2留すると就職できない？ 不利になりやすい理由と就活のコツを解説
2留すると就職できないのではないかと不安に感じるかもしれませんが実際には2留の就活生や、2留後に中退した人を採用する企業は多くあります。
ただし、留年経験がない学生と比べると選考で不利になりやすく、倍率の高い大企業では内定を得るまでに苦労する人も少なくありません。
この記事では、2留すると就活で不利になりやすい理由と共に、2留経験者が内定をつかむための具体的なコツを紹介します。
2留したら就職できないのかな…と不安に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
2留すると「就職できない」と言われる理由
2留すると「就職できない」と言われる理由としては、企業から不安視されやすいこと、そして大手企業への就職が難しくなることが挙げられます。
たとえば授業をさぼったり、努力不足で単位を落としたりして留年を繰り返した場合、「仕事の意欲も低いのでは」といった懸念を企業に与えてしまうでしょう。
特に大企業は応募者数が多いため、一定の基準を設けて応募書類のスクリーニング（足切り）を行うことがあります。このとき「留年経験」や「留年回数」が一つの基準となる場合もあり、留年していない学生と比べて評価が下がることもあるのです。
1. 企業から不安視される可能性が高いから
学業への姿勢や継続力に疑問を持たれる恐れがあるため、「2留すると就職できない」と言われることがあります。
企業はまず、「なぜ2年間も卒業が遅れたのか」という理由に注目します。この場合、サボりや努力不足などが原因だと判断されると、「仕事への意欲も低いのでは？」と思われる可能性があるのです。
また、企業は人材の採用・育成に多くの時間とコストをかけるので、すぐに辞められると大きな損失になります。そのため「すぐに辞めないか？」といった点を採用で慎重にチェックしますが、2留した人は「困難に直面したときに投げ出すかもしれない」と懸念されやすいのです。
このような理由から、2留という経歴は企業に不安材料を与えやすく、選考でマイナスに働く場合があります。
2. 大手企業への就職が難しくなるから
2留すると「就職できない」と言われる背景としては、大手企業への就職が難しくなることも挙げられます。大手企業は採用枠が限られているため、留年していない学生と比べ、2留という経歴が大きなハンデとなってしまうケースが多いからです。
たとえば金融やインフラ、IT通信、航空、食品などの人気業界では、内定倍率が数十倍〜数百倍に達することも珍しくありません。
この場合、企業は書類選考の段階で“足切り”を行うことがあり、「すぐに辞めるかもしれない」といったリスクを回避するため、「留年の有無や期間」を一つの基準とすることがあるのです。
このように大手企業は経歴の差が選考に響きやすいため、留年経験がない人に比べると、2留した人は就職で不利になりやすいのです。
2留は本当に就職できない？ 2つのケース別に解説
2留しても就職は可能ですが、留年経験がない人よりはやや不利になる傾向があります。
とはいえ、たとえば在学中の場合は新卒採用に応募できるため、2留した人でも内定を手にできるチャンスは十分にあります。新卒採用では、経歴よりもポテンシャルを重視する企業が多いからです。
2留後に中退した場合でも「既卒」として新卒枠に応募できる可能性もあり、就職のチャンスが完全になくなるわけではありません。
では、「2留して卒業予定の場合」と「2留して中退した場合」のそれぞれのケースに分けて、2留すると本当に就職できないのかという疑問にお答えします。
ケース1：2留をして卒業予定の場合
卒業予定であれば新卒採用に応募できるため、2留した人でも就職のチャンスは十分にあります。
新卒採用で企業が重視するのは「ポテンシャル」です。そのため2留という過去ではなく、”この先の可能性”という未来を高く評価してくれる会社が多いのです。
一方、2留を経て中退した人の場合、基本的には中途採用での応募となるので就職難易度は高めです。こうした点からも、新卒採用に応募できる2留学生が内定を取れる確率は高いでしょう。
