
専門学校を中退すると、最終学歴が高卒になり、就職が不利になる傾向があります。
なぜなら応募できる求人数が限られるからです。
事実として新卒枠での応募が難しくなり、学校からの就職支援が受けられなくなるため、就職活動に難しさを感じることもあるでしょう。
専門学校を中退したら就職が不利になると言われる理由を知ったうえで、専門学校を中退した人が就職を成功させるコツを理解すれば、就職成功率を高めることが可能です。
専門学校を中退したらどうなるか心配な方、中退して就職できるか気になる方はぜひ最後までご覧ください。
- 専門学校を中退すると就職が不利になる可能性がある
- 「専門学校中退からの就職ポイント6選」を参考に就活してみよう
- 「専門学校を中退した人が就活でやってはいけないNG行動4選」を回避しよう




この記事の目次
専門学校を中退したらどうなる?
専門学校を中退した場合、最終学歴が高卒になります。
また、新卒枠での応募が難しくなったり、学校からの就職支援を受けられなくなったりするため、応募できる求人が限られてしまいます。
上記の理由から、就職活動においては不利になる可能性があると言えるでしょう。
専門学校を中退した場合に、どんな状況になるかを知ることで、自分は今後どうするかを考えやすくなります。
それぞれ解説しますので、一つずつ理解しながら読み進めてください。
1. 最終学歴が高卒になる
専門学校を中退した場合、最終学歴は高卒です。そのため応募できる求人が限られてしまい、就職活動が不利になる可能性が考えられます。
事実として専門学校で専門分野を学んでから卒業した人と、専門学校を中退して高卒になった人とでは、企業からの印象は大きく違います。
また、高校を卒業してすぐに就職する人と比べると、専門学校を途中で辞めた人は、面接で「なぜ中退したのか」と理由を聞かれることが多いため、その分就職が難しくなりやすいでしょう。
2. 新卒枠での応募が難しくなる
専門学校を中退した場合、新卒枠での応募が難しくなります。なぜなら、新卒枠とは学校を卒業予定、もしくは卒業直後の人を対象にしているからです。
厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を‼」によると、学校卒業後3年以内であれば、専門学校を中退していても新卒枠で応募できる場合があります。
ただ、会社によっては新卒枠で受け入れてもらえない場合があるため、中途採用枠での応募が求められるでしょう。中途採用枠で応募すると、既に社会人経験がある人たちと採用枠を争う形になります。
以上の理由から、専門学校を中退した場合は就職が不利になることも考えられるでしょう。
3. 学校からの就職支援を受けられなくなる
専門学校を中退すると、学校からの就職支援を受けられなくなります。
そのため就職を考える場合には、自力で求人探しや応募書類の作成、面接対策や内定先の決定などを進めていく必要があります。
在学中であれば学校とつながりのある企業の紹介を期待することもできますが、中退した場合には紹介を受けるのは難しいです。
とはいえ、就職支援サービスを活用することは可能ですので、上手く活用することで就職活動が成功する可能性もあります。
専門学校を中退する際の主な3つの理由
専門学校を中退する主な理由として、学校生活に馴染めずモチベーションが下がってしまうことが挙げられます。
また、就職・起業したり、学力が追いつかなくなってしまったりすることも、専門学校を中退する主な理由と言えるでしょう。
文部科学省の調査によると、専門学生の中退理由では、「学生生活不適応・修学意欲低下」が最も多く、次いで「就業・起業等」「学力不振」が多くなっています。
専門学生の中途退学の理由 | 割合 |
---|---|
学生生活不適応・修学意欲低下 | 25.2% |
就業・起業等 | 13.1% |
学力不振 | 12.2% |
心神耗弱・疾患 | 12.0% |
転学等 | 7.4% |
経済的困難 | 5.4% |
病気・けが・死亡 | 4.8% |
海外留学 | 0.2% |
その他 | 16% |
不明 | 3.8% |
文部科学省「令和5年度専門学校生の中途退学者・休学者等数の調査結果」
