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キャリアカウンセラーとは?仕事内容や就職する方法から向いてる人まで網羅的に解説

キャリアカウンセラーとは?仕事内容や就職する方法から向いてる人まで網羅的に解説

キャリアカウンセラーの仕事に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、これからキャリアカウンセラーを目指したいと考えている人が知っておくべき仕事内容や向いている人の性格、キャリアカウンセラーになるための方法を網羅的に解説します。

キャリアカウンセラーに関連する資格やキャリアパスについても解説しますので、将来キャリアカウンセラーを目指すべきかどうか悩んでいる人は、記事の内容を参考にしてみてください。

キャリアカウンセラーとは?

キャリアカウンセラーとは、就活や転職をしている人の悩みを聞き取り、一人一人の希望や強みにマッチしている求人を紹介することで、望んでいるキャリアを実現するためのサポートをする仕事です。

主に人材会社に勤めるケースが多く、キャリアカウンセリングを行う上では、高いコミュニケーションスキルや傾聴力が必要になってきます。

自分が紹介した求人、就職や転職が決まれば、人の人生に強い影響を与えられているという実感が感じられるでしょう。

キャリアカウンセラーとして働く場合は、キャリアコンサルタントの国家資格が必要になることがほとんどです。

一度資格を取得して実務経験を積むことができれば、人材会社だけでなく、大学や専門学校のキャリアセンター、フリーランスのキャリアアドバイザーなど活躍できる幅が広い点も特徴と言えます。

平均年収551万円
求められるスキル・高いコミュニケーションスキル
・情報収集力
・自己管理能力
向いている人の特徴・人の人生に影響与える仕事がしたい人
・人の悩み相談に答えるのが得意な人
・責任感を持って仕事に取り組める人
就職するためには・未経験者を募集しているキャリアカウンセラーの求人に応募する
・独学でキャリアコンサルタントの資格を取得してフリーランスとして働く

平均年収出典:厚生労働省「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

キャリアカウンセラーの仕事内容

キャリアカウンセラーの仕事を大きく分けると以下の4つになります。

  • キャリアカウンセリングの実施
  • 希望や強みにマッチした求人の紹介
  • 就職活動全般のサポート
  • 求人票の読み込みと理解

これからキャリアカウンセラーを目指すのであれば、どういった仕事内容に取り組むのかをあらかじめ認識しておきましょう。

また、キャリアカウンセラーとして働いてる人から直接仕事内容について聞いてみたい場合は、就職エージェントのサポートを活用してみるのもおすすめです。

それぞれの仕事内容について詳しく解説します。

キャリアカウンセリングの実施

キャリアカウンセラーとして業務を始める場合、まずは就職や転職を考えている人のキャリアカウンセリングを実施することになります。

キャリアカウンセリングでは、どういった会社や仕事に就職したいと考えているかを聞くだけでなく、話を通じて相談者が認識できていない強みを見出すことも重要になります。

希望や強みにマッチした求人の紹介

キャリアカウンセラーは、キャリアカウンセリングをすることだけが仕事というわけではありません。カウンセリングをした後は、相談者の強みや興味を満たすような求人をまとめて紹介します。

勤める会社に寄りますが、多くのキャリアカウンセラーは紹介した求人で採用にまで結びつく件数が目標になることが多い傾向にあります。

AIなど機械的に求人を紹介するのではなく、高いコミュニケーション能力を発揮して、相談者の隠れた真のニーズに適切な求人を紹介することが重要になってきます。

就職活動全般のサポート

キャリアカウンセラーは、カウンセリングだけでなく担当する人の就職活動や転職活動の全般のサポートをすることもあります。

例えば履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削を行ったり、模擬面接を通じて面接の突破力を上げるなど幅広いサポートを実施します。

サポートの品質によって相談者が理想のキャリアを歩めるかどうかが決まってきます。

責任感やコミュニケーション能力の高さはもちろんのこと、どういった点に気をつけながら就活を進めていく必要があるかといったノウハウも重要になってきます。

求人票の読み込みと理解

相談者に求人を紹介するためには、紹介する求人のことに詳しくなる必要があります。そのため、キャリアカウンセラーは求人票の読み込みと理解が重要な仕事と言えるでしょう。

求人票は今や数十万件以上もあると言われていますので、全てを覚えるのではなく、要点に絞ってどういった求人かを相談者にプレゼンできるかが重要です。

キャリアカウンセラーに求められるスキル

キャリアカウンセラーに求められるスキルとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 高いコミュニケーション能力
  • 情報収集力
  • タスク管理能力