ただし前述の通り、大企業への就職は厳しい可能性があります。また、面接に進むと「なぜ2留したのか」とほぼ確実に質問されますが、このとき理由やどのようにして乗り越えたか、学んだことなどを説明できないと「仕事でも同じような失敗を繰り返すのではないか」と懸念される恐れがある点にも注意が必要です。
ケース2：2留をして中退した場合
2留をして中退した場合、就職の難易度は卒業予定の学生（新卒枠に応募できる学生）よりも高くなります。大学中退の場合は学歴が「高卒」となるため、大卒者よりも就職で不利になる可能性もあるでしょう。
ただし、中退後3年以内であれば「既卒（※）」として新卒採用に応募できる会社も多いため、中退したからといって就職のチャンスがなくなるわけではありません。
また、若手人材の採用に積極的な会社も少なくありません。特に営業職や介護、製造業では、2留という経歴よりも意欲や人柄を重視する「未経験歓迎」の求人が多く見つかります。
このように在学中の2留学生よりは就職のハードルがやや上がるものの、「2留の中退者だから就職できない」ということはないのです。
※既卒：学校を卒業・中退後、正社員経験がない人を指す言葉。10代・20代など年齢が若いこともあり、既卒者を新卒者と同じフローで採用する企業が多い
【2留全員に共通】就活で内定を手にするポイント
在学中の学生や中退者を含め、2留経験がある人は「2留した理由の回答」をしっかりと準備しておくことが欠かせません。留年理由の答え方次第ではプラスの評価を受けられるからです。
また、ITサービス業など人手不足の業種への就職を目指したり、ハウスメーカーやコンサルティング会社のように実力主義の傾向が強い業種を検討したりするのも一つの手です。
ここでは、2留経験者全員に共通する「就活で内定を手にする6つのポイント」を紹介します。就職を成功させたい方は、まずは1つでも良いので自身の就活に取り入れてみてください。
1.「2留した理由」の回答を準備しておく
2留した人に対する企業側の懸念を払拭するためにも、まずは「なぜ2回留年したのですか？」という質問への回答をしっかり準備しておきましょう。
ここで重要なのは、2留を“成長の経験”として前向きに伝えることです。具体的には、次の流れで答えると意欲的かつ誠実な印象を与えることができ、面接の評価が高まります。
| ステップ1：結論（留年理由）を素直に伝えるステップ2：留年に至った経緯を説明し、反省点を伝えるステップ3：留年経験から得た「学び」を今後どう活かしたいか伝える |
このように、「過去を反省し、成長の糧（かて）としていきたい」と前向きに伝えることで、「受け身なのでは？」「意欲が低いのでは？」といった2留した人に対する懸念を払拭できるでしょう。
回答例［1］授業に出ずに単位を落とした場合
授業に出ずに単位を落とし、2留となった場合の回答例を紹介します。
| 正直に申し上げますと、自己管理の甘さから大学を2年間留年しました。 大学は高校とは異なり自由度が高く、自分で計画を立てて行動できずに授業の単位を落としてしまいました。 1度目の留年後も改善が遅れて再び留年となり、自己管理が甘かったことを深く反省しています。 この経験から「自分を律して計画を立てること」の大切さを痛感し、現在は日々の行動を細かく計画に落とし込むことで、無欠席の状態を半年ほど継続しております。 御社に入社後も、自己管理を徹底して働いていきたいと考えています。 |
「過去を真摯に反省している」という姿勢が見られれば、2留という経歴をネガティブに捉えない企業も多いものです。
ウソをつくほうがマイナス評価につながるので、まずは正直に理由を伝えましょう。
回答例［2］授業についていけずに単位を落とした場合
授業についていけずに単位を落とし、2留した場合の回答例を紹介します。