専門学校を中退する際の主な理由を知ることで、これからの学生生活への向き合い方を見直すきっかけにもなります。
それぞれ詳しく解説しますので、自分の今の状況に当てはめながら読み進めてください。
1. 学校生活に馴染めずモチベーションが下がる
学生生活に馴染めずモチベーションが下がることは、専門学校を中退する理由として最初に挙げられます。
授業の内容が想像と違ったり、校内で思ったように友人ができなかったりすると、専門学校に通うモチベーションが下がってしまいがちです。
また、専門分野に特化したカリキュラムは密度が濃いため、やる気を維持できなければ学びが苦痛になり、中退を選ぶきっかけになることがあります。
2. 就職・起業する
専門学校在学中に、実際に働きたい仕事や挑戦したい分野が見つかる人もいます。資格やスキルをある程度身につけた段階で「今すぐ現場で経験を積みたい」「起業に挑戦したい」と考え、中退を決断するケースです。
特にIT系やクリエイティブ分野では、学歴よりも実績やポートフォリオが重視される傾向があり、在学中にフリーランスとして仕事を得る人もいます。学校での学びを基盤に、実社会での活動を優先する選択肢として中退を選ぶこともあるのです。
3. 学力が追い付かない
専門学校では短期間で実践的な知識や技術を習得する必要があるため、授業のスピードが速いことが特徴です。基礎学力や理解力が不十分だと、課題の提出や資格試験の勉強についていけず、次第に遅れを感じてしまうことがあります。
特に理系や医療系の専門学校では、専門的な知識に加えて高い学習負担が求められるため、学力不足による挫折が中退の理由になりがちです。
「頑張っても追いつけない」という感覚は大きなストレスとなり、結果として学校を辞めざるを得ない状況に追い込まれる場合もあります。
専門学校を中退した人の就職率
専門学校を中退したからといって、すぐに就職できるとは限りません。
2015年の独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、専門学校を中退した人の就職率は、下記のとおりでした。
- 男性:29.7%
- 女性:21.7%
一方で、専門学校を卒業した人の就職率は64.0%です。卒業者と中退者では、約30%以上も就職率に差があります。
その他、中退者の就職率は下記のとおりです。
- 短大・高専 男性:30% 女性:24%
- 大学 男性:28.9% 女性:28.4%
引用元:独立行政法人労働政策研究・研修機構「第3章 ハローワークに来所した中途退学者の実態②:中退後の就職活動」
相対的に見て中退者の就職率は低いといえるでしょ。
専門学校中退後になかなか就職しない人も多い
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、専門学校中退後に就職するまでの期間は下記のようになるそうです。
- 中退前に就職先を決める人:12.6%
- 中退後3ヶ月以内に就職する人:27.9%
- 中退後3年以内に就職する人:28.5%
- 中退後3年超で就職する人:8.3%
- 就職しないor不明の人:10.2%
実に約75%もの人が、中退後すぐに就職をしていません。
このデータでいう「就職」とは、正社員やフリーターを問わないものなので、中退後にニート状態になっている人が多いとわかります。
引用元:独立行政法人労働政策研究・研修機構「第3章 ハローワークに来所した中途退学者の実態②:中退後の就職活動」
中退後にすぐ就職しない理由
専門学校を中退後、すぐに就職しない理由は下記のようなものがあります。
- これから何をするか考えている
- 資格取得の勉強をしている
- 公務員になる勉強をしている
つまり、今後の人生の準備に入っている期間と言えます。しかし、中退後にブランク期間が空くほど、就職は不利になります。
では次に、専門学校を中退した人が就職に不利な理由を解説していきます。
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専門学校中退だと就職で不利になると言われる理由3選
専門学校中退だと就職が不利になると言われる理由に、入社してもすぐに辞めてしまうと思われやすいことが挙げられます。
