大学中退が「人生終了」と言われる理由は?中退者の就活のコツも解説

大学中退が「人生終了」と言われるのは、就職先の選択肢が狭くなったり、生涯年収が下がったりすると思われているからです。
しかし、実際には人生が終わるわけではありません。
中退後に正社員就職を実現する人も多く、公務員として働いたり、資格を取って専門職に就いたりすることで安定した収入を得ている人も多いからです。
この記事では、大学中退が「人生終了」と言われる理由と共に、中退後の就職を成功させるポイントを分かりやすく解説します。
- 大学中退は人生終了と言われる理由は、「就職先の選択肢が狭まる」「「継続力がない」と判断される可能性がある」「給与・生涯年収が低くなりやすい」「劣等感を感じる」
- 大学中退しても就職は可能!就職後は学歴よりも実力が評価される


この記事の目次
大学中退は人生終了と言われる理由は?
「大卒以上」が募集条件の求人には、大学中退者は基本的には応募できません。
つまり就職によって選択肢が狭まってしまうことが、「大学中退=人生終了」と言われる理由の一つです。
また、大学中退者は「継続力がない」という評価も受けがちです。
実際、若手人材の採用では「耐力・胆力(困難から逃げずに向き合い、乗り越える力)」を重視する企業が多いため、中退者はこうした点において評価を落としやすいのです。
また、大卒以上と比べると生涯年収に差が生まれやすいという現実もあり、大学中退に対してネガティブな印象を持つ人も少なくありません。
理由1:就職先の選択肢が狭まる
大学中退が人生終了と言われる理由の一つは、最終学歴が高卒扱いとなることで応募できる求人の選択肢が狭まるためです。
調査データによると、2025年3月卒の大卒向け応募求人数は79万7,200人(※1)でした。
一方で、高卒の応募求人数は48万2,136人(※2)という結果です。
このように、大学を中退すると、大卒以上を条件とする求人に応募できなくなり、就職先の選択肢が狭まることで就職が難しいと感じてしまいます。
また、大卒以上の学歴が求められる就職先には、人気で倍率の高い大手有名企業や、専門性が求められる研究職などがあります。
これらの仕事を目指していた場合は、大学を中退したことによって目指していたキャリアが閉ざされ、絶望的になってしまうかもしれません。
- 大企業・外資系企業、大手メーカー、金融、商社、コンサル、外資系など)
- 教員(小・中・高校)
- 航空業界(パイロット・客室乗務員)
- 大手鉄道会社の総合職
- マスコミ(記者・テレビ局社員)
- 官公庁研究機関
- 国際機関(国連・JICAなど)
- 研究・先端科学分野(JAXAや、海洋研究開発機構(JAMSTEC)など)
しかし、人手不足により人材獲得が困難になっていることから、大学中退者や高卒者が応募可能としている企業も多数あります。
大学を中退すると、選択肢が狭まることは事実ですが、就職できないわけではありません。
(※1参考:リクルートワークス研究所「第41回 ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」)
(※2参考:厚生労働省「令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(9月末現在)」
理由2:「継続力がない」と判断される可能性がある
「入社後に長く働いてくれそうか」を重視する企業は多いため、大学中退者は選考で不利になる場合があります。
採用担当者の中には「大学を辞めた=嫌なことから逃げた」と受け取る人もいるためです。
企業は、採用活動や入社後の教育に多くの時間と費用をかけています。
つまり、すぐに離職されるとコストが無駄になってしまうため、「長く働ける人か」「困難に耐えられる人か」といった点を慎重に判断しています。
こうした面において、大学中退者は「継続力がない」と判断され、内定をなかなか取れないこともあり、人生終了だ…と落ち込んでしまう人もいるのです。
企業が求める4つの資質
企業が若手人材の採用で重視する資質・能力は、「課題設定力・解決力」「耐力・胆力」「異文化適応力」「コミュニケーション能力」の4つです。
これらは「既卒(大学卒業・中退後おおむね3年以内の正社員経験がない人)」を含む新卒採用において、企業が求める力として経済同友会(※)が提示しているものです。
このうち「耐力・胆力」とは、“困難から逃げずに向き合い、乗り越える力”を指します。
つまり若手の採用では、「途中で諦めない人物か?」という点が特に重視されているのです。
こうした背景もあり大学中退者は就活で不利になりがちですが、企業が評価しているのは「耐力・胆力(継続力)」だけではありません。
それ以外の力をアピールできれば、評価は十分に高められます。
※経済同友会:企業経営者らが中心となって構成される民間の経済団体
参考:公益財団法人 経済同友会「「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果(2016 年調査)|問1.新卒者採用(既卒者含む):求める人材(1)求める資質・能力」p.9


理由3:給与・生涯年収が低くなりやすい
大学中退者が人生終了と言われるのは、大学を中退すると高卒と同じ扱いになり、大卒者より給与や生涯賃金が低くなりやすいためです。
以下の表は、大卒者と大学中退者における年間賃金を比較したものです。
(1ヶ月分の賃金×12ヶ月で計算)
| 大卒者の1ヶ月における賃金 | 大学中退者(高卒)の1ヶ月における賃金 |
|---|---|
| 443万2,800円 | 338万2,800円 |
参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」
大卒者と大学中退者では、年間で約105万円の収入差があるとわかりました。
また、以下の表は男女別・学歴別の生涯賃金を示したものです。
大卒者の方が大学中退者(最終学歴は高卒)より約6,000万円も高くなっています。
| 性別 | 大卒 | 大学中退者(高卒) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 3億2,730万円 | 2億6,610万円 | 6,120万円 |
| 女性 | 2億5,650万円 | 1億9,430万円 | 6,220万円 |
参考:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024」
なお、もらえる給与が少なくなることのデメリットは以下のとおりです。
- 貯金がしにくく、将来の備えが難しい
- 結婚資金や子育ての費用を確保しづらい
- 住宅ローンの借入可能額が少なくなる
給与が低くなると、生活の選択肢が減り、経済的な自由も制限されるのが大きなデメリットと言えるでしょう。
しかし、成果重視の業界や社風の会社では、就職後に成果を出すことで、給与を上げることが可能です。
理由4:劣等感を感じる
大学を中退した人の中には、周囲との比較から劣等感を抱くケースが少なくありません。
友人が卒業して正社員として働き始める中、自分は就職活動で苦戦したり、フリーターとして生活していたりすると、「自分だけ取り残されている」と感じやすくなります。
さらに、親や親戚からの視線や、面接で中退理由を問われる経験も重なり、自己肯定感を失ってしまうこともあります。
この劣等感は実際の就職活動や職場での自信のなさにつながり、行動を制限してしまう悪循環を生み出すこともあります。
その結果、「大学中退=人生終了」という思い込みにとらわれやすくなるのです。
理由5:大企業への就職が難しくなる
大企業の多くは「4年制大学卒業以上」を応募条件としているため、大学中退者は就活で不利になりやすいという現実もあります。
大企業は応募数が非常に多く、「高卒」も含めると応募がさらに増えてしまうため、学歴を一つの基準としているという側面があります。
ちなみに大学中退者であっても、中退後3年以内であれば「既卒」として扱い、在学者と同じく新卒採用での応募を認めている企業は少なくありません。
ただし企業規模が大きくなるほど(大企業になればなるほど)、新卒枠での既卒者募集は減少するというデータもあります(※)。
このように、大学を中退すると「大企業に就職する」という選択肢が狭まってしまうため、人生終了だ…と思ってしまう人も多いのです。
※出典:労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査 第Ⅰ部 調査結果の概要|図表1-12:新規学卒者枠での既卒者募集の有無」p.12


