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大学辞めたいなら!やるべき4つのことやデメリットについて解説

大学辞めたいなら!やるべき4つのことやデメリットについて解説

 大学を辞めたい時にやるべきことは、本当に大学を辞めていいのかをしっかり考えることです。勢いで大学を辞めてしまうとあとで後悔する可能性があるからです。

大学を辞めるかどうかを考えるときには、メリットやデメリット、中退後の進路などを知った上で冷静な判断をする必要があります。

この記事では、大学を辞めたいと思ったときにすべきことや中退後の進路、実際に中退した人の体験談まで詳しく解説します。

「辞めたい」と思う気持ちを否定せず、しっかりと現実を見つめてみてください。あなたが納得できる選択をするための情報を紹介していきます。

記事のPoint
  • 大学を辞めたいと思ったら、
  • 「大学をやめる=人生終了」ではない。就職して活躍している人の体験談を紹介
  • 「大学を辞めたい時にすべき5つのこと」を参考に、後悔しない判断を目指そう
  1. 勉強に関心が持てない
    入学時に抱いていた講義のイメージと現実のギャップに不満を感じるなどがきっかけ
  2. 勉強についていけない・留年したから
    授業が難しかったり、部活やアルバイトと両立できずに単位を落とし留年する場合がある
  3. 経済的に難しい
    親世帯の年収が低いなど、本人に問題がなくても中退せざるを得ない学生が一定数いる
  4. 学生生活に順応できない
    高校までと比べると、講義などに個人で参加することが増え、人間関係を構築するのが難しい
  5. 病気・ケガ・休養
    長期的な治療や、家族の介護が必要になり、中退せざるをえないケースもある
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大学を辞めたい時にすべき4つのこと

大学を辞めたい時は、すぐに結論を出す前に、冷静に状況を整理することが大切です。
辞めること自体は間違いではありませんが、感情だけで決断すると後悔する可能性もあるからです。

本当に大学を辞めていいのかを考え、休学や学部変更といった他の手段を検討してみてもいいでしょう。また、信頼できる人に相談したり、中退後の進路を明確にしたりすることで冷静に考えられるようになります。

大学を辞めたい時にすべき4つのことを説明した画像

それぞれのステップを押さえることで、後悔のない判断につながるでしょう。1つずつ詳しく解説していきます。

1. 大学を辞めたい理由を整理する

大学を辞めたいと思ったら、まずはその気持ちを冷静に整理しましょう。「授業についていけない」「人間関係がつらい」「将来が見えない」など、辞めたい理由をノートやスマホに書き出してみるのがおすすめです。

悩みを可視化することで、感情ではなく事実に基づいて判断できます。また、辞めたい気持ちが一時的なものか、長期的な問題かを見極めることも重要です。

たとえば季節的な憂うつや、周囲との比較による焦りが原因なら、時間が解決することもあります。逆に、継続的な違和感や苦しさがあるなら、環境を変えることが必要かもしれません。

自分の気持ちを言語化することで、辞めるべきかどうかが見えてきたり、後悔しない選択をすることにもつながります。

2. 休学や学部変更など他の選択肢を検討する

大学を辞めたい時は、すぐに中退を選ばず「休学」や「学部変更」といった他の選択肢を検討するのもひとつの手段です。
心と体を一度休めることで、自分にとって本当に必要な進路が見えてくる可能性があります。

以下のような方は、特に休学・学部変更を検討してみるのがおすすめです。

  • 精神的・体調的に不調を感じている
  • 学業内容が合わずにモチベーションが下がっている
  • 将来に向けて別の分野を学び直したい

手続きは大学によって異なりますが、一般的には「休学願」や「学部変更願」といった書類を提出します。
学部変更だと試験が必要な場合もあるので、くわしくは教務課や学生課に相談してみましょう。

いきなり「辞める」という選択をする前に、一時的に立ち止まる選択肢もあることを知っておきましょう。

3. 信頼している人に「大学を辞めたい」と相談する

大学を辞めたい時は、信頼できる人に相談してみましょう。
悩みを聞いてもらうことで、自分の気持ちが整理されたり、新しい選択肢が見えてくることもあります。自分ひとりで悩んで決断すると視野が狭まりがちなので、客観的な意見を取り入れることも、後悔の少ない選択につながります。

親に話しづらい時は、以下のような人たちへの相談がおすすめです。

  • 社会人経験がある知人・先輩
  • 大学内の学生相談室やキャリアセンター
  • 学部の教授・ゼミの先生
  • 学部やゼミの先輩
  • 就職支援サービスのアドバイザー