また、専門学校を卒業した人と比べてスキルが中途半端になりやすかったり、選考対策が不十分になりやすかったりすることも不利になると言われる理由です。
専門学校を中退した人の就職が不利になると言われる理由を知れば、就職成功に向けた対策を考えることができます。
それぞれ詳しく解説しますので、専門学校を中退した人が企業からどう見られているかを想像しながら読み進めてください。
また、以下の動画では、大学中退者の就職ハードルについて解説しています。専門学校を中退する場合にも参考になる内容になっています。4分ほどの動画で詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。
1. すぐ辞めてしまうと思われやすいから
すぐに辞めてしまうと企業から思われやすいことは、専門学校を中退した人の就職が不利と言われる理由として最初に挙げられます。
事実として企業は、中退者に対して下記の懸念を持つ傾向があります。
- 嫌なことがあると会社もすぐ辞めてしまうのではないか
- 会社にはいろんな人がいるが馴染めるのだろうか
入社してもすぐ辞めてしまえば、採用にかけたコストや時間が無駄になってしまうので、企業は中退者に対して評価が厳しくなりやすいでしょう。
2. スキルが中途半端になりやすいから
スキルが中途半端になりやすいことも、専門学校中退だと就職が不利になると言われる理由です。なぜなら専門学校を卒業した人と比べ、専門学校で学んだ特定分野の知識やスキルが不足していると企業側から判断されるからです。
たとえば介護や保育士の専門学校であれば、介護や保育の専門知識とスキルを学びます。
卒業している人は十分学んでいる一方で、専門学校を中退した人は知識やスキルが足りないと判断される場面も事実として存在します。
3. 選考対策が不十分だと通過しづらいから
選考対策が不十分だと選考が通過しづらいことも、専門学校を中退した人の就職が不利になると言われる理由です。
特に中退理由やブランク期間などについてはよく質問される内容なので、答えられるように事前にしっかり準備しておくことが欠かせません。
面接官からの質問に対する準備が不足している場合、面接で厳しい評価になる傾向があるため、専門学校を中退した人の就職活動は不利になると言えるでしょう。
未経験割合96.8%
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※2024/2~2025/3の中退就職カレッジ参加者のうち、当社が把握している正社員未経験者の割合
専門学校中退者が就職を成功させる6つのコツ
専門学校中退者が就職を成功させるコツとして、早めに就職活動することが挙げられます。
なぜなら早めに就職活動に取り組むことで、就業意欲を評価されやすくなるからです。
また、中退した理由をポジティブなものとして伝える工夫をしたり、学んだことをアピールしたりすることも就職成功のコツと言えるでしょう。
専門学校を中退した人が就職を成功させるコツについて理解することで、就職活動がうまく行く可能性を高められます。
それぞれ詳しく解説しますので、自分はどうするかを考えながら読み進めてください。
1. 早めに就職活動する
中退後は、早めに就職活動しましょう。
何もしないでいると、履歴書に空白ができてしまうからです。空白があると「フラフラしていた」などネガティブに捉えられることもあり、就職に不利です。
中退した人ほど、中退後すぐに就職活動を始めるのがコツです。
2.専門学校を中退した理由をポジティブに伝える
中退理由はポジティブに伝えましょう。
中退となるとネガティブなイメージが想起されやすくなります。しかし、中退というエピソードは人生の中で転機にはなりえますが、ポジティブな転機に変えていくことは誰でも可能です。
中退してから自分が将来何をやりたいかを考えることで、中退したことに自体に自分自身で意味を持たせることができます。また、中退が自分としては失敗の経験なのであれば、次にどう活かすかを考えることが成長につながります。
しかし、中退理由を嘘つくべきということではありません。
このタイミングでキャリアや将来について考えてみることで、ポジティブな将来像をもつことが企業の採用担当者にとっても良く見えるということです。
専門学校を中退した理由を伝える際の回答例
専門学校を中退した理由を伝える際の回答例を記載します。
事前に理解しておくべきであったと強く後悔しておりますが、専門学校を中退したのは、学ぶ内容にどうしても関心が持てず、このまま学生生活を続けるよりも社会人として働いた方が良いと判断したからです。親や学校の先生など、周りの人に心配や迷惑をかける形となってしまったことも認識しているため、少しでも早く就職し、安心してもらえるようになりたいと考えています。
3.専門学校で学んだことをアピールする
中退したとはいえ、専門学校で学んだことはアピールしましょう。スキルが身についてれば、採用される可能性があるからです。
例えば、下記のような感じです。
- 調理師専門学校を中退→料理の基礎はできる
- 美容師専門学校を中退→コミュニケーションスキルはある
- IT専門学校を中退→プログラミングスキルはある
卒業してなくてもスキルがあれば仕事はできるので、しっかりアピールしてください。
学んだことをアピールする際のポイント
専門学校で学んだことをアピールする際のポイントは、下記のとおりです。
- 中退したことについて、自分なりの反省の意を伝える
- 何を学んでいて、何が応募先の企業で活かせると考えているのか伝える
- 入社後はすぐに活躍できるよう努力する姿勢を見せる
学んだことをアピールする際の回答例
学んだことをアピールする際の回答例を記載します。
専門学校ではプログラミングについて学習をしておりました。恥ずかしながら私のリサーチと覚悟の不足で、専門学校を中退する形となってしまいましたが、プログラミングについては現在も学習を続けております。貴社では●●(具体的に学んだことを記載)に関する知識が活かせるのではないかと考えているため、学習は継続的に行いつつ、入社した際には人一倍の努力をして早期から活躍していく所存です。
4. 中退後に取り組んでいることをアピールする
専門学校を中退後に取り組んでいることを伝えましょう。
中退=イメージが悪いので、中退後の取り組みでアピールが必要だからです。
具体的には、下記のような取り組みは印象が良いですね。
- 応募企業の業務に役立つ資格の勉強をしている
- 応募企業の業務に役立つスキルを勉強している
- 中退を反省して就活に取り組んでいる
中退という悪いイメージを払拭するために、前向きに行動していることが伝わると好印象です。
中退後の取り組みをアピールする際の回答例
専門学校中退後の取り組みをアピールする際の回答例を記載します。
専門学校を中退した後は、アルバイトに専念しておりました。接客のアルバイトで、相手や状況に応じて対応すること、周囲と協力しながら仕事を進めることの重要性を理解できました。専門学校を中退してしまい、自分のキャリアにマイナスな影響が生じていることを理解していますので、すぐに活躍できるよう仕事に全力で取り組みたいと考えています。
5. 若さをアピールする
若さのアピールは有効です。企業は基本的に、若い人材を採用したいからです。
若い人材のメリットは、下記のとおりです。
- 将来性がある
- 素直
- 伸びしろがある
- 吸収できる
例えば、アルバイトで仕事をすぐ覚えたエピソードなどは良いですね。仕事をすぐに覚えて、成長してくれそうな若い人は好印象です。
中退者に強い就職エージェントを活用する
中退者に強い就職エージェントに相談するのも有効です。学校を中退した人の就職のプロだからです。
そもそもあなたが就職のプロになる必要はないので、専門家に任せましょう。
中退者に強い就職エージェントに相談するメリットは、下記のとおりです。
- 専門学校中退者の採用実績がある企業リストをもっている
- 書類選考にとおりやすい履歴書の書き方を教えてくれる
- 面接での中退理由の伝え方をアドバイスしてくれる
正社員で就職できる可能性が上がるので、相談しておくと良いでしょう。
就職エージェントの相談は無料です。
若さをアピールする際の回答例
若さ(素直さ)をアピールする際の回答例を記載します。
専門学校在学中からコンビニでのアルバイトを継続しており、当時から仕事への素直な姿勢を評価していただいておりました。マニュアルを覚えたり様々なお客様の対応をしたりするのは少し大変でしたが、先輩に教えていただいたことを実践するようにした結果、すぐに仕事を覚えられ、周りから感謝されることも増えました。その経験で培った素直さを、貴社に入社しても大切にしながら、早期から活躍できるよう努力いたします。
6. 中退者に強い就職エージェントを活用する
中退者に強い就職エージェントに相談するのも有効です。学校を中退した人の就職のプロだからです。そもそもあなたが就職のプロになる必要はないので、専門家に任せましょう。
中退者に強い就職エージェントに相談するメリットは、下記のとおりです。
- 専門学校中退者の採用実績がある企業リストをもっている
- 書類選考にとおりやすい履歴書の書き方を教えてくれる
- 面接での中退理由の伝え方をアドバイスしてくれる
正社員で就職できる可能性が上がるので、相談しておくと良いでしょう。就職エージェントの相談は無料です。




専門学校を中退して就職活動を行う際の4つの注意点
専門学校を中退して就職活動を行う際の注意点として、履歴書を偽らないようにすることが挙げられます。
なぜなら専門学校を中退した事実を記載しなかった場合、経歴詐称であると判断され、内定の取り消しや入社後の解雇がありえるからです。
また、中退理由を自分の目線から正直に伝えすぎたり、転職サイトに登録しただけで行動をしなかったりすることも注意が必要です。
就職活動の注意点を理解することで、採用担当者に安心感を与えられるようになるでしょう。
それぞれ詳しく解説しますので、注意点を一つずつ理解しながら読み進めてください。
1. 履歴書の内容を偽る
当たり前ですが、履歴書の内容を偽ってはいけません。経歴詐称になってしまいます。
例えば、「専門学校中退」のところを「高卒」と書くなどです。
経歴詐称とわかれば内定は出なくなってしまいます。ウソをつく人を採用したい企業はないからです。
2. 中退理由を自分の目線から正直に伝えすぎる
中退理由を自分自身が体験した目線だけでいわゆる”馬鹿正直”に伝えないようにしましょう。ネガティブな印象になってしまうリスクがあります。
例えば、下記のような中退理由を補足もなしにそのまま伝えることはネガティブな印象につながりやすいです。
- 思っていた学生生活と違ったから
- 学校がつまらなかったから
- 友達ができなかったからから
どの理由も、環境に対して受動的で自ら解決を模索するような人には見えづらくなります。
そうすると、企業に入った後も、同じ理由でやめてしまうのではないかと企業側からは見えてしまいます。
しかし、やむをえない事情で中退をした場合はその事実はそのまま伝えることが適切でしょう。
どちらにせよ、企業の採用担当者からすると中退をしていること自体はマイナス要素になりやすく、そこからどうしていくか?のキャリアの展望が重視されます。中退理由の伝え方以上に、これからをどうポジティブに考えているか、の伝え方が重要になると考えることが適切です。
3. 転職サイトに登録して満足する
転職サイトに登録して満足してはいけません。登録しただけでは、何もやってないのと一緒だからです。
登録した後は、下記の行動が必要です。
- 応募企業を探す
- 履歴書を作る
- 応募する
- 面接を受ける
ここまでやって、初めて就職活動です。登録したら必ず就職活動を始めましょう。
4. やりたい仕事がないという理由で就活しない
「やりたい仕事がないから」という理由で、就活をしないのもNGです。いずれにせよ、働かないといけないからです。
やりたい仕事がなくても、まずはできる仕事から始めましょう。実際に仕事を始めることで、やりたいことが見えてきます。
まずは社会進出をしましょう。
専門学校をやめたいと考えている方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
専門学校中退者が利用できる就職支援サービス2選
専門学校中退者が利用できるサービスとして、就職エージェントとハローワークが挙げられます。なぜなら自分に合った求人探しから応募書類の作成、面接対策まで、自分に必要なサポートをプロの目線で行ってくれるからです。
就職エージェントやハローワークを活用することで、専門学校を中退した人であっても、就職活動を効率よく進められるでしょう。
自分に合ったサービスを理解して活用することで、就職成功に向けた可能性を大きく高められますので、それぞれ解説します。
1. 就職エージェント
就職エージェントは、自分に合った求人探しから応募書類の作成、面接対策まで一通りサポートを行ってくれるサービスです。
就職のプロである就職エージェントに相談することで、自分一人では難しい大手企業や安定した企業への就職も目指せます。
ただし、居住地や状況によっては求人の紹介が難しかったり、担当者と相性が合わなかったりすることもあるでしょう。
そのため就職エージェントは複数登録することをおすすめします。
相談は無料で、退会はいつでも可能なので、まずは気になる就職エージェントに相談してみるとよいでしょう。
2.ハローワーク
ハローワークは、国が運営する求人紹介や相談などを行う就職支援機関です。
求人検索から面接練習、就職に関するセミナーなど、幅広いサポートを受けることができます。
ハローワークは全国にあるため、居住地を問わずに相談でき、地元の求人が多く掲載されていることが特徴です。ただし、求人情報に偏りがあったり、専門的な分野の求人掲載は少なかったりすることから、自分が求めている求人とは違うと感じることもあるでしょう。
就職エージェント同様、ハローワークへの相談も無料なので、就職エージェントと並行して利用するとよいかもしれません。
専門学校中退に関するよくある質問4選
専門学校中退に関するよくある質問4選に回答します。
専門学校を中退した後の進路は就職や大学、別の専門学校への進学、公務員試験の受験、資格取得、留学など人によって様々です。
自分はどうしたいのかを考えた上で、必要な行動を起こすようにしましょう。
就職の場合には、最終学歴が高卒扱いとなり、中途採用枠に応募することになりますので、選考対策や準備が欠かせません。
この記事の内容を参考にしながら、なるべく早く就職活動に取り組むことで、就職成功率を高められるでしょう。
専門学校中退者は就職できないわけではありません。
なぜなら専門学校を中退していても、就職に成功している人は多く存在するからです。
就職を成功させるためには、自己分析やポテンシャル採用枠への応募、面接対策などを徹底して行うことが重要です。
下記の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
文部科学省「令和5年専門学校生の中途退学者・休学者数等の調査結果」によると、専門学校の中退率は、約6.4%でした。
中退の理由で最も多いのは「学生生活不適応・就学意欲低下」が25.2%、ついで「就職・起業」が13.1%、「学業不振」が12.2%です。
前年度と比較しても中退率に大きな変化はなく、おおむね6〜7%で推移していると言えます。
専門学校を中退した人が就職活動ですべきでないこととして、履歴書の学歴を詐称したり、面接でネガティブな中退理由を伝えたりするということがあります。
詳細は「専門学校を中退した人のNG行動」をご覧ください。
まとめ
専門学校を中退した場合、学歴が高卒扱いになり、新卒枠での応募が難しくなります。
就職で不利になると言われる理由は、企業からすぐ辞めてしまうと思われやすく、専門学校を卒業した人と比べると知識やスキルが中途半端になりやすいからです。
専門学校を中退した人が就職を成功させるためには、早めに就職活動を開始し、学んだことや今後に向けた意欲をアピールできるよう選考対策をしっかり行うとよいでしょう。
学校からの就職支援は受けられなくても、就職支援サービスを利用することで就職成功率を高められます。
就職したいと考える人は、就職エージェントやハローワークも活用しながら就職活動を進めてみましょう。

こんな方におすすめ!
- 学歴に自信がないから就職できるか不安
- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている
- 学歴に自信がないから就職できるか不安
- 就職について、誰に相談したら良いか分からない
- 中退しようかどうかを迷っている