大学中退をしても人生終了ではない理由
大学を中退しても人生終了ではありません。
なぜなら、「学歴不問」や「未経験歓迎」の正社員求人があり、意欲と基礎的なビジネスマナーがあれば就職のチャンスは十分にあるからです。
また、就職後は学歴よりも「成果」で評価されることが多いため、努力次第で大卒と同等かそれ以上のキャリアや収入を目指すことも可能です。
大学を中退しても人生終了ではない理由について、詳しく解説していきます。
理由1. 大学中退しても就職は可能
大学を中退しても人生終了ではない理由は、学歴不問・未経験歓迎で募集している企業もあり、就職が可能だからです。
実際に、大学・大学院の中退者の就労状況を調査したデータによると、33.9%の中退者が就職しているというデータがあります。
| 正社員就業時期 | 割合 |
|---|---|
| 離学前 | 0.9% |
| 離学後3カ月以内 | 10.4% |
| 3年以内 | 11.8% |
| 3年以降 | 2.7% |
| 時期不明 | 8.1% |
| 合計 | 33.9% |
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構『大学等中退者の就労と意識に関する研究』
また、中退者専門の就職支援サービス中退就職カレッジ®では、大学中退者やフリーターなど正社員未経験の方を中心に年間1636名(※)の方が就職に成功しています。
大学を中退することによって大卒以上を条件とする求人には応募できないなど、選択肢は狭まってしまいますが、大学中退者の採用に前向きな企業があるため正社員として就職し、安定した収入を得ることは可能です。
※2024/2~2025/1の当社「就職カレッジ」等における雇用創出数


理由2. 就職後は学歴よりも実力で評価される
社会に出ると、学歴よりも「実力」で評価される場面が多くなります。
実際、大卒社員以上の成果を上げて高く評価されている高卒者も多いため、大学を中退したからといって人生が終わるわけではありません。
たしかに大企業を中心に、新卒採用では学歴を重視する傾向が見られます。しかし転職や中途採用の場面では、学歴よりも「実績」や「スキル」が重視されるケースが一般的です。
厚生労働省の調査を見ても、中途採用・経験者採用(現業職採用)で「即戦力として活躍できる人材を採用する」と答えた企業は72.3%にのぼっています(※)。
大学を中退しても、入社後に成果を出せば学歴を挽回できます。
努力を重ねて実績を積めば、大卒者以上に評価されることも十分可能なのです。
出典:厚生労働省「中途採用・経験者採用者が活躍する企業における情報公表その他取組に関する調査研究 結果報告書|図 22 中途採用・経験者採用の方針で重視していたこと(SA)」p.14, p.28
以下は、中退就職カレッジ®を利用して就職した方の体験談です。
入社後に努力することで、5カ月で新人賞を獲得しました。
学歴や入社時期のハンデを乗り越えた経験は大きな自信となり、現在も営業職として活躍し、家庭も築いています。
営業職として入社した私は、「自分を採用してくれたこの企業に成果で恩返ししよう」と必死でした。今振り返ると、当時は人生で一番苦労した期間だったと思います。毎日先輩からアドバイスをもらっては、自分のふがいなさに悔しさで泣きながら帰ることも何度もありました。
それでも、「やると決めたからにはなんとしてでもやってやる!」と真っ直ぐな気持ちで仕事に向き合い続けた結果、入社から5か月後に社内で新人賞をいただくことができました。
ちなみに当時、新人賞の有力候補と言われていたのは、私より1か月早く入社した大卒の同期達でした。大卒の同期が4月に入社した後、私は中途で入社したので、単純計算で1ヵ月分営業日が少なく、そんな中で営業成績を競わなければならないというハンデがあったからです。
しかも私は就活当時から話すことはあまり得意ではなかったので、夜10時まで営業ロープレの特訓をしていたほどでした。
それでも誰よりも努力したことで、営業日の差や年齢差、そして学歴の差があっても、最年少で新人賞を取れた経験は、自分に自信を持つことができましたし、「もっと頑張ろう」と将来に希望を持つことができました。
その後しばらく経ってから今の会社へ転職し、引き続き営業職として頑張っています。プライベートでは無事に結婚もして、つい先日子供も生まれましたので、一層頑張ります。
引用元:小栁光さんの就職体験談
理由3. 高卒でもできる仕事がある
販売職やドライバーなど、学歴を問わず正社員を募集している職種は多くあります。
公務員の仕事にも高卒で受験できる職種があり、安定した働き方を目指すことも可能です。
さらに、資格を取得することで専門性をアピールできます。たとえば宅建を持っていれば、不動産業界への未経験就職で高く評価されるでしょう。
学歴に関係なく挑戦できる会社も多く、こうした職場は学歴を重視していないぶん、大卒社員と同じ待遇で迎えてくれるケースも多いものです。
このように学歴によって左右されない仕事・会社は多いことからも、「大学中退=人生終了」とは言えないのです。
理由4. 同年代の学生よりもスキルが早く身につく
社会に早く出ると「実践の機会」が多く手に入るため、同年代の学生よりもスキルが早く身につきます。
たとえば大学2年の春に中退し、IT企業ですぐにシステムエンジニアとして働き始めたとします。
この場合、同年代の大卒者が社会に出る頃にはすでに数年の実務経験を積んでおり、この差は大きな強みです。
なぜならIT系の仕事は、スキルの高さが評価や報酬に直結することが多いからです。
大学中退後に社会経験を早く積めることは、中退者ならではのメリットです。
こうしたポジティブな側面があることからも、「大学中退=人生終了」とは言えないでしょう。
理由5. 中退によって心が軽くなることもある
中退によって“心の重荷”が取り除かれ、在学中よりもイキイキと過ごせるようになる人もいます。
大学中退はネガティブに捉えられがちですが、実際には「新しい一歩」を踏み出すきっかけになることも少なくありません。
興味のない授業に出続ける苦痛や、研究とアルバイトを両立する忙しい毎日、卒業しないと…というプレッシャーなどから解放され、精神的な安定を取り戻せる人も多いのです。
中退によって意欲やエネルギーを取り戻し、就職活動や新しい挑戦に前向きに取り組めるようになるケースも多いので、こうした点からも「大学中退=人生終了」とは言えません。
理由6. 成功者には大学中退者も多い
ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグなど、世界的な成功者の中には大学を途中で辞めた人が多く、学歴が人生を決めるわけではないことが分かります。
日本でも、堀江貴文さんやひろゆき(西村博之)さんのように、大学中退を経て独自の道を切り開いた人が多くいます。
松下幸之助や田中角栄のように、大学を出ていなくても大きな業績を残した人も少なくありません。
こうした人たちに共通しているのは、情熱やビジョン、そして実行力が“成功の鍵”ということです。
学歴は一つの指標にすぎず、中退後も努力を続ければ成功のチャンスは十分にあるのです。
大学を中退する4つのメリット

大学中退は“人生終了”と言われることもありますが、高額な学費の支払いが不要になるなど、経済的な負担を軽減できるという面でメリットも小さくありません。
自由に使える時間が増えることで自分のやりたいことに集中でき、精神的なストレスも減るなど、心身の面において良い影響を感じられる可能性もあります。
早くから社会人経験を積むことで、同世代よりも実践的なスキルや知識を身につけやすくなる点も見逃せないポイントです。
行動範囲が広がり、大学では出会えなかった人とのつながりが生まれることで、新たな人脈が広がるというメリットも感じられるでしょう。
1. 学費の負担がなくなる
大学を中退すると高額な学費の支払いが不要になるため、経済的な負担を大幅に軽減できます。
私立大学の場合、年間100万円以上の授業料に加えて教材費や施設費もかかるため、4年間で合計400万円を超えるケースが一般的です。
国立大学でも年間約54万円の授業料がかかり、卒業までに200万円以上の出費となります。
一方で、たとえば2年次に私立大学を中退した場合は、残り2年分の学費、およそ200万円を節約でき、家計への負担を抑えられます。
このように経済的な視点から考えると、大学中退には大きなメリットがあるのです。
2. 自分の自由な時間を持てる
大学を中退すると授業や課題に縛られなくなるため、自分のやりたいことに使える時間が一気に増えます。
大学生活では、平日はほぼ毎日の講義出席に加え、レポート作成やテスト勉強、ゼミの準備などに多くの時間を取られがちです。
一方、中退すればこうした時間を全て自分の好きなことに使えます。
資格取得のための勉強に集中したり、興味のある分野を深く学んだり、趣味にとことん没頭できたりもするでしょう。
このように、大学中退によって時間の制約から解放されることで、これまで以上に“自分らしい人生”を歩めるようになる人も多いのです。
3. 精神的なストレスが減る
大学中退によって精神的な負担が軽くなる可能性があるため、人によっては「心の健康を取り戻せる」というメリットを感じられるでしょう。
友人や教授との人間関係のトラブル、勉強についていけない不安などが重なり、毎日を憂鬱な気分で過ごしている大学生は少なくありません。
大学中退は“人生終了”と言われることもありますが、無理して苦しみ続けることで状況をさらに悪化させてしまうこともあります。
むしろ早めに中退を決断することでストレスから解放され、前向きな気持ちを取り戻せたことで、この先の人生が好転するケースも多いのです。
4. 社会人経験を早く積める
大学を中退して働き始めると仕事経験を早く積めるため、この先のキャリアで活かせる実践スキルをしっかりと習得できます。
たとえば20歳で中退して営業職として働き始めた人は、交渉スキルや提案力など、22歳の新卒者が入社する頃にはこうした実務能力をある程度身につけているでしょう。
後輩の指導を任されたり、責任ある業務を任されたりする機会が訪れることもあり、大卒社員よりも早いタイミングで成長のチャンスを手にする人も少なくありません。
このように若いうちから実務経験を積むことで、昇進・昇給などの場面において有利になる可能性もあるのです。


大学中退後の主な進路

大学を中退した後の進路としては、正社員として企業に就職する人がいる一方で、しばらくの間フリーターとしてアルバイト生活を送る人も少なくありません。
資格取得のための勉強に専念する期間を設けたり、プログラミングスクールや職業訓練校に通ってスキルアップを図ったりするケースも見られます。
また、他の大学や専門学校に入り直す、公務員試験に挑戦するといった進路を選ぶ人もいます。
その他にも、海外留学を目指す、一度立ち止まって自分の将来についてじっくり考える時間を作るなど、大学中退後の進路には様々な選択肢があるのです。
1. 正社員として就職する
大学中退者が人生終了にならないための進路は、正社員として就職することです。
「学歴がないと正社員になれないのでは?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、大学中退後の行動次第で、十分に正社員として活躍することは可能です。
特に20代なら、経験がなくても成長の可能性を重視する「ポテンシャル採用」で正社員になれるチャンスがあります。
未経験でも、熱意や学ぶ姿勢を示せば評価されるでしょう。
2. フリーターとしてアルバイトを行う
大学を中退した後、フリーターとしてアルバイトをするのも人生を終了させないための進路です。
生活費を稼ぐため一時的にアルバイトをする人や、自由な働き方を求めてフリーターを続ける人もいます。
フリーターとして働くことには、短期間で収入を得られる、柔軟な働き方ができるといったメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットがあります。
そのため、フリーターの期間を活かしながら、正社員を目指すなど将来のキャリアを見据えた行動をすることも大切です。
3. 資格を取るために勉強する
資格を取るために勉強するのも、大学中退者が人生終了にならないための進路の一つです。
学歴に頼らず、スキルや専門知識を証明できる資格を取得すれば、就職の選択肢を広げたり、キャリアアップにつなげたりすることが可能です。
なお、大学中退者におすすめの資格は以下のとおりです。
| 資格名 | 特徴やメリット |
|---|---|
| 日商簿記3級・2級 | 経理・会計の基礎が身につき、事務職や会計業界で評価される |
| MOS | ExcelやWordのスキルを証明でき、事務職で活かせる |
| ITパスポート | ITの基礎知識を証明でき、未経験でもIT業界の入り口として有利になる |
| 基本情報技術者試験 | ITエンジニアの登竜門として、多くの企業で評価される |
どの資格を取るかは、自分がどんな仕事をしたいのかによって異なりますが「就職に活かせる」「実務に直結する」といった観点で選ぶと良いでしょう。
4. スキルを積むためにスクールや職業訓練校を受講する
大学中退者が人生終了にならないための進路は、スクールや職業訓練校で専門スキルを学ぶことです。
学歴に頼らずスキルを身につければ、就職やキャリアアップのチャンスを広げられます。
職業訓練校とは、厚生労働省が運営するスキル習得のための公的な教育機関です。
主に、求職者や未経験者が新たなスキルを身につけ、就職しやすくなるよう支援する目的で運営されています。
一方、スクールは民間企業や専門学校が運営する教育機関なので有料の場合がほとんどですが、カリキュラムが豊富で専門スキルを深く学べるのが特徴です。
以下に、職業訓練校やスクールで受講できるコースを紹介します。
| コース例 | 特徴やメリット |
|---|---|
| パソコン基礎・Officeソフト習得 | 基本的なPCスキルを習得する |
| Webプログラミング | Webサイトやアプリを作れるスキルを習得する |
| 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級) | 介護業界で働くための基本資格を取得する |
職業訓練校とスクールのどちらを選ぶかは、就職を優先するのか、特定のスキルを極めたいのかによって決めると良いでしょう。
5. 他の大学に編入する
「大卒の学歴を手にしたい」「別の分野を深く学びたい」と考え、中退後に他の大学への編入を目指す人もいます。
編入とは、他の大学の2年次や3年次などから入学できる制度です。
大学によって編入条件は異なりますが、一般的には「元の大学に2年以上在学していること」や「62単位以上取得していること」が主な条件です。
文部科学省の調査を見ても、大学中退理由の第1位は「転学・進路変更など(22.3%)※」となっており、別の学校で再スタートを切る人が多いことが分かります。
編入について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
※出典:文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
6. 専門学校に入学する
大学中退後に専門学校に進学する人は、一定数います。
費用がかかったり数年間通う必要があったりするため、誰にでもできる選択ではありませんが、以下のような目的があるならば、専門学校への入学には意義があります。
- 専門学校へ通わないと取得できない資格がほしい
- やりたい仕事のために、専門学校で学ぶことが必須
注意点としては、専門学校のレベルはさまざまで、なかにはあまり満足いく授業が受けられない学校もある点です。専門学校への進学を検討する場合、学校選びは慎重になりましょう。また、学費をどうするのかも必ず考えておきましょう。
7. 公務員試験に挑戦する
公務員試験は、大学中退者にも平等にチャンスがある試験です。
実際に、大学中退後に公務員試験に受かり、採用された人もいます。
公務員の仕事が自分の気質に合うかどうかは人によりますが、安定を手にできることは間違いないため、本気でなりたいのであれば目指すのもひとつの手段です。大学中退の経歴があっても公務員になることができれば、自分に自信もつくでしょう。
ただし、不合格のままズルズルと年齢を重ねてしまうこともある点には要注意です。最初から、区切りを決めて目指したほうがよいでしょう。
8. 海外へ留学する
大学を中退した後に、新たな学びの場として海外留学を選ぶことも可能です。
語学力を向上させたり、専門スキルを学んだりすることで、将来のキャリアを広げられます。
英語を学ぶ語学留学や、実践的なスキルを身につける専門学校留学など、さまざまな選択肢があるため、目的に合った方法を選びましょう。
留学には費用や準備が必要ですが、目的を明確にしてしっかり計画を立てれば、将来に活かせる貴重な経験になります。
9. 何もせず今後の方向性をゆっくり考える
大学中退後、何もせず今後の方向性をゆっくり考えるのも一つの進路です。
精神的な疲れや将来への不安から、しばらく何もせずにゆっくりと考えたいと思う人もいます。
じっくり将来の方向性を考えることは重要ですが、何もせずに過ごす期間が長くなると、ニート状態に陥る可能性があります。
ニート期間が長いと起こるデメリットは、以下のとおりです。
- 就職が難しくなる
- 未経験可の求人でも不利になる
- 貯金ができず、生活が不安定になる
何もしない期間が長いほど就職が難しくなるため、早めに就職やスキル習得を考え、行動することが大切です。


大学中退後に正社員就職に成功した6つの事例
大学中退後に就職活動に取り組み、正社員就職を実現した6名の体験談を紹介します。
就職成功者に共通しているのは、中退理由を前向きな形で説明できるように準備し、自分の強みや将来の目標などを選考の場でしっかりとアピールできたことです。
就職支援サービスに登録し、“就職のプロ”からの客観的なアドバイスを素直に受け止めながら就活を進めていた点も共通しています。
6つの成功事例を参考に、正社員就職を目指しましょう。
1. 突然の大学中退から就職を成功させた事例
| 大学中退から就職成功までの流れ | 主な出来事 |
|---|---|
| 大学3年大学中退を決断 | ・弟の医学部進学と祖母の病気により、学費の用意が困難に ・奨学金の申請も間に合わず、継続が難しくなったことから退学を決意 |
| 就職活動を決断 | アルバイト先の社員登用を断り、自力で就職活動を決意 |
| 就職エージェントの利用 | 就職支援サービスでビジネスマナー研修と集団面接会に参加 |
| 内定 | ブライダル業界の企業に就職成功 |
【就職活動での不安と解決方法】
この事例では「短期間で就職先を決められるか」という点を大きな不安に感じていたようです。アルバイトのシフトを減らすと生活が厳しくなる一方、家族を支えるためにも早期就職が必要だったためです。
しかし不安は、就職エージェントの丁寧なビジネスマナー研修とスピーディーな選考システムによって解決しています。
集団面接で一度は不採用となったものの、すぐに別の企業紹介があり、その後はスムーズに内定を獲得できたとのことです。
【就職成功してよかったこと】
社員が仲良しで笑顔溢れる会社に入社できたことが良かった点として挙げています。
お客様にも同僚にも恵まれていると実感しながら働ける環境を、手に入れることができたそうです。
参考:ジェイック就職カレッジ®︎『就活が不安な人にこそ使ってもらいたい』
2. 留年が決まり中退してから就職を成功させた事例
| 大学中退から就職成功までの流れ | 主な出来事 |
|---|---|
| 大学4年で中退を決断 | ・単位不足で留年が決定 ・働くことを決意し中退を選択 |
| 就職活動開始 | ・中退理由の整理とやりたいことが分からない不安を就職エージェントに相談 ・集団面接会に参加 |
| 内定 | 成長の可能性を評価され、成長機会に恵まれた企業から内定獲得 |
【就職活動での不安と解決方法】
中退した自分に負い目を感じ「中退した自分を雇ってくれる会社なんてあるのだろうか」と完全に自信を失っていた事例です。
しかし、就職エージェントの就活講座で少しずつ自己肯定感が蘇り「就職してもっと成長したい」という前向きな気持ちへと変化できたとのことです。
【就職成功してよかったこと】
「細かい商談スキルをじっくり勉強できる」「成長の機会に恵まれた環境で働けている」と喜んでいる様子でした。
お客様との信頼関係を築ける職場環境を手に入れることができたそうです。
参考:ジェイック就職カレッジ®︎『中退で失いかけていた自信を取り戻せた』
3. 教員免許を取れる大学を中退し、就職を成功させた事例
| 大学中退から就職成功までの流れ | 主な出来事 |
|---|---|
| 2年次に大学中退を決意 | ・コロナの影響で大学に行けず、意欲が低下 ・教師を目指していたが、人生を懸ける覚悟を持てなかった ・留年が決まり、パートナーとの別れも経験 |
| 就職に気持ちが傾く | 高卒の友人と話すうちに、就職への前向きなイメージが湧く |
| 就職活動開始 | ・「まずは一度就活をしてみたら?」とキャリアコンサルタントに言われ、就職エージェントに登録 ・同じように悩む中退者と出会い、勇気をもらう |
| 内定 | 面接会で3社から内定を獲得 |
【就職活動での不安と解決方法】
留年が決まり、教師という夢も諦めた自分自身に対し、「社会不適合者になるかも…」という不安を抱えていたY.Tさん。
しかし中退者支援に特化した就職エージェントに相談したところ、過去を否定されず、理解を示してくれたことで前を向けたようです。
「就職に本気で取り組む姿勢を見せましょう」という言葉も転機となり、就活へと真剣に踏み出しました。
【就職成功してよかったこと】
一人暮らしを始めたことで「親の愛に気づけた」と話すY.Tさん。
実家で親任せの日々を送っていた大学時代と比べ、就職後は食事や洗濯、掃除の大変さを実感したことで親への感謝の気持ちが深まったそうです。
参考:ジェイック就職カレッジ®︎『中退の選択が正しかったと証明したい』
4. 卒業間近で中退して就職を成功させた事例
| 主な出来事大学中退から就職成功までの流れ | 主な出来事 |
|---|---|
| 4年の冬に大学を中退 | ・テニス部を引退後、大学に通う意味を見失う ・授業をサボるようになり、卒業に必要な単位を落として留年が確定 |
| 就職を決意 | 先に就職した同級生の姿に感化され、就活に踏み出す |
| 就職活動開始 | ・プロのサポートを受けるため就職エージェントに登録 ・講座への参加や面接練習を通じ、中退理由の伝え方を改善 |
| 内定 | 「就活軸」を全て満たす施工管理会社から内定を獲得 |
【就職活動での不安と解決方法】
「中退して本当に就職できるのかな」と不安を抱えていましたが、就職エージェントのアドバイザーから「中退者でも就職できる」と励まされ、前向きに取り組めたといいます。
中退理由の答え方について具体的なアドバイスを受けたことで、前向きな内容に変わったことにも驚いたようです。
【就職成功してよかったこと】
当初は施工管理という職業を知らなかったものの、「自分が今後なりたい姿を叶えられる仕事」だと感じたR.Aさん。
「人と関わる仕事」「資格が必要な仕事」「手に職がつく仕事」という3つの軸を満たす会社にも出会い、面接の最後に「ぜひうちに来てください」と言われたときはとても嬉しかったと語っています。
参考:ジェイック就職カレッジ®︎『想像以上に手厚いサポートを受けて憧れの職へ!』
5. 中退後のフリーター生活を経て就職を成功させた事例
| 大学中退から就職成功までの流れ | 主な出来事 |
|---|---|
| 4年次に大学中退 | ・吹奏楽サークルに熱中していた一方で、学業への意欲は持てなかった ・コロナ禍でモチベーションがさらに下がり、単位不足により留年が確定 |
| 就職を決意 | ・中退後はフリーター生活を送る ・中退から1年が経ち、同世代の友人たちが働く姿に劣等感を抱くようになる |
| 就職活動開始 | ・「フリーター就職」を調べて見つけた就職エージェントに登録 ・多くの企業と一度に出会える集団面接会に参加 |
| 内定 | 学部時代の専攻(物理)と関連が深い、超音波溶接機メーカーから内定を獲得 |
【就職活動での不安と解決方法】
大学中退後はやりたいことも進むべき方向も見えず、「お先真っ暗」と感じていたといいます。
しかし就職エージェントに登録し、講師から明るく励まされたことで前向きに就職活動に取り組めるようになりました。
【就職成功してよかったこと】
就活講座の中で「主体性」について学べたことが、大きな成長につながったといいます。
入社後も主体性を意識して行動したことで先輩との距離が縮まり、仕事を教えてもらいやすくなり、困ったときに相談しやすい関係も築くことができ、“職場での居場所”ができたと実感できたようです。
参考:ジェイック就職カレッジ®︎『就活を通して自信を取り戻せた』
6. 経済的な事情で大学を中退し、就職を成功させた事例
| 大学中退から就職成功までの流れ | 主な出来事 |
|---|---|
| 大学を中退 | 保育士を目指していたが、家庭の経済的な事情により通学が難しくなる |
| 正社員就職を決意 | ・保育補助のパート勤務も検討したが、安定性が欠けると感じて「子供と関わる仕事」はいったん諦める ・経済的な安定を最優先に、一般企業への就職を目指すことを決意 |