| 2留になった要因としては、授業についていけなかったことが挙げられます。 大学では〇〇を研究していましたが、授業の難易度が上がるにつれて理解が追いつかなくなり、次第に授業への参加意欲も下がっていきました。 1度目の留年後も「基礎から学び直すこと」を後回しにしてしまったことで、2度目の留年となり、困難から目を背けていたことを深く反省しています。 この経験を通じて「苦手なことこそ早めに向き合う大切さ」を学びました。御社に入社後も、分からないことがあったときはそのままにせず、すぐに解決策を見出していきたいと考えています。 |
“逃げグセがある”と思われると評価が下がってしまいます。そのため例文のように、「今後は絶対に逃げない」という覚悟を伝えることを意識しましょう。
回答例［3］病気療養をしていて通学できなかった場合
病気療養のために通学ができず、2留した場合の回答例を紹介します。
| 病気療養のために大学への通学が難しくなり、結果的に卒業が2年遅れました。 大学2年次の4月に肝臓の病気を患い、医師の指導のもと通院と自宅での療養を続けていました。1年間の休学では回復が間に合わず、その後も体調が安定しなかったため、2度目の休学となりました。 現在は医師から「仕事や日常生活に問題はない」との診断を受けており、健康面の不安はありません。 この経験を通じて、健康こそがすべての土台だと痛感しました。御社に入社後も体調管理を徹底し、健康的に安定した状態で働いていきたいと考えています。 |
病気療養が理由の場合、企業が特に気にするのが「現在の健康状態に問題がないか」という点です。そのため医師から「問題ない」と言われている場合は、そのことをしっかりと伝えましょう。
2. 人手不足の業種を検討する
人手不足の業種は人材確保のため、学歴や経歴問わず採用する企業も少なくありません。
帝国データバンクの調査（2025年4月）によると、「正社員の人手が足りない業種」として次の3つが特に高い割合を示しています（※）。
- 情報サービス（69.9％）
- メンテナンス・警備・検査（69.4％）
- 建設（68.9％）
これらの業種は未経験者の採用にも積極的で、入社後の研修制度や資格取得支援が整っている企業も多くあります。
「若さ」や「やる気」も高く評価されやすいので、2留すると就職できないかも…と不安に感じている方は人手不足の業種も視野に入れてみましょう。
※出典：帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査（2025年4月）」
3. 実力主義の傾向が強い業種・企業を検討する
実力主義の企業は「成果」を重視するため、採用時に2留という経歴がそこまでハンデにならないケースも多いものです。
実力主義とは、個人の能力や実績によって従業員を評価する考え方のことです。
たとえば、契約件数が給料に反映されやすいハウスメーカーの営業職や、成果主義の傾向が強い外資系企業やコンサルティング会社、ベンチャー企業などが挙げられます。
こうした職場では「今どんな力を発揮できるか」が重視されるため、2留という過去の事実がマイナス要因になりにくいのです。
2留を挽回できる仕事に就きたい方は、実力主義の業種・企業への就職を検討してみましょう。
4. 公務員就職を目指す
公務員の採用は「人物重視」のため、2留という過去があっても内定を狙えます。
公務員は“公正な採用”を特に遵守しているため、留年理由や経緯よりも「現時点で公務員として働く資質があるか」という人物評価に重きを置いています。
実際、多くの職種で受験資格は年齢だけで、留年についても民間企業ほどネガティブに捉えられないことも多いものです。
年齢制限を満たしていれば、国家公務員・地方公務員・警察官・消防官など幅広い職種に挑戦できます。「就職できないかも…」と不安な2留の方は、公務員就職も検討してみてください。
5. 30社以上のエントリーを目指す
留年経験がない学生に比べて2留学生は不利になりやすいため、就活では30社以上のエントリーを目指すことをおすすめします。
応募する業界や志望企業の選考難易度にもよりますが、新卒採用の内定獲得率は応募数の「10％程度」と言われています。つまり、10社に応募して1社内定が出る計算です。
2留の場合はハンデがあるぶん、仮に内定率を5％とすると、30社に応募して1〜2社から内定を手にできる可能性があります。
学生の平均エントリー数は「28.5社」（※）というデータもあるため、2留学生は最低でも28社、可能であれば30社以上の応募を目指しましょう。
※出典：マイナビ キャリアリサーチLab「2026年卒 大学生キャリア意向調査6月＜就職活動・進路決定＞」
6. 就職支援サービスを使う
2留というハンデをカバーできるため、就職支援サービスも積極的に活用しましょう。
たとえば新卒応援ハローワークやジョブカフェ、就職エージェントを使うと、若者の就職に詳しい担当者が無料で就活をサポートしてくれます。
「2留理由の答え方」や「企業研究の方法」なども教えてくれるので、就活がはじめての方にとっては特に心強い存在といえるでしょう。
| 就職支援サービス | 特徴 |
|---|---|
| 新卒応援ハローワーク | ・学生や既卒者が主な対象 ・若者の就職に詳しい相談員が担当制でサポート |
| ジョブカフェ | ・おおむね30代後半までの若者を支援 ・就職セミナーや職場体験にも参加可能 |
| 就職エージェント | ・専任の担当者が内定獲得まで伴走 ・求人紹介や面接日程の調整など手厚い支援を受けられる |
【在学中の2留学生】就活で内定を手にするコツ
在学中の2留学生（卒業予定の2留学生）が内定を手にするコツは、長期インターンへの参加、キャリアセンターへの相談、スカウトサービスの利用の3つです。
2留学生は「意欲が低いのでは？」といった印象を持たれがちですが、長期インターンに参加することで意欲の高さや熱意を企業にアピールできます。
キャリアセンターによっては、過去の2留学生の就職実績や、面接での受け答えのポイントなどを具体的に教えてくれるでしょう。
企業との出会いを効率的に増やしたい方は、企業側からオファーが届く「スカウトサービス」もぜひ利用してみてください。
1. 長期インターンシップに参加する
留年のマイナスイメージを払拭しやすいので、在学中の2留学生は「長期インターン」への参加を考えてみましょう。
長期インターンとは、3〜6か月ほど企業で働く就業体験のことです。実際に社員と同じような業務を担当することが特徴で、個人営業やWebマーケティング、ゲーム開発など、幅広い企業が学生を募集しています。
2留学生は「意欲の低さ」を懸念されがちですが、長期インターンに参加することで「仕事に対する熱意」を強く企業にアピールできます。
就職活動を有利に進めたい2留学生は、長期インターンの募集情報をぜひ調べてみましょう。
2. キャリアセンターに相談する
過去の2留学生がどのように就活を進め、どの企業に就職したか教えてもらえる可能性があるので、学内のキャリアセンターも積極的に活用しましょう。
キャリアセンターには、卒業生の就職実績が豊富に蓄積されています。そのため学校によっては、2留学生が内定を獲得した企業名などを具体的に教えてもらえるのです。
キャリアセンターの職員は「国家資格キャリアコンサルタント」保有者であるケースが多く、「2留の理由を企業にどう伝えるか」といった実践的なアドバイスも受けられます。
就職できないかも…と不安な2留学生は、キャリアセンターもぜひ利用してみてください。
3. スカウトサービスを使う
企業と出会えるチャンスを増やせるので、在学中の2留学生はスカウトサービスも活用してみましょう。
スカウトサービスとは、自己PRなどの登録情報を見た企業が「会いたい」と思った学生にオファー（スカウト）を送る就職サービスです。
一般に大手就活サイトは、採用にお金をかけられる大企業の求人が多めです。一方、スカウトサービスは採用にそこまでお金をかけられないものの、学生の採用に積極的な優良中小企業が多く利用しています。
スカウトを受けた学生は「書類選考なし」で面接に進めるケースも多いため、就職のチャンスを広げたい2留学生はぜひ利用してみましょう。
【中退した2留経験者】就活で内定を手にするコツ
2留後に中退した人が内定を手にするコツは、就職活動をすぐに始めること、そして「中退理由」と「中退後の過ごし方」の回答を準備しておくことです。
中退直後は「既卒」として新卒枠に挑戦できますが、応募できる年数が限られているので早めの行動が欠かせません。
「なぜ中退したのですか？」と質問されたときは、反省点や学びをどう活かしていきたいか伝えることがポイントです。
「中退後の過ごし方」に関しては、就職に向けた前向きな取り組みを伝えましょう。
2留もして中退もしているし、就職できないかも…と不安な方は、これらのコツをぜひ意識してみてください。
1. すぐに就職活動を始める
時間が経つほど正社員就職が難しくなるため、2留後に中退した方はすぐに就職活動を始めましょう。
日本には、学校を卒業・中退してから3年以内の人を「既卒」として扱い、新卒と同じ選考ルートで採用する企業が多くあります。
ただし“2年以内”といった条件の企業もあり、仮にその期間を過ぎるとこの企業の新卒採用には応募できません。すると「中途採用」にしか応募できず、社会人経験がない中退者は採用で不利になってしまうことがあるのです。
就活を後回しにするほど「就職できないかも…」という不安は増していくので、できることから少しずつ取り組んでいきましょう。
2.「中退理由」を答える準備をしておく
2留後に中退した場合は「中退理由」も面接で質問されるので、以下のステップをもとに回答を考えておきましょう。
| 結論（中退理由）を素直に伝える↓中退に至った経緯を説明し、反省点を伝える↓中退経験から得た学びをどう活かしているか（活かしていきたいか）伝える |
「失敗や反省を糧（かて）に頑張っていきたい」という姿勢を伝えることで、「努力できないタイプなのでは？」「諦めグセがあるのでは？」という企業側の不安を払拭できます。
▼回答例（中退理由）
| 中退を決断した理由は、社会で早く貢献できる人材になりたいと考えたためです。 授業内容に関心を抱けないまま留年を重ねてしまい、結果的に卒業という目標も達成できなかったことを、今でも深く反省しています。 この経験から「自分に合った領域を見つける大切さ」を学び、留年期間中に自分の適性を見つめ直した結果、人材業界で人の成長に直接貢献する仕事に就きたいという目標が明確になりました。 |
3. 「中退後の過ごし方」の回答も用意しておく
面接では「中退後はどのように過ごしていたか」もよく質問されるので、2留後に中退した方はこちらの回答も準備しておきましょう。
アピールにつながる行動としては、次のようなものが挙げられます。
| スキルアップ：応募職種に活かせる資格の学習など 職務経験：仕事経験を積むためのアルバイトなど 就職準備：業界研究などの情報収集や自己分析 |
「特に何もしていませんでした」「趣味に時間を使っていました」といった回答では、仕事への意欲が低いと見なされる可能性があります。
仕事への熱意をアピールするためにも、「就職に向けた前向きな取り組み」を具体的に伝えることが大切です。
▼回答例（中退後の過ごし方）
| 中途退学後はIT業界への就職を目指し、「ITパスポート」の資格取得に向けて勉強していました。アルバイトをしながら1日2時間の勉強を3か月続け、先日無事に合格しました。 現在はIT知識をさらに深めるため、「基本情報技術者試験」の勉強に取り組んでいます。 |
よくある質問
「2留した人であっても採用したい」と考える企業は多いので、2留によって人生が終わることも、“やばい状況”に陥ることもありません。
多くの企業、特に人手不足の業界や成長中の企業は「将来性」や「人柄」を重視して採用を行います。つまり2留という過去よりも、「この先活躍してくれそうか？」「この人と一緒に働きたいか」といった“未来への期待”が評価されるのです。
2留した人の就活で大切なのは、「留年をどう反省し、次にどう活かそうとしているか」を主体的に伝えることです。過去を素直に受け止め、前向きな姿勢を見せられれば、2留しても内定をつかむことは十分に可能です。
「中小企業にも目を向ける」「留年理由の伝え方を工夫する」といった点を意識して就活に臨めば、2留した文系学生でも内定は取れます。
一般に2留の文系は理系よりも少なく、「文系で留年を繰り返すのは、本人に何か大きな問題があるのでは？」と企業から不安視されがちです。
とはいえ、2留が“足切り要因”になりやすい大企業だけを受け続けない、留年理由は「素直＋学び」をセットで伝えるなどを意識することで、就職のチャンスは広がっていきます。
就職成功率を高めたい方は、この記事内の「【在学中の2留学生】就活で内定を手にするコツ」もぜひ目を通してみてください。
「大手企業だけに絞らない」「30社以上の応募を目指す」といった点を意識することで、2留の理系学生でも内定は取れます。
理系は授業や卒業研究の負担が大きいことから、文系に比べると2留という経歴に理解を示してくれる企業が多い傾向にあります。ただし、特に有名大学の理系学生に見られる「大手や数社だけを受ける」といった就活は、2留というハンデを考えるとリスクが高いでしょう。
留年経験がない学生以上の行動量が欠かせないため、研究などで忙しいかと思いますが、中堅企業の研究職・技術職の募集も探す、30社以上に応募するといった取り組みを続けましょう。
1. 2留すると人生終わり？ やばい？
「2留した人であっても採用したい」と考える企業は多いので、2留によって人生が終わることも、“やばい状況”に陥ることもありません。
多くの企業、特に人手不足の業界や成長中の企業は「将来性」や「人柄」を重視して採用を行います。つまり2留という過去よりも、「この先活躍してくれそうか？」「この人と一緒に働きたいか」といった“未来への期待”が評価されるのです。
2留した人の就活で大切なのは、「留年をどう反省し、次にどう活かそうとしているか」を主体的に伝えることです。過去を素直に受け止め、前向きな姿勢を見せられれば、2留しても内定をつかむことは十分に可能です。
2. 文系の2留学生だけど、就活で内定は取れる？
「中小企業にも目を向ける」「留年理由の伝え方を工夫する」といった点を意識して就活に臨めば、2留した文系学生でも内定は取れます。
一般に2留の文系は理系よりも少なく、「文系で留年を繰り返すのは、本人に何か大きな問題があるのでは？」と企業から不安視されがちです。
とはいえ、2留が“足切り要因”になりやすい大企業だけを受け続けない、留年理由は「素直＋学び」をセットで伝えるなどを意識することで、就職のチャンスは広がっていきます。
就職成功率を高めたい方は、この記事内の「【在学中の2留学生】就活で内定を手にするコツ」もぜひ目を通してみてください。
3. 理系の2留だけど、就活で内定は取れる？
「大手企業だけに絞らない」「30社以上の応募を目指す」といった点を意識することで、2留の理系学生でも内定は取れます。
理系は授業や卒業研究の負担が大きいことから、文系に比べると2留という経歴に理解を示してくれる企業が多い傾向にあります。ただし、特に有名大学の理系学生に見られる「大手や数社だけを受ける」といった就活は、2留というハンデを考えるとリスクが高いでしょう。
留年経験がない学生以上の行動量が欠かせないため、研究などで忙しいかと思いますが、中堅企業の研究職・技術職の募集も探す、30社以上に応募するといった取り組みを続けましょう。
まとめ
この記事では「2留は就職できないのか？」という疑問にお答えしました。
在学者（卒業予定者）または中退者ともに、2留という経歴があっても就職は十分に可能です。
特に20代の採用では、過去よりも「今後どんな成長が期待できるか」という“未来の可能性”を評価してくれる企業が多いので、諦めることなく就活を続けていきましょう。
こんな方におすすめ！
- 学歴に自信がないから就職できるか不安
- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている
- 学歴に自信がないから就職できるか不安
- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている
