大学を休学すると就職で不利になる?休学理由の伝え方や例文も解説

大学休学は就職で不利?就活の影響や休学理由の答え方・例文を紹介

大学休学する事は、必ずしも就職に不利に繋がるとは限りません。

不利になるかどうかで重要なのは、休学理由や休学期間の過ごし方をどのように面接で伝えるかです。どんな理由であっても事実を簡潔に伝えつつ、これから元気に働いていきたいと考えていることをポジティブに伝える意識を持っておきましょう。

この記事では、大学を休学したことを就職で不利にしないために知っておきたいポイントや、具体的な例文を解説します。既に休学している人やこれから休学を考えている人は、記事の内容を参考にしてみてください。

大学休学が就職で不利になるかは「理由次第」

「前向きな理由」や「やむを得ない理由」で大学を休学した場合、就職で不利になることはまずありません。しかし「消極的な理由」の場合は不利になる可能性があります。

たとえば語学留学のように目的があって休学していた人や、本人の努力ではどうにもできない事情(家族の看病など)で休学していた人はマイナス印象を持たれません。

一方で「勉強についていけなかった」といった理由は、企業からネガティブな印象を持たれがちです。
休学が就職でマイナスになるかどうかは、あくまで「理由次第」です。
そのため休学したからといって、必ずしも就活で不利になるとは限りません。

1. 就活で不利になりにくい休学理由

就職で不利になりにくい休学理由は、「前向きな理由」と「やむを得ない理由」です。
具体的には、留学や長期インターン、病気の治療などが挙げられます。

明確な目的を持って休学を選んだ人は、主体性をポジティブに評価される傾向があります。

病気の治療などによる休学であっても、現在は問題なく働ける状態であればマイナス評価を受ける可能性は低いでしょう。

前向きな理由

留学やワーホリ(ワーキングホリデー)、長期インターン、ボランティアなど、明確な目的があって大学を休職した場合は就職で不利になりにくいです。むしろ「主体的に行動した経験」として評価する企業が多いからです。

たとえば留学については、採用担当者の73.9%が「(留学による)留年や休学は採用においてマイナス評価にならない」と回答しています(※)。

前向きな目的を持って行動すれば、休学は単なる「空白期間」ではなく、「大きく成長した期間」として受け止められることが多いのです。

▼前向きな休学理由
  • 留学
  • ワーキングホリデー
  • 長期インターン
  • ボランティア
  • 資格取得

※出典:トビタテ!留学JAPAN「就職活動と留学に関する意識調査

やむを得ない理由

病気やケガの治療、家庭の事情(家族の看病や経済的な理由)といった「やむを得ない理由」も、就職で不利になりにくい傾向があります。本人の意思ではどうにもできない事情のため、“正当な理由”として受け入れてもらえる場合が多いからです。

心身の不調による療養も「やむを得ない理由」として扱われることが一般的です。文部科学省の調査(※)でも、令和6年度の休学理由の第2位が「精神疾患」となっており、企業側からしても決して珍しい理由ではありません。

▼やむを得ない休学理由
  • 病気やケガの治療
  • 心身の療養
  • 家族の看病
  • 介護
  • 家庭の経済的事情
  • 被災

※出典:文部科学省「令和6年度学生の中途退学者・休学者数の調査結果について

2. 就活で不利になりやすい休学理由

「勉強についていけなかった」「人間関係がイヤになった」といった理由で大学を休学した場合、就職で不利になりやすい傾向があります。
「仕事で壁にぶつかったら、同じようにすぐ辞めてしまうのでは?」と、継続力や責任感の面で企業が不安を覚えるからです。

「授業に出るのが面倒になった」といった理由も、企業側にネガティブな印象を与えやすいため注意が必要です。

▼就活で不利になりやすい休学理由
  • 勉強についていけなかった
  • 人間関係がイヤになった
  • 授業に出るのが面倒になった
  • 遊びや趣味を優先した

次の章では、就職で不利になりやすい休学理由を「ポジティブな印象」へと変換する方法を解説しています。
回答例も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【面接/回答例】大学休学について質問されたときの答え方

大学を休学した理由を面接で聞かれたときは、「理由 → 学び(反省) → 今後への活かし方」の3ステップで答えましょう。

▼休学理由の答え方
  1. 休学理由
  2. 休学経験から得た学び(反省)
  3. その学びをどう活かしているか

休学理由を通して面接官が本当に知りたいのは、「過去に何があったか」ではなく、「その経験を経て、今はどう成長しているか」という点です。

休学した理由だけを伝えると「また同じ理由で辞めてしまうかも」「あまり反省していないのかな?」と思われる可能性があるため、“学び”と“活かし方”もセットで伝えましょう。

1.「消極的な理由」の場合

休学理由を面接で聞かれたときは、たとえ消極的な理由であっても、まずは正直に答えることが大切です。ウソがばれたり、隠し事をしているのでは?と疑われたりすると、信頼や評価が大きく落ちてしまうからです。

そもそも面接官は、あなたを責めるために質問しているわけではありません。
「入社後に、同じような理由ですぐ辞めてしまわないか?」という点を確かめたいだけなのです。

「勉強についていけなかった」「人間関係に悩んだ」といったネガティブな理由であっても、まずは素直に伝えましょう。

その経験を反省し、次にどう活かそうとしているかをセットで示せれば、「同じ理由で会社を辞めることはない」という印象を与えられ、面接官を安心させられます。

回答例:学業についていけずに休学した場合

中途半端に授業を受け続けるのではなく、一度立ち止まって基礎からやり直すべきだと考え、1年次の2月に休学を決意しました。

大学では物理を専攻していますが、高校の時よりも授業内容が高度になり、勉強のスピードに理解が追いつかなくなったことが主な原因です。
休学期間中は、高校物理の範囲まで遡(さかのぼ)って参考書を解き直すなど、基礎科目の復習に徹底して取り組み、苦手な点を一つずつ解消する時間にあてました。

この経験を通じて、休学前に基礎をおろそかにしていたことを深く反省したとともに、どんなに難しい内容であっても、土台となる基礎をしっかり固めることによって理解を深められることを学びました。
そこで復学後は、疑問点が少しでもあればすぐに調べたり、教授に質問したりするなど、まずは「基礎固めを徹底すること」を意識して行動しています。

回答例:人間関係が原因で休学した場合

対人関係に悩み、気持ちが深く落ち込んで学業に身が入らなくなったため、「大学と一度距離を置いて気持ちを落ち着かせたい」という思いから休学を決意しました。

休学の背景としては、野球サークルの運営方針をめぐり、先輩と意見が衝突してしまったことが挙げられます。具体的には、夏の大会に向けて「実力主義のメンバーで臨みたい」と考えていた私と、「最後の大会は4年生主体で臨みたい」と考えていた先輩方との間に対立が生まれ、部内での居心地が悪くなってしまったことが要因です。

休学中は当時の自分の行動を振り返る時間にあてましたが、その中で「自分の意見だけを押し通そうとしていた」という点に気づき、深く反省しました。
そこで復学後は、まずは相手の話を最後まで聴くことを意識して行動しています。その結果、サークルの先輩とも和解でき、現在は良好な関係を築けています。

2.「やむを得ない理由」の場合

家族の事情や自身の病気といった「やむを得ない理由」で大学を休学した場合、その事実を素直に伝えて構いません。致し方ない事情であれば、企業側も理解を示してくれるからです。

「現在は就業に支障がない」と伝えると安心感を与えられるので、休学理由を伝えるときは、以下のような一言も添えられると良いでしょう。

  • 「就職しても問題ない」と医師から言われている
  • 家族の看病が落ち着き、フルタイムで働ける状態にある
  • 卒業までの学費を工面でき、経済的な不安が解消した

回答例:精神的な理由で休学した場合

学業の負担が重なったことで心身に不調をきたし、大学3年の後期を休学しました。
休学中は、医師の指導を受けながら回復に努めるとともに、学習に取り組む姿勢を見つめ直す時間にあてました。そこで、当時は課題や試験のすべてを並行して取り組んでいたことを反省し、「優先順位をつけること」の重要性に気づきました。
復学後は、まずは目の前のタスクにすぐに手をつけるのではなく、一度落ち着き、緊急度や重要度を判断して取り組むことを意識しています。こうして計画的に物事を進める習慣を身につける中で、学業に対する緊張やプレッシャーも減っていきました。
現在は体調も完全に回復し、医師からも「就職は問題ない」との診断をいただいています。
御社に就職後も、複数の業務を前にして慌てないよう、優先順位をつけて仕事に取り組んでいきたいと考えています。

回答例:経済的事情で休学した場合

母が大病を患い、学費を治療費にあてる必要が生じたため、大学を1年間休学しました。
休学中は、週5日、2つのアルバイトを掛け持ちしながら学費を貯めることに専念し、結果として次年度の学費を貯めることができました。
振り返ると、この期間は単にお金を稼ぐだけでなく、多くの学びを得られた時間だったと感じています。
たとえば、アルバイトリーダーとして年代の異なるスタッフをまとめる中で、立場や考え方の違いを尊重しながら協力し、成果を出すことの大切さを学びました。お金を稼ぐ大変さを身に染みて痛感できたことも、休学中の大きな学びと捉えています。
なお、現在は母の体調も快復し、家庭の事情で再び休学する状況にはありません。また、復学後は2つのアルバイトを続けながら学業にも取り組み、卒業に必要な単位をすべて修得できています。

3.「前向きな理由」の場合

目標達成に向けた休学や長期留学など、こうした「前向きな理由」もそのまま伝えて構いません。主体性や行動力がある人として、プラスに評価されることが多いからです。

なお、目標達成に向けて大学を休学した場合、企業側は「その夢をまだ諦めておらず、入社後に辞めてしまうのでは?」と不安に感じることがあります。そのため「全力でやり切ったので後悔はなく、現在は就職に向けて気持ちを切り替えています」といった形で、就職への強い意志も示しましょう。

回答例:目標達成のために休学していた場合

大学2年次にプロデビューのチャンスをいただいたことをきっかけに、音楽活動に専念するため、大学を1年間休学しました。
休学期間中は、自らライブを主催したり、SNSを使ってファンを増やすためのプロモーション活動を行ったりするなど、プロデビューに向けてあらゆる手段を講じました。
〇〇会場でライブを行うなど、一定の結果は残せましたが、プロとしての契約には至りませんでした。当初から「この1年で結果が出なければ音楽活動に区切りをつける」と決意していたため、後悔はなく、現在は就職に向けて気持ちを切り替えています。
この経験を通じて、「高い目標を掲げ、その達成に向けて自ら主体的に動く力」を身につけられました。御社で営業職として働く際も、目標達成に向け、自ら試行錯誤を繰り返しながら成果を追求していきたいと考えています。

回答例:留学に行っていて休学していた場合

大学3年の7月から1年間、アメリカの大学に留学するために休学しました。
高校時代、海外でボランティア活動を経験したことをきっかけに英語に興味を持ち、「ビジネスレベルの英語力を習得すること」を目標に学習を続けてきました。その中で、ネイティブに囲まれた環境で英語力をさらに高めたいという思いが強くなり、留学を決意しました。
留学直後は言葉の壁に直面し、自分の意思を伝えられないもどかしさを経験しました。しかし、「自ら選んでこの場にいる以上、必ず結果を出す」という強い覚悟を持っていたため、現地のサークル活動や学生団体に飛び込み、積極的にコミュニケーションを図りました。
その結果、TOEICのスコアを720点から940点まで伸ばすことができ、様々な価値観やバックグラウンドを持つ人々と協力する「柔軟な対応力」も身につけることができたと感じています。

【履歴書/記載例】大学休学を記入するときのポイント

大学を休学した場合は、履歴書の学歴欄に「休学を開始した年月」と「復学した年月」を正しく記載してください。

学歴詐称を疑われる可能性があるため、休学期間をごまかして記載したり、休学した事実を履歴書に書かなかったりするのはNGです。

▼記載例

学歴
平成313◯◯区立◯◯中学校 卒業
平成314◯◯県立◯◯高等学校 入学
令和43◯◯県立◯◯高等学校 卒業
令和44◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 入学
令和69◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 休学
理由:カナダの◯◯大学に長期留学するため
令和78◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 復学
令和93◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 卒業見込み
以上

履歴書は、次のような形で記載しましょう。

  • 学科名などの横に「休学」と記載
  • 一行開けて「理由:~~~ため」と簡潔に書く
  • 学科名などの横に「復学」と記載

休学理由は、ポジティブな理由や、やむを得ない事情があればそのまま記載してOKです。

ネガティブな理由の場合は、「進路再考のため」といった表現に留めても構いません。

1. 「ポジティブな休学」や「やむを得ない休学」は理由を添える

特に評価が落ちるわけではないため、ポジティブな理由で休学した場合や、やむを得ない事情で大学に通えなくなった場合は、履歴書に理由を記載しておきましょう。

そもそも「休学理由を履歴書に書かなければいけない」というルールはありませんが、空欄だと「何か隠し事があるのでは?」と不安に思う採用担当者もいます。

実際、次のような理由は就職でマイナス評価につながらないため、休学した理由を簡潔に添えておくことをおすすめします。

▼前向きな休学理由
  • 留学
  • ワーキングホリデー
  • 長期インターン
  • ボランティア
  • 資格取得
▼やむを得ない休学理由
  • 病気やケガの治療
  • 心身の療養
  • 家族の看病
  • 介護
  • 家庭の経済的事情
  • 被災

▼記載例

学歴
令和44◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 入学
令和69◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 休学
理由:カナダの◯◯大学に長期留学するため
令和78◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 復学
令和93◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 卒業見込み
以上

※こちらの例では、高校卒業までの経歴は省略しています

2. 「ネガティブな休学」は理由を添えなくてもOK

ネガティブな休学理由は書類選考で不利になりがちなため、履歴書には「理由:進路再考のため」とだけ記載しておくと良いでしょう。

▼就活で不利になりやすい休学理由
  • 勉強についていけなかった
  • 人間関係がイヤになった
  • 授業に出るのが面倒になった
  • 遊びや趣味を優先した

面接では理由を正直に伝えるべきですが、履歴書には「理由を必ず書く」という決まりはありません。そのため、マイナスな印象を持たれそうな場合は理由を明確に書かなくてもOKです。


▼記載例

学歴
令和44◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 入学
令和69◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 休学
理由:進路再考のため
令和78◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 復学
令和93◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 卒業見込み
以上

※こちらの例では、高校卒業までの経歴は省略しています

大学休学を就職で不利にしないためのポイント

“休学”という経験を就職活動でマイナスなものにせず、むしろ強みとしてアピールする経験・期間に変えるには、「休学前・休学中・休学後」の3つのフェーズで戦略的に動くことが大切です。

それぞれのタイミングでやるべきことを整理し、計画的に行動しましょう。

▼大学休学を就職で不利にしないためのポイント

休学前・休学中の目標を設定する
・復学後の履修計画を考えておく
休学中・アピールできる経験を積む
・休学中に就職活動に取り組む
休学後・「目的・行動・変化」をセットで話せる準備をする
・第三者のサポートを借りる

【休学前】就職に向けて取り組みたいこと

休学前に取り組みたいことは「目標設定」と「履修計画の作成」です。

たとえば「TOEICを◯点まで伸ばす」といった具体的な目標を掲げ、それに向けて行動した経験は、就職活動でアピールできる材料になります。

卒業に必要な単位数などを事前に把握し、復学後の履修計画を立てておくことも欠かせません。

「単位が足りずに卒業できず、内定を手放さなければならなくなった…」といったケースは珍しくないため、卒業要件や必修科目の開講時期を休学前にしっかり確認し、復学後の履修スケジュールを考えておきましょう。

1. 休学中の目標を設定する

「目標を設定してやり切った経験」は、そのまま就職活動で使える自己PRになります。そのため休学する場合は、あらかじめ“休学中に何を達成したいか”を決めておきましょう。

▼目標設定(例)

長期留学:TOEICのスコアを◯点まで伸ばす
長期インターン:◯◯のスキルを身につける

「◯◯という目標を立て、その達成に向けて取り組んでいました」と説明できると、主体性や行動力などが評価され、アピールにつながります。

企業からの評価を高めるためにも、「休学中に達成したい目標」をあらかじめ設定しておくことをおすすめします。

2. 復学後の履修計画を考えておく

「単位不足で卒業できず、内定を辞退することになった…」という事態を防ぐためにも、卒業に必要な単位数や必修科目は休学前にしっかり確認しておきましょう。

たとえば3年次にだけ受けられる必修科目がある場合、休学時期によってはその授業を受けられず、卒業が1年遅れてしまう可能性があります。

安心して休学期間を過ごすためにも、復学後の履修計画を考えておくことが大切です。具体的には、次の3点を確認しておきましょう。

  • 卒業までにあと何単位必要か
  • 復学後の各学期で、最大何単位ずつ履修できるか
  • 必修科目の履修状況(あと何科目残っているか、いつ受講する必要があるか)

【休学中】就職に向けて取り組みたいこと

休学中は、就職活動でアピールできる経験を積むこと、そして可能であれば就活に向けた対策の時間を作ることも意識してみてください。

休学期間は、将来につながる経験を積める貴重なチャンスでもあります。
アルバイトやインターン、資格取得など、就職活動で強みとして伝えられる実績を意識して行動できると良いでしょう。

休学中はまとまった時間を確保しやすいため、自己分析や業界研究に取り組むのもおすすめです。復学してから慌てて就活を始めるのではなく、休学中から少しずつ準備を進めておくことで余裕を持って選考に臨めます。

【休学後】就職に向けて取り組みたいこと

休学後に取り組みたいことは、「目的・行動・変化」をセットで話せる準備をすること、そして第三者のサポートを借りることです。

企業は「なぜ休学したのか」「休学期間に何をしたのか」「どのように成長したか」という点を知りたいと考えています。面接でこれらの質問に答えられないと評価が落ちる恐れがあるため、あらかじめ回答を用意しておきましょう。

休学後は周りと比べて就活時期が遅れることがあり、孤立感を覚える可能性もあります。
自分だけで抱え込むと不安が大きくなりやすいため、就職エージェントに相談するなど“一人にならない環境”を作ることも大切です。

1.「目的・行動・変化」をセットで話せる準備をする

休学経験を通して企業が知りたいのは、「なぜ休学したのか(目的)」「休学期間に何をしたのか(行動)」「どのように成長したか(変化)」の3点です。

そのため、面接で休学理由について質問されたときに備え、「目的・行動・変化」をセットで話せる準備をしておきましょう。

たとえば「経済的な事情」で休学した場合、次のような回答が考えられます。

目的・父が病気になり、母の収入だけでは生活が成り立たなくなった
・大学での学業を継続するため、自力で学費を工面することを決意した
行動・週5日、2つのアルバイトを掛け持ちした
・体調管理や時間管理を徹底し、継続して働ける環境を整えた
変化・責任を持って、最後までやり切る姿勢が身についた
・自分でお金を稼ぐ厳しさを理解した

2. 第三者のサポートを借りる

大学を休学すると、同年代の友人と就職活動のタイミングがずれるため、孤立感を感じて情報不足やモチベーション低下に繋がり、不利な状況を招くリスクがあります。こうした状況を避けるためにも、1人で就職活動を進めない工夫が大切です。

具体的には、大学のキャリアセンターを利用したり、民間の就職エージェントに登録するなど、専門的な人からのアドバイスやサポートを受けると良いでしょう。

第三者のサポートを受けることで、客観的なアドバイスや情報収集ができるようになり、安心感を持って就職活動に取り組めるようになります。

よくある質問

休学していると内定取り消しになる?

休学を理由に内定が取り消される事は基本的にありません。しかし、内定後に休学することになった場合は、早めに企業に報告することが重要です。
企業によってはそれによって内定取り消しになることもありますが、隠したときに後からばれるリスクを考えると、早めの報告をすべきでしょう。
また、休学理由が体調不良などの場合は、現在は回復していることを伝える意識を持っておきましょう。誠実な説明と前向きな姿勢を伝えることができれば、休学の事実が内定に影響する事はほとんどありません。

大学を休学する理由は?

大学を休学する理由としては、留学や資格取得、進路の再検討などポジティブなものから、経済的事情や健康上の理由などネガティブなものまで様々です。採用担当者が重視しているのは、休学の事実や理由そのものよりも、休学の経験をどのように捉えて活かしていきたいと考えているかという点です。
たとえネガティブな理由であっても、ポジティブな説明ができれば評価されますし、簡潔に伝えることで説明力があるというプラスの評価を受けることができます。
休学の理由をポジティブに伝えるためにも自己分析に取り組み、自身の過去の経験を言語化しておきましょう。

大学を休学して就職活動をするメリットは?

大学を休学して就職活動に取り組むメリットとしては大きく3つあります。
第一に、学業にかかる時間を全て就職活動に使えるため、就活対策や面接に集中できる点です。第二に、同級生より早めに就活を始められれば、競争が緩やかな時期に応募でき、内定獲得の可能性を高められることが挙げられます。第三に、休学中は自己分析や資格取得に時間を投資しやすく、中長期的なキャリア形成で有利になることがある点です。
もちろん、休学によって経済的な負担などデメリットもありますが、工夫次第で十分にカバーできるため、休学をする際は目的を持って判断することを重視してください。

大学を休学しても、休学理由をしっかりと説明すれば就職できないという事はありません。むしろ休学期間で得た経験や学びをポジティブに伝えることで、就職活動を有利に進められるケースもあります。

大学休学理由を伝えるためには自己分析が欠かせません。自己分析のやり方が分からない場合は、就職エージェントのアドバイザーに相談してみることもおすすめです。

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  • 中退しようかどうかを迷っている
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ABOUT US
小久保 友寛キャリアコンサルタント
元株式会社ジェイック シニアマネージャー/「就職カレッジ®中退者コース」事業責任者。国家資格キャリアコンサルタント。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)現在は、学生団体の活動支援や、企業・経営者への組織づくり支援、終活支援など、世代や立場を問わず「やりがい」や「いきがい」を育む取り組みを幅広く展開中。 「誰もが人生を楽しめる社会をつくる」──その想いは、「日本の中退を変える!」と掲げていた頃から今も変わりません。