大学中退の末路とは?退学後の実態や進路について解説!

大学中退の末路とは?その後の実態や進路について解説!

大学中退するとどのような末路が待っているのか、という疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実は、大学を中退してしまうと就職に不利になることがあるなど、あまり好ましくない末路が待っていることもあります。なぜなら、大学を中退することで、その後の就職活動の進め方が分からなくなって停滞してしまう方も多いからです。

本記事では、大学を中退する理由や就職で不利な時に何をすればよいのかを解説しています。
最後までご覧いただければ、大学中退後はどのように就職活動を進めれば良いか分かるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

記事のPoint
  • 大学中退者の末路としては「就職が不利になる」傾向。就職サービスを活用しよう
  • 大学中退したその後はフリーターになる人が多い
  • 中退して良かったと感じるには、「空白期間」に次に繋がる経験や準備をすること
中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス
中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス

大学中退の7つの末路

大学中退した後に末路として、就職で不利になることや、中退したことを後悔したときに再受験が必要になる、大学の友人と疎遠になることなどが挙げられます。

しかし、これらの末路を必ず迎えるということはなく、努力次第で将来を変えることもできます。

ここでは、大学中退した末路とその末路を回避する方法について解説します。

末路1:就職で不利になる

大学中退後の就職活動では、大卒以上を条件とする求人に応募できないことや、中退したことがマイナスイメージに繋がり、不利になることがあります。

労働政策研究・研修機構の調査によると、「中退後の就職活動中に、何か困ったことや不利益を感じた経験があるか」という質問に対して「ある」と答えた人の割合は45.7%でした。

不利に感じた理由としては、「応募(学歴条件・選択肢限定)」「面接(中退理由説明)」が多く挙げられています。

不利に感じた理由回答数
求職活動(履歴書の書き方など)33
求職活動(手段・資源27
応募(学歴条件・選択肢限定)198
面接(中退理由説明)112
雇用条件(給与など)11
資格・職歴60
精神的なダメージ・不安・心配・意欲減退42
印象・イメージ・不利な扱い55
その他31

病気・けが、経済的理由などの特別な事情がない限り、大学中退の経歴がネガティブに捉えられてしまうことは、残念ながら避けられないでしょう。
「がんばれば卒業できたはずなのに、努力が足りなかったのでは」「嫌なことからすぐに逃げてしまう人なのでは」という印象を与えてしまいやすいのです。

しかし、学歴不問で応募できる求人はたくさんあり、中退した過去ではなく、中退後に就職して活躍できるかを評価して採用してくれる企業があるため、就職は無理ではありません。

大学中退の就職のポイントに関してさらに知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。大学中退からの就職を成功させるポイントや中退からの就活の現状について解説しています。

末路2:もう一度受験勉強が必要になる可能性も

大学を中退すると、一部を除いて、再入学はできない大学が多いのが現実です。
中退してからしばらくして「やっぱりまた大学へ行きたい」「大卒資格がほしい」と一念発起したとしても、そのときはまたゼロから受験勉強をすることになります。

現役・浪人時代だったら長時間の勉強もがんばれたかもしれませんが、ある程度時間が経ってから大学の受験勉強を始めるのは、相当に大変なことです。
お金や時間の面で現実的に難しかったり、途中で心が折れてしまったりして、再度の大学進学を断念せざるを得なくなる可能性もあります。

末路3:奨学金の返済が始まる

奨学金をもらっていた場合、中退したあとに返還しなければなりません。
返済は奨学金の貸与終了の翌月から数えて7ヶ月後にはじまるからです。
(参考:独立行政法人日本学生支援機構「退学」

このとき、収入がない状態では経済的に苦しくなりやすいでしょう。
また、支払いを放置すると延滞金がついたり、信用情報に傷がついて奨学金以外のローンやクレジットカードが利用できなくなったりします。

支払いが困難な時は毎月の返済額を少なくする「減額返還制度」や、返済を待ってもらう「返還期限猶予」を日本学生支援機構(JASSO)にお願いする必要があります。
(参考:独立行政法人日本学生支援機構「返済が難しくなった場合」

