大学中退ニートでも大丈夫!就職できる理由と具体的な就活法を紹介

大学中退ニートでも大丈夫!就職できる理由と具体的な就活法を紹介

大学を中退しても「若さ」などが採用で評価されることは多いので、中退後にニート状態にある方でも正社員就職は可能です。

就活成功のカギは、中退理由を前向きな形に言い換えたり、大学中退者に強い就職支援サービスを利用したりすることです。製造職や営業職のように、未経験からでも挑戦しやすい職種も検討してみましょう。

この記事では、大学を中退してニートになった方でも就職できる理由や、具体的な就活方法を紹介していますので参考にしてみてください。

中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス
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大学中退とニートの関係

調査によると、ニートの状態にある人のうち、およそ3人に1人が「学校を中退した経験」があることが示されています(※)。
このデータからも分かるように、“中退後にニートになる”という流れは決して珍しいことではありません。

なお、大学を卒業した後にニートになる人も多くいます。
卒業・中退問わずニート状態になる人は一定数存在するため、「大学を中退してニートになった」という経歴に対し、深く悲観する必要はありません。

※出典:財団法人 社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書|4.学校歴」p.5

ニートのうち3人に1人は中退者

財団法人社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究報告書」によると、ニート状態にある人のうち、中退経験を持つ人の割合は、以下の通りです。

ニートのうち、中退経験を持つ人の割合
  • 高校中退:12%
  • 専門学校中退:7.7%
  • 大学中退:12%

高校~大学のいずれかを中退してニートになった人の割合は計31.7%です。
ニートのうち約3人に1人は、中退経験があることになります。

なんらかの事情で学校を辞めたものの就職せずニート状態になっている人は、決して少なくはないことがわかるでしょう。大学中退でニートになったのは自分くらいかも」と思う必要はなく、一定数存在しているという事実は知っておきましょう。

大卒ニートも多い

前述の通り、ニートのうち約3人に1人が中退者であり、そのうちの約1割は大学中退です。大学中退者のなかには「大学中退をしてニートになる人が一定数いる=大学中退をした自分はクズ」という発想をしてしまう人もいるかもしれません。

大学中退=クズではないことは当然ですが、そもそも、大学中退者ばかりがニートになるわけでもないことは理解しておくべきです。

世の中には、大学を卒業してからニートになる「大卒ニート」も一定数います。つまり、学歴があるからニートにならないわけでもないですし、大学卒業後、大卒者全員が社会人として働いているわけでもないということです。

学歴があってもニートになる人は一定数いますし、大卒ニートからの就職に苦戦する人もいます。大学中退+ニートという経歴の自分は、なんてクズな人間なんだ」と悲観する必要は決してないのです。

大学中退+ニートという状態から就職に成功して活躍している人もたくさんいますので、安心してください。

大卒ニートに関しては、以下の記事でくわしくご紹介しています。

大卒でニートになる原因や特徴などについても触れていますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

大学中退ニートでも就職できる理由

企業の中には「大学中退者=大学入試を突破できる基礎学力がある人」と評価するところも多く、10代後半から20代前半の「若さ」に期待する企業も少なくありません。
そのため大学中退後にニート状態にあっても、就職できるチャンスは十分にあります。

中退という挫折・失敗は、「人間として大きく成長するための貴重な経験」ともいえます。中退から何を学び、どう反省したかを素直に伝えることで、「誠実さ」などが企業から高く評価されることも多いのです。

大学中退ニートでも就職できる理由

就職できる理由1.中身は「大卒」と大差ないから

大卒でも大学中退でも、その中身に大きな違いがあるわけではありません。大きく見れば、大卒も大学中退も「一定レベルの学力はあるが、社会人経験はない20代の若者」です。

大卒だから優れていて、大学中退だから劣っているというわけでは決してないですし、企業もそのことは理解しています。ただし、採用基準のひとつとして「学歴」という物差しを設ける企業が一定数あるため、大卒のほうが有利になることが多いだけなのです。

大学中退というコンプレックスがあると、就職活動の場では、大卒の人に引け目を感じるかもしれません。しかし実際に企業では、大学中退者でも大卒者よりも高い役職に就いていたり、活躍したりしているケースもたくさんあります。逆に、高学歴でも仕事ができなかったり、入社後につまずいてしまう人も一定数いるのです。

