充実した中高生時代から一変、大学で理想と現実のギャップに苦しむ
ーーどんな中高時代を過ごされました?
中学は、ソフトテニス部の部長になって、持ち前のリーダーシップで、衝突が多い部員が同じ方向を向けるよう引っ張っていました。
高校は自称進学校だったので、授業や宿題が忙しすぎて部活をする暇がありませんでした。
その代わり合唱コンクールの際は、なかなか練習に参加しないクラスメイトが練習に参加しやすいよう、周囲に働きかけたりして、みんなで頑張る楽しさを感じていました。
この時は充実してましたね。
ーー大学は?
本当は教育関係に行きたかったんですけど、第一志望の大学に落ちてしまったので、福祉関係の大学に行くことになりました。
2年生の初めまでは頑張って通ってたんですけど、次第に「福祉は合わないな」って思うようになってしまって。
ーーどんなところが合わないと思ったんですか?
児童福祉施設に実習に行った時に、いろんな子どもを見て、「こういう仕事もあるんだな」って思いながらスタッフを見た時に、「すごい大変そう」って思ってしまって。
自分の子どもじゃない子を育てるのは、すごく難しそうだと感じましたし、「仕事にするには、自分には無理なんじゃないか」って思ったんです。
ーー理想と現実にギャップがあったんですね
当時、他でアルバイトをしていたので、どうしても福祉と比べてしまって。「自分がやりたいことは本当に福祉なのかな」って悩むようになったんです。
ちなみに当時やっていたアルバイトは、人材派遣会社での事務や営業の仕事でした。
社員の方と一緒に色々な会社に行って、そこで働いている方々の話を聞くことが好きで、学生にはなかなかできない経験だったからこそ楽しかったんですよね。
だから、「とりあえず大学は続けるけど、福祉士にならずに、他の道を考えよう」って考えるようになったんです。
ただ、そう決めてからは、大学には行きづらくなってしまったんですけどね…。
ケガをきっかけに大学へ通う気力が薄くなり、中退
ーー大学は続けるつもりだったけど、結局…

その後1年間は頑張って通ってたんですけど、4年生になる直前の1月ですかね。お父さんの影響で3歳の頃から続けているスキーで、膝のけがをしたんです。
地域のスキークラブの合宿の最終日に、勢い余って転んでしまった後に、なぜか立てなくて…。帰って翌日に病院に行ったら、「靱帯が伸びていますよ」と。
しかも「スキーを続けるなら手術が必要」とも言われたので、時期的に春休みに入るタイミングだったこともあり、手術とリハビリを決心しました。
無事に1ヶ月くらいで退院した後に、期間が空いたことで余計に大学への気持ちが薄らいでしまって。そのまま退学の手続きをして、4年生になる前に辞めました。
ーー親御さんはどんな反応でしたか…?
親は「卒業してほしい」っていう思いがあったみたいなんですけど、「自分で決めたことなら、それはそれでいいんじゃない?だけど、正社員として仕事に就いて。」とだけ言われて。
そのお陰で、大学を辞める決心がつきましたね。
大学中退者の就職もサポートできるジェイックに魅力を感じた
ーーその後は、一人で就活を始めた?
最初は、中途社員として求人を紹介してくれる就活サイトがないか、ネットで探していました。
しかし、予想はしていましたが「経験を積んだ人」とか「社会人2、3年目」とか、そういう方に向けたサイトがほとんどで、大学を中退した人向けの就活サイトって無くて…。
そんな中で、ジェイックのサイトには「大学中退した人にも強い」と書いてあったので、「これなら私も大丈夫じゃないか」って思って、登録してみたんです。
ーージェイックに初めて足を運んだ時のことを覚えていますか?
ちょうど面接の練習をしているクラスがありまして。
「今日はよろしくお願いします!」って、すごい迫力のある大きな声が隣の部屋にまで聞こえてくるので、「ここは何なんだろう、大丈夫かな」って不安を感じつつ、自分の就職相談の時間が始まるのを待ってましたね。
でも、実際に就職の相談をしてみると、アドバイザーの方が結構親身になって話を聞いてくださったし、「中退してても大丈夫だよ。就職できるから大丈夫だよ」ってすごい言ってくださったので、「自分でも大丈夫かな」と安心できました。
似た悩みを持った仲間と一緒に就活できることが励みに。ビルの管理会社へ就職成功
ーー(※1・2)女子カレッジに参加してよかったことはありますか?

自分と同じように大学を辞めてしまった方や早期退職をした方と、一週間という短い期間でも、仲間意識を持って一緒に就職活動をするっていうことがすごい励みになって、嬉しかったですね。
中高でもそうでしたけど、やっぱり、みんなで頑張ることが好きですし、良くも悪くも周りに影響されやすいので、周りが「頑張ろう」ってやっているのを見ると、「私も頑張んなきゃ」って思えるんですよね。
※1「女子カレッジ®」は「ジェイック 就職カレッジ® 女性コース」へ名称変更致しました。
※2 「ジェイック 就職カレッジ® 女性コース」は現在、開催されておりません。
ーー女子カレッジを通して、どんな企業に入社したんですか?
オーナーさんの代わりにビルを管理する会社に入社しました。
父が、小さいながら自宅兼用のビルを持っているので、「ビルを管理する」ということが私にとっては身近な存在だったんです。
だから、その仕事がどういうものなのか、どういう会社なのか、というところから気になり、面接をして、ご縁あって入社しました。
それと、集団面接会で面接をしてくれた方が、緊張をほぐしてくださるくらい楽しい方だったので、「すごい良い会社だな」と思えました。
ーー無事に就職先が決まってから、周囲の方に報告はしましたか?
父に「不動産関係に就くよ」って言ったら「不動産、自分で持てば?」って言われました(笑)。
「ウチのビルを管理してよ」と言われるかとも思ったんですが、そんなこともなく。「馴染みのある業界の会社でよかったね」って言われましたね。
あと、会社が、おしゃれな店がいっぱいある銀座にあるので、友達に羨ましがられます。なかなか、おしゃれな店で毎日気軽にランチ、というわけにもいかないですけどね(笑)
チームで頑張る、風通しの良い会社で働けている
ーーどんな社風なんですか?
明るい!のと、すごい風通しがいいです。
ワンフロアなので、技術系のことで分からなければ技術専門の人に質問できたり、物件周りのことで分からなければ、担当者に聞きに行ける環境です。
「分からないことを分からないままにしないでおける」ことが、すごく良いです。
あとは、「みんなで頑張ろう!」という雰囲気があるので、一つの物件のために、営業や技術、事務の方々がチームで成り立っていることも、いいなって思います。
ーー入社してから大変だったことはありますか?