大学を中退すると決めた場合は、すみやかに手続きしましょう。

末路4:大学で仲良くなった友人と会えなくなる

中退後は、大学時代の友人と会う機会が減っていくでしょう。というよりも、「気まずくて会いにくくなる」「徐々会いたくなくなってくる」というケースのほうが多いかもしれません。

相手は大学生活を楽しんでいたり就職を決めたりしているのに、自分は中退してニートやフリーターをしている…などの場合、相手との違いを感じるようになって避けてしまい、気づくと疎遠になってしまうこともあり得ます。

末路5:何もしない空白の期間が生まれる

中退前に就職や進学が決まっている場合を除けば、中退後は、何もせずに過ごす期間がどうしても発生します。少なくとも数か月以上は、いわゆる「ニート」として生活することになるでしょう。

この空白期間がどんどん長くなるほど、就職が遠のいてしまうリスクがあるため要注意です。また、就活をスタートしても、空白期間は「ブランク」とみなされてしまい、「何をやっていたのか」を厳しく聞かれる可能性もあります。

大学中退後の後悔について知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

末路6:希望する仕事に就けなくなる

大学中退が原因で希望する仕事に就きづらくなる場合があります。
大卒中退者は最終学歴が高卒扱いになるため、「大卒以上」の求人に応募しても選考対象から外れてしまうケースがあるからです。

特に大手企業や専門職などの学歴フィルターが存在するところは、書類選考で落ちやすい傾向があります。

ただし、資格取得や実務経験によって学歴以外で評価される場合もあります。就きたい仕事があれば、学歴以外の強みを示すことが重要です。

末路7:ひきこもりになる

大学を中退すると、進路が決まっていない不安から「自分だけ遅れている気がする」と感じるようになり、外に出る意欲を失ってしまう場合があります。

同年代の友人が進学や就職で先へ進んでいる姿を見ると、劣等感や引け目を感じて連絡を取らなくなる場合もあるでしょう。孤独感が強まるとひきこもりのリスクが高まります。

ただし、上記はあくまで一つの可能性にすぎません。
中退しても前向きに就職活動を行って入社が決まった人もいれば、積極的に外へ出て社会とのつながりを大事にしている人もいます。

「ひきこもりになるかもしれない」と思いすぎず、一歩ずつ将来に向けた行動を積み重ねるのが大事です。

中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス
中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス

大学中退のメリット3選

大学中退をすることによるメリットには、以下があります。
人によっては、大学中退という選択がプラスに働くこともあるでしょう。

即戦力採用ポテンシャル採用
管理職64.1%1.6%
総合職25.0%6.0%
高度専門職56.3%2.1%
現業職31.8%5.1%

メリット1:やりたいことに集中して取り組める

大学へ通うと、やはり一定時間は学校や勉強に拘束されます。

「大学生はそんなに忙しくないんだから、中退しなくても自由な時間はたくさんあるだろう」と考える人もいるかもしれません。
ですが、1~2年のうちは週4、5日ほど学校へ通う人も多いですし、3年生までに単位をほぼ取得しても、4年生では卒業制作(卒業論文)の取り組みがあります。
また、課題やテストをクリアする必要もあるため、それらの準備時間も必要です。
実習や研究などが多い大学は、ずっと勉強漬けということもあるかもしれません。

大学を中退すると、それらの一切から解放されるため、自分のやりたいことにすべて時間を費やすことができます。

メリット2:学費を払わなくて良くなる

大学の学費は、決して安くありません。国立でも200~300万円台、私立文系ならば300~400万円以上、私立理系ならば500万以上は、最低でもかかります。
途中で留年や休学をした場合も、基本的には学費は免除にならないため、さらに学費がかかることになります。

どうしても大学へ行く意欲が起きず「お金の無駄」と感じるのであれば、中退して就職すれば学費の支払いはなくなり、むしろ収入を得られるようになります。

メリット3:人間関係などの環境をリセットできる

大学とは、中退してしまえばそこからの関わりはほぼほぼなくなります。
たとえば大学の人間関係に悩みがあり苦痛を感じていたとしても、中退後はもう学校へ行くことがないため、その人たちと会うこともまずないでしょう。