大学中退者は就職という最初の入り口で苦労するだけで、仕事が始まってからはほぼ関係なくなります。中退であることを気にしすぎず、就職活動に取り組みましょう。

就職できる理由2.「若い」というだけでも価値があるから

大学中退をして間もない人の年齢は10~20代前半と、非常に若いはずです。その「若さ」は、就職活動において十分に武器になります。

潜在能力や、入社後に育成することによる成長を期待し採用することを「ポテンシャル採用」と呼びますが、ポテンシャル採用は、若ければ若いほど有利です。

逆にいえば、一定の年齢に達すると、ポテンシャル採用はほぼないと考えてよいでしょう。たとえば30代以降などで就職や転職をする場合は即戦力と見なされるのが一般的で、ポテンシャルよりもスキルや実績、つまり「何ができる人なのか」を重視されるためです。

大学中退後にニートをしていて社会人経験がないとしても、年齢が若ければ企業からの需要は高く、今後を期待して採用される可能性も高いということです。若さゆえのフレッシュさや吸収力、企業の若返りなどの面でも、若手人材を必要とする企業はたくさんあります。

せっかくのチャンスをつかむためにも、早めに就職活動を開始しましょう。

就職できる理由3.失敗した経験をアピールできるから

大学中退者は、全体から見れば「少数派」です。大学に進学した人は、中退するほどの理由やきっかけがないまま卒業する人が大半だからです。

特別な事情や強い意志があっての大学中退ではなく、なんとなく、または何かから逃げるために大学中退をした人の大半は、大学中退という経験をネガティブに捉えているのではないでしょうか。

しかし、失敗や挫折は、人間として大きく成長する機会のひとつです。まだまだ少ない人生経験のなかで、大学中退レベルの大きな失敗経験がある人は少ないといえます。そのため、若くして苦しい経験をしたことが、人生の転機につながることもあるのです。

大学を中退したことを反省していて、今後に活かしたいということをきちんとアピールできれば、むしろその人間性などを高く評価してもらえる可能性があります。前述の通り、若いうちはポテンシャル採用の機会も多いため、中退経験を隠そうとするのではなく、最大限に活かしましょう。

大学中退理由の伝え方について、以下の記事でくわしくご紹介しています。

履歴書や面接などで自分の大学中退理由を上手にアピールしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学中退ニートがすぐに就職活動すべき理由

大学中退後の空白期間(職歴がない期間)が長引くほど就職のハードルは上がるため、ニート状態にある方はできるだけ早く就職活動に取り組むことが大切です。

中退という経験を経たうえで、就職も先延ばしにしてしまうと、困難なことから目を背ける「逃げ癖」がついてしまう恐れもあります。

就活を後回しにすればするほど、気持ちも後ろ向きになりがちです。「自分には正社員就職なんて無理だ」と思い込んでしまう前に、まずは小さな一歩から始めてみましょう。

就活すべき理由1.就職率が下がるから

厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」によると、フリーターとして働いていた期間と、その後の就職率の関係性は、以下のようになっています。

フリーターとして働いていた期間と、その後の就職率の関係性

出典:厚生労働省|若者雇用の現状と対策|「フリーター期間別にみた正社員になれた者の割合(20~29歳)」

フリーター期間が6か月以内では約6割以上が就職に成功している一方で、1~2年は約半数、3年以上経ってからでは約半数以下という結果です。大学中退後のニートも同様に、ニート期間(ブランク期間)が長いほど、就職に不利になる可能性が高まってしまうリスクがあります。

就職率が下がるリスクを示唆するデータとして、厚生労働省「非正規雇用」の「不本意非正規の状況」も参考にしてみます。

正社員として働くことを希望しているにもかかわらず、就職の機会に恵まれずアルバイトなどの非正規雇用で働いている、いわゆる「不本意非正規」の割合は、以下の通りです。(一部抜粋)

  • 15~24歳:9.9%
  • 25~34歳:22.4%

20代前半までの割合が低くなっているのは、たとえば大学中退などでニートになったとしても20代前半までならば中退からの期間も短く、就職活動をすればまだまだ就職できるチャンスも多いことが考えられます。