特に就職支援の専門家に相談すれば、辞めた後のキャリアについても具体的なアドバイスが得られます。

ただし、本気で退学を考えるのであれば、最終的には親にも伝えなければなりません。

伝え方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

4. 中退後にやりたいことを明確にする

大学を辞めた後の進路は、就職・専門学校進学・資格取得・フリーランスなど多岐にわたります。まずは「自分は何をしたいのか」「どんな働き方を望んでいるのか」を考えるところから始めましょう。

進路を決めずに中退すると、「とりあえず辞めたけど、これからどうしよう…」と立ち止まってしまい、長期の空白期間につながる可能性があるからです。空白期間があると、就職活動でも不利に働きやすく、後悔する人も少なくありません。

また、就職・再進学・資格取得など、どの進路を選ぶにしても準備には時間がかかります。履歴書や面接対策、情報収集、必要なスキルの習得などをスムーズに進めるためにも、在学中から方向性を決めておくことが大切です。

さらに、親や学校に中退を相談する際も、明確な進路の見通しがあれば説得力が増します。「辞めたあとに何をするか」をしっかり考えておくことで、自信を持って新しい一歩を踏み出せるのです。

大学を辞めたいと思う6つの理由

大学を辞めたくなる理由は、学業への関心の低下や経済的な困難などが挙げられます。
文部科学省の調査によると、中退者の主な理由として以下のようなデータが示されています。

理由該当者の割合
転学・進路変更等22.0%
学生生活不適応・修学意欲低下16.5%
就職・起業等14.4%
経済的困窮13.6%

参考:文部科学省「令和5年度学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」

上記のデータから、大学へ入学したものの、学業や生活に適応できずに中退する方が多いと考えられます。また、経済的理由からやむを得ず中退する方も少なくありません。

以下からそれぞれの中退理由について1つずつ解説していくので参考にしてみてください。

  1. 勉強に関心が持てない
    入学時に抱いていた講義のイメージと現実のギャップに不満を感じるなどがきっかけ
  2. 勉強についていけない・留年したから
    授業が難しかったり、部活やアルバイトと両立できずに単位を落とし留年する場合がある
  3. 経済的に難しい
    親世帯の年収が低いなど、本人に問題がなくても中退せざるを得ない学生が一定数いる
  4. 学生生活に順応できない
    高校までと比べると、講義などに個人で参加することが増え、人間関係を構築するのが難しい
  5. 学習意欲の低下
    大学で勉強する意味や将来に役立つか疑問に感じることで、モチベーションが下がる
  6. 病気・ケガ・休養
    長期的な治療や、家族の介護が必要になり、中退せざるをえないケースもある

1. 勉強に関心が持てない

大学を辞めたいと思う理由は、勉強に関心が持てないことです。
大学前は興味があった学問でも、実際に授業を受けると内容が難しかったり、自分の期待と違っていたりすることは珍しくありません。

大学中退者のうち男性の50%、女性の20%が、この勉強内容への無関心を理由に挙げています。しかし本来大学は学生が勉強したい学部や学科を選択して入学するものです。
それなのになぜ、勉強内容に関心が持てない学生が生まれてしまうのでしょうか。

下の図は、大学生活において重要となる「授業」や「アルバイト」などについて、大学中退者がどのように感じていたのかを文部科学省が調査した結果です。

【参考】文部科学省「家庭の経済状況・社会状況に関する実態把握・分析及び学生等への経済的支援の在り方に関する調査研究

調査結果によれば、大学を中退した学生のうち52%は授業への期待が不満に変わった(不満変化)と回答しています。つまり、学生が入学時に抱いていた講義のイメージと、現実には大きなギャップがあると言えるでしょう。

さらにそもそも授業に期待を持っておらず、結局不満を抱えて中退してしまった学生(無期待不満)が23%も占めていることが見て取れます。

2. 勉強についていけない・留年したから

大学を中退したい人の中には、学業に追いつけずに留年を経て大学を中退したいと考える人もいます。

授業内容が難しかったり、部活やアルバイトなどをうまく調整できずに単位を落とし、留年や中退するケースもあります。

大学生活はさまざまな困難に直面することがありますが、その中で中退を考えることは一つの選択肢です。留年や単位不足などの理由で中退を決める場合、周囲の理解やサポートが必要です。