これらのスキルをアピールできれば、未経験からキャリアカウンセラーに就職できるかもしれません。

それぞれのスキルについて詳しく解説していきます。

高いコミュニケーション能力

キャリアカウンセラーは、悩んでいる人の悩みを聞き解決するという点で、カウンセラーとしての役割が強い仕事です。

人の悩みを聞き出すことや、紹介する求人の特徴をプレゼンすることもあるため、高いコミュニケーション能力が求められる仕事と言えるでしょう。

コミュニケーション能力は話す・聞く・伝えるの3つに分解されますが、キャリアカウンセラーはいずれも全て重要になってきます。

業務ではコミュニケーションを取る時間も長いため、初対面の人とも問題なく会話ができるスキルも重要です。

なお、最近ではチャットでのキャリアカウンセリングサービスを行う人材会社も増えてきています。対面でのコミュニケーションだけでなく、テキストベースのコミュニケーション能力が求められる点も合わせて認識しておいてください。

情報収集力

キャリアカウンセラーとして働く上では、就職のトレンドを理解しておく必要があります。それだけでなく、求人を紹介する際にはそれぞれの会社が属する業界の基礎知識をインプットしておくことも大切です。

このことから、キャリアカウンセラーには情報収集力の高さが求められると言えます。

必要な時に必要な情報をスピーディーに収集できないと、相談者からの信頼を獲得できないだけでなく、不安にさせてしまうこともありますので気をつけましょう。

キャリアカウンセラーとして情報収集する場合は、社内外の関係者とやりとりが必要なケースもあります。誰に聞いたら求めている情報がすぐに手に入るのかを判断する能力も同時に求められることになります。

タスク管理能力

人材会社に勤める場合は、一人のキャリアカウンセラーが複数人の相談者を担当することもあります。

サポートのフェーズが一人一人異なることもありますので、タスクをしっかり管理してやるべきサポートを必要なタイミングで提供できるように努めるスキルが重要になってきます。

特にキャリアカウンセラーは、就職や転職という人生においても重要な場面に関わる仕事のため、自分がタスクを漏らしてしまうと、それだけで担当している相談者が選考に落ちてしまうことがあります。

責任感を持ってタスクを管理することができないと、キャリアカウンセラーとしては活躍が難しくなりますので注意してください。

キャリアカウンセラーに向いている人

キャリアカウンセラーに向いてる人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 人の人生に影響を与える仕事がしたい人
  • 他人の強みや価値観を見定められる人
  • 聞き上手な人

これからキャリアカウンセラーを目指す場合は、いずれかの特徴に当てはまっているかどうかを確認しておくと良いでしょう。

それぞれの特徴について詳しく解説します。

人の人生に影響を与える仕事がしたい人

キャリアカウンセラーは、仕事にまつわるカウンセリングを実施します。

仕事は基本的に誰もが取り組むものであり、人生の時間の大部分を費やすものとなるため、キャリアカウンセラーが行うカウンセリングによっては、人の人生に大きな影響与えることがあります。

また、自分が紹介した会社に転職を決めて、仕事に前向きに取り組めるようになることもあることから、人の人生に影響与える仕事がしたい人に向いています。

他人の強みや価値観を見定められる人

キャリアカウンセラーは、求人を紹介するだけでなく、相談者のキャリア上の悩みを解決することも重要な役割です。

特に初回に行われるキャリア面談においては、短い時間の中で、相談者の悩みや強み・弱み、将来の展望などを明らかにする必要があります。

したがって、他人の強みや価値観を瞬時に見定められる人であれば、キャリアカウンセラーとして活躍していくことができるでしょう。コミュニケーション能力はもちろんのこと、相手が思っていることを話しやすい雰囲気を作れるかも重要になってきます。

あらゆる人に興味を持ち、些細なことを質問をしていけるような力があれば、短い時間であっても質の高いカウンセリングができるだけでなく、その後の就活サポートも満足度の高いものになるでしょう。

聞き上手な人

キャリアカウンセラーには、あらゆるコミュニケーション能力が求められることを解説しましたが、特に聞き上手であることが求められます。

カウンセリングに来る人は、自分にどういった仕事が向いているのか分からないケースがほとんどです。そのため、キャリアカウンセラーが質問を投げかけ、深層心理を深ぼっていくような動きが大切になってきます。