大学中退後にニートまたはフリーターとして年齢を重ねていくと、将来的に「就職したいのになかなか就職できない」という状態に陥る可能性が高まります。

関連記事:ニートの社会復帰率は?年齢・男女・学歴・雇用形態別の復帰率を解説

就活すべき理由2.逃げ癖がついてしまうから

少し厳しい言い方をすると、経済的なことや病気、家庭の事情などやむを得ない事情がない限り、大学中退はひとつの「逃げ」という見方もできます。

大学中退をしてニートになったとしても、その状態を一生続けられるわけではないでしょう。いずれは、自分で経済的に自立して生活していくことになります。つまり、大学中退後、いつかは就活をしなければいけないということです。

大学中退後に就活をせずにいることも、一種の「逃げ」です。大変なことや難しそうなことから逃げてばかりいると「逃げ癖」がつき、いつまでも自分に自信が持てず、何の成長もしないまま年齢を重ねてしまうリスクがあるのです。

就活すべき理由3.就職意欲が下がってしまうから

大学中退から時間が経過すればするほど「がんばって就職活動をしよう」という意欲がどんどん下がることにもなりかねません。

独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学中退者の就労と意識に関する研究」によると、中退者のうち正社員としての就職を希望すると回答した人は、46%を超える結果となっています。

しかし、実際に大学中退後に就職活動をしたのはそのうちの約3割程度と、決して高くはありません。

中退後すぐはやる気があったものの、どのように就職活動をすればよいのかわからないまま時間が経ったり、数社に応募して落とされただけであきらめてしまったりすると「自分には正社員就職は無理」と思い込み、行動しなくなってしまう人もいるかもしれません。

中退者からよくある相談例
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【最短3ステップ】大学中退ニートが正社員就職を目指す方法

大学中退後、正社員として早く働き始めたいニートの方は、「中退理由」を前向きな形に言い換える、専門の就職支援サービスを頼る、未経験から挑戦しやすい職種を狙う、といった“3つのステップ”を意識してみてください。

中退理由は「反省+現在の意欲」を伝えることがポイントです。

大学中退者の支援に強い就職エージェントなども活用しつつ、営業職をはじめ、未経験でも内定をもらいやすい職種に応募しましょう。

▼正社員就職を目指す3ステップ

1. 「中退理由」を前向きな形に言い換える2. 大学中退者に強い就職支援サービスに相談する3. 未経験でも就職しやすい職種に応募する

ステップ1:「中退理由」を前向きな形に言い換える

面接で中退理由を質問された際は、「理由・反省」→「本質的な原因」→「対策・意欲」という流れで答えるのがおすすめです。

▼中退理由の答え方(※)

1. 反省と共に、理由を素直に伝える~~という理由で、大学を中途退学しました。
~~点を深く反省しています。
2.「本質的な原因」を伝える中途退学に至った原因は、~~と考えています。
3.「対策・意欲」を伝えるこの経験から「~~こと」の重要性を痛感しました。
現在は、~~しています。

※経済的事情など、やむを得ない事情の場合は「反省」や「原因」は伝えなくても構いません。

面接官は「同じ理由で会社を辞めないか」を確認したく、大学を中退した理由を質問します。

そのため、まずは「なぜ中退に至ったのか」という原因を伝え、「今はこう対策しているので、入社後は同じ失敗を繰り返しません」という姿勢を伝えることが大切です。

中退理由を正直に話し、反省している姿を見せることで、「誠実で信頼できる人」というプラスの評価も受けられるでしょう。

中退理由はほぼ確実に質問されるため、次に紹介する例文を参考に回答を用意しておきましょう。

中退理由[1]授業に興味を持てなかった

大学では工学部で先進技術について学んでいましたが、授業への興味関心を維持できずに中途退学しました。

高い学費を両親に払ってもらっていたにも関わらず、学業を最後まで継続できなかった点を深く反省しています。
中退に至った原因は、「理系を専攻しておけば将来が安泰だろう」という安易なイメージだけで進路を選んでしまった点にあると考えています。
この経験から、進路選択においては「入った後のイメージを具体化しておく」ことの重要性を痛感しました。
現在は御社のような製造現場で働くことを目標に、まずは現場の感覚をつかむべく、アルバイトで工場内の製造業務に従事しています。

授業内容に興味を持てず中退した方は、以下の流れで回答を組み立てると前向きな印象を与えられるでしょう。

  1. 入学前後で感じたギャップを話し、「リサーチ不足」を原因として伝える
  2. 「事前の情報収集や、具体的なイメージ作りの大切さ」を学んだと伝える
  3. 仕事理解を深めるための行動をアピールする