また、中退後の進路や将来のキャリアについても慎重に考える必要があります。

中退は一つの道であり、その後の人生において成功する可能性もありますが、慎重な判断と準備が欠かせません。自分自身と向き合い、将来に向けての計画を立てることが重要です。

3. 経済的に難しい

大学を辞めたいと思う理由は、経済的に難しいことです。

文部科学省の調査でも、大学中退者の約30%が退学理由として「経済的に苦しかったため」という項目に「あてはまる」または「まああてはまる」と回答しています。

【参考】文部科学省「家庭の経済状況・社会状況に関する実態把握・分析及び学生等への経済的支援の在り方に関する調査研究

学費や生活費の負担が重く、家計を支えるためにアルバイトに多くの時間を割く必要が出てくると、学業との両立が難しくなります。特に一人暮らしをしている学生や、私立大学に通っている場合は出費がかさみやすく、奨学金に頼らざるを得ない人も少なくありません。

奨学金は将来的に返済義務があるケースが多く、「これ以上借金を増やしたくない」と中退を選ぶ学生もいます。また、家庭の急な経済状況の悪化や親の失業などで、予定していた学費の支援が難しくなることもあります。

経済的な理由で悩んでいる場合は、大学の減免制度や生活支援制度、奨学金の見直しなどを一度検討する価値があります。

4. 学生生活に順応できない

大学を辞めたい理由として、「学生生活に順応できない」という悩みもよくあります。高校までとは違い、大学は自由度が高く、自主性が求められます。

高校までは毎日クラスメイトと顔を合わせられるため、人間関係を構築しやすい環境だったはずです。しかし大学にクラスはなく、取得すべき単位の講義に個々人で参加するのみとなります。講堂も広く席は毎回自由なため、毎回講義で顔を合わせて仲良くなる、というケースは稀でしょう。

さらに大学生になると一人暮らしを始める学生も多く、家族という支えがなくなることも孤独感に拍車をかけます。孤独で不安な気持ちを、誰にも相談できずに過ごす日々は非常に辛いはずです。

こうした状況が続くと、「このまま通い続ける意味があるのか」と感じ、中退を考えるきっかけになります。

5. 学習意欲の低下

大学を辞めたい理由として「修学意欲の低下」もよく見られます。入学当初は期待や目標があっても、時間が経つにつれ「なぜこの勉強をしているのか分からない」「将来につながる実感が持てない」と感じ、学ぶ意欲が薄れていくことがあります。

特に、志望していた学部に入れなかったり、周囲に流されて進学した場合は、勉強そのものに興味が持てず、出席や課題にも身が入らなくなる傾向があります。また、就職への不安や将来の目標が定まらないまま学生生活を送ることで、「大学に通っていても意味がない」と感じるようになることもあります。

修学意欲の低下が続くと、成績不振や単位不足にもつながり、中退という選択肢を考える方もいるでしょう。

6. 病気・ケガ・休養

大学を辞める理由として、健康上の理由や家族のサポートが必要な状況などが挙げられます。
長期に渡る治療や家族の介護など、休学ではなく大学を離れる道を選択する場合もあるでしょう。

長期に渡る治療が必要な病気にかかってしまった場合や、家族の介護が急を要する状況になった場合など、大学を続けることが難しい状況が生じることがあります。

このような場合、休学を選択することも一つの方法ですが、中には大学を離れる道を選択する人もいます。
休学ではなく中退を選択する理由としては、治療や介護に専念するために時間的・精神的な余裕が必要だと感じるケースが挙げられるでしょう。

大学を離れることで、その状況に専念できる環境を整えることができ、自身や家族の健康を最優先に考える決断となることがあります。

大学を辞める6つのデメリット

大学を辞める時は、自信を喪失や生涯賃金の低下、就職活動への悪影響などがデメリットです。

最終学歴が高卒になってしまうことで就職の選択肢が狭まったり、周囲との関係性に影響が出たりすることがあります。また、大学を中退したことで自信を失ったり、将来への不安を抱える可能性もあるでしょう。

ここからは、大学を辞めたあとに生じやすい6つの主なデメリットと、それに対する対処法について詳しく解説していきます。

1. 中退を挫折ととらえてしまい自信がなくなる

大学を卒業できなかった事実が、挫折として心に残ってしまう可能性があります。
大学中退を「失敗」と捉えてしまえば自己肯定感を失い、未来での選択にも影響する場合があります。

中退により「どうせ私にはできない、無理だ」という自己否定の思いが生まれてしまうと、今後の大事な選択にも悪影響を及ぼしかねません。

挫折感を乗り越えるには「過去は変えられないが、これからの選択は変えられる」と考えるのがおすすめです。過ぎてしまったことを悔やむより、今からできることを考え実行していきましょう。

成功体験を積み重ねることで徐々に自信を取り戻せるようになります。

2. 学生の肩書がなくなる

大学を辞めると、学生の肩書がなくなります。学生という立場だと学割制度などがあったりするため、何もしていなくても問題なく生活できる場合が多いです。

そのため、肩書きを失うことで、以下のようなデメリットが生じます。

  • 学割(交通機関・映画・携帯代など)の利用ができなくなる
  • 奨学金の貸与終了による返還義務が発生する
  • 働いていないと「無職」として扱われやすく、周囲の目が気になる
  • 履歴書に空白期間が生まれやすくなる

また、奨学金を借りている場合は、貸与終了の翌月から7ヶ月経ったあとに返還が始まります(参考:日本学生支援機構(JASSO)|退学などによる手続き)。それまでに就職していないと、収入がないのに借金の返済が始まってしまいます。

このように学生の肩書きがなくなると、上記のようなデメリットが生じるでしょう。

3. 生涯賃金が大卒者よりも低くなりやすい

大学を辞めると最終学歴が高卒となり、大卒者よりも生涯賃金が低くなる傾向があります。
高卒になることで、就職の選択肢が狭まり、昇進・昇給のペースに影響するからです。

実際に、高卒者と大卒者の正社員の生涯賃金は以下の表のとおりとなっています。

学歴男性女性
高卒(正社員)2億880万円1億5,440万円
大卒(正社員)2億5,150万円2億190万円

参考:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024」

また、収入が少ないと、将来的に以下のような悩みを抱えやすくなります。

  • 結婚・出産・育児への不安
  • 老後資金の不足
  • 住宅ローンへの不安

しかし、最終学歴が高卒だからといって、必ずしも収入が少なくなるわけではありません。
成果が給料に反映される業界や企業に就職して成果を出すことや、経験やスキルを身につけていくことで収入を上げていくことは可能です。

4. 中退経験が就職で不利に働きやすい

大学を辞めると、中退したという事実が履歴書に残るため、就職で不利に働きやすい傾向があります。企業側は長く働いてもらえるか不安に感じるからです。

実際、中退者に対して企業は以下のような印象を持ちやすいです。

  • 物事を最後までやりきれないのでは?
  • 社会に出る覚悟が足りないのでは?
  • 人間関係に問題があったのでは?

ただし、これらの不安は中退理由や現在の考え方をしっかり伝えることで払拭できます。
たとえば、以下のように答えるとポジティブに印象づけられるでしょう。

回答例

大学では専攻内容と自分の興味にギャップがあり、悩んだ末に退学を決意しました。現在は自分のやりたい分野を明確にし、働きながらスキルアップできる環境を探しています。

就職活動では、過去を正直に伝えつつも、前向きな姿勢をアピールすることが成功のカギです。

5. 落ち着いて将来を考える時間がなくなる

大学生という期間は下記理由から、人生設計やキャリアについて考える環境として適しています。

  • 長い休暇がある
  • 多様な人との出会いがある
  • インターンシップ等、社会に触れる機会がある

中退すればこれらの機会は失われ、人生について考える機会は激減してしまいます。
高校生までの努力はある意味、人生の選択肢を広げる手段とも言えます。

一方大学から先は、今後の人生を決めるためにあらゆるものを取捨選択しなければなりません。そんな人生の転換期で、大学の期間はあなたの人生の方向性を考える貴重な時間となります。

中退すれば落ちついて将来を考える暇もなく、就職先という人生を大きく左右する選択をしなければなりません。早めに就職先を見つけるためには、就職支援エージェントなどのサポートを受けるのがおすすめです。

応募書類の作り方や面接対策、求人の紹介まで支援してくれます。自分1人で就職活動するより、効率的に進められるでしょう。

6. 周りからの期待に応えられない

ご両親や周囲の人間があなたに大卒として社会に出ることを期待している場合、その期待には応えられません。

周囲の人間が大学卒業を期待する理由としては、日本社会では学歴が有利であることを肌感覚で知っているためです。そのため大学期間は自己の価値をあげる期間として、じっくり学業や自己投資に取り組むことを期待されるのです。

対処法としては以下のようなものが考えられます。

  • 辞めたい理由をしっかり言語化する
  • 辞めたあとの進路を具体的に考えていることを示す
  • 計画を実践し、行動で示す

期待には応えられなくても、自分の人生をしっかり考えて決断したことを行動で示しましょう。

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大学を辞める6つのメリット

大学を辞める時は、大学での悩みがなくなることや勉強しなくてすむこと、社会人として自立できることなどがメリットです。

大学で授業を受ける時間や勉強する時間がなくなるので、自由な時間が生まれて新たな進路を進められます。また、学費を払う必要がなくなりますし、就職すれば社会人として自立できるので、経済的にも楽になるでしょう。

ここからは大学を辞める6つのメリットについて1つずつ解説していきます。

以下の動画では、大学中退のメリット・デメリットについて紹介しているので合わせて参考にしてみてください。

【中退就活】中退のメリットとデメリットを解説します!!【高卒】

1. 大学での悩みがなくなる

大学をやめてしまえば、大学に関する悩みは全てなくなります。例えば人間関係や勉強がうまく行かず悩んでしまった場合、大学をやめることで白紙に戻せます。

一度うまく行かなかったからといって、今後全てがうまく行かないということはありません。大学から離れてその時の自分を冷静に振り返りることで、今後の人生の教訓にできるでしょう。

2. 勉強しなくて済む

大学を辞めると勉強しなくて済むのがメリットのひとつです。たとえば、以下のように大学の勉強に悩みを抱えていた人にとっては大きなメリットとなります。

  • 教授と合わなくて勉強する気力を失っていた人
  • 大学の勉強のレベルが高くてついていけず面白いと思えなかった人
  • 選択した学部が期待していたものと内容が違っていた人

勉強に悩みを抱えたまま我慢して大学にいるより、自分のやりたいことや学びたいことに向けて時間を使うために、大学を辞めるのもひとつの選択肢です。す。

3. 自由な時間が生まれる

大学を辞めると自由な時間が生まれるのがメリットです。大学に費やしていた時間が自由に使えるようになると、他のやりたいことに挑戦しやすくなります。

一般的に、大学4年間で修得する必要がある単位数は124単位以上です。また1単位は、授業時間と授業時間外の学習時間を45時間と定められています。

つまり、大学4年間で必要な単位数を修得するには、5,580時間がかかります。日にちになおすと、約232日です。

これだけの時間があれば、以下のような活動ができます。

  • 就職活動をする
  • 語学留学をする
  • 海外へワーキングホリデーにいく

このように大学を辞めると、自由な時間が生まれるでしょう。

4. 学費を支払わなくてすむ

大学を辞めると、今後の学費を支払わなくてすむというメリットがあります。
特に経済的な負担を感じている方にとっては、生活の安定や将来の選択肢を広げるきっかけにもなるでしょう。

実際に、文部科学省の調査によると、大学にかかる年間の平均学費は以下の通りです。

学校種別授業料入学料合計
国立大学535,800円282,000円817,800円
公立大学538,734円392,391円931,125円
私立大学959,205円240,806円1,200,011円

参考:文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」

参考:文部科学省「国公立大学の授業料等の推移」

中退によって上記の費用が不要になれば、家計の見直しや自己投資に資金を回す余裕が生まれます。

特に、学費のためにバイト漬けで学業に集中できなかった方や経済的な理由で進学自体がプレッシャーだったという方には、大きなメリットとなるでしょう。

5. 社会人として自立できる

大学を辞めると、早い段階から社会人として自立できます。学生という立場を卒業し、自分の力で生活費を稼ぐ経験は、大きな成長と自信につながるでしょう。

大学生活にあっていないと悩んでいる方にとっては、就職してスキルを磨くほうが、向いている場合もあります。

また、社会人として働き始めると、金銭面だけでなく、時間や行動にも自分で責任を持てるようになります。

大学を辞めて自立せざるを得ない環境になったことが、その人の成長につながることもあるでしょう。

6 .早い段階から人生を方向転換できる

大学を辞めると、早い段階から人生を方向転換できます。
今の環境は合っていないと気づいた時点で軌道修正できれば、無駄な時間やストレスを減らし、自分らしい人生を歩める可能性が高まります。