この時、キャリアカウンセラーが話しすぎてしまうと、相談者が話しづらい雰囲気になってしまいますので、うまく話を聞き出す力が重要になります。

話を聞くことが上手な人であれば、相談者が本当に思っていることを引き出すことができ、キャリアカウンセラーとして活躍していくことができるでしょう。

キャリアカウンセラーに向いていない人

先程とは反対に、キャリアカウンセラーに向いていない人の特徴としては以下の3点が挙げられます。

  • 気配りのあるコミュニケーションが苦手な人
  • 自己中心的に物事を考えがちな人
  • 情報収集が苦手な人

それぞれ詳しく解説します。

気配りのあるコミュニケーションが苦手な人

キャリアカウンセラーは気遣いが非常に重要な仕事です。

例えばカウンセリングにおいては、人のプライベートに入り込みすぎてしまうような質問をしてしまうと、関係性が悪化してしまうことがあります。

また、面接に落ちてしまった連絡をする際は、淡々と事実を伝えるのではなく、相手の精神面を気遣った伝え方をする必要があります。

このことから、気配りのあるコミュニケーションが苦手な人には、キャリアカウンセラーの仕事に向かないと考えられます。相手のことを考えて丁寧に言葉を選べるかどうかは、面接においてもチェックされるポイントとなりますので認識しておいてください。

自己中心的に物事を考えがちな人

キャリアカウンセラーは、相談者のことを第一に考えて仕事に取り組む必要があります。

例えば、働きながら転職活動を進めている人の場合、面談の時間が夜遅くになってしまうこともあるでしょう。また、求人を紹介する際は自分がおすすめできる求人ばかりをプッシュしてしまうと、相手の人生のためにならない選択を強いることになりかねません。

これらのことから、自己中心的に物事を考えがちな人はキャリアカウンセラーに向いていないと言えます。

自分を中心に仕事を進めようとすると、的確なアドバイスができないだけでなく、相談者が自分の元を離れていってしまうきっかけになります。

キャリアカウンセラーになって活躍していきたいのであれば、いかに周囲の人のことを考えて仕事やコミュニケーションに向き合えるかが重要です。

情報収集が苦手な人

キャリアカウンセラーは、日ごろから様々な求人と触れ合うことになりますし、カウンセリング手法としてインプットしなければならない知識や論理も少なくありません。

コミュニケーションだけでなく、様々な情報や知識を活かして働く仕事になることから、情報収集が重要になります。

情報収集が苦手な人だと、当たり障りのないアドバイスやサポートしかできなくなりますので、キャリアカウンセラーとして活躍していく事は難しくなるでしょう。

日ごろから気になったことをすぐに調べる癖があるかや、分からないことを分からないままにしないかどうかで、情報収集が苦手かどうかを判断することができます。

自分が情報収集に苦手意識を持っているかどうか判別がつかない場合は、自己分析に取り組むこともおすすめです。

キャリアカウンセラーになるには

キャリアカウンセラーになるためには、以下の3つの方法が挙げられます。

  • 未経験者を募集している求人に応募する
  • 所定の試験に合格し、JCDAが指定する講座を受講する
  • 経験を積んでフリーランスとして独立する

これからキャリアカウンセラーになりたいと考えている人は、上記のいずれかの方法で就職を目指してみてください。

それぞれの方法について詳しく解説します。

未経験者を募集している求人に応募する

人材会社では、未経験者を募集しているキャリアカウンセラーの求人が多く見られます。

幅広い業界や求人の知識を求められるキャリアカウンセラーの仕事ですが、活躍できるポテンシャルがあると面接で評価されれば就職することが可能です。

未経験からキャリアカウンセラーを目指す場合は、特に面接対策が重要になってきます。

高いコミュニケーション力を発揮するために、事前に想定質問に対する回答を考えておくことが重要になるだけでなく、面接官の質問を聞いて適切な回答をしていく必要があります。

もし面接対策をやりきる自信がない場合は、事前に就職エージェントの模擬面接を活用することもおすすめです。

所定の試験に合格し、JCDAが指定する講座を受講する

国家資格であるキャリアコンサルタント試験に合格することで、キャリアカウンセラーになることもできます。JCDAが認定するキャリアカウンセラー資格の1つであるCDA資格を取得するためには、JDCA認定CDA養成カリキュラムを受講・修了する必要があります。

資格については、後ほど詳しく解説しますが、講座を受講してキャリアコンサルタントの国家資格が取得できれば、個人事業主やフリーランスとしてキャリアカウンセラーになることが可能です。

例えば人材会社と契約し、外部のキャリアカウンセラーとしてカウンセリング業務に携われるようになります。この場合、正社員としての働き方ではなくなりますが、自由度の高い働き方が実現できます。

経験を積んでフリーランスとして独立する

人材会社で正社員としてキャリアカウンセラーの経験を積むことができれば、フリーランスとして独立することもできます。実際に人材会社でキャリアカウンセラーの経験を積んだ人が独立開業し、会社を立ち上げているようなケースも少なくありません。