中退理由[2]授業が難しくてついていけなかった

授業内容が高度になるにつれて理解が追いつかなくなり、中途退学しました。

当時を振り返ると、自分にとって困難なことから逃げていた点を深く反省しています。
中退に至った原因は、基礎的な理解の積み重ねを疎(おろそ)かにしていたことにあったと考えています。目の前の課題をこなすことに必死で、基礎を振り返る時間を持てず、応用的な内容に入った際についていけなくなりました。
この経験から、「土台を確実に固める」ことの重要性を痛感しています。
現在は事務職として働くことを目標に、簿記2級の取得を目指しています。理解が難しい単元もありますが、簿記3級のテキストに戻って復習するなど、基礎を着実に固めることを意識して学習に取り組んでいます。

授業についていけずに中退した方は、以下の流れで回答を組み立てると前向きな印象を与えられるでしょう。

  1. 「基礎を疎かにしていたこと」を原因として伝える
  2. 「土台を固める大切さ」を学んだと伝える
  3. 就職に向け、基礎知識を積み上げている姿勢をアピールする

中退理由[3]人間関係がイヤになった

研究室内の人間関係をうまく築けず、中途退学しました。

共同研究のリーダーとして「自分が成果を出さないと」と焦るあまり、メンバーとの間に軋轢(あつれき)が生まれてしまいました。
中退に至った原因は、周囲に相談したり、歩み寄ったりする努力が足りなかったことにあると考えています。
この経験から、チームで協働する際は、「周囲と積極的にコミュニケーションを取り、協力し合うこと」の重要性を痛感しました。
現在は接客業のアルバイトに従事しています。幅広い年代の方と接する機会が多くありますが、自分から積極的に声をかけ、同僚やお客様と良好な関係を築けるよう努めています。その結果、現場でも円滑に業務を進めることができています。

人間関係が原因で中退した方は、以下の流れで回答を組み立てると前向きな印象を与えられるでしょう。

  1. 「コミュニケーション不足」を原因として伝える
  2. 「周囲と協力する大切さ」を学んだと伝える
  3. 実際に“人と関わる場面”で改善に努めている姿勢をアピールする

中退理由[4]経済的事情で通えなくなった

家庭の経済的な事情で学業を続けることが難しくなり、中途退学しました。

両親が営んでいた自営業の店舗の経営が立ち行かなくなり、学費を賄(まかな)えなくなったことが理由です。
大学ではスポーツ心理学を専攻しており、学びをさらに深めたかったという心残りは正直ありましたが、今では2年次まで通わせてくれた両親に深く感謝しています。
現在は気持ちを切り替え、家計の負担を減らすため、一人暮らしの資金を貯めることを目標に週4日のアルバイトに励んでいます。
また、御社のようなスポーツ事業を営む会社で活躍したいという思いから、独学でスポーツビジネスについて書かれた専門書を読み、知識の習得に努めています。

経済的事情が原因で中退した方は、以下の流れで回答を組み立てると前向きな印象を与えられるでしょう。

  1. 正直な気持ちと共に、周囲への感謝を添える
  2. 「現在は気持ちを切り替えている」と伝える
  3. 自立や就職に向けた「具体的な行動」をアピールする

中退理由[5]精神的な理由で通えなくなった

体調を崩したことで学業の継続が難しくなり、半年間の休学を経て中途退学しました。

自分自身の体調の変化に気づけず、適切な対処ができなかった点を深く反省しています。
中退に至った原因は、悩みや不安を一人で抱え込んでいた点にあると考えています。
休学中、心理カウンセラーの方と話をする中で気持ちを整理できるようになった経験からも、「自分の気持ちを溜め込まず、早めに周囲に相談すること」の重要性を痛感しています。
現在は医師からも「就労に支障はない」との診断をいただいており、体調面での不安はありません。また、地域若者サポートステーションで「コミュニケーション講座」を受講し、自分の気持ちを相手にうまく伝える方法なども学んでいます。

