大学を休学する理由は?履歴書や休学届の書き方を休学理由ごとに解説!

大学を休学する理由は、海外留学や精神的な不調、経済的な事情などがあります。休学をする際には、大学に休学届を提出し、理由をしっかり伝えなければなりません。
また、就職活動では休学理由を面接で聞かれる場合が多く、うまく答えられないと「仕事でも休んでしまわないか」と企業が不安視する可能性があります。
休学届を出す時も就職活動を行う時も、休学理由が必要なので、大学を休むを決めた段階で理由を整理し、前向きに説明できるよう準備しておくことが大切です。
この記事では、休学理由ごとのメリット・デメリットや、休学届・履歴書に使える例文を解説します。これから休学を検討している方や、理由の書き方に迷っている方はぜひ参考にしてください。
大学を休学する際の5つの理由
大学を休学する主な理由は、海外留学、精神的な不調、経済的困窮、転学・進路変更、病気・けがなどがあります。
文部科学省の調査によると、大学の休学理由は海外留学が最も多く、次いで精神疾患、経済的困窮、転学・進路変更が多いです。休学は、語学力向上や心身の回復、学費を稼ぐための準備期間、将来の進路を再考する機会など、様々な目的で行われます。
ここでは休学する理由やそれぞれの理由で休学した際のメリットやデメリットを紹介します。理解したうえで休学するかどうか考えてみてください。
参考:文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
1.海外留学
大学を休学する理由の一つに、海外留学があります。文部科学省の調査によると、海外留学と回答した割合は13.8%で、全体の中で最も多い理由でした。その割合は前年度に比べて0.1%増えています。
実際に、独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、日本人学生の留学者数は2020年から増えているとわかっています。
| 年度 | 日本人学生の留学者数 |
|---|---|
| 2020年 | 1,487人 |
| 2021年 | 10,999人 |
| 2022年 | 58,162人 |
| 2023年 | 89,179人 |
参考:独立行政法人日本学生支援機構「2023(令和5)年度日本人学生留学状況調査結果」
2020年はコロナ禍により留学者数が減少していますが、その後は増加傾向にあります。これは語学を学ぶ必要性の高まりや気軽に短期留学に行けるようになったことが要因と考えられるでしょう。
このような背景からも、海外留学を理由に大学を休学する人が多くなっています。
海外留学で大学を休学するメリット
海外留学で大学を休学すると以下のようなメリットがあります。
- 実践的な語学力を身につけられる
- 異文化に対する理解力を高められる
- 外資系企業を狙っている場合は就職活動に活かせる
- 時間がある学生のうちに海外留学ができる
- 人生を変えられるような経験ができる
語学力が身につくのはもちろん、就職活動やその後の人生に活かせる経験ができるのが大きなメリットです。また、働くようになってからはなかなか時間ができず、海外留学に行くのは難しいです。
時間がある学生だからこそメリットが大きいと言えるでしょう。
海外留学で大学を休学するデメリット
海外留学で大学を休学すると以下のようなデメリットがあります。
- 卒業・就職活動が遅れる
- 渡航費や海外での学費・大学の休学費用など高額な費用がかかる
- 単位が認定されない可能性がある
海外留学が単位として認定されるのは、大学間の協定に基づく交換留学や大学の定められたプログラムである認定留学に限られます。休学時の留学は単位として認定されない場合が多いです。
留学から帰ってきたあとは、休んでいた分の単位をとらなければいけないので、同級生より卒業が遅れてしまうでしょう。
また、明確な目標を持たず留学期間を過ごすと、得られるものが少なくなります。企業からも遊んでいただけなのではないかとネガティブな印象を持たれ、就職活動が不利になる可能性もあるでしょう。
2.精神的な不調
大学を休学する理由の一つに、精神的な不調があります。精神的な不調とは、気分の落ち込みや集中力の低下を指します。
文部科学省の調査によると、休学する理由のうち精神疾患は13.0%で、全体の2番目に多い回答となっていました。前年度より0.4%増加した結果となっています。
大学生は、入試後の燃え尽き感や就職活動のプレッシャーにより、ストレスを受けやすい環境にあります。
こうした背景から、ストレスが積み重なり、精神的な不調へとつながってしまいます。その結果、大学生は精神的な不調によって休学する割合が多くなると考えられるでしょう。
参考:文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
精神的な不調で大学を休学するメリット
精神的な不調で大学を休学する場合、以下のようなメリットがあります。
- 回復のために時間を使える
- 学業や人間関係のプレッシャーから解放される
授業や人間関係といった学生生活のプレッシャーから解放されることで、心身の回復に専念できるでしょう。無理に通学を続けて心身を消耗するよりも、しっかりと休んで回復してから学び直した方が、より学業に専念できます。
休学は逃げではなく、再スタートのための準備期間と前向きに捉えると良いでしょう。
精神的な不調で大学を休学するデメリット
精神的な不調で大学を休学する場合、以下のようなデメリットがあります。
- 卒業・就職活動の遅れ
- 休学期間が長くなることによる焦り
- 復学後の不安
休学期間が長くなると、卒業や就職活動のタイミングが遅れ、就職に不利になるのではないかと不安になりやすいです。同級生と自分を比べて、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
その焦りや不安が精神的な不調を悪化させる原因にもなります。こうした不安を解消するためには、休学後の学業や就職活動の見通しをあらかじめ整理しておく必要があるでしょう。
3.経済的困窮
大学を休学する理由として、経済的困窮があります。経済的困窮とは、なんらかの理由で生活費や学費の支払いが困難になっている状態のことです。
文部科学省の調査によると、経済的困窮を理由に中退した人の割合は11.7%で、全体で3番目に多い回答でした。前年度と比較すると0.2%減っています。
親の病気や失業、または自分の病気やケガにより、学費の支払いが困難になるといったケースがあります。特に、自分でアルバイトをして学費を支払っている人は、上記のようなきっかけで経済的困窮に陥る可能性が高いでしょう。
参考:文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
経済的困窮で大学を休学するメリット
経済的困窮で大学を休学する場合は、以下のようなメリットがあります。
- 休学すると授業料の負担が減る
- 休学中にアルバイトをして学費を貯められる
国公立大学の場合、休学中の授業料や休学費用が免除されることが多いです。一方、私立大学の場合は、休学費もしくは在籍料が6〜10万円ほどかかるのが一般的です。
学校の決まりによって異なるので、自身の大学の窓口に確認してみてください。必要な手続きや書類も一緒に確認しておく必要があります。
このように、大学を休学すると授業料の負担が大幅に減るので、その間に生活を立て直せるでしょう。
経済的困窮で大学を休学するデメリット
経済的困窮で大学を休学する場合は、以下のようなデメリットがあります。
- 休学中に奨学金をもらうことは原則できない
- 単位が取れないため卒業が遅れる
- 同級生が先に卒業して就職してしまうことから休学前と環境が変わる
休学中は奨学金をもらえないので、すみやかに振込を止める手続きが必要になります。手続きを忘れて奨学金が振り込まれていた場合は返金しなければいけないので注意しましょう。
また、休学中は単位が取れないため、授業や卒業が遅れてしまいます。経済的困窮で大学を休学すると、このようなデメリットがあると理解しておきましょう。
参考:独立行政法人日本学生支援機構「学校を休学する予定ですが、休学中も奨学金を受けることはできますか。」
4.転学・進路変更
大学を休学する理由の一つに、転学・進路変更があります。文部科学省の調査によると、転学・進路変更を理由に中退した人の割合は8.5%で、全体の中で4番目に多い回答でした。
前年度に比べて0.4%増えています。やりたいことが見つかって進路を考え直したり、授業を受けるうちに自分の興味のある分野ではないと気づいたりして、転学・進路変更を考えるケースがあります。
一方で、純粋にやりたいことが見つかった人もいれば、人間関係などで大学に通うのがつらいと感じて転学や進路変更を検討するケースもあるでしょう。
このように、別の道を選択するために休学するケースがあります。
参考:文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
転学・進路変更で大学を休学するメリット
転学・進路変更で大学を休学する場合は、以下のようなメリットがあります。
- 大学に籍を残したまま進路を検討できる
- 心身をリフレッシュしたうえで、今後について冷静に考えられる
- 新しい経験を積みながら将来の選択肢を広げられる
退学してしまうと、もう一度大学で勉強したいと思った場合、大学へ入りなおさなければなりません。しかし休学なら、学籍を保ったまま一時的に立ち止まり、自分の進路を考え直す時間ができます。
このように、休学することで大学を辞めずに立ち止まって新しい道を模索できるのがメリットです。
転学・進路変更で大学を休学するデメリット
転学・進路変更で大学を休学する場合、以下のようなデメリットがあります。
- 卒業や就職活動が遅れる可能性がある
- 学費や生活費の負担が増える
- リフレッシュを優先しすぎると復学への意欲が下がる恐れがある
休学は期間が決まっていることが多いため「次の進路を決めないと復学のタイミングを逃す」という焦りが生じやすくなります。
焦ったまま進路を決めるといざ転学・進路変更をした際に「本当にやりたいことではなかった」と後悔するリスクがあるため、休学した際は自分と向き合う時間を多く取る必要があると言えるでしょう。
5.病気・けが
大学を休学する理由の一つに、病気・けががあります。文部科学省の調査によると大学を休学する理由で「病気・けが・行方不明」と回答した割合が7.4%を占めています。この割合は全体の中で5番目に多い回答でした。
病気やけがで入院してしまった場合、大学に通えないので休学せざるを得ません。
また、身体的な病気やけがだけでなく、精神的な不調で休学する人も2番目に多い理由としてあがっていました。この場合も悪化すると病気につながる可能性があるので、休学して回復に専念することが必要になります。
このように、心身の健康を守るために休学する人が多いと考えられるでしょう。
参考:文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
病気・けがで大学を休学するメリット
病気・けがで大学を休学する場合、以下のようなメリットがあります。
- 体調の回復に専念できる
- 大学に在籍した状態をキープできる
- 復学後に新しい気持ちで学業に取り組める
体調が悪いのに無理に通い続けると症状が悪化し、長期間休むことにつながる可能性もあります。一旦立ち止まり、治療に専念することで、その後の学生生活の意欲を取り戻せるでしょう。
このように休学は、心身の回復に集中できる時間を与えてくれると同時に、再出発に向けた準備期間となります。
病気・けがで大学を休学するデメリット
病気・けがで大学を休学する場合は、以下のようなデメリットがあります。
- 社会人になる時期が遅れる
- 大学によっては休学費用や在籍料がかかる場合がある
- 学業意欲が下がり復学が難しくなる恐れがある
休学は治療に専念できる一方で、就職活動の遅れや学業へのモチベーションの低下、生活費や在籍費用などの経済的負担といったリスクを伴います。
ただ、体調が優れない状態で無理をして学校へ通うと、悪化する恐れがあります。「デメリットが多い」と悩んでばかりいると精神的な負担がかかりやすくなるので、まずは自分の体調を回復させることに集中しましょう。
休学理由の書き方4選【例文あり】
休学理由は、履歴書や休学届で簡潔に整理して伝えるのがポイントです。
履歴書の場合、学歴欄に休学期間と理由を記載します。休学中の学びや経験がアピールにつながる場合は自己PR欄に盛り込むと効果的です。
一方で休学届は、休学理由をはっきりさせたうえで、休学中の予定や復学の意思を示すように書くのがポイントです。
ただし、不調の原因などをくわしく書く必要はありません。
また、大学によって休学届の書式は異なります。学生課や大学のWebサイトからサンプルを手に入れて、書式に応じた書き方をしましょう。
ここで紹介する具体例を参考に、自分の状況に合った書き方を検討してみてください。
1.休学理由が「海外留学」の時の書き方
休学理由が「海外留学」の時は、履歴書にも休学届にも「留学する期間」と「留学する目的」が伝わるように書くのがポイントです。
単なる旅行や遊びではないという意思を示すために「語学力を高めたい」「将来のキャリアにつなげたい」など、学びや成長を目的とした姿勢を伝えると印象が良くなります。
以下の具体例を参考にしてみてください。
履歴書に「海外留学で休学した」と書く時の例文
履歴書に「海外留学で休学した」と書く時は、学歴欄で事実をシンプルに書き、自己PR欄で留学の目的や成果を簡潔に伝えるといいでしょう。
【学歴欄】
| 年 | 月 | 学歴 |
| 20〇〇年 | 4月 | 〇〇大学〇〇学部 入学 |
| 20〇〇年 | 9月 | 〇〇大学〇〇学部 カナダ〇〇大学へ留学するため1年間休学 |
| 20〇〇年 | 9月 | 復学 |
【自己PR欄】
| 私はカナダの〇〇大学に1年間留学し、語学力向上と異文化理解を目的に学んできました。現地ではディスカッションやプレゼンテーションの機会が多く、自ら発信する力を鍛えることができました。 また、多国籍の仲間と協働する中で、多様な価値観を尊重する姿勢が身についたと感じています。これらの経験を通じて、国際的な視野と積極的な行動力を培ったと考えています。 |
休学届に「海外留学」と書く時の例文
休学届に「海外留学」と書く時の例文は以下のとおりです。
| 私は、20〇〇年〇月から20〇〇年〇月までの1年間、カナダの〇〇大学への語学留学を予定しております。目的は、英語力の向上と異文化交流です。将来は国際的なビジネスに携わり、海外との橋渡し役となることを目標としております。 そのために、実践的な語学力と柔軟なコミュニケーション力を身につけたいと考えております。 留学中は大学付属の語学プログラムで英語を体系的に学ぶと同時に、現地の学生と積極的に交流し、語学力だけでなく行動力や異文化対応力を磨いてまいります。 帰国後は、留学で培った語学力と経験を活かし、ゼミ活動や卒業論文に取り組みたいと考えております。 |
2.休学理由が「精神的な不調」の時の書き方
休学理由が「精神的な不調」の時は、履歴書にも休学届にも健康上の理由だとわかるように書きましょう。具体的な病名を書く必要はないので安心してください。
履歴書の場合は、理由とともに現在は回復している旨を伝えるといいでしょう。就業に支障はないと伝えることで、企業側に安心感を与えられます。
以下の具体例を参考にしてみてください。
履歴書に「精神的な不調で休学した」と書く時の例文
履歴書に「精神的な不調で休学した」と書く時の例文は以下のとおりです。
【学歴欄】
| 年 | 月 | 学歴 |
| 20〇〇年 | 4月 | 〇〇大学〇〇学部 入学 |
| 20〇〇年 | 9月 | 〇〇大学〇〇学部 体調不良のため1年間休学(現在は完治) |
| 20〇〇年 | 9月 | 復学 |
完治していない時は「3ヶ月に1度、経過観察のため通院しておりますが、業務に支障はございません」といった内容を履歴書の備考欄に書くといいでしょう。
仕事に支障がないと伝えるのがポイントです。
休学届に「精神的な不調」と書く時の例文
休学届に「精神的な不調」と書く時の例文は以下のとおりです。
| 私は現在、精神的な不調により心身のバランスを崩しており、学業に専念することが困難な状況です。このまま無理をして通学を続けることは、さらなる体調悪化につながり、学業の成果にも支障をきたすと判断いたしました。 そのため、一定期間休学し、心身の回復に専念したいと考えております。休学期間中は、医師の指導のもと規則正しい生活習慣を整えるとともに、カウンセリングを受けながら回復を図る予定です。 これにより再び学業へ意欲的に取り組める状態を目指してまいります。回復後は速やかに復学し、これまで以上に計画的かつ主体的に学業に励み、卒業・将来の進路につなげたいと考えております。 |
3.休学理由が「経済的困窮」の時の書き方
休学理由が「経済的困窮」の時は、履歴書にも休学届にも「学費を稼ぐためのアルバイトをする」と示すといいでしょう。
単に困窮を伝えるのではなく、前向きな理由を伝えることで、相手もポジティブな印象を与えられます。また、休学届には復学する意志があることをしっかり伝えましょう。
以下の具体例を参考に、自分に合った理由を書いてみてください。
履歴書に「経済的困窮で休学した」と書く時の例文
履歴書に「経済的困窮で休学した」と書く時の例文は以下のとおりです。
【学歴欄】
| 年 | 月 | 学歴 |
| 20〇〇年 | 4月 | 〇〇大学〇〇学部 入学 |
| 20〇〇年 | 9月 | 〇〇大学〇〇学部 経済的理由のため1年間休学 |
| 20〇〇年 | 9月 | 復学 |
【自己PR欄】
| 私は経済的事情により1年間休学し、その間に学費をまかなうためアルバイトに専念しました。飲食店での勤務では接客やチームワークを通じてコミュニケーション力を高めつつ、売上管理や新人教育を任されるなど責任ある役割も経験しました。 厳しい状況でも自ら行動し目標を達成する力を身につけられたと考えています。入社後もこの経験を活かし、困難な状況においても前向きに取り組み、確実に成果を積み重ねていく所存です。 |
休学届に「経済的困窮」と書く時の例文
休学届に「経済的困窮」と書く時の例文は以下のとおりです。
| 私は現在、家庭の事情により学費および生活費の負担が大きく、経済的に困難な状況にあります。このまま学業を続けることは難しいと判断し、一時的に休学をお願いしたいと考えております。 休学期間中は、生活費と学費を確保するためにアルバイトに専念し、必要な資金を計画的に貯蓄する予定です。具体的には、週5日の勤務を行い、一定額を学費に充てながら今後の大学生活を継続できるよう準備を整えます。 経済的に安定した状況を取り戻した後は、速やかに復学し、学業に真剣に取り組みたいと考えております。 |
4.休学理由が「進路再考」の時の書き方
休学理由が「進路再考」の時は、「大学に不満があった」のようなネガティブな内容は書かないようにしましょう。
今後のために何をしたらいいのかを考え、ポジティブに行動したと伝えるようにしてみてください。履歴書の自己PR欄には、休学中はどんな目標を叶えるために何を行ったのか、何を得られたのかを書くのがポイントです。
履歴書に「進路再考で休学した」と書く時の例文
履歴書に「進路再考で休学した」と書く時の例文は以下のとおりです。
【学歴欄】
| 年 | 月 | 学歴 |
| 20〇〇年 | 4月 | 〇〇大学〇〇学部 入学 |
| 20〇〇年 | 9月 | 〇〇大学〇〇学部 進路再考のため1年間休学 |
| 20〇〇年 | 9月 | 復学 |
【自己PR欄】
| 私は将来の進路をより具体的に描くため、1年間休学しました。その間、希望する業界のインターンシップに参加し、実務経験を通して自分に必要なスキルや適性を見極めました。 さらに、専門書の読書や資格取得の学習を進めたことで、自分の目標に沿った知識を深められたと考えています。休学を経て、自らの進むべき方向性を明確にできたことは大きな収穫でした。 入社後は、この経験で培った主体性と計画性を活かし、目標に向かって着実に成果を積み重ねていきます。 |
休学届に「進路再考」と書く時の例文
休学届に「進路再考」と書く時の例文は以下のとおりです。
| 在学中に情報技術分野に強い関心を持ち、学びを深めたいと思ったため、休学を希望いたします。 専門性を高めるため、休学期間中はオンラインのプログラミング講座を受講し、クラウドやデータ分析の基礎知識を習得する予定です。また、学んだ内容を活かして簡単なWebアプリケーションの制作などにも挑戦して、理解をさらに広げてまいります。 この経験を通じて実践的なスキルを身につけ、復学後は授業内容をより深く理解し、研究や卒業制作に積極的に取り組めると確信しております。 |
大学の休学理由を考える時によくある質問2選
ここからは大学の休学理由を考える時によくある質問について紹介します。疑問を解消したうえで、自分の休学理由を改めて考えてみてください。
大学の休学理由はどんな理由でも通るとは言い切れません。「大学に行きたくない」のような漠然として休学理由では、面談などを通じて学校に来るよう促される場合があります。
実際には、海外留学や精神的な不調、経済的困窮などを理由に挙げる人が多いです。このように、大学の休学理由は、ある程度説得力のあるものが必要になります。
大学の休学理由で嘘をつくと不信感につながりやすいのでおすすめしません。嘘が学校側にバレると、復学したいと伝えた時にも「本当か」と疑われてしまう場合があります。
また、就職活動において休学理由で嘘をつくと、面接で矛盾が生じるだけでなく、内容によっては内定を取り消される可能性もあります。
大学の休学理由はごまかさずに、事実を簡潔に伝えましょう。前向きな理由で休学を考えていると伝えれば、ポジティブな印象を与えられます
まとめ
この記事では、大学を休学する理由と、履歴書や休学届の書き方を紹介してきました。
休学理由には、海外留学などの前向きなものだけでなく、経済的困窮など自分ではどうすることもできないものもあります。
大学の休学理由を履歴書や休学届に書く際は、前向きな姿勢を伝えることが重要です。単なる休学期間ではなく、どのように行動し、どんな成果を得たかを簡潔にまとめるのがポイントです。
休学はマイナスではなく、自分の将来を考えて行動した証拠と言えます。今回紹介した例文を参考に、自分の経験を自信を持って伝えてみてください。





