キャリアカウンセリング事業を開業した後は、人材会社が提供するデータベースにアクセスし、カウンセリングを希望している人にアプローチしていくような働き方になります。

実力さえあれば、正社員として働いていた時よりも高い収入を稼ぐこともできるでしょう。

ただし、独立して求人を紹介するようなキャリアカウンセラーの仕事をする場合は、厚生労働省が認定する職業紹介免許を取得する必要があります。

登録料や受講料など、別途お金がかかって来る事はあらかじめ認識しておいてください。

キャリアカウンセラーに関連する資格

キャリアカウンセラーとして働くためには、国家資格であるキャリアコンサルタント資格を取得する必要があります。

キャリアコンサルタント資格を始め、キャリアカウンセラーに関連する資格としては以下のようなものが挙げられます。

  • キャリアコンサルタント
  • キャリアコンサルティング技能士
  • CDA資格

それぞれの資格について詳しく解説します。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは国家資格であり、キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会が実施する試験です。

受験資格としては以下のように定められています。

  • 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
  • 労働者の職業の選択、職業生活設計または職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し、3年以上の経験を有する者
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格した者

受験資格が複数用意されているため、試験勉強を始めようとする際は、まずは自分がそもそも受講資格があるのかどうかをチェックしておくことが大切です。

試験は年に3回程度設けられており、学科と実技の2つの試験に分けられています。学科試験ではマークシート方式の試験を100点満点中70点以上の得点で合格することができます。

実技試験は記述問題と面接の2つに分かれており、合計で150点満点のうち90点以上の得点で合格することができます。

学科と実技の両方に合格できれば、キャリアコンサルタントの資格が取得できます。

合格率は学科と実技ともに60%から70%程度を推移しているため、しっかりと勉強すれば合格できる範囲と言えるでしょう。

キャリアコンサルティング技能士

キャリアコンサルティング技能士とは、キャリアコンサルティング協議会が運営する国家検定の1つです。資格を取得することで、キャリアコンサルティングを行う際の知識と技能があることを証明できます。

難易度に応じて2級と1級の2つに分かれており、いずれも学科試験と実技試験が行われます。キャリアコンサルタント試験と同じく、それぞれの等級で学科と実技の両方に合格できれば資格取得が可能です。

キャリアコンサルティング技能士も、キャリアコンサルタント資格と同じく受験資格が設けられています。例えば、2級キャリアコンサルティング技能士の場合は、以下の受験資格のうちいずれか1つを満たせば受験が可能となっています。

  • 5年以上の実務経験を有する者
  • 4年以上の実務経験を有する者で、大学において検定職種に関する科目について20単位以上取得し、卒業したもの
  • 4年以上の実務経験を有する者で、キャリアコンサルタント試験の受験要件を満たすものとして、厚生労働大臣が認定する講習を修了したもの、またはこれと同等以上の講習を終了したもの
  • 3年以上の実務経験を有するもので、大学院において検定職種に関する科目について8単位以上修得し修了したもの
  • 3年以上の実務経験を有するもので、キャリアコンサルタント試験に合格したもの、またはキャリアコンサルタントであるもの

受験資格の対象がやや複雑に感じるかもしれませんが、シンプルに考えるのであれば、人材会社でキャリアカウンセラーとして働けば、自然と受験資格を満たしていると認識しておけば問題ありません。

2級キャリアコンサルティング技能士は、学科の合格率がおよそ50%から60%、実技の合格率が20%を切る水準となっていますので、比較的難しい試験と言えます。

CDA資格

CDAとは、キャリアデベロップメントアドバイザーの略称であり、日本キャリア開発協会が認定している資格がCDA資格となります。資格を取得することで、他人のキャリア形成に関わるアドバイスを的確にできることが証明できます。

CDA資格の認定をしてもらうためには、前提条件としてJCDAが認定するCDA養成カリキュラムの修了をするとともに、国家資格のキャリアコンサルタント試験に合格する必要があります。

その後、JCDAが指定する講座を受講した上でCDA会員に入会すれば、CDA資格が取得できます。

キャリアカウンセラーのキャリアパス

キャリアカウンセラーとして経験を積むことで、以下のようなキャリアパスを歩むことができます。

  • キャリアカウンセラーとしてのエキスパートを目指す
  • 管理職やマネジメントを目指す
  • 異業種異職種に転職する

それぞれ詳しく解説します。

キャリアカウンセラーとしてのエキスパートを目指す

キャリアカウンセラーとして経験を積み、エキスパートを目指すというキャリアは比較的メジャーと言われています。

キャリアカウンセリングの経験を積めば積むほど、相談者の悩みを見抜く力が養われていきますので、高いカウンセリングの品質を保ち続けられるようになります。

エキスパートになることで、現在の年収が比較的高いハイクラス層のキャリアカウンセリングに挑戦できるようになるため、働いていてやりがいを感じやすくなる点がメリットと言えます。