精神的な理由で中退した方は、以下の流れで回答を組み立てると面接官に安心感を与えられます。

  1. 自分事として反省や原因を伝える(周りの環境のせいにしない)
  2. 就労に支障がないことを伝える
  3. 再発防止に向けた「具体的な取り組み」を伝える

ステップ2:大学中退者に強い就職支援サービスに相談する

大学中退者の就活に詳しいプロのサポートを受けることで内定率が高まるので、大学中退者向けの支援サービスもぜひ活用しましょう。

たとえば「就職エージェント」の中には、大学中退後にニート状態にある方をはじめ、社会人未経験の若年層に特化して支援を行っているところもあります。

「わかものハローワーク」や「サポステ」といった公的な支援機関でも、就職経験がない20代向けに正社員就職に向けたサポートを行っています。

就職支援サービス特徴
就職エージェント・専任のキャリアアドバイザーが内定まで伴走してくれる
・自分に合った求人の紹介や選考対策を受けられる
わかものハローワーク・正社員を目指す、おおむね35歳未満の若者が対象
・一人ひとりに合った「個別支援計画」を作成してくれる
地域若者サポートステーション(サポステ)・15歳から49歳までを対象とした就職支援機関
・「コミュニケーション講座」などを無料で受講可能

1. 就職エージェント

就職エージェントは、専任のアドバイザーが就職活動を伴走してくれるサービスです。
具体的には、次のようなサポートをすべて無料で受けられます。

  • 就職相談
  • 求人紹介
  • 選考対策
  • 調整作業の代行

大学中退者やニートの方は、既卒・未経験の若年層を専門に支援しているエージェントをメインで利用しましょう。
こうしたエージェントでは、学歴や過去の経歴よりも「ポテンシャル」や「就職意欲」を重視して採用を行う企業の正社員求人を多く扱っているからです。

中退者の就職活動や選考対策に詳しいため、「中退理由の答え方」などについて的確なアドバイスを送ってくれるのもメリットです。

一人で就活を進めるのが不安な方は、就職エージェントをぜひ活用してみてください。

2. わかものハローワーク

わかものハローワークは、正社員就職を目指す「おおむね35歳未満の若者」を対象とした就職支援機関です。厚生労働省が運営しており、全国に21箇所設置されています(2026年3月時点)。

担任制によるマンツーマンの個別支援を受けられることが特徴で、一人ひとりの状況に合わせた「個別支援計画」も作成してもらえます。

全国の膨大な数の求人を扱っているため、地元で就職を目指している方や、U・Iターン就職(※)を検討している大学中退者・ニートの方にもおすすめです。

入社後の悩み・不安について相談に乗ってくれることも嬉しいポイントです。就職活動だけでなく、働き始めた後のフォローも手厚く受けたい方はわかものハローワークを使いましょう。

※ U・Iターン:地方から都市部へ移住した人が再び故郷に戻って就職したり(Uターン)、都市部で生まれ育った人が地方へ移住して就職したりすること(Iターン)

参考:厚生労働省「わかものハローワーク

3. 地域若者サポートステーション(サポステ)

地域若者サポートステーション(サポステ)は、15歳から49歳までを対象にした就職支援機関です。厚生労働省が委託した民間団体などが運営しており、全国に179箇所設置されています(2024年度時点)。

サポステの大きな特徴は、専門スタッフに相談できるだけでなく、社会に出た後も役に立つ「コミュニケーション講座」や「ビジネスマナー講座」などを無料で受講できることです。

職業体験にも参加できるため、「アルバイト経験がなく、いきなり働き始めるのは怖い」「入社後に仕事が向いてなかったらどうしよう…」と不安を感じているニートの方や大学中退者にもおすすめです。

“社会人の基礎”を焦らず身につけたい方や、自分に合った仕事を見つけたい方はサポステを活用しましょう。

参考:地域若者サポートステーション「サポステ」

ステップ3:未経験でも就職しやすい職種に応募する

社会人経験がなくても内定をもらえる可能性が高いので、就職先を考える際は“未経験でも就職しやすい職種”を検討してみましょう。

たとえば「組立・製造」や「営業職」は入社時に特別なスキル・資格が求められないケースが多く、就職先として選ぶ大学中退者・ニートの方は少なくありません。

ITの基礎知識があることが採用の前提となるケースは多いですが、「プログラマー」のようなIT系職種も業務未経験者の採用が活発です。

正社員として早く働き始めたい方は、上記のように、未経験でも内定をもらいやすい職種・求人への応募を目指してみましょう。

1. 組立・製造

組立・製造の仕事は「学歴不問」の求人が多いため、大学中退後、ニート期間がある方におすすめです。 

主な業務は、工場内での部品の組み立てや、完成した製品に不備がないかの検査です。

マニュアルに沿った作業が中心で、必要な技能は入社後の研修で身につけられます。そのため学歴や経歴を問わない職場が多く、大学中退者(高卒者)や空白期間が長い方が未経験から働き始めるケースも珍しくありません。

