アニメ業界の仕事を紹介!-制作会社に就職したい就活生必見-

アニメ業界の仕事を紹介!-制作会社に就職したい就活生必見-

「アニメ業界に就職して仕事がしたい」と考えている就活生もいるのではないでしょうか。新型コロナウイルスの影響でアニメ映画の公開延期、関連イベント延期や中止なども起きたものの、日本のアニメが世界からも支持される巨大コンテンツであることには変わりありません。今回はアニメ業界の概要や職種、業界の現状や今後の展望、適性がある人などの情報をご紹介します。

アニメ業界の仕事とは

アニメ業界の仕事とは

アニメ業界の代表的企業や仕事の流れ、課題や今後の展望、向いている人の特徴などについて知りましょう。

日本のアニメ業界と代表的企業

大ヒットアニメや、アニメが社会的なブームになっているなどのニュースを見たことがある人も多いのではないでしょうか。アニメは2013年には「クールジャパン政策」の一端を担う産業として取り上げられ、それによって、世界からの注目も一気に高まりました。

日本動画協会の「アニメ産業レポート2019」によれば、2018年のアニメ産業の国内市場規模は約1兆1000億円となっています。

引用:日本動画協会「アニメ産業レポート2019」

  • 東映アニメーション
  • マーベラス
  • 創通

巨大な産業に発展したアニメ業界ですが、その緻密な描写や動きの精密さから容易に想像できるように、制作には莫大な時間と作業が必要です。そのため、劣悪な労働環境や、あるいは労働者に対しての利益還元が十分でないのではないかなどといった問題も抱えています。

アニメ業界の仕事の流れ

アニメの制作現場は分業制で、それぞれの分野に精通した専門家たちがチームとなり、作業が進められます。その工程を上から順に並べると、以下のようになります。

  • アニメ制作会社への依頼
  • 企画、予算の決定
  • シリーズ構成、脚本決め
  • 設定、絵コンテ、レイアウトの作成
  • 動画など絵の作成
  • 動画化、調整
  • アフレコ、編集

まずはじめにアニメ制作会社へテレビ局や映画会社などからの依頼があり、その依頼に沿って、アニメ制作会社が企画を立てます。この段階では作品の内容だけでなく、対象とする年齢層やパートナー企業などの要素も決められます。

企画、予算が決定すると、シリーズ全体を設計するシリーズ構成、そしてそれに合わせた脚本決めがなされます。その後、具体的に画面に関わってくる設定、絵コンテ、レイアウトなどを経て、原画をもとに絵に動きをつけます。

キャラクターに対してデジタルペイントをし、画面を構成する要素がすべて揃ったらそれぞれ合成して動画化します。同時並行でCGによる特殊効果を加え、編集作業をして動画が完成します。

これをもとに、声優によるアフレコ及び音響などの作業が加えられていきます。このような一連の作業を経て、ようやくアニメが完成するのです。

アニメ業界の現状と課題

アニメ市場はかなり好調であり、関連グッズやキャラクターグッズの売り上げも伸びています。ですが、アニメの制作にはきわめて高い専門性と、それらをうまくコネクトすることが必須であり、それゆえにその過程も高度化、複雑化したものになっています。

アニメの制作現場は厳しいものであり、とくに、アニメーターや制作進行の過労問題は深刻です。働き方改革が求められているものの、問題解決のためにはまだまだ時間がかかると考えられています。

海外に目を向けてみると、中国でもアニメ業界が盛り上がっており、日本と比較してもその活気はかなりのものです。日本で問題になっている労働環境の問題が少ないため、日本から中国へアニメーターが流出してしまうのではないかという懸念も広がっています。

アニメ業界の今後の展望

アニメの市場規模としては、日本よりも海外市場が占める割合のほうが大きいと指摘する声もあります。拡大している市場はあくまで海外市場であって、国内での消費は低迷しているとみることもできます。

低迷する国内市場に対してどのように対策していくのか、一方で拡大を続ける海外市場を今後いかにして盛り上げていくのかがアニメ業界のこれからを左右することになるでしょう。

また、海外にさらに日本のアニメを広めていくことは一見簡単なように思えますが、言語の置き換えの問題をはじめ、さまざまな課題が山積しているという実態もあります。

アニメ業界への適性がある人

まず「アニメそのものに対する情熱を持っている人」が挙げられます。アニメ業界は労働環境に関する問題がいくつもあり、今後市場を盛り上げていくためにも課題が山積みの状況です。このような環境でやっていけるだけの熱意や忍耐力は、最低限欠かせません。

アニメ制作は分業制であり、プロジェクト全体の期間がきっちりと決められています。つまり、作品の完成のためにはノルマをきっちりと達成しながら納期を守るという、時間にストイックに仕事をする必要が出てきます。作業への集中力はもちろんのこと、責任感も併せ持っていなければなりません。

アニメ業界への適性がある人は、アニメが何よりも大好きで、アニメの制作に携わることで人に楽しんでもらいたいという気持ちを強く持っている、いわゆる「縁の下の力持ち」のような仕事が得意な人だと考えられます。

アニメ業界の仕事を紹介-制作においてどんな職種があるのか知ろう-

アニメ業界の仕事を紹介

アニメ業界における主な仕事についてご紹介します。

アニメ制作の主な仕事

アニメ制作会社などで働く場合、主な仕事には以下があります。

アニメーター

アニメーターとは、アニメの画面の中で動きをつけるための絵を描く人のことをいいます。アニメ制作現場のドキュメンタリー番組などで、紙やパソコンに向かい一心不乱に絵を描いている人たちを見たことがある人もいるでしょう。

人ことでアニメーターといっても、大きく分けてふたつの区分があります。「原画」と「動画」です。

原画とは動かすための絵ではなく、それぞれの場面の基本となる絵を描く仕事です。動画はその名の通り動かすための絵、つまり原画と原画をつなぐために間を埋める絵を担当します。

原画は比較的キャリアの長い人が担当し、新人は動画につくことが多いといえます。原画のさらに上は作画監督、総作画監督となり、キャリアのいちばん上には監督が位置することになります。

監督はもちろん、総作画監督及び作画監督は映画のクレジットの目立つところに名を連ねますが、そこの地位につくまでには長い下積みがあるといえるでしょう。

背景美術

アニメーターが動画を制作するのに対して動かないところ、背後の風景や室内の様子などを描くのが背景美術です。作品にもよりますがアニメといえども精密なものを要求されることが多く、デッサン、構成力、また色彩感覚などたしかな力が必要とされる専門職です。

アニメの中の要素のうち視聴者がもっとも印象的に受け取るのはキャラクターですが、背景美術はいわばそのまわりの、世界観を伝える役割を果たすものです。アニメに関して美術の仕事は背景が多くを占めますが、背景のないアニメはなく、アニメの中で最も重要なファクターともいえます。

現在の日本の人気アニメには「君の名は」「天気の子」などで知られる新海誠監督の作品に代表されるような世界観を重視した作風も多く、そのような作品では、背景美術の仕事は特に重要な役割を持ちます。

背景美術の中もまたアニメーターと同様にキャリアによる区分があり、現場で経験とスキルを身に付けた人は、美術監督として細かな美術設定を任されることとなります。

美術監督は、アニメ全体の雰囲気を絵に落とし込み視覚を通して表現します。このように視覚的な効果をうまく利用して作品の世界観を演出できるかどうかは、美術監督にかかっているといえます。

制作進行

進捗の管理や各工程間の連絡など、アニメ制作のための細かな調整を行うのが主な役割です。具体的にいえば、アニメーターが作成した絵のチェックを行い、完成したものをスタジオへ運ぶパイプ役や、制作のための予算を把握し、管理するといった仕事もあります。

制作に必要不可欠なアニメーターを確保することも制作進行の役割であり、自らが受け持っている話数に関わるスタッフの間での日程調整、設定や資料の整理などあらゆる分野の人と関わる必要があるため、コミュニケーション能力が最も重視される立場でもあります。

アニメーターや背景美術と比べるとあまり魅力を感じないという人もいるかもしれませんが、高度な専門職の重なりによって成り立っているアニメ制作においては、それぞれの連携の良しあしが作品の出来を左右します。

その連携を一手に引き受けているのが制作進行ですから、アニメ政策のなかでも重要なポジションのひとつであることがわかります。

演出家

専門家集団による分業で作業が進むアニメ制作において、その全般に携わる重要な役割を担うのが演出家です。

広範囲におよぶ仕事のなかでもとりわけ大切なのは、キャラクターの動きや情景を場面ごとに細かく絵におこす絵コンテの作成という作業です。おおまかな画面の変化を決めていくわけですから、アニメ制作の柱になるといっても過言ではありません。

制作された絵コンテをもとに、原画を担当するアニメーターとカットごとのキャラクターの扱いや作画などについて意見をすり合わせます。絵コンテが完成した後も、動画が完成した後の声優によるアフレコや編集にも関わり、作品全体のイメージを統一する重要なポジションといえます。

シリーズ構成

放送媒体がテレビの場合、アニメは十数話に分けられ数か月にわたって放映されます。このとき、話数ごとに担当する脚本家が異なっていることがあります。

同じタイトルを冠したアニメのなかで複数人の脚本家が分担して書くため、一人がすべての話数を担当する場合と比べ統一感が薄れてしまいます。この整合性を保つための仕事をするのがシリーズ構成で、脚本家がこの業務を担当することも多くあります。

他の脚本家から上がってきたストーリーのチェックを行い、ストーリー性の統一と1話ごとのボリュームのバランスなどを綿密に設計していきます。演出家が描く絵コンテが作品の柱であるとすれば、シリーズ構成の仕事はその周りの骨組みを組み上げることだといえます。

優れたシリーズ構成を迎えた作品は統一感が増すだけでなく、視聴者に伝えるメッセージもまた洗練されたものとなります。

自身の提供できる価値を見極めながら就活に挑もう

アニメ業界の仕事は、一部を除いて専門職がかなり多いといえます。アニメに関わる仕事に就くためには、まずは事前の業界研究、企業研究が大切です。調べるうちに、あなた自身がアニメ業界へ提供できる強みを見つけることができるはずです。そこから、エントリーする制作会社などの企業選びや対策など、就活準備を進めていくことをおすすめします。

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