弊社は経験豊富な中途社員が入社することが多いので、私みたいな経験が無い人のための教育プログラムっていうのがあまり無くて。
初めの3カ月ぐらいは「不動産の基礎ってなあに?」っていうところから、いろんな資料を渡されて、「読んで覚えて」っていうのをずっとやっていたことですかね。
ーー正直つらくなかったですか?
勉強はもともと好きで。
しかもB型なので、自分の好きなことは割と進んで、どんどんのめり込めるタイプなので、「仕事だからやらなきゃいけない」っていうだけじゃなくて、「不動産ってすごいな」って思えたので、つらくはなかったです。
ーー勉強している時、どんなことを考えていました?
「仕事しなくて大丈夫なの?私お給料もらっていいのかな?」って。
でも、「お給料をもらっているのだから、ちゃんと勉強して、できる限り早く覚えて、役に立てるようにならなきゃ」って思って、頑張っていました。
ーー逆に、入社して嬉しかったことはありますか?
最初に勉強用の資料を渡された時に、「内容の説明をしている文章の、この言葉がわからない」ということがよくありました。
後輩のためにも、自分でも分かる新人向けの資料を、ちょっとずつ上司と相談して作ったんです。
その資料を、次に入社した方に渡した時に、「ありがとう!」って言われた時が嬉しかったですね。自分がやったことが他の人のためになるって、嬉しいんだなって思いました。
ーー勉強期間が終わってからは、どんなことをしたんですか?
配属直後は、産休に入られる先輩の業務の引継ぎをしていました。
当時は、自分にどんな仕事ができるのか全く分かっていなかったんですけど、周囲の先輩方に助けられながらの引き継ぎが完了してからは、「これからはちゃんとしていかないと」っていう気持ちになりました。
新設の部署で、日々新しい仕事を楽しんでいる
ーー今はどんなお仕事をしているんですか?
営業の方が担当している物件の全体の管理や、地震などの非常時のための準備や、ホームページの更新など、多岐に渡ります。
新設された部署に配属されたので、自分にできることを新しく探せて楽しいです。
ーー今のお仕事は、自分に合っていると思いますか?

合っていると思います。
いろんな部署のお仕事を浅く広く知ることができるので、入社してまだ日が浅い私には、会社の基本的な構造とか、いろいろなお仕事を知ることができる、ちょうどいい部署だなって思っています。
ーー仕事を始めてから、身の回りで変わったことはありますか?
悪い方向に変わったことってあんまり無くて。良い方向で言うと、飲みに行く機会が減りました。
大学の時は、ほぼ毎日、ゼミの仲間と飲んで、その帰りに地元の友達と飲む…という、本当に不健康な生活をしていました。今じゃ考えられないです(笑)。
社会人になってからは、同僚と飲んだとしても、ちゃんと帰って寝て、次の日起きて会社に行くっていうルーティンができたので、健康的な生活になりました。
ーー今後の目標ってありますか?
来年にはスキーの準指導員の資格を取ろうと思っています!
自分が必要なときに休みを取らせてくれる会社なので、ちゃんと有休をとらせてくれるし、資格を取ることを会社が支援してくれるので、プライベートも充実できるんです。
ちなみに、親会社のスキー同好会にも今年参加させて頂いているので、そこでも交友関係が広がりました。
ーー親会社の同好会に参加…?
親会社が同好会を推奨していて。スキーとかゴルフとか、釣りとか、登山とか。あとはお米とか。
ーーお米?(笑)
お米を育てて、収穫して食べるっていう。いろんな同好会を通して、「親会社の方々とプライベートでも交流しよう」っていう雰囲気で、社員同士の交流が推奨されているんです。
ちなみに、今挙げたのはアウトドアばっかりでしたけど、お笑いを見に行くインドアな同好会もあります(笑)
自信がない人こそ、まずはジェイックを頼ってみてほしい
ーー就活中の皆さんへ、メッセージ

自分の経歴に自信がある人は、そのまま自分で企業に売り込みに行けばいいって思います。
でも、経歴にあまり自信がない方は、カレッジに参加して、…カレッジは大変だけど、その先にちゃんと道があるんで、ぜひ頑張ってほしいと思いますね。
ただ、人それぞれ『合う、合わない』があるかとも思うので、まずは参加してみて、合わなかったら辞めてもいいと思いますし、ひとまず経験してみるのがいいと思います。頑張ってください!
定着率92.2%の秘訣
利用者限定の入社後サポート
※入社日2022/8/1~2023/1/31に入社した人材の3か月定着率
Interview
就職成功者の体験談
93,5%の就職希望者が
就職アドバイザーに相談してよかったと
アンケートをいただいています。
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