基本的には、1人で黙々と作業に打ち込めることも特徴です。
「取引先との板挟みにあう」といった複雑な人間関係に悩むことも少ないため、人とのコミュニケーションに不安がある方も就職を検討してみましょう。

平均年収563.2万円(※1)
向いている人・黙々と作業をこなすことが得意な人
・決められたルールを遵守できる人
・ものづくりが好きな人
仕事に就く方法・「未経験可」と記載のある、工場の正社員求人に応募する
・期間工(※2)として現場経験を積み、正社員登用を目指す

※1 出典:厚生労働省「自動車組立 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)
※2 期間工:工場などで働く、期間の定めがある契約社員のこと

2. 営業職

営業職は「未経験歓迎」の求人が非常に多いため、大学中退後、ニート期間がある方におすすめです。

主な仕事は、商品・サービスを顧客へ提案し、契約を結ぶことです。

営業職として働くには自社商品の知識や提案スキルなどが必要ですが、これらは入社後の研修や実務を通して習得できます。一部の業種を除き、入社時点で専門知識やスキルを求められることはほぼないため、未経験者の採用も活発です。

営業はどの会社でも必要な仕事ということもあり、求人数も豊富です。学歴や経歴を問わず正社員を募集している会社も多いため、応募を前向きに検討してみましょう。

平均年収618.3万円(※1)
向いている人・初対面の人ともすぐに打ち解けられる人
・目標に向けて行動するのが好きな人
・成果が結果として表れることにやりがいを感じる人
仕事に就く方法・「未経験可」と記載のある、広告会社や不動産会社などの正社員求人に応募する
・営業職の長期インターン(※2)やアルバイトから始め、正社員登用を目指す

※1 出典:厚生労働省「広告営業 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)
※2 長期インターン:主に3ヶ月〜半年以上にわたり、社員と同じ実務を経験できる「就業体験」のこと(有給のケースが一般的)

3. プログラマー

プログラマーは人手不足が深刻なため、大学中退後、ニート期間がある方におすすめです。

コンピューターなどを動かす「設計図(ソースコード)」を書くことが主な仕事で、プログラムが正しく動くかどうかのテスト工程を担うこともあります。

IT業界は慢性的な人材不足に悩まされており、プログラマーをはじめ、未経験者の採用も活発に行われています。

完全に“知識ゼロ”の状態だと就職のハードルは高いですが、スクールや独学でプログラミングを学んだ人や、基本情報技術者試験などのIT資格を取得している人は「ITの基礎スキル・知識がある」と評価され、正社員就職の道が見えてきます。

平均年収574.1万円(※)
向いている人・手に職をつけたい人
・新しい技術や知識を学ぶのが好き人
・集中力や粘り強さに自信がある人
仕事に就く方法・「未経験可」と記載のある、IT企業やシステム開発会社の正社員求人に応募する
・IT系求人の紹介が受けられる「プログラミングスクール」に通う

※出典:厚生労働省「プログラマー – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)

大学中退ニートが正社員就職を成功させる3つのコツ

大学中退ニートの方が正社員就職を成功させるには、「ニート期間の過ごし方」を前向きに伝えることが欠かせません。資格勉強やアルバイトを始めることも効果的です。

面接でほぼ確実に聞かれる「空白期間に何をしていたか」という質問に対しては、就職に向けた前向きな取り組みを伝えることがポイントです。

その点において、希望職種に活かせる資格を取得する、働く感覚をつかむためにアルバイトをするといった行動は、就職意欲を示すうえで特に有効なアピールといえるでしょう。

コツ1. ニート期間(空白期間)の過ごし方を前向きに伝える

就職意欲が伝わると高評価を受けられるので、大学中退後のニート期間について質問されたときは「就職に向けて取り組んでいたこと」を伝えましょう。

たとえば「何もしていませんでした」「家の中にいて外に出ませんでした」とだけ答えると、「働く意欲が低いのでは?」という印象を企業に与えてしまいます。

そのため、まずは以下の流れを参考に、就職に向けた前向きな回答を用意しましょう。

▽伝え方の流れ(ニート期間の過ごし方)
  1. 中退後の過ごし方(就職に向けた行動)を結論で伝える
  2. 「就職の目標」を伝える
  3. その目標に向けた具体的な行動を説明する
▼回答例

大学を中途退学した後の3ヶ月間は、社会人としての基礎固めの時期に充てていました。
自己管理能力のなさによって中途退学に至った経緯があったため、「正社員として週5日、安定して勤務できる状態を作ること」を目標に、毎日決まった時間に起床して生活リズムを整えるなど、まずは体調を万全に整えることを意識して過ごしていました。

コツ2. 仕事に活かせる資格を取得する

大学中退後すぐに就職活動をスタートさせるのではなく、先に、仕事に直結する資格を取得する方法です。

就職に有利になりやすい資格の例としては、以下があります。

  • 簿記
  • 宅地建物取引士
  • 登録販売者
  • 基本情報技術者
  • 保育士

これらはいずれも、有資格者しかできない業務があったり、一定の専門知識があると見なされたりする資格です。逆にいうと、そうではない資格は、就職においてあまり意味がないケースもあります。

ただし、大学中退という経歴を資格が必ずしもカバーしてくれるわけではないことは理解しておきましょう。
まず「資格を取れば就職できる」わけではないという点を把握し、就きたい仕事に資格が必要な場合にのみ、資格取得を目指すとよいでしょう。

大学中退後の資格について、以下の記事でもくわしくご紹介しています。

大学中退者におすすめの資格の詳細だけでなく、おすすめしない資格やその理由などについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

コツ3. アルバイトを始めて就業経験を積む

就職意欲のアピールにつながり、「自己PR」で話せるエピソードもできるので、大学中退後にニート期間がある方はアルバイトを始めるのもおすすめです。

中退後に何もしていない人に対し、企業は「働く意欲がないのでは?」と懸念を抱きます。一方、たとえアルバイトでも仕事をしている人は「就職意欲がある人」として評価を受けられることが多いのです。

またアルバイト経験を通して培った強みは、企業にアピールできる大きな武器になります。

「大学中退・ニート」という経歴を少しでも払拭したい方は、まずはアルバイトに挑戦し、就業経験を積むことから始めても良いでしょう。

中退者からよくある相談例
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大学中退のニートに関するよくある質問

大学中退を悩んでいるがどうすべき?

大学中退を悩んでいるのであれば、特別な事情がない限りは中退せず卒業することをおすすめします。もし中退したい気持ちが強くあり、中退後の就職が不安なのであれば、一度「就職相談」へお申込みください。大学中退者の就職に強いジェイックの専任アドバイザーが、アドバイスさせていただきます。

大学中退のニートでも就職できる?

はい、大学中退後にニートをしていた方でも就職は可能です。理由としては、大卒者と学歴以外の差はほぼない、若さという価値を持っている、大学中退の経験をアピールできる、の3点があります。
大学中退でニートをしている方は、あきらめないでください。
詳細は「大学中退ニートでも就職できる理由」をご覧ください。

大学中退したら人生終了?

そんなことはありません。
「大学中退とニートの関係」で触れていますが、中退してニートになった人はニートの約3人に1人と、そうめずらしくはありません。また、大卒でニートになる人もいます。
大学中退をしても、その後の行動次第でいくらでも人生は変えていけます。
現状だけを見て悲観的になるのはやめましょう。

まとめ

大学中退後にニートになると「もう就職できないのでは」と落ち込んでしまう人もいるかもしれません。しかし、決してそんなことはありません。

正しい方法で就職活動をしてあきらめなければ、必ず自分に合った企業や仕事に出会うことができます。

一方で、大学中退後の就職活動をどう進めればよいかわからない方も多いでしょう。
ジェイックでは、大学中退者やニートの方の支援実績が豊富です。

大学中退後、ニートの状態から正社員就職を実現させたい方は、ぜひジェイックへご相談ください。

中退就職カレッジのご紹介
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  • 中退しようかどうかを迷っている
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ABOUT US
小久保 友寛キャリアコンサルタント
元株式会社ジェイック シニアマネージャー/「就職カレッジ®中退者コース」事業責任者。国家資格キャリアコンサルタント。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)現在は、学生団体の活動支援や、企業・経営者への組織づくり支援、終活支援など、世代や立場を問わず「やりがい」や「いきがい」を育む取り組みを幅広く展開中。 「誰もが人生を楽しめる社会をつくる」──その想いは、「日本の中退を変える!」と掲げていた頃から今も変わりません。