| 就職活動開始 | ・就職エージェントに登録 ・2日間で20社と会える面接会に参加 |
| 内定 | 第一志望の企業から、特例として1次面接の段階で内定を獲得 |
【就職活動での不安と解決方法】
中退当時は、求人を見ても「大卒限定」や「要資格」といった条件が多く、絶望にも似た気持ちを抱いていたといいます。
しかし、就職エージェントを通じて中退者向けの就活方法や面接のポイントを学び、同じ境遇で努力する仲間の姿に励まされたことで、就活に前向きに取り組めるようになりました。
【就職成功してよかったこと】
「中退は、長い人生の中の一つの経験に過ぎない」と話すUさん。
保育士という夢をいったん諦めたものの、「子供と関わる仕事」に挑戦できなくなったわけではない、と考えられるようになったようです。
だからこそ、まずは入社した会社で成長することを目標に、前を向いて歩んでいきたいと語っています。
参考:ジェイック就職カレッジ®︎『中退して人生は終わり・・・じゃない!』
大学中退の実態
大学中退の実態は、多くの人が想像するほど深刻ではありません。
中退後でも学歴不問の仕事や公務員など、さまざまな職業に就ける可能性があるためです。
さらに入社してから実績を積めば、就業経験が今後のアピールポイントとなります。
今後転職する際は即戦力かどうかが重視されるようになるため「大学中退」という肩書きよりも、実務経験や成果が重視されるようになるでしょう。
大学中退の実態を正しく理解したうえで、自分に合った将来を具体的に考えてみてください。
1. 大学中退者の割合は約2%である
文部科学省の令和5年度の調査によると、大学在学者のうち中退した人の割合は2.04%(53,470人) でした。
つまり、およそ100人に2人の割合で中退していることになります。
一方、短期大学の中退率は3.95%(3,240人)と、大学よりも高くなっています。
なお、大学と短大を合わせた中退者数は56,710人、全体の中退率は2.10%です。
▼学歴別の中退率・中退者数(令和5年度)
| 学歴 | 学生数に占める中退者数の割合 | 中退者数 |
|---|---|---|
| 大学 | 2.04% | 53,470人 |
| 短期大学 | 3.95% | 3,240人 |
| 大学院(修士課程・専門職学位課程) | 2.60% | 4,986人 |
| 大学院(博士課程) | 3.49% | 2,661人 |
| 高等専門学校 | 2.09% | 1,183人 |
出典:文部科学省「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
2. 大学中退の理由は「転学・進路変更」が多い
文部科学省の令和5年度の調査によると、大学・短大・高専・大学院など全ての中退者を対象にしたデータにおいて、中退理由として最も多かったのは「転学・進路変更等(22.0%)」でした。
その次に「学生生活不適応・修学意欲低下(16.5%)」が続いています。
以下の表からも見て取れるように、中退の背景には学業以外の選択肢への転向や、環境に適応する難しさ、経済的事情など、様々な理由があることが分かります。
▼中退理由(令和5年度)
| 中退理由 | 割合 |
|---|---|
| 転学・進路変更等 | 22.0% |
| 学生生活不適応・修学意欲低下 | 16.5% |
| 就職・起業等 | 14.4% |
| 経済的困窮 | 13.6% |
| 学力不振 | 7.3% |
| 精神疾患 | 6.6% |
| 病気・けが・死亡 | 4.1% |
| 海外留学 | 0.7% |
| その他 | 13.8% |
| 不明 | 1.0% |
出典:文部科学省「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について ※複合的な理由による中退の場合には、もっとも中心的な理由に分類」
3. 大学を中退する人は何年生が多い?
「2023年度中退データ集」によると、大学の中退時期として最も多いのは入学2年目で、全体の24.3%を占めています(文理計)。
文系では3年目と4年目の中退がそれぞれ多く、次に2年目が続きます。
一方、理系は2年目と3年目が最も多いことが特徴です。
文理によって多少の差はあるものの、どちらも1年目の中退は比較的少なく、大学生活の中盤に差し掛かる時期に中退する学生が多いことは共通しています。
| 入学後何年目に中退したか(中退予定か) | 文理計 | 文系 | 理系 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 15.6% | 14.1% | 13.2% |
| 2年目 | 24.3% | 22.8% | 23.2% |
| 3年目 | 23.1% | 24.8% | 23.2% |
| 4年目 | 20.9% | 24.8% | 19.2% |
| 5年目 | 10.9% | 9.4% | 13.9% |
| 6年目 | 3.4% | 2.0% | 5.3% |
| 7年目 | 1.6% | 2.0% | 1.3% |
| 8年目 | 0.3% | - | 0.7% |
出典:JAIC「2023年度中退データ集|Q10.実際に中退をしたのは(する予定なのは)入学後何年目か(文系理系別)」


3. 高卒でもできる仕事がある
大学中退者の最終学歴は高卒ですが、学歴不問の求人や公務員、資格を活かした専門職などチャレンジできる仕事は豊富にあります。
それぞれの解説は以下をご覧ください。
高卒でもできる仕事:学歴不問の仕事
学歴不問の仕事は、高卒でもチャレンジしやすい仕事です。人材不足が深刻化している企業は学歴よりも応募者の人柄や働く意欲を重視する傾向があります。
特に入社後に丁寧な研修制度が用意されている企業であれば、業務に関するスキルがまったくない状態からでもスタートできます。研修を通じて必要な知識や技術を身につけられるため、未経験者でも安心して働き始められるでしょう。
学歴不問でよく募集されている職種は主に次のとおりです。
- 販売スタッフ
- 製造スタッフ
- ドライバー
- 介護スタッフ
- 飲食店スタッフ
学歴に左右されない環境だからこそ、努力次第で収入やポジションを上げることが可能です
。
大学を中退したら「人生終了」と悲観する必要はないでしょう。
高卒でもできる仕事:公務員
公務員も高卒でチャレンジできる仕事です。大学中退により最終学歴が高校卒業となっても、国家公務員・地方公務員ともに高卒枠での採用が実施されています。
国家公務員と地方公務員の基本的な違いは以下の表にまとめました。
| 項目 | 国家公務員 | 地方公務員 |
|---|---|---|
| 勤務先 | 中央省庁、出先機関 | 都道府県、市町村 |
| 転勤範囲 | 全国 | 管轄地域内 |
| 給与水準 | 国家公務員法などを遵守 | 各自治体の基準 |
次に高卒者による国家公務員の採用状況を見てみましょう。
| 区分 | 高卒職員数 |
|---|---|
| 国家公務員 | 71,427人 |
| 地方公務員 | 43,948人 |
人数を比較すると地方公務員の方が国家公務員よりも人員が多く、狙いやすいと言えます。
ただ、国家公務員も地方公務員も教養試験と面接に合格しなければなりません。
教養試験は文章理解や数的処理、社会科学など高校レベルではあるものの幅広い知識が問われます。
できるだけ早く公務員になりたい方は、公務員試験合格を目指せるスクールに通うのが近道でしょう。
国家公務員数参考:人事院『令和5年国家公務員給与等実態調査 報告書』
地方公務員数参考:総務省『第1 調査結果の概要』
高卒でもできる仕事:資格があれば就きやすい仕事
学歴よりも専門知識を証明する資格を重視する仕事は、大学中退者にぴったりです。
建築関連の仕事なら施工管理、プログラミングに興味があればIT関連の資格など、自分の興味や適性に合わせて取得する資格を選ぶとよいでしょう。
資格を活かせば学歴に関係なく専門性をアピールできるため、大学を中退しても「人生終了」と思わずにすむはずです。
無資格者よりも即戦力だと評価してもらいやすいため、好待遇で採用してもらえる可能性もあります。
大学中退者におすすめの資格一覧を以下の表にまとめました。ぜひ、参考にしてください
| 資格名 | 活かせる仕事 | 合格率 |
|---|---|---|
| 簿記 | 経理、事務、経営・戦略コンサルティング | ・3級:41.7%・2級:37.5% |
| 宅地建物取引士 | 不動産営業、不動産管理者 | 18.6% |
| 基本情報技術者 | システムエンジニア、プログラマー | 56.4% |
参考:日本商工会議所『【日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験】受験者データを掲載しました(2025年4月~6月)』
参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構『令和6年度宅地建物取引士資格試験結果の概要』参考:スタディング『基本情報技術者試験の合格率は?』
大学中退者がとるべき資格について詳しく知りたい方は「大学中退者がとるべき資格とは?取得で有利になる資格も解説!」の記事を参考にしてください。
4. 就職すると学歴よりも実績の方が重要視される
学歴に自信がない人でも、就職して経験を積めば将来的に実績が評価される可能性があります。転職する際、企業は即戦力人材かどうかを重視する傾向にあるためです。
厚生労働省の調査でも、企業が中途採用を行う際は将来の活躍が期待できる人材よりも、即戦力人材を採用する割合の方が多いとわかりました。
| 採用方針 | 企業が回答した割合 |
|---|---|
| 即戦力として活躍できる人材を採用 | 72.3% |
| 将来活躍できる人材を採用 | 26.3% |
参考:厚生労働省『中途採用・経験者採用者が活躍する企業における情報公表その他取組に関する調査研究結果報 』
※割合の算出方法:「○○(各採用方針)に近い」「どちらかといえば○○(各採用方針)に近い」と企業が回答した割合を合計して算出
「大学を中退したことで人生終了になるのか」と今は悩むかもしれませんが、入社してから経験を積み、実績を作れば十分に挽回できるでしょう。


大学中退後の就職活動がうまくいかない原因と対処法
大学中退後、就職活動を始めたもののなかなかうまくいかず「人生終了」と思っている方は、就職活動のアプローチに問題があるかもしれません。
なぜなら、大学中退者は大学内で就職支援を受けることができず、非効率な方法で就職活動を行っているケースが多いためです。
「大学を中退すると人生終了」という思い込みを捨て、具体的な課題を一つずつ改善していけば必ず道は開けるでしょう。詳しくお伝えします。
1. 条件をこだわりすぎている
条件にこだわりすぎていると、応募できる求人が大幅に減ってしまいます。
「大企業しか応募したくない」「完全週休二日制以外ありえない」のように条件を狭めてしまうと、なかなか応募先は見つからないでしょう。
本当は自分に合う会社があっても、応募しない限りは企業側に興味を持ってもらえません。
最初から条件を絞りすぎると、チャンスを逃してしまう可能性があります。
条件をこだわりすぎてしまう時の対処法
条件にこだわりすぎてしまう時は、絶対に譲れないポイントが叶っていれば応募すると決めるのをおすすめします。すべての条件を満たす完璧な会社を探すよりも、重要な条件をクリアしている企業に対して応募することが重要です。
仮に完全週休二日制が叶わなくても、会社の雰囲気が良ければ出社が苦にならない場合もあります。逆に、条件面が理想的だと思って入社した会社でも、人間関係が悪くて辞めたくなる可能性もあるでしょう。
働きやすさは条件だけで判断できません。
面接で職場の雰囲気を確認したり、実際に働いている人の話を聞いたりして、総合的に判断するのがおすすめです。
2. 自分に合う求人が分からない
自分の強みや今後やりたい仕事が決まっていないと、求人を見ても自分に合っているかどうかが分からず応募できなくなる場合があります。
明確な基準がないため、どの求人に応募すべきか判断に迷ってしまうためです。
自分に向いているかどうかよりも、憧れていた仕事や条件の良い仕事ばかりを見てしまうこともあるでしょう。
また、大学中退で自分に自信を失っている場合は、ただ求人をぼんやり眺め、応募に踏み切れない状況に陥ってしまう人もいるはずです。
自分に合う求人が分からない時の対処法
自分に合う求人が分からない時は、自己分析で自分について深く知りましょう。
客観的に自分を見つめ直すと、どのような仕事が向いているのかが明確になるためです。
まず、絶対に避けたい労働環境と働きやすいと思える環境を思い浮かべてメモに起こします。「残業が多すぎる職場は避けたい」「チームワークを大切にする会社で働きたい」のように考えを整理すると、応募求人が定まりやすくなります。
また、過去に人から褒められた作業や、時間を忘れるくらい没頭できた作業を振り返るのも効果的です。経験を活かせる仕事なら長続きしやすく、成果も出しやすいでしょう。
一人で考えるのが難しい場合は、家族や知人、キャリアアドバイザーに相談して客観的な意見を求めるのもおすすめです。
第三者の視点から見た強みや適性を教えてもらえるかもしれません。
3. 求人の探し方が限定されている
求人の探し方が限定されていると、応募したいと思える求人と出会えない可能性が高いでしょう。
求人サイトを1社しか使っていない、ハローワークしか見ていないなど、情報収集の幅が狭いと選択肢が少なくなってしまうためです。
また、企業が求人を掲載しているサービスはそれぞれ異なるため、利用する就職支援サービスが限られていると、優良求人を見逃してしまう可能性があります。
求人の探し方が限定されている時の対処法
求人の探し方が限定されている時は、複数の求人サイトもしくは就職エージェントを活用しましょう。
やりたい仕事に特化した業界専門エージェントや、20代向けの就職エージェントを利用すれば、未経験からチャレンジできる優良求人と出会える可能性があります。
就職エージェントでは、登録すると担当のキャリアアドバイザーがつくため、求人選びに迷った時はいつでも相談できます。
履歴書の書き方や面接対策などもサポートしてもらえるので、一人で就職活動を進めるより効率的です。
一般的な求人サイトは求人情報を見るだけのサービスですが、就職エージェントなら専門家のアドバイスを受けながら就職活動を行えるでしょう。
4. 選考対策が十分ではない
大学中退後の就職活動がうまくいかない原因は、選考対策が十分ではない可能性があります。
積極的に応募してもなかなか通過しない場合は、応募書類や面接での対応に問題があるかもしれません。
特に一人で就職活動をしていると、自分の課題を見つけるのは困難です。
客観的な視点がないため、同じところで何度もつまづいてしまい、結果的に就職活動がうまくいかない状況が続く可能性が高いでしょう。
選考対策が十分ではないと感じる時の対処法
選考対策が十分ではないと感じる時は、就職エージェントやハローワークに相談するのがおすすめです。担当者は数多くの応募書類を見たり、面接対策をしてきた経験が豊富だからこそ的確なアドバイスが期待できます。
自分では見つけられなかった課題を指摘してもらえる可能性があるので、改善できれば選考通過につながりやすくなるでしょう。
就職エージェントやハローワークを試してみたいと思う方は、以下の特徴を見て自分に合う方を選んでみてください。
| 項目 | 就職エージェント | ハローワーク |
|---|---|---|
| サポート内容 | 個別カウンセリング、書類添削、面接練習 | 職業相談、セミナー、職業訓練紹介 |
| 求人の質 | 大手からベンチャーまで幅広い求人あり | 地元企業の求人が中心 |
| 専門性 | 業界や職種に特化したサービスあり | 業界や職種に特化したサービスなし |
大学中退しても人生終了にならないためのポイント
大学を中退しても、「失敗」ではなく「選択」と捉えることができれば“人生終了”にはなりません。むしろ前向きに人生を歩んでいくきっかけにもなります。
新たに目標を立てるなど、自分が情熱を注げることを見つけるのもおすすめです。
スキルアップや資格の取得に挑戦する、学歴不問の求人に応募する、正社員登用を目指して働くなど、こうした行動を着実に重ねることで安定した生活を築ける可能性もあります。
就職活動では、「なぜ中退したのか」を前向きに伝える準備や、ポータブルスキルを伝えられる自己PRを考えておくことで、企業からの評価を高められるでしょう。
方法1:大学中退から就活の期間を空けない
企業からの印象を良くできるため、大学中退後はすぐに就活を始めましょう。
中退者の採用にあたり、「意欲が低い人なのでは?」といった懸念を抱く企業は少なくありません。
たとえば学業不振で中退した場合、「勉強への意欲が低いということは、仕事への意欲も低いかもしれない」と受け取られることもあるのです。
このとき中退後に何もしていない時間が長いと、そうした印象を強めてしまいます。
一方で、すぐに就職活動を始めると「就職意欲が高い」「前向きに行動している」として評価されやすく、ネガティブな印象を払拭できる可能性があるのです。
方法2:プライドを捨てる
大学中退者に限ったことではありませんが、はじめての就職活動では、自分は世の中から否定されている、必要とされていないのではといった気持ちに陥りがちです。通常の学生でもそうなのですから、中退者であればなおさらです。
書類の時点で落とされたり、せっかく面接へ行っても「なんで中退したの?」と厳しく追及されたり、「うちの会社も続かないんじゃない?」と言われてしまったりと、つらい思いをすることはどうしてもあるでしょう。
しかし、変なプライドは捨てましょう。面接官に厳しいことを言われたり非難されても、それはあなたの価値とは無関係です。大学中退という経歴を受け入れ、素直に自分の未熟さを認めることで、かえって人間らしさが出て評価されることがあります。
方法3:中退を「失敗」ではなく「選択」と捉える
前向きな行動と捉えると自信を持って次のステップに進めるため、大学中退は「失敗」ではなく「選択」と考えてみましょう。
「大学を辞めた自分はダメな人間だ」と思い込むと、就職活動や新しい挑戦に消極的になりがちです。しかし「自分に合わない環境から抜け出し、本当にやりたい道を選んだ」と考えると気持ちが前向きになることも多いものです。
たとえば大学の勉強についていけずに辞めた場合は、「早めに自分の適性を見極めて方向転換できた」と捉えるのも一つの方法です。
考え方を少し変えるだけで、中退をポジティブな経験として受け入れられるようになるでしょう。
方法4:目標を設定する
目標を持つと「大学中退=目標達成のために必要なステップ」と捉えることができ、中退後の人生を前向きに歩めるようになります。
この先の未来が見えないと誰でも不安になりますが、「これを目指している」という軸があるだけで不思議と心が落ち着き、自分の人生に意味を感じられるようになります。
たとえば、次のような目標が考えられるでしょう。
- 声優になるために専門学校に入る
- 難関の国家資格を1年で取得する
- 海外で働くために語学留学をする
中退によって“人生終了”としないためにも、中退後の目標をぜひ考えてみてください。
方法5:企業に関する情報を収集する
「就職先を真剣に選んでいる」という姿勢を示せるため、企業研究をしっかり行うことも大切です。
大学中退者の中には、「偏差値が高い」「東京にある」といった理由で大学を選び、学問の内容をよく調べずに入学を決めた人もいます。
結果として授業に興味が持てずに単位を落とし、中退につながるケースも多いのです。
こうした背景がある人の場合、「就職先も深く考えずに選び、またすぐ辞めるかもしれない」と企業から思われることもあります。
このような印象を持たれないためにも、応募企業について徹底的に調べ、就職に対する“本気度”をアピールすることが欠かせないのです。


方法6:スキルアップや資格取得を目指す
学習意欲の高さをアピールできるため、スキルアップや資格取得も効果的です。
社会に出ると新しい知識やスキルを身に付ける場面が多いこともあり、「学ぶ姿勢」は重要な評価項目の一つです。
その点、大学中退者はどうしても 「学習意欲が低いのでは?」と思われやすく、評価が下がってしまいます。
そのため、まずは希望する業界・職種に関わる勉強を始めてみましょう。
たとえばITエンジニアを目指す場合、国家資格の「基本情報技術者」を取得していると高く評価されます。
「中退して人生終了かも…」と不安な人は、スキルアップや資格取得に挑戦してみてください。
方法7:学歴不問の求人が多い業界を狙う
宿泊・飲食、製造、物流は人手不足が特に深刻で、中退者や高卒者の採用に積極的な企業も多いため、こうした業界への就職も検討してみましょう。
宿泊・飲食業界では、ホテルのフロントスタッフやレストランの接客係など、学歴や経験を問わない求人が豊富です。
製造業では工場のライン作業や検品作業、物流業界では配送ドライバーや倉庫内作業なども、未経験・学歴不問で応募できる仕事が多くあります。
こうした業界では大学中退という経歴よりも、人柄や意欲、将来性を重視する傾向があるため、「中退が不利になるのでは…」と不安な方はぜひ応募してみましょう。
方法8:派遣やアルバイトから正社員登用を目指す
派遣やアルバイトから正社員を目指せる道もあるため、たとえ大学中退後すぐに正社員として働けなくても”人生終了”と落ち込む必要はありません。
たとえば「紹介予定派遣」として働くと、一定期間の派遣就業のあと、本人と企業の合意があれば正社員として雇用されるケースもあります。
「正社員登用制度」がある職場でアルバイトとして働くと、実績や能力が認められれば正社員として登用される可能性もあるのです。
少し遠回りにはなりますが、正社員への道はいくつも用意されています。
チャンスはまだまだ残されているので、前向きな気持ちは失わないようにしましょう。
方法9:面接マナーをわきまえておく
「この人であれば信頼できる」と思ってもらうためにも、面接マナーを理解することも重要です。
挨拶や身だしなみが適当だと、「仕事も手を抜くのでは?」「“会社の顔”として取引先に会わせられない」と面接官から思われてしまうことがあります。
一方で、服装や入退室の所作、言葉遣いがきちんとしている人は「社会に出る準備をしっかり整えている」「安心して仕事を任せられる」として高く評価されるでしょう。
マナーが悪いと全体的な印象も下がってしまうので、面接マナーについてもしっかりと押さえておきましょう。
具体的なマナーは、以下の記事を参考にしてみてください。
方法10:なぜ大学を中退したか答えられるようにする
「中退理由」は面接でほぼ確実に質問されるため、明確に答えられるように準備しておきましょう。
回答のポイントは、できるだけ“前向きな表現”で伝えることです。
たとえば「授業についていけなかったので中退しました」とだけ話すと、「忍耐力がない人」と受け取られてしまう恐れがあります。
一方で「興味関心のある分野や将来の夢を考えてみた結果、別の道に進む決意をしました」と伝えると前向きな印象を与えられるでしょう。
面接官は中退の背景を聞くことで、「どんな考え方をする人なのか」「入社後に同じことを繰り返さないか」を見ています。
ネガティブな印象を持たれないためにも、中退理由を話すときは“前向きな表現”に変換して伝えましょう。
経済的な理由で大学を中退した際の例文
大学を経済的な理由で中退した場合「お金がなくて辞めた」とそのまま伝えると、消極的な印象を与えてしまいます。
また、アルバイトをしながら学費を工面できなかったのかと思われる可能性も高いです。
そのため「経済的な理由で中退した」だけでなく、学費を工面するために努力したが継続が難しくなった経緯や、その後の学びや経験も伝えましょう。
大学では〇〇を学んでいましたが、家計の事情で学費の支払いが難しくなりました。
アルバイトを増やして家計を支えようとしましたが、学業との両立が難しく、やむを得ず中退を決断しました。
しかし、ただ諦めるのではなく、働きながら〇〇のスキルを独学で学び、実務の中で活かせるよう努力してきました。
このように伝えることで、中退がマイナスの印象にならず、困難を乗り越え、努力し続ける人というポジティブな評価につながります。
学業不振が理由で大学を中退した際の例文
学業不振が理由で大学を中退した場合、面接での説明には慎重さが必要です。
単に「勉強が苦手だった」「ついていけなかった」と伝えると、粘り強さがない、努力しない人という印象を与えてしまう可能性があります。
しかし、その経験から何を学び、どのように行動を変えたのかをしっかり伝えれば、前向きな印象に変えられるでしょう。
大学では◯◯を専攻していましたが、学習方法が自分に合わず、思うように成果を出せませんでした。当時は効率的な学習計画を立てることができず、結果的に単位を取得できなかったため中退という選択をしました。しかし、この経験から、目標達成には計画的な努力が必要であることを痛感し、現在はその経験を活かして資格取得に取り組んでいます。
このように、学業以外の経験(資格取得、スキル習得など)を話すことで、努力を継続できる人であることを伝えると良い印象につながります。
学びたい内容ではなく大学を中退した際の例文
大学を中退した理由が「学びたい内容と合わなかったから」という場合、面接での伝え方には注意が必要です。
「思っていた学問と違った」と伝えると、途中で投げ出す印象を与えたり、物事を深く考えずに決めたと思われたりする可能性があります。
そのため、単なるミスマッチではなく、その経験をどう活かし、その後どのような行動をとったかを伝えることが大切です。
大学では〇〇を専攻していましたが、学ぶうちに自分の興味が別の分野にあることに気づきました。当初は大学を続けることも考えましたが、改めて自分の将来を見つめ直したいと思った結果、新しい道へ進む決断をしました。その後、〇〇(例:関連する仕事・資格取得)を通じて実践的なスキルを身につけています。
このように伝え方を工夫することで、中退がマイナス評価にならず、主体的にキャリアを考え、行動できる人物として評価される可能性が高まります。
人間関係がうまくいかず大学を中退した際の例文
大学を人間関係が理由で中退した場合、そのまま伝えてしまうと「対人スキルに問題があるのでは?」「職場でも同じようにトラブルを抱えるのでは?」といった懸念を持たれる可能性があります。
大学を辞めたこと自体が問題ではなく、大切なのはその経験をどう受け止め、成長につなげたかです。伝え方を工夫し、ネガティブな印象を避けながら、学びや成長をアピールしましょう。
大学では〇〇を学んでいましたが、思うように馴染めず、悩むことがありました。中退後は社会経験を積むためにアルバイトをしながら、接客やチームでの仕事を経験し、人との関わり方や円滑なコミュニケーションの大切さを学びました。現在は、以前よりも積極的に人と関わり、状況に応じた対応ができるようになったと感じています。
このように伝えることで「変化に対応しながら成長できる人材」として前向きに評価されやすくなります。
病気やケガが理由で大学を中退した際の例文
病気やケガが理由で大学を中退した場合「体調は回復しているのか?」「今後も継続して働けるのか?」といった不安を持たれる可能性があります。
そのため、病状の説明は簡潔にとどめ、現在は支障なく働けることや、その経験を通じて得た学びを伝えましょう。
大学在学中に体調を崩し、通学が難しくなったため、やむを得ず中退を決断しました。しかし、現在は体調も回復し、問題なく働くことができます。中退後は、〇〇の仕事を通じて実務経験を積み、社会人として必要なスキルを身につけてきました。
現在も通院や治療を継続している場合は、日常生活や業務に支障がないがないことを伝えましょう。適切な伝え方をすれば「業務に支障なく働けること」や「健康を維持する意識があること」が伝わり、企業の安心感につながります。
方法11:ポータブルスキルをアピールする
入社後に幅広く活躍できることを示せるため、ポータブルスキルも積極的にアピールしましょう。
ポータブルスキルとは「業種や職種が変わっても持ち運びができるスキル」のことで、計画力やコミュニケーション力、柔軟な対応力などが代表的です。
これらは、事務職・営業・マーケティングなど、どの仕事にも共通して必要なスキルです。特に20代のうちは複数の仕事を経験させる企業が多いため、ポータブルスキルがある人は「どんな仕事にも対応できる人」として高く評価されます。
以上の理由から、自己PRなどではポータブルスキルを意識的に伝えることをおすすめします。
- 計画力
- コミュニケーション力
- 柔軟な対応力・リサーチ力・課題設定力
※参考:厚生労働省「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)」
協調性をアピールする例文
協調性をアピールする例文を紹介します。
高校ではサッカー部に3年間所属し、県大会出場を目指して練習に励みました。
部員それぞれ得意分野が異なる中、私はお互いの強みを活かせるチームづくりが大切だと考え、積極的にメンバー同士の橋渡し役を担いました。
練習中に意見が分かれた時は全員で話し合う場を設けるなど、チームの足並みを揃える行動を続けたことで、3年生最後の大会では念願の県大会出場を果たすことができました。
御社で接客・販売の仕事に就いた際も、チームの連携を大切にしながら、お客様により良いサービスを提供していきたいと考えています。
大学中退から日が浅い場合、上記のように高校時代の話をアピール材料にしてもOKです。
特に「協調性」は業界・職種を問わず重視されるため、チームで取り組んだ経験があればアピールできるようにしておきましょう。
適応力をアピールする例文
適応力をアピールする例文を紹介します。
ボードゲームを5年ほど楽しんでおり、現在は月に数回開催されるイベントに参加しています。
年齢や性別などが異なる初対面の方々と毎回プレイしますが、人見知りをしない性格なこともあり、すぐに場の雰囲気に溶け込み、皆さんと打ち解けてきました。
ある方からは、「◯◯さんがいると場が明るくなるので、初めての人でも安心して参加できますよね」と言っていただいたこともあります。
御社の営業職として新しいお客様とお会いする際も、強みである適応力をもとに、その場に応じた柔軟なコミュニケーションを図っていきたいです。
高校・大学のエピソードが見つからない場合、上記のように趣味の話を活用するのも一つの手です。
どんな経験でも伝え方によっては立派な自己PRになるので、ぜひ広い視点を持ってエピソードを探してみてください。
方法12:高卒も利用できる就職サイトを利用する
もっとも取り組みやすいのが、就職サイトの利用です。
高卒(大学中退者)向けの求人が豊富にある就職サイトを利用したり、中退者の就職に特化したサービスを展開している就職サイトの活用がおすすめです。
大学中退者向けの就職サイトを利用するメリットには、以下があります。
- 中退者向けのサポートを受けられる
- 学歴を重視しない企業と出会える可能性が高まる
- 自力で就職活動をするより、就職成功率が高い
原則無料のため、気軽に利用できます。大学中退者の就職実績・ノウハウが豊富にあるため、適切なサポートを受けながら、自分に合う企業への就職を目指せるところも魅力です。
もちろん、就職サイトを利用したから必ず就職できる保証はないものの、成功の確率は格段にアップするでしょう。


「大学中退 人生終了」によくある質問2選
大学中退で「人生詰んだ」と感じるのは、社会的な期待と現実のギャップに直面するためです。
多くの人が「大学卒業→就職」という一般的なレールから外れると、将来への不安を感じます。就職活動では「大卒以上」の条件に応募できなくなったり、周囲の友人が順調に卒業していく姿に劣等感を抱いたりして、絶望的な気持ちが生まれます。
しかし、多くの大学中退者が就職に成功し、充実したキャリアを築いています。過去を悔やむのではなく、これからどう行動するかに集中することが重要です。
大学中退してもなんとかなります。なぜなら、学歴よりも実績や経験を重視する企業が増えており、最終学歴が高卒でも正社員として働ける職種が多くあるからです。
実際に多くの大学中退者がさまざまな分野で活躍しています。未経験者を積極的に採用している企業が豊富にあるのはもちろん、資格取得や職業訓練を通じて専門スキルを身につければ、さらに良い条件での就職も可能です。
ただし就職活動の準備や自己分析、面接対策など、具体的な努力は必要です。就職支援サービスを活用しながら、計画的に取り組めば道は開けるでしょう。
大学中退でもなんとかなる理由や後悔しやすい人の特徴については「大学中退でもなんとかなる?後悔しやすい人の特徴や進路の選択肢を解説」の記事を参考にしてください。
まとめ
繰り返しになりますが、大学中退をしたからといって人生終了では決してありません。むしろ、そこからがスタートです。
学歴で見れば大卒と比べてハンデはありますが、自分なりにキャリアを築いたり、やりがいある仕事に就いたりすることはもちろん可能です。
大学中退後の就職活動は、自分ひとりで進めるのではなく、専門機関を頼ることをおすすめします。
大学中退者の正社員就職実績が豊富な弊社ジェイックにご相談いただければ、プロのキャリアアドバイザーが、大学中退後のキャリアについてアドバイスいたします。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
大学中退の末路について知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。


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- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている
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