加えて、キャリアカウンセラーは会社員としてだけでなく、フリーランスや独立など、働く場所を選ばない点もポイントです。エキスパートになってカウンセリング経験を積み続けることで、さらに別のキャリアに発展させていくことも可能です。

管理職やマネジメントを目指す

会社員としてキャリアカウンセラーの仕事に就職すると、複数のキャリアカウンセラーを取りまとめる管理職やマネジメントにキャリアアップすることが可能です。

マネジメント層にキャリアアップすると、自分でキャリアカウンセリングをする機会が少なくなりますが、部下を管理するといったマネジメント経験を積める点がポイントです。

部下のカウンセリングのアドバイスをしたり、人材育成に挑戦することができるため、カウンセリング以外の業務経験にも興味がある人は、管理職を目指してみるのもおすすめです。

異業種異職種に転職する

キャリアカウンセラーとしての経験を活かして、異業種異業界に転職することもできます。

特にキャリアカウンセラーとして活躍できれば、高いコミュニケーション能力があることをアピールできるようになりますので、同じくコミュニケーション能力が重要になってくる営業やコンサルタント、販売職などの仕事に転職することもできるでしょう。

キャリアカウンセラーが身に付けられるコミュニケーション能力は、あらゆる業界のあらゆる仕事で活かすことができます。加えて、業務で様々な業界や職種の求人に触れているため、どの仕事に自分が向いているのかを判別しやすい点もポイントです。

転職を司るキャリアカウンセラーという仕事だからこそ、自身の転職を成功させやすいとも言えますので、将来的に様々なキャリアに挑戦していきたいと考えている人にもぴったりな仕事と言えます。

キャリアカウンセラーを目指す人によくある質問

最後に、キャリアカウンセラーを目指す人によくある質問を3つ取り上げて解説します。

キャリアコンサルタントとキャリアカウンセラーの違いは何ですか?

キャリアコンサルタントとキャリアカウンセラーは基本的に同じ意味を持ちます。

実際に、求人募集においてもこれらの単語が同じ意味のように使われているケースも少なくありません。

ただし細かく言えば以下のような違いがあります。

  • キャリアコンサルタント:職業選択やキャリアプランの形成にあたって、具体的なアドバイスをする
  • キャリアカウンセラー:キャリアに悩む相談者の感情や、ストレスなどの心理的側面にアプローチをする

「コンサルタント」と「カウンセラー」という名称が付いている通り、両者には若干の違いがあります。

もしこれからキャリアカウンセラーを目指そうとする場合は、具体的にどういった仕事をするのか、あらかじめ求人票から読み取るようにしてみてください。

キャリアカウンセラーの大変なポイントは?

キャリアカウンセラーの大変なポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 相談者のネガティブな悩みに自分も影響を受けてしまいやすい
  • 就職市場のトレンドを収集し続ける必要がある
  • 相談者の本音を引き出すことが難しい
  • 短時間の面談で相手の本質を見定めなければならない
  • 自分の価値観と相談者の価値観が合わない時にもどかしさを感じやすい

相談者の精神面にアプローチをすることが多いため、働く自分も精神的な悩みを感じやすいといった傾向があります。

キャリアカウンセラーになるには資格が必要ですか?

キャリアカウンセラーになるには、必ずしも資格が必要というわけではありません。実際に資格がない未経験者であっても、キャリアカウンセラーとして働ける求人は多く見られます。

ただし、キャリアカウンセラーとして一定期間の業務経験を積んだ後は、キャリアコンサルタントの国家資格を取得することが義務付けられている会社もあります。

また、キャリアカウンセラーとして業務経験が長くなってくると、キャリアコンサルティング技能士など上位資格に挑戦できるようになるのも特徴です。

就活を進める際は、特に資格取得のことを意識しておかなくても問題ありません。

まとめ

キャリアカウンセラーを目指す上で知っておきたい知識を網羅的に解説しました。

キャリアカウンセラーは、高いコミュニケーション能力を活かして、相談者のキャリア形成のサポートを行う仕事です。
情報収集力やタスク管理能力など様々なスキルが求められますが、人の人生に影響を与えられるという点でやりがいを感じやすい仕事と言えます。

キャリアカウンセラーの仕事に向いているかどうか判断がつかない場合は、就職エージェントのキャリア面談で相談することも検討してみてください。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター