空港の仕事の種類

ここからは、空港の仕事について具体例を挙げつつ紹介します。パイロット、客室乗務員は空港の仕事の代表例ですが、実は、これらの仕事はほんの一部です。

今回は、以下の3つを見ていきましょう。

  1. 飛行機に関わる仕事
  2. 空港を訪れた人に接する仕事
  3. 空港や飛行機の安全・安心を守る仕事

それぞれ、仕事内容とやりがいをご紹介しますので、参考にしてみてください。

飛行機に関わる仕事

まずは、飛行機に関わる仕事から紹介します。

特に、以下の4つが代表的な仕事です。

  1. パイロット
  2. 客室乗務員(キャビンアテンダント)
  3. 航空管制官
  4. ディスパッチャー

これらの仕事は、まさに飛行機に直接関わる仕事です。「飛行機が好きで、飛行機に関わる仕事がしたい!」と思っている人にとっては、憧れの仕事になっていることも多いでしょう。

パイロット

パイロットは、飛行機を操縦する仕事です。目的地まで安全に、時間などさまざまな制約やルールを厳格に守りながら、乗客を送り届ける使命を持っています。

パイロットになるには身体検査などの条件が非常に厳しいため、チャンスは比較的多くの人にあるものの、実際は、条件を満たした一部の限られた人しかなることができません。

機内には主に2人のパイロットがいて、ひとりは「機長」として飛行機をメインに操縦する人、そしてもう一人は「副操縦士」として機長をサポートします。

パイロットの仕事は、責任が重大です。多くの人の命に関わる仕事のため、常に自分自身が健康な状態でいることはもちろん、万が一の事態であっても落ち着いて行動できる人が適任とされています。

大変な仕事だからこそ、ほかの仕事では味わえない達成感を持つこともできます。自分で操縦する飛行機で大空を飛べるという点、コックピットから壮大な景色を見ることができる点も、パイロットならではです。

客室乗務員(キャビンアテンダント)

客室乗務員は、飛行機内で乗客のサポートをする仕事です。食事の配膳、アナウンス、急病者の対応など、その仕事はさまざまです。子どもや高齢者、身体が不自由な人、外国人など、あらゆる人が快適に空の旅を過ごせるようにアシストします。

一般的には「乗客へのサービスをする仕事」という印象が強い客室乗務員ですが、機内で緊急事態が起きたときの「保安業務」(乗客の安全確保)も、大切な仕事のひとつです。そのため研修などは厳しく、覚えなければいけないことも多くあります。

航空系の仕事では花形の職業のひとつで、客室乗務員を目指すための専門学校などもあります。早朝や深夜など不規則な勤務になることもあり、勤務のために空港から近いエリアに住んでいる客室乗務員が多くいます。

ちなみに、女性のイメージが強い客室乗務員ですが、実は男性の客室乗務員も存在します。荷物の出し入れ、乗客同士のトラブルの仲介などで男性が活躍できる場面も多く、現場では客室乗務員を求める声も多いのです。

航空管制官

航空管制官は、空港内にある「管制塔」と呼ばれる建物のなかで、飛行機の誘導を主な業務とする仕事です。そのため自分が飛行機に乗るわけではなく、あくまで空港が勤務地となります。

具体的には、離陸や着陸の許可を無線などを使ってパイロットに出したりして、飛行機同士が接することのないように気を配っています。

航空管制官になるには、国土交通省の「航空管制官採用試験」に合格て国家公務員となった後、研修や実地訓練を経て、技能証明を受ける必要があります。

航空管制官は、常に変化する状況に対応し、冷静かつ的確な指示を出すことが求められる仕事です。

パイロットだけでなく、気象庁職員、ほかの管制官との連携も欠かせない仕事のため、英語力、高いレベルの状況把握力、そしてコミュニケーション力が必要とされます。

ディスパッチャー

ディスパッチャーとは、空港内で勤務し、機長に提出する「飛行計画」を作成する仕事です。飛行機は、気象状況や、ほかの国の飛行機との「空の混雑状況」によって運航が左右されます。そこで、飛行機が安全にフライトできるようにするための飛行計画が欠かせないのです。

ディスパッチャーは、飛行機に関わる法律を守りつつ、さまざまなデータを駆使しして最適な計画表をつくりあげます。

一方で、パイロットとも常に無線でやり取りしつつ、リアルタイムで空の情報を手に入れる仕事でもあるため、「地上のパイロット」と呼ばれることもあります。

ディスパッチャーになるための資格などは特にありませんが、マニュアルやルールを正しく理解する能力や、一定以上の英語力が必要とされる仕事です。

パイロットのように表に立つ仕事ではありませんが、安全で快適な旅をつくりあげるためには欠かせない、陰の立役者ともいえるでしょう。

空港を訪れた人に接する仕事

空港を訪れた人を出迎える仕事も、多く存在します。

具体的には、以下の3つです。

  1. グランドスタッフ
  2. 空港案内
  3. ターミナルサービス

それぞれの仕事について、見ていきましょう。

グランドスタッフ

グランドスタッフは、空港内で乗客のサポートをする仕事です。

搭乗手続きや手荷物の管理、また空港に関わる事務作業も仕事のひとつです。飛行機の離陸時刻は明確に決められているため、グランドスタッフの仕事は常に時間との戦いです。時間までに搭乗ゲートに来ない乗客を呼び出したり、探したりすることもあります。

子連れの乗客やサポートが必要な乗客などに対しても、適切に手続き・搭乗してもらえるように、臨機応変に行動することが求められます。

一方で、空港に来るお客様を出迎える「案内役」の一面もあるため、笑顔を欠かさず、落ち着いた対応も求められます。プレッシャーが大きいなかで冷静な対応も求められる、大変な仕事であることは間違いありませんが、さまざまな国の人と触れ合えるのは大きな魅力のひとつです。

「お客様の近くで仕事をしたい」「人の役に立ちたい」と考えている人にとっては、最適な仕事といえるでしょう。

空港案内

空港案内は、その名のとおり、空港内のサービスをお客様に案内する仕事です。基本的には、空港内ロビーが勤務場所です。

たとえば空港内の施設や飛行機の離発着に関する質問への対応や情報提供、道の案内、さらにリムジンバスの手配や損害保険の取り扱いも行います。空港には数多くの施設、そしてサービスがあり、お客様が求めるものもさまざまです。

空港のすべてについて詳しい必要があり、日々の情報のキャッチアップも欠かせないため、想像以上に大変な仕事といえるかもしれません。ホスピタリティはもちろんのこと、語学力も欠かせない仕事です。

しかしお客様に感謝される場面も多く、旅のお手伝いができる役割であることから、空港案内はやりがいが大きな仕事でもあります。

ターミナルサービス

ターミナルサービスは、空港内で手荷物カートの管理や整理、またコインロッカーの管理などを行う仕事です。質問を受けることも多いため、空港の位置関係や施設なども頭に入れておかなければいけません。

「裏方」のようなイメージを持たれることが多い仕事ですが、実は接客することも多いため、コミュニケーション力や笑顔での対応も必要とされます。

空港内を整備する大切な仕事ですが、国際線ターミナルの場合は早朝・深夜勤務もあります。24時間のなかでシフト勤務になるため、日中の決められた時間内で働きたいと考えている人にとっては厳しい仕事に映るかもしれません。

ターミナルサービスの仕事は、基本的には空港サービスの管理会社に就職することになります。社員のほかにアルバイトの求人もあるため「空港の仕事をやってみたい」という人にとっては、比較的チャンスが多いといえます。

空港や飛行機の安全・安心を守る仕事

次に、空港や飛行機の安全・安心を守る仕事について紹介します。

特に以下の4つが代表的な仕事といえるでしょう。

  1. グランドハンドリング
  2. 航空整備士
  3. 入国審査官
  4. 空港警備

では、それぞれの仕事についてご紹介します。

グランドハンドリング

グランドハンドリングは、地上から飛行機の運行を支援する仕事(航空機支援業務)です。機内食の運搬や給油、機内の清掃も仕事のひとつです。飛行機の誘導やけん引、飛行機と空港をつなぐ「ボーディングブリッジ」の接続など、その業務は多種多彩です。

グランドハンドリングなしには飛行機の運行は成り立たないため、プレッシャーも少なくありません。安全を最優先に業務に取り組むことになるため、スムーズに無事運行できたときにやりがいを感じられます。

担当業務によっては、大型特殊自動車免許などの資格が必要になることがありますが、就職してから取得することも可能です。手でパイロットにサインを送り、航空機を誘導する「マーシャラー」という役割もあります。

間近で飛行機と触れ合える仕事であることから、飛行機好きな人にとっては願ってもない仕事といえるでしょう。

航空整備士

航空整備士は、飛行機の点検、修理を主に行う仕事です。空港内の施設や、飛行機が格納されている建物のなかで、大きな飛行機を細部の細部までチェックしていきます。

飛行機は、数えきれないほどの部品が集まってつくられています。そして、そのどれかひとつでも故障すると、飛行機全体に波及する大きなトラブルにつながることもあります。そのため航空整備士は「安心・安全の空の旅」を実現するために欠かせない仕事といえ、責任も重い仕事です。

航空整備士になるためには、理系の大学、航空系の専門学校、工業系の高専などで知識や技術を学び、就職するのが一般的です。入社後に、整備士の国家資格取得を目指すことが可能です。

多くの人々と連携して仕事を進めるため、コミュニケーション能力も必要です。プレッシャーの大きな仕事であるぶん、飛行機が無事に飛び立ったあとの喜びは何事にも代えがたいものがあります。

入国審査官

入国審査官は、日本に入国する人の「入国審査」を行う仕事です。具体的には、パスポートのチェック、滞在目的の確認、在留資格があるかどうか、また違法な荷物を持ち込んでいないかの審査などを厳しく行っています。

入国審査官は民間企業の従業員ではなく、法務省が管轄する国家公務員です。公務員試験合格後、面接を経て、入国管理局の職員になることができます。

入国審査官の仕事は、空港はもちろん、日本の安全を守る大切な仕事です。判断を誤って問題のある人物を入国させてしまうようなことがあれば、大きな事件に発展するリスクがあります。語学力はもちろんのこと、世界情勢のキャッチアップや高い判断力など、さまざまな要素が求められます。

「日本の玄関」を守る番人として、与えられた役割は大きなものがありますが、ほかの仕事では決して得られない経験を積むことができ、日本を守る立場で仕事ができる点は、入国審査官ならではの醍醐味といえるでしょう。

空港警備

空港警備は、空港内の巡回や点検などを行う仕事です。空港内に不審物がないか、怪しい人物がいないかなどを厳しくチェックするほか、困りごとを抱える人への対応をすることもあります。また、防災システムなどの設備に問題がないもチェックします。

24時間動き続け、国内外からさまざまな人たちが集まる空港のなかでトラブルの芽を早く積み、トラブルが起きてしまったあとはすぐに鎮静化を図る、まさに「空港の警察」と呼べる仕事です。

基本的にはシフト勤務になり、深夜・早朝に働くことも多い仕事です。資格などは特に必要なく、警備会社に就職するのが一般的です。語学力があると、より活躍できるでしょう。

空港は、ハイジャックやテロなどのリスクと常に隣り合わせの場所です。危険物が機内、そして空港に持ち込まれると大惨事にもつながりかねません。その点、空港警備は、重大事件や事故を未然に防ぐ大切な仕事といえるのです。

空港で仕事をする面白いところ

空港で仕事をする面白いところ

空港の仕事は、面白さに満ち溢れています。

もちろん、常に緊張が走る現場のため、簡単な仕事ではありません。しかし、それを上回る魅力が空港の仕事には存在します。

人によって魅力に感じるポイントは異なりますが、なかでも以下の2つにやりがいを見出す人は多いようです。

  • 多国籍の方と触れ合える
  • 多くの人に感謝される

では、それぞれについて解説します。

多国籍の方と触れ合える

さまざまな国の方と触れ合えるのは、空港で働く面白さのひとつです。空港は、日本の玄関です。日本に入ってくる人、そして母国に帰っていく人で常に賑わっています。

国も違えば、その文化は大きく異なるため、さまざまな国籍の人と触れ合うと毎日が発見と刺激の連続です。常に飽きることなく仕事ができるのは、空港で働く大きなメリットといえるでしょう。

さらに外国の方にとっては、空港のおもてなしが日本の印象を大きく左右します。そのため、海外が好きなことはもちろん、「日本が好きで、日本の魅力を外国の方に伝えたい」といった思いを持った人であれば、イキイキと働くことができるはずです。

多くの人に感謝される

空港で働くと、多くの人に感謝されます。それは、乗客はもちろん、一緒に働く同僚や、空港内の別の場所で働く社員からの感謝も含まれます。

空港は、数多くの仕事が集まる場所です。どの仕事も欠かすことができず、それぞれの仕事は密接に関わっています。

そのため自分の行った仕事が、必ず、間接的にほかの誰かをサポートしているのです。このように、「ありがとう」の輪が広がる環境であることも、空港の仕事の大きな魅力といえるでしょう。

まとめ

空港の仕事についてご紹介しました。職種によって、表に立ってお客様と接する仕事、裏方として活躍する仕事など、仕事内容はさまざまです。同じ空港の仕事をするにしても、自分の適性にマッチした職業を選ぶことで、活躍できる可能性が高まるでしょう。

空港の仕事をするためには、憧れやイメージだけではなく、実際に情報収集をしたり、その仕事についてくわしく知ったりする姿勢が必要です。ミスマッチを起こさないよう、積極的にその仕事について知る努力をしていきましょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター