文学部って就職に不利なの?文学部の就職先やおすすめ資格を解説!

文学部の就職は不利なの?文学部の就職先やおすすめ資格を解説!

文学部は就職に不利と言われるのことが多いですが、それは単なるイメージにすぎません。確かに仕事に役立つ「実学」を学ぶ学部ではありませんが、文学部から大手一流企業に就職する人は毎年たくさんいます。この記事では、文学部の就職先や在学中に取得可能なおすすめ資格について解説します。

文学部とはどのような学部?

文学部とはどのような学部?

文学部で学べる内容は主に哲学・歴史学・文学の3つに分類できます。まず哲学は紀元前のギリシャで生まれ、この世に存在する物事の本質や根本の原理とは何かを学び、考える学問です。「愛とは何か」「自己とは何か」などについてを掘り下げていくことで、世の中の真理を追究します。次に歴史学では、その名の通り歴史について学びます。具体的には、古くから伝えられているものに焦点を当て、様々な文献を読んでそれが事実かどうか分析したり、これまでの歴史で起こったことから現代に活かせるものはないか考えたりします。そして文学は、国内外の文学作品を読んだり、作者の生い立ちを調べたりして、そこから作品の世界観を解明していきます。また、ただ評論するだけでなく、自分で文学作品を書くこともあります。

文学部は就職に不利って本当?

文学部は就職に不利って本当?

例えば法学部なら弁護士や司法書士などの士業として働くのに必要な法律の知識、工学部ならプログラミングなどエンジニアになるための知識など、仕事に直結する内容を学べます。それに対して文学部で学ぶ大半の内容は教養に近く、就職に不利と感じている人は多いです。教養の面が強いと、就職を意識しないで学部を選んでいるなどビジネス感覚が無いと捉えられてしまうことも実際に少なくありません。しかし、文学部卒の人で一流企業に就職している人も多いです。それに学部不問の求人もたくさん存在しますし、就職に不利とは一概に言えないでしょう。

文学部の就職先はどこ?

文学部の就職先はどこ?

文学部を卒業した学生の就職先にはどのようなところがあるでしょうか。

文学部の就職先その1.金融業界

金融業界に分類される業種としては、銀行、証券会社、保険会社、消費者金融、クレジットカード会社などが挙げられます。お金を取り扱う会社は社会的信用も高いうえに、給与も高く設定されていることが多く、金融業界は昔から文学部を含むすべての学生に人気です。しかし、経済に関する知識が求められることから、やはり金融業界は経済学部・経営学部の人が即戦力として見られる傾向が強いでしょう。

金融業界の新卒採用はエンジニアなど専門的なスキル・資格が求められる一部の職種を除いて基本的には総合職採用です。そのため、入社して数年営業をはじめとする様々な仕事を経験して、本人の適性に合った仕事に就くこととなります。したがって、学部はそれほど気にする必要はないでしょう。それに、文学部だと外国語に触れる機会も多いです。そこで外資系の証券会社など外国語スキルが評価されて採用に繋がるケースもあります。

また、金融業界は学部だけでなく学歴も採用に影響します。やはりランクが上の大学の方がOB・OGが在籍していることも多く、就職活動も有利でしょう。ただし金融業界は決して学歴がすべてというわけではありません。確かに金融業界を志望する学生は難関大学を中心にハイレベルな人材が多いのは事実ですが、そうでなくても資格を取得したり、自分の大学のOB・OGを訪問して情報収集したりすることで頑張りが評価されて採用に繋がることもあります。しかし、学歴に関係なく金融業界は業界研究や企業研究が必須であることには変わりないので、入念に情報収集を行って就職活動に挑みましょう。

文学部の就職先その2.教師

文学部では国語教諭、英語教諭の教師の資格を取れるところが多いです。教育系の仕事だと教師だけでなく、大学院に進学するなどしてより専門的に教育について学び、経験を積むことで大学の研究職を目指すこともできます。しかし、教師になるには大学の教職課程を取って教員免許を取得する必要があります。教職課程を受講するにあたっては追加で授業料を支払う必要があり、自由も制限されてしまうので、安易な気持ちで教職課程を取るのはおすすめしません。

教師の就職活動に関しては公立・私立のどちらを選ぶかで就職活動の内容も大きく変わります。公立を志望する場合は自分が働きたい地域の教員採用試験を受験して合格すれば採用という流れになります。公立だと公務員という待遇で採用してもらえ、安定して給与がもらえるのが大きなメリットですが、働く学校を選べず定期的に転勤があるなどデメリットもあります。

それに対して私立の就職活動は一般企業の就職活動に近く、応募する学校1校1校の特徴を調べ、学校の教育理念などを見たうえで自分に合った学校に応募することとなります。ちなみに基本的には直接志望する学校の求人に応募する流れになりますが、東京都や静岡県など一部の地域にある学校では私学教員適性検査を受験しないと応募資格が無いこともあるので注意しましょう。私立のメリットは系列校が日本全国にある学校でない限り転勤が無いことです。ただし、転勤が無い分人間関係がうまくいかないと転職するしかないため、この点を理解して就職活動をする必要があります。

文学部の就職先その3.出版業界

文学部で文章を書いたり評価したりする経験が直接活かせるため、出版業界は文学部生に人気です。ただし、他の学部の学生も採用しているうえ、採用人数もわずかなので狭き門であることを理解し、入念に対策をして就職活動に取り組む必要があります。出版業界の採用試験は選考で筆記試験や作文を課せられることが多いです。しかも、課題もあいうえお作文など、文章を取り扱う業界ならではの個性的なものが多く、応募者のセンスが問われるためにたくさんの学生が頭を悩ましています。そこで文学部生は授業を通してたくさんの文章を読んだり書いたりすることが多く、文学的センスを磨ける環境に普段から身を置いているので有利でしょう。

出版業界は低迷していると言われることもありますが、電子書籍などIT技術を駆使して売上を上げている企業も増えています。電子書籍業界は今後さらに需要が高くなる可能性が高く、応募する段階での会社の業績だけでなく、電子書籍などの伸びしろにも着目して企業を選んでみるのも良いでしょう。

文学部の就職先その4.広告業界

広告業界も文学部の就職先の一つとして人気が高いです。文学部以外の学生でも広告業界を志望する人は多く、選考には難関大学の学生などハイレベルな人材が集まるので、応募するにあたっては入念な対策が必要になります。広告業界でも特に大手は応募者が多くなることを見越してインターンと企業説明会を兼ねており、インターン参加者しか応募資格が得られないというケースも少なくありません。また、インターンが応募に必須なら当然インターンの応募者数も多く、この場合選考を行ったうえで通った人のみが参加できるシステムとなりす。したがって、広告業界を目指すなら早い段階で企業研究・業界研究だけでなく、インターンの情報収集も行う必要があるでしょう。

広告業界も出版業界と同様にコピーライティングやイラストなどクリエイティブテストが課されることが多いです。そのため、たくさんの文学作品に触れてきた文学部生は有利と言えます。ただし、こちらも企業によってテスト内容が異なり、個性的なものも多いので、今までどんなテストが課されてきたのかOB・OGを訪問するなどして情報収集を行っておくと良いでしょう。

文学部の就職を有利にすすめるためにとっておきたい資格

文学部の就職を有利にすすめるためにとっておきたい資格

いわゆる実学ではないため就職に不利と言われてしまう文学部の学生に、在学中に取得可能なおすすめ資格を紹介します。

資格その1.日商簿記

簿記はビジネス全般に必要な知識であり、経理や総務などお金にかかわる仕事に応募する場合はもちろん、総合職採用の求人に応募する場合にもおすすめの資格です。特に経理などの職種の場合、入社してから日商簿記の取得を義務付けられる企業も多数存在します。そこで大学在学中に簿記を取得しておけば、経済学部などと違って専門的に経済を学んできたわけではなくても、やる気を評価してもらえるでしょう。日商簿記は基本的にどの会社も2級以上だと評価が高いです。したがって、大学在学中に2級合格を目指しましょう。

ただし、簿記2級の合格率はその年によって差はあるものの、だいたい20%〜40%の間を行き来している難関資格です。日商簿記は知名度のある資格なので、受験者の中には大して対策をせずに受験する人や、申し込みだけして受験しない人も多数いますが、それでもこの数字を見る限り難しいと言えるでしょう。それに、文学部だと文系で数学に苦手意識がある人、帳簿などに初めて触れる人も多いでしょう。簿記2級を目指すなら時間をかけてじっくり知識を定着させるのがおすすめです。また、簿記初級・3級は初心者向けで2級合格に向けた基礎づくりにも良いことから、2級より下の級から挑戦してみるのも良いでしょう。

資格その2.学芸員

学芸員の仕事は、博物館の資料の収集、整理、保存など、展示に関わるものがメインです。大学在学中に国が指定する講義を受講することで学芸員資格を得られます。ただし、大学によって講義を取り扱っているところとそうでないところが存在するので、事前に確認しておきましょう。万が一大学で講義を取り扱っていない場合に学芸員資格を得る手段には、認定試験を受ける方法と、審査認定を受ける方法の2種類があります。

認定試験だと、3年間学芸員補として働いて受験資格を得たうえで認定試験を受け、そこからさらに1年間学芸員補として働くことで学芸員資格を得られます。それに対して審査認定の場合、学歴や大学時代に取得した講義などは一切関係なく、それまでの実績を評価されます。この場合は学芸員補として11年以上勤務している人が、都道府県に推薦されて認定を受ける必要があります。ただ、早く学芸員になれることから、認定試験を受けて学芸員を目指す人が多いです。

しかし、学芸員はかなり求人が少なく、まず学芸員補にすらなるのが難しいとよく言われており、学芸員補に応募する人材には大学院で歴史学を研究している人も多くいるほどです。特に大都市圏の国公立や私立の博物館は、大学・大学院の研究で成果を出している人をスカウトしているケースが大半であり、かなり難しいことを理解して求人に応募してみると良いでしょう。また、学芸員補として働くにはコネクションも大切です。大学・大学院の研究室に求人を出していたり、学会などに参加する学生に声をかけていたりすることもあるので、学芸員として働きたいならコネクションを作ることも大切にしましょう。

私設の博物館は一般企業の会社員と同じ扱いになりますが、国公立の博物館の場合は公務員です。そこで特に地方の博物館だと学芸員資格を持っている人がいない故に、役所などで働いていて学芸員資格を持っていれば博物館に転属されることが多々あります。このルートだと100%学芸員になれるわけではありませんし、いつ人事異動で別の勤務先になるかはわかりませんが、一度博物館で働いた経験があるかどうかで転職しやすさが大きく変わるので、このルートを狙ってみるのもありでしょう。

資格その3.教員免許

先述の通り文学部では教職課程を取って教員免許を取得する学生が多いです。教師として就職しなかったとしても、教員免許を取得していれば、教育業界を中心に就職に有利に働く可能性も高いでしょう。具体的には学習塾や予備校の講師、教育関連の出版社や教育アプリの開発などが挙げられます。ただし、教員免許を取得するには教職実習や教職授業を取る必要があり、必ず参加しなければいけない授業も多いです。したがって、時間の自由を奪われ、就職活動に割ける時間も減ることを理解したうえで資格取得を目指す必要があるでしょう。

教職課程を取ると、自分の知識を人が理解できるように伝える経験がたくさん積めます。どの業界で働くにしても、プレゼンテーションや営業活動、部下への指導など、専門的な知識を持っていない人に対してわかりやすく物事を伝えなければいけない場面はたくさんあるでしょう。そこで教員免許を持っていると教育以外の分野でも人に教える経験が評価されて採用に繋がる可能性もあります。

ただし、文学部は学部によって学ぶ内容に大きな差があります。そこで同じ文学部でも英文学科なら英語、歴史学科なら社会など取得できる科目が変わってきます。学校によって取得できる教員免許の科目も異なるので、しっかり調べたうえで教員免許の取得を目指しましょう。

文学部だって就職できる!

文学部だって就職できる!

文学部は他の学部と比べてビジネスに直接関わる内容を学ぶ機会は少ないため、就活の際に不利になる可能性があります。しかし、文学部で学んだ内容を活かせる職場も0ではありません。また、文学部でも資格を取得することで、文学部で学べる内容以外のスキルを身につけることで、就職先の選択肢を広げることもできます。したがって、在学中に積極的に資格を取得し就活を有利に進めましょう。

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