本当にやりたいことのために、資格の勉強や就職をすれば、早い段階で新たな環境へチャレンジできるでしょう。

方向転換には勇気がいりますが、早く動けばその分だけ経験も時間も積み重ねられます。自分の気持ちに正直になって、次の1歩を踏み出してみてください。

大学を辞めた後の7つの選択肢やキャリア

大学を辞めた後は、別の大学や専門学校に通ったり、正社員として働いたりなどさまざまな選択肢やキャリアがあります。

大学を辞めたからといって、人生の道が閉ざされるわけではありません。むしろ、自分の気持ちに正直に向き合った結果、早い段階で進路を見直せるチャンスとも言えます。

ここからは、それぞれの選択肢に向いている人の特徴や実際の進み方についても、詳しく解説していきます。

焦らず、自分に合ったキャリアを見つけていきましょう。

1. 別の大学や専門学校に通う

大学を中退し、別の大学や専門学校に通うことも選択肢の一つです。

新たな大学に編入し、卒業すれば、大卒の資格を取ることができます。企業の採用条件にも合致するでしょう。

自分の進む職業がはっきりしている場合、専門学校がおすすめです。たとえば、医療系国家資格取得に力を入れている学校もありますので、将来に役立てる手段として選択肢に入れられます。

ただ、ストレートに卒業するよりはお金がかかってしまうことなので、両親に相談してから決断するようにしましょう。

また、大学編入に関しては「大学中退でも編入は可能?編入する条件やメリットを解説! 」でも解説しているので、参考にしてみてください。

2. 正社員として働く

大学を辞めた後に、正社員として働くのも選択肢のひとつです。
安定した収入や福利厚生を得られるため、経済的に安心感が得られます。

正社員と非正規雇用で働いた場合では、以下の表のとおり、生涯賃金に大きな差があります。

雇用形態男性(高卒)女性(高卒)
正社員2億880万円1億5,440万円
非正規社員1億2,950万円1億810万円

参考:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024」

早く自立したいという人には、正社員を目指す働き方が向いているでしょう。

一方で、正社員になりたいと思っていても、実際になった人の割合は減っている傾向にあります。

労働政策研究・研修機構の調査によると、中退前に正社員として就職したいと回答した人は46.6%だったのに対し、実際中退後に正社員として就職するための準備をしたと回答した人は32.1%でした。(参考:労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」

正社員として働きたい人は、気持ちが揺らがないように早めに就職活動を行うのがおすすめです。

就活のやり方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

3. 非正規雇用で働く

大学を辞めた後は、正社員だけでなく非正規雇用として働く道もあります。
非正規雇用にはアルバイトなどが含まれ、比較的採用のハードルが低く、自分のペースで働けるのが特徴です。

いきなり正社員は不安という方にとっては、非正規雇用が向いているでしょう。

正社員と非正規雇用の主な違いは以下の通りです。

項目正社員非正規雇用
雇用期間期間の定めなし期間が決まっていることが多い
給与月給・昇給あり時給・昇給なしが多い
自由度低い(拘束時間が長い)高い(シフト制など)

一方、非正規雇用はキャリアや収入面が不安定なため、最終的には正社員を目指すほうが良いでしょう。

大学中退フリーターの就職について、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

4. 起業する

大学を辞めた後に起業するという選択肢もあります。
自分のアイデアやスキルを活かして事業を立ち上げれば、年齢や学歴に関係なく活躍することが可能です。

起業するメリットとデメリットは以下のようなものがあります。

メリットデメリット
年齢・学歴が関係ない収入が不安定
好きなことを仕事にできる社会的信用が得にくい
成功すれば高収入になれる失敗して資金を失う可能性がある

中小企業庁の調査によると、起業時の年齢が「29歳以下」の人数が2012年時点で7.6万人、2022年時点で11.3万人に増加していることがわかっています。(参考:中小企業庁「小規模企業白書」

起業にはリスクも伴いますが、自分の将来を主体的に切り拓く魅力的な選択肢のひとつです。

5. 公務員を目指す

大学を辞めた後の進路として公務員を目指す選択肢もあります。
公務員は国や地方の行政機関で働く職業で、安定した収入や福利厚生が魅力です。

国家公務員の場合、大卒と高卒で受験区分が別れており、それぞれ任される仕事や昇進に違いがあります。受験時だけでなく、入職後のキャリアにも学歴が影響するでしょう。

大卒では政策立案やマネジメント業務に携わる機会が多く、高卒では現場に近い実務的な仕事が中心となります。
参考:人事院 「令和5年度業務状況」

また、公務員を目指す場合は、公務員試験に合格する必要があります。
合格までには思ったより時間がかかる可能性があるため、慎重に計画を立ててから挑戦するのがおすすめです。

大学中退者の公務員試験受験に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、一度読んでみてください。

6. 就職に役立つ資格取得を目指す

大学を中退すれば、その分時間の余裕が生まれるため、この機会に資格取得に取り組むのも一案です。特に、難関な資格であればあるほど、時間をかける必要がありますので、これまで授業に費やしていた時間を有効活用できるのは利点です。

以下の表に、大学中退者におすすめの資格とその特徴をまとめました。

資格名特徴
MOS・オフィス業務の即戦力
・事務職を目指す人に最適
簿記3級〜2級・会計の基礎が学べる
・経理・事務・販売管理など幅広く活用可能
フォークリフト運転技能者・倉庫・物流業界で重宝される現場系資格

上記の資格は、以下のような方法で取得を目指せます。

  • 独学(書籍やオンライン教材を活用)
  • 通学型のスクールに通う
  • 職業訓練校(ハローワーク経由で無料の場合あり)
  • 通信講座を利用する

就職に不安があるという方は、自分の興味のある分野の資格を調べることから始めてみましょう。

ただし、資格を取得したからと言って、必ずしも就職に有利になるとは限りませんので、その点には留意してください。また、資格取得に関しては、大学中退者がとるべき資格とは?取得で有利になる資格も解説!の記事でも解説しているので、チェックしてみてください。

7. 留学する

大学を辞めた後の選択肢は、留学することがひとつの手段です。

また、留学後日本で就職したい場合、期間が長くなると働いていない期間も長くなります。
企業から就業意欲を心配されるケースがあるので注意しましょう。

留学の目的を明確にし、帰国後のキャリアプランを事前に考えておくのがおすすめです。

大学をやめてよかった?実際の声

大学をやめてよかったかどうか、実際にやめた人の声を紹介します。
単位不足で大学をやめてしまった女性や理系大学を中退した男性、中退した人の親からの声をお届けします。

中退後に待ち受けていた状況やその時感じたこと、退学から立ち直った過程についてのリアルな体験談です。

実際に、大学をやめた人の声を聞くことで、あなたの進路を決める貴重な情報となるでしょう。自分だったらどうするかと想像しながら、参考にしてみてください。

単位不足で大学をやめてしまった女性の話

真面目さ・人の良さが仇になり、大学の単位よりもアルバイトや友人の手助けを優先してしまい

留年を繰り返してしまったAさん。留年をお父さんに伝えたところ、退学を命じられてしまいました。

繰り返しの留年と退学のショックですっかり自信を失ってしまったAさんは、これからの将来を一度諦めてしまったそうです。就職活動は始めたものの、大学中退という立場の自分をどうアピールして良いかわからず、不安を募らせていました。

しかし、もう一度人生をやり直すべく就活に前向きに挑むことで、見事内定を獲得しました。Aさんは大学中退の経験を振り返り「中退という変えられない事実をどう前向きに捉え、前進していけるかが大切」と伝えてくれました。

【実話】ちゃんとしていた私が大学中退…。一度は諦めかけた正社員就職を成功させた女性

理系大学を中退した男性の話

アルバイトに充実感を覚え、学業をおろそかにしてしまったBさんは、1年留年しても卒業は難しいと判断し、中退して即就職を決意しました。

就職活動は自力のみでは厳しいと考えて就職支援サービスを利用し、見事内定を獲得しています。中退による不安は大きかったものの、就職支援サービスを通じて相談できる相手がいたことで、精神的に楽になったそうです。

卒業はできずとも大学で勉強してきたことを無駄にせず、大学の専攻を強みに志望企業を決め、見事内定を勝ち取りました。

Bさんは大学中退に関して「過去は変えられないのだから、経験を糧に前向きに行動することが大切」と伝えてくれました。

理系大学中退後、製造業技術系の仕事に就職した福岡男性の話【ジェイック】

大学中退後フリーターになった人の話

大学は東京の私大理工学部に進学したS.Hさん。大学生活ではバスケのサークルで活動しながら、新宿の定食屋でアルバイトとして働いていました。しかし、授業や試験が難しく2年留年してしまいます。

その間に「就活で留年について聞かれたときに、留学に行っていれば言い訳になるかな」と考え、ニュージーランドへ留学も経験します。しかし、最終的に年下の人に抜かれてしまうのが嫌で中退を決意します。

大学中退後は正社員登用も視野に入れながらフリーターとして働いていましたが、そんなときにジェイックを見つけ、セカンドカレッジ(現在の中退就職カレッジ)に参加することにしました。

カレッジ修了後に集団面接会に参加して、「金属を溶かす装置」を作っている会社に就職できました。中退した当時は卑屈な気持ちで毎日を過ごしていましたが、現在では、圧倒的に自分に自信を持てるようになったそうです。

今後の目標として、S.Hさんは自分のお客さんをもってヒアリングや提案をきちんとできるようになることを掲げています。そして、ゆくゆくは会社を良くするようなプロジェクトに参加できるように夢を抱いています。

大学を辞めたい時によくある質問3選

大学を辞めたい時によくある質問を3つ紹介します。

疑問を解消して、大学を辞めるかどうか考えてみてください。

1. 大学を辞めたいは甘えじゃない

「大学を辞めたい」と思ってしまうことは、甘えではありません。なぜなら経済的な理由や大学生活のギャップなど、自分だけではどうにもならない面もあるからです。

また、大学をやめる決断を自責で考えられるなら、全く甘えではないでしょう。甘えとは他人をあてにして、自分の行動に責任を取らないことを指します。
大学をやめても、その後就職して自立しているのなら甘えているとは誰一人思わないはずです。つまり、大学をやめるのが甘えかどうかは、やめた後の行動によって決まるとも言えるでしょう。

しかし現在の大学生活から、ただ逃げてしまうだけでは得られるものは少ないでしょう。やめる・やめないに関わらず、今後自分の人生をどう切り開いていくか、建設的に考えた上で決断することが重要となります。

大学を辞めたいと思うなら、計画的に行動していきましょう。

以下の記事でおすすめの就職方法を紹介しているので参考にしてみてください。

2. 大学をやめたら人生終了?

大学をやめたら人生終了とは限りません。中退後も、民間企業への就職や公務員試験への挑戦、留学などさまざまな進路があるからです。
にもかかわらず、大学中退が悲観的に捉えられてしまうのはなぜでしょうか。

その原因の一つは、インターネットの書き込みでしょう。ネット上には「大学中退は人生終わり」といった声があることから、それを本当の情報を信じてしまうケースがあります。
その情報には根拠がないにもかかわらず、言葉だけが一人歩きしてしまっている状態です。

「〇〇は人生詰んでる」という言葉は大学中退に限らず様々な状況下で面白半分に使われているに過ぎないのですが、中退者本人の目に止まれば不安に感じてしまうのも無理はありません。

また日本は学歴社会のイメージが強いことから、下記のように思いこんでしまうことも背景にあるようです。

  • 中退=就職失敗と連想してしまう
  • 学歴が人生を決めると思い込んでしまう
  • 周りの視線が気になってしまう

たしかに、学歴によって就職活動の結果が変わる可能性はあります。一方で、学歴に関係なく人柄やスキルを評価してくれる企業もあるでしょう。

大学をやめたからといって諦める必要はありません。下記の記事で、大学中退を乗り越えるための方法や就職する方法について紹介しているので、参考にしてみてください。

3. 大学を辞めたいと親に伝えて反対された時は?

大学を辞めたいと親に伝えて反対された時は、まず感謝の気持ちを伝え、その後なぜ中退したいのか具体的な理由を正直に説明しましょう。

親は心配して反対してくれています。中退したい理由を説明し、その後の具体的な進路や現実的な計画を話すことで親にも本気度が伝わります。

親に反対されても、冷静に話し合い、お互いが納得できるように努めましょう。。

まとめ

本記事は大学をやめた人の実際の声や、大学をやめた際のメリット・デメリットについて紹介しました。
大学を卒業することも、中退して切り替えることもどちらにもメリット・デメリットは存在します。一度冷静になってあなたの将来を見つめなおし、希望の未来を実現できる選択をしてください。

なお、大学をやめて就職を目指す場合、退学からなるべく期間を空けずに就職活動を開始するのが成功への近道です。就職活動をなにから始めていいか不安なかたは、当社ジェイックの就職相談サービスを利用してみてください。

大学留年するか中退するか迷っている、大学がつまらないと感じている方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

中退就職カレッジのご紹介
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  • 学歴に自信がないから就職できるか不安
  • 就職について、誰に相談したら良いか分からない
  • 中退しようかどうかを迷っている
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小久保 友寛キャリアコンサルタント
元株式会社ジェイック シニアマネージャー/「就職カレッジ®中退者コース」事業責任者。国家資格キャリアコンサルタント。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)現在は、学生団体の活動支援や、企業・経営者への組織づくり支援、終活支援など、世代や立場を問わず「やりがい」や「いきがい」を育む取り組みを幅広く展開中。 「誰もが人生を楽しめる社会をつくる」──その想いは、「日本の中退を変える!」と掲げていた頃から今も変わりません。