大学は広く人数も多いため、たとえ一部の人間関係でトラブルがあったとしても、その人たちと接しない・なるべく会わないようにすることはできます。
ですがどうしても嫌で耐え切れない・学校の雰囲気そのものが苦手だという場合には、大学を中退すればそれらの環境はリセットできます。

中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス
中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス

大学中退したその後の実態4選

大学中退後の進路の実態をデータで見てみると、正社員を目指しているものの、結果的にフリーターになる人が多いという傾向があります。

これは、就職活動の進め方が分からなかったり、アルバイトのシフトが多くて就活に十分な時間を割けないことが原因になりやすいためです。
そのため、意識的に就職活動の時間を確保しつつ、就活支援のプロに相談することが重要だと言えます。

また、大学中退後に正社員を目指す場合は、具体的なビジョンを持ち、空白期間をできる限り短くするために、迅速な行動が求められます。

ここからは、大学中退後の進路の実態について、より詳しく解説していきます。

1. 正社員を目指すもフリーターになる人が多い

大学中退後、正社員として就職したいと思う人の割合が多いものの、実際には正社員として就職するよりも、フリーターとしてアルバイトをする人が多くなっています。

労働政策研究・研修機構の調査によると、大学中退直後には46.5%の人が正社員としての就職を目指していることが分かりますが、その一方で正社員就職した人は32.1%、アルバイトをしている人が59.1%と半数以上になっています。

項目中退した直後にしたいと思ったことの割合(%)中退した直後に実際にしていたことの割合(%)差分
正社員として就職したい46.632.114.5
アルバイトをしたい21.431.8-10.4
在学中から行っていたアルバイトを継続11.127.3-16.2
資格を取得したい11.410.60.8
他の学校へ入学したい12.83.98.9
職業訓練を受けたい3.63.7-0.1
特に何も考えていない(何もしなかった)16.48.57.9

引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.138大学等中退者の就労と意識に関する研究

つまり、何らかの理由で正社員になることを途中で諦めてしまい、フリーターとして生きていくことにした大学中退者が多いという実態が見て取れます。

2. 就活の方法やバイトのシフトの多さが問題になりやすい

上記のような実態になってしまっている理由としては、大きく2つが考えられます。

1つ目は、就活の方法がそもそも分からないという理由です。
大学中退後は大学のキャリアセンターが利用できなくなりますし、周りに就活をしている人がいない環境になってしまいます。
自分から就活の情報収集をすることができなければ、そもそも就活の方法が分からずに手をつけられないことになるため、結果的に正社員就職を諦めてしまうのです。

2つ目は、バイトのシフトの問題です。
大学中退後に生活費を稼ぐ目的で行っているバイトに、たくさんのシフトを入れてしまえば就活を進める時間も気力もなくなってしまうでしょう。

これらの理由から、正社員就職とフリーターという進路にギャップが生まれていると考えられます。

3. 大学中退後の具体的なビジョンを持っておくことが大切

なりたいと思っていた姿とは別の進路に進まなければならない状態は、どんな人にとってもストレスがかかるものです。
大学中退後に正社員として就職する希望を叶えるためには、具体的なビジョンを大学中退までに持っておくことが大切です。

いつまでに就活を始めるのか、どういった求人に応募し、いつ内定を獲得しておきたいのかなど、就活の基本的なスケジュールから逆算してライフプランを設計するようにしましょう。

もし将来のビジョンを一人で考えるのが難しいのであれば、就職支援サービスを利用して第三者に相談してみるのもおすすめです。

4. 空白期間が長いと就職で不利になる

大学を中退した後にフリーターや無職として空白期間が長引いてしまうと、正社員就職を目指す上で不利になります。
企業側は空白期間が長い人に対して、「その期間なぜ働いていなかったのか」「中退後に何をしていたのか」といったネガティブな印象を持ちやすくなります。

大学中退のその後に正社員として働いていなかったとしても、アルバイトや資格取得の勉強、ボランティアなど何かしら行動していた場合は、履歴書の経歴欄に記載すると良いでしょう。

同時に、面接においては空白期間を過ごした理由や背景を説得力を持って話せる準備をしておくことが大切です。

中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス
中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス

大学中退しても人生終わりではない

大学中退しても人生終わりではありません。

なぜなら、就職後は学歴よりも実績が重視されやすいからです。
コツコツ努力して実績を積めば、大卒者と同じ土俵で勝負できます。

また、成果次第で給料をあげることも可能です。
営業職のようにインセンティブがある職種であれば、成果を出すほど給料につながります。

大学中退したあとの将来が不安な方は、人生が終わりではない理由を解説するので参考にしてみてください。

また、以下の記事では大学中退は人生終わりと言われる理由と逆転する方法について詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

大学中退は人生終了ではない!終わりと言われる理由・逆転する方法を解説

理由1. 就職後は学歴よりも実績が重視されやすい

就職活動では学歴が注目される場合もありますが、就職した後は評価基準が大きく変わります。多くの企業では、入社後の仕事ぶりや成果、チームへの貢献度といった“実績”が重視されるため、大学中退であることが不利に働く場面は徐々に少なくなります。

特に営業、販売などの職種では、成果が数字や成果物として明確に表れるため、学歴よりも実力がダイレクトに評価されやすい環境です。また、20代であれば実務経験を積むことで短期間で大きく成長し、キャリアアップや年収アップも十分に狙えます。

さらに、今は副業や資格取得などでスキルを磨く機会も豊富にあり、「どう成長していくか」を自分で選べる時代です。大学中退という過去より、今後の行動こそがあなたの価値を決めます。

理由2. 成果次第で給料を上げることができる

大学中退でも、成果次第で給料を上げられる場合もあります。
たとえば、営業職は契約件数を増やして売上をアップさせれば、昇給・賞与アップにつながります。

営業のように成果が数字で表れる仕事ではなかったとしても、会社で求められていることや役割を果たしていれば評価が上がり、給料アップにつながるでしょう。

また、給料だけではなく役職につける可能性もあります。
成果を出すために学歴は必要ない場合がほとんどです。そのため、大学中退者にもチャンスがあると言えるでしょう。

理由3. 大学中退後の経験を就活でアピールできる

就職活動は、自分の強みやこれまでの経験を通じて成長をアピールする場です。
大学中退後の経験であったとしても、学んだことや一生懸命取り組んだ経験を伝えれば、立派なアピールポイントとなります。

たとえば、フリーターとしてアルバイトでお客様に満足してもらうように取り組んだ経験があれば、責任感やコミュニケーション能力をアピールできます。

また、大卒者との差を埋めるために努力した・成し遂げた経験があれば「粘り強さがある」「向上心が高い」などと評価してもらえることでしょう。

この経験は、大学中退者だからこその強みと言えます。

理由4. 未経験からチャレンジできる求人が増えている

大学中退して学歴に自信がなくても、学歴不問や未経験からチャレンジできる求人が多くあります。

実際に、株式会社リクルートの調査によると2018年から2022年にかけて未経験求人の数が3.2倍に増加していることがわかっています。

大学中退者にとってこの結果は大きなチャンスと言えるでしょう。
特にIT業界や建設など、専門スキルが必要な仕事も、未経験からチャレンジできる求人が多くなっています。

スキルを身につければ今後の転職にも活かしやすいため「人生終わりだ」と感じることはないでしょう。

参考:株式会社リクルート「転職支援サービス『リクルートエージェント』の未経験求人」

大学中退しても悲しい末路を避ける4つのコツ

大学中退後の悲しい末路を避けるためには、漠然と時間を過ごすのではなく、就職活動を早めに始めたり、中退の理由を整理したりと、就職に向けた“準備”が必要です。

また、悲しい末路を避けるためには、大学中退の反省点を活かす必要があります。
無計画に中退したのではなく、その経験をきちんと振り返り、今後の行動にどう活かすかを前向きに考えている姿勢を企業に伝えましょう。

他にも、中退理由を明確にすることが必要です。
中退理由を明確にすることで、就職活動の面接で質問されたときに答えられます。

それぞれのコツについて詳しい内容が知りたい方は、このまま読み進めてみてください。

1. 早めに就職活動をする

大学中退者が悲しい末路を避けるうえで最も重要なのが、早めに就職活動を始めることです。中退後は時間に余裕があるため「少し休んでから」「自分探しをしてから」と考えがちですが、空白期間が伸びるほど企業側の印象は悪くなり、選べる求人も狭まってしまうからです。

特に20代はポテンシャル採用が豊富で、若さそのものが大きな強みになります。早期に動くことで未経験向けの正社員求人や研修制度のある企業にも挑戦でき、キャリアの選択肢が広がります。

実際に、大学中退者の多くは中退後3か月未満に就職活動を始めています。

労働政策研究・研修機構の調査によると、大学中退後に就職活動を始めるまでの期間は以下の表のとおりです。

期間割合
中退する前から17.4%
3ヶ月未満33.2%
3ヶ月〜6ヶ月未満10.6%
6ヶ月〜1年未満10.3%
1年〜3年未満18.0%
3年以上9.8%
無回答0.7%

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学中退者の就労と意識に関する研究」

約半数の人が中退して3ヶ月未満に就職活動をしていることがわかります。
このように、早めに行動することが、悲しい末路を避けるためのコツと言えます。

2. 中退の反省点を活かす

大学を中退した理由には、勉強へのモチベーション低下、人間関係、体調、経済的な事情などさまざまあります。大切なのは、それらの経験を振り返り、今後の選択にどう活かすかを考えることです。

単に「中退しました」と伝えるだけではマイナス印象に繋がりますが、「中退から学んだことがある」と説明できれば、面接官に前向きな姿勢が伝わります。

例えば、「興味がないことには続かないと気づき、自分が熱中できる業界を選ぶようになった」「生活リズムを整える大切さを理解し、今は安定して行動できている」など、次に生かせる学びがあるはずです。

以下の表に、反省の活かし方の具体例をまとめました。

反省どう活かすか
出席日数が足りずに中退生活リズムを整える
人間関係の悩みで中退自分に合う・合わない職場環境を明らかにして仕事選びを行う
学部が合わなかった自己分析や企業研究でやってみたい仕事を明確にする 

中退の反省を活かせれば、自分の失敗を反省し改善できる人だと企業から評価を得られやすくなるでしょう。

素直に反省し、次にどう活かすかを前向きに考えることが、悲しい末路を避けるコツと言えます。

3. 中退理由を明確にする

中退理由を明確にすることも、大学中退しても悲しい末路を避けるコツの一つです。

就職活動の面接では中退理由について質問されやすく、理由が整理できていないと「ただ学校が嫌で辞めたのではないか?」と思われやすいからです。

中退理由を明確にするには、いつどこでなぜ辞めたいと思ったのかをメモに書き出したあとに、何が一番の中退理由かを判断してみてください。

ただし、面接で中退理由をそのまま伝えるとネガティブに受け取られる場合があります。
ポジティブに言い換えられないかを考えましょう。

具体的な中退理由の言い換えを以下の表にまとめたので参考にしてみてください。

中退理由言い換え
学びたいことではなかった興味を持って取り組みたい分野ではなかったと気付き、早い段階で方向転換した。

中退を失敗ではなく、学びとして伝えるのがポイントです。

4. 大学中退後の進路を決めておく

大学中退しても悲しい末路を避けるためには、大学中退後の進路を決めておくのがコツです。

中退後の進路を曖昧なまま過ごしてしまうと、時間だけが過ぎ、就職もスキル習得も進まない状態に陥りがちです。

労働政策研究・研修機構の調査によると、中退直後にしたいと思っていたことと、実際にやったことが異なる場合があるとわかっています。

進路したいと思っていた実際にやった
他の学校へ入学したい12.8%3.9%
資格を取得したい11.4%10.6%
職業訓練を受けたい3.6%3.7%
正社員として就職したい46.6%32.1%
アルバイトをしたい21.4%31.8%
在学中から行っていたアルバイトを継続11.1%27.3%

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ハローワークに来所した中途退学者の実態②:中退後の就職活動」

大学中退後の進路があいまいだと、気持ちがぶれてしまう可能性が高いため、しっかり決めておきましょう。

大学を中退したらその後どうなりますか?

大学を中退したその後は、就職する人が多いです。
実際に、令和6年度の中途退学者の中で就職した割合は14.8%でした。
(参考:文部科学省「令和6年年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」

また、フリーターとして働く人もいます。
アルバイトは正社員と比べて始めやすく、当面の生活費を稼ぐために適しているからです。

このように、大学を中退した後の進路にはさまざまなものがあります。
それぞれの進路について詳しい内容が知りたい方は次の内容を参考にしてみてください。

なお、大学中退したその後の進路とその後の人生について下記の記事で詳しく紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

1. 就職する

文部科学省の調査によると、令和6年度において就職することを理由に学校を中退した割合は14.8%でした。
この割合は、中途退学の理由の中で3番目に多い数字となっています。

大学を中退してまで就職しようとするのには、以下のような理由があると考えられます。

  • 学費や生活費の負担が大きかったから
  • やりたい仕事があったから
  • 早く経験を積んでスキルを身につけたかったから

正社員として就職すると安定した収入が得られます。
学費や生活費の負担が大きかった人は、経済的に自立できるでしょう。

ただし、大学を卒業した人たちと比べると就職活動のハードルは上がります。
早めに就職活動を開始し、多くの時間を求人探しや選考対策に費やす必要があるでしょう。

参考:文部科学省「令和6年年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」

2. フリーターとして働く

大学を中退したその後に、フリーターとして働く人もいます。

労働政策研究・研修機構の調査によると、以下の表のとおり、中退後にアルバイトをする割合は、正社員になった人の割合とほぼ変わらないとわかっています。

進路希望していたこと実際にしたこと
正社員として就職したい46.6%32.1%
アルバイトをしたい21.4%31.8%
在学中から行っていたアルバイトを継続11.1%27.3%

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ハローワークに来所した中途退学者の実態②:中退後の就職活動」

アルバイトはすぐ始めやすいのが魅力です。
就職活動の時とは違い、面接も気軽に受けられるため、早く生活費を稼ぎたい方にとっては都合が良いと言えるでしょう。

しかし、フリーターのままでいると収入や雇用が安定しないデメリットがあるため、慎重に判断する必要があります。

3. 公務員を目指す

大学を中退した後に、公務員を目指す道もあります。
高卒(大学中退)でチャレンジできる枠があるためです。

公務員には国家公務員と地方公務員があります。
違いは以下の通りです。

  • 国家公務員→所属先が総務省や内閣府などの国の機関
  • 地方公務員→所属先が地方自治体

安定した働き方を求めていて、長く働いていきたい人にとっては、公務員が魅力的だと感じるでしょう。

ただ公務員を目指す際は、試験に合格しなくてはなりません。
合格までにかかる期間が7ヶ月から1年半ほどと言われているため、働き始めるまでに時間がかかる可能性があります。

不合格だった場合は、履歴書に空白期間ができてしまうため、なるべく一発合格できるよう勉強する必要があります。

4. 別の学校に進学する

大学を中退した後に、別の学校に進学する道もあります。文部科学省の調査によると、大学中退者で「転学・進路変更等」する人の割合は、22.3%でもっとも多いとわかっています。

今の大学を中退してまで進学しようとしている理由は以下のとおりです。

  • やりたいと思ったことが今の学部で学べないと気付いた
  • 今の大学の環境が合わず新しい環境で学び直したい
  • 将来の目標が明確になって他の学校へ移りたい気持ちが強くなった

ただし、別の大学へ編入する際は前の大学で取得した単位を一部引き継げる場合がありますが、専門学校に入る際は単位を引き継げないケースがほとんどです。
学校によって判断が異なるので、詳しくはホームページなどで確認してみてください。

参考:文部科学省「令和6年年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」

5. 資格取得・スキルアップのために勉強する

大学中退後の行動を決めていなかったり、目指している仕事があって必要な知識やスキルが足りていなかったりする場合は、資格取得・スキルアップのために勉強する道もあります。

就職活動で資格やスキルを活かせる仕事に応募すれば、企業側から「今後の仕事のために行動している・やる気がある人材だ」と思われる可能性があるからです。

資格・スキルを習得するためには以下のような方法があります。

  • 独学で学ぶ
  • スクールに通う
  • 職業訓練に通う

ただ、資格取得・スキルアップには、スクールに通う費用がかかるといったデメリットもあります。
費用を無駄にしないためにも計画的な勉強が必要です。

6. 留学する

将来的に海外で働きたい、語学力をつけたい人は大学中退の進路として留学を選ぶのも一つの手段です。

参考に、留学するメリットとデメリットを以下の表にまとめました。

メリットデメリット
・語学力が身につく
・人生を変えられる経験を得られる
・就職活動でアピールできる
・留学費用がかかる
・目的を持って学ばないと遊んでいるだけと思われやすい

留学費用を払えるか、目的は明確かなど、冷静に考えたうえで検討しましょう。

大学を中退して良かったという人も多い

大学を中退して、むしろよかったと感じている人の意見には、以下があります。

  • 自分に合う企業に就職でき、学生時代より充実している
  • 空白期間に、就職してからではできないような経験ができた
  • 自分と真剣に向き合うきっかけになった
  • 追い込まれたことで、かえって人生に本気になれた
  • 親への甘えがなくなり、自立することができた

大学を中退して「何者でもない時期」を過ごしたことが、その後の仕事選びや人生によい影響をもたらした人もいそうです。
また、中退して後がない状態になったことで本気で就職活動をした人、就職して精神的・経済的に自立できたことで自信がついた、という人もいるようです。

文部科学省「新型コロナウイルスの影響を受けた学生への支援状況等に関する調査」によると、2020年の4~12月までに大学を中退した学生のうち、「その他」が17.5%、「就職・起業等」は14.1%、「転学」は12.9%、「海外留学」は0.7%です。

もちろん、このなかにはネガティブな理由で中退した人もいるでしょう。
しかし、大学を中退したからこそ、新たな人生を切り開くことができた人も決して少なくないことが予想されます。

中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス
中退者からよくある相談例
中退就職カレッジ 中退した方専門の就職支援サービス

「大学中退 末路」によくある質問

大学中退の末路とは

大学中退をした末路として就職が不利になることがあります。
不利に感じた理由として求人を見てみると大卒以上で求人を出されていることが多いため、不利に感じる方多いようです。
この記事では「大学を中退した末路は「就職が不利になる」という影響」について解説しています。参考にしてみてください。

まとめ

「大学中退者の末路はどうしようもない」などと悲観する必要はありません。
中退後から人生を立て直し、就職して社会人として活躍している人もたくさんいます。

大学中退からキャリアを築いていくのには当然大変なこともありますが、その後の人生が満足いくものになれば、あとから振り返って「あのときの自分には、中退がベストだったんだ」と思えるでしょう。

大学中退後の末路が最終的にどうなるかは、自分次第です。ネガティブに捉えるのではなく、その経験を活かす方法で考えていきましょう。

大学中退で人生終了と感じている方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

中退者の就職成功体験談
中退者の就職成功体験談
中退就職カレッジのご紹介
中退就職カレッジのご紹介
  • 学歴に自信がないから就職できるか不安
  • 就職について、誰に相談したら良いか分からない
  • 中退しようかどうかを迷っている
  • 学歴に自信がないから就職できるか不安
  • 就職について、誰に相談したら良いか分からない
  • 中退しようかどうかを迷っている

ABOUT US
小久保 友寛キャリアコンサルタント
元株式会社ジェイック シニアマネージャー/「就職カレッジ®中退者コース」事業責任者。国家資格キャリアコンサルタント。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)現在は、学生団体の活動支援や、企業・経営者への組織づくり支援、終活支援など、世代や立場を問わず「やりがい」や「いきがい」を育む取り組みを幅広く展開中。 「誰もが人生を楽しめる社会をつくる」──その想いは、「日本の中退を変える!」と掲げていた頃から今も変わりません。