これから伸びる業界は?不況になっても影響を受けにくい仕事を徹底解説

これから伸びる業界は?不況になっても影響を受けにくい仕事を徹底解説

「これから伸びる業界を知りたい」と考えている就活生もいるでしょう。新型コロナウイルスのように予期せぬ事態で業績が悪化したり、昔は成長業界であったものの衰退してきつつあったりする業界も存在します。この記事では、これから伸びる業界の特徴や成長業界で働くメリット、これから伸びる業界と衰退する可能性が高い業界についてご紹介します。

これから伸びる業界の特徴

これから伸びる業界の特徴

これから伸びる業界の特徴と、これから伸びる業界で働くメリットについてご紹介します。

これから伸びる業界とは

21世紀に入ってから、仕事の環境は大きく変化をしました。その中で最も注視するべきは、AIの台頭ではないでしょうか。自分で学習することでさまざまな業務に最適化していくAIは、これからの世の中をリードしていき、多くの仕事がAIに奪われるといわれています。

その予想どおりならば、AIやその周辺システムを作る仕事はこれからも成長を続けるでしょう。ですが、AIに全ての業務を任せることはできません。人を直接に相手する仕事や、創造性が問われる仕事は、AIの台頭後も成長を続ける可能性が高くなるでしょう。

すでに社会的な需要が高く安定的に供給を満たせる仕事、将来的な需給の創出が期待できる仕事も、成長が期待できます。社会の構造変化に強く安定性を持つ業態も、これから伸びる仕事といえます。

成長業界で働くメリット

就職活動をするにあたって、成長業界から仕事を探す方法もあります。成長業界で働くことは、次の3つのメリットが考えられます。

給与水準が高い

成長業界での給与は、他業界とくらべても高い傾向にあります。成長している会社は、売上で得た利益を給与として還元しやすいからです。

また、会社の業績アップにともなって給与の上昇が期待できます。たとえば、2000年代初期に起こったITバブルでは、成長業界の筆頭であるIT業界には、給与が毎年倍増する会社もあったほどです。

成長業界の企業の仕事は大きな需要があり、提供するサービスやプロダクトは注目されやすく、他の産業よりも売上などの成果を生み出しやすいといえます。

大幅に給料がアップするということは、市況が原因による業績不振など何かあったときには大幅にダウンしてしまう可能性もあり得るものの、給与水準が高いことは魅力といえます。

スキルアップしやすい

成長業界で働くと、新しいスキルやテクノロジーなどを駆使する機会が多いため、スキルアップが期待できます。

さらに、成長業種に注目する多くの産業との折衝の機会や、新規事業の立ち上げなどに参加することも少なくありません。その中で貴重な体験や、得難いスキルを身につけられるかもしれません。

成長業界の企業は、部署や企業の新規立ち上げなどのため、慢性的な人材不足です。多くの業務を足りない人材で補う必要があります。そのため、自分の実力以上の仕事にチャレンジできる場合もあります。

成長産業で働いていても、将来的に職場を変えたり働き方を変えたりする可能性はあります。その場合でも、スキルを身につけておけば転職などもしやすくなるでしょう。

キャリアアップを目指しやすい

成長業界での仕事は、多くの業界から注目を集めます。新しい技術や環境に触れる機会が多く、多数の異業種との結びつきができやすい傾向があります。

成長業界の業務は斜陽の業界とくらべてノルマや売上などの実績が得られる機会が多く、成功体験を積みかさねやすいでしょう。成長が期待できる企業での仕事は、その成長に寄与できる可能性が高いため、自らの経歴を高めやすいといえます。

また、急激に成長している業界は人材不足の業種も多いため、若い年齢であっても重要な責任あるポストを手に入れられる可能性が高くなります。

人手不足ゆえにいそがしくなる可能性もあるものの、成果をあげた結果昇進できたり高い評価を得られたりするなど、キャリアアップにつながることもあるでしょう。

これから伸びる業界6選と衰退する業界4選

これから伸びる業界6選と衰退する業界4選

これから伸びる業界と、衰退する可能性のある業界についてそれぞれご紹介します。

これから伸びる業界6選

成長が期待される業界は、AIやITとの親和性が高い業種が多いといえるでしょう。これから成長が期待できる業界を6つご紹介します。

業界1:IT業界

IT業界は、最も将来性が期待できる業界のひとつであるといえます。この業界の強みは、AIやその周辺システムを作りだせることです。

2000年ごろにIT革命として業界が注目を集めて以来、時間が経っているため、業界が古くなっているのではないかと思うかもしれません。しかし、ITに関わる人材を生み出すことが容易でないため、常に人材が不足している業界です。

経済産業省の調査では、2015年には約17万人だった人材不足が、2030年には約79万人になると予想されています。

IT業界では、IT技術がさまざまな業態と結びつきながら、職種を増やし続けてきました。企業が持つビッグデータを分析するデータサイエンティストや、サイバー攻撃などから企業データを守るセキュリティエンジニアなど、新しい職種が続々と生まれています。

なかでも、ゲームエンジニアは注目を集めている職業です。スマートフォンの普及にともなって、スマートフォンアプリを利用したゲームの需要は高くなり、多くの企業がゲームエンジニアを探し求めるようになりました。

技術的成長が続く限り、新たなシェアを作り出すIT業界は、これからも成長し続けるものと考えられています。

業界2:インターネット広告業界

何らかの方法で自社のサービスや商品を広くアピールして営業に役立てたいと考える企業は多く、取り扱う広告の種類によっては。今後も成長が期待できる業界であるといえます。

近年では新聞やテレビよりも、インターネットを利用したインターネット広告業界が著しい成長を遂げています。2007年頃からのテレビ広告の衰退とともに、インターネットでの広告が意識されるようになりました。とくに、2009年からのインターネット広告業界は非常に高い成長率となっています。

インターネット広告の中でもモバイル向けの広告は著しく拡大しており、株式会社電通による2018年の調査では、地上波テレビにおける広告費の市場規模は1兆7848億円です。一方で、同年のインターネット広告の市場規模は1兆7589億円です。

インターネット広告は、地上波テレビの広告費に迫るまでに成長しました。特にモバイル広告はインターネット広告をけん引しており、その市場規模は1兆181億円でした。マスコミ四媒体での広告の市場規模は2兆7026億円で、モバイル広告費はその4割ほどにまで迫っています。

この背景には「ターゲティング広告」と呼ばれる、Google検索やSNSを活用したデジタル広告の利用が伸展したことがあげられます。このような技術はこれからも新しく生まれることが予測されます。

ただし、広告を扱う企業によっては、労働環境や待遇がよいとはいえないところも少なくないため、企業選びには注意が必要です。

業界3:エンタメ業界

エンタメ業界の強みは、AIなどのIT技術やテクノロジーの成長と相性がよいところです。IT技術とメディアとを組み合わせることで、コンテンツが誕生しています。

たとえば、AR/VR技術と既存コンテンツの結びつきや、体験型・参加型のゲームセンターやアトラクションの導入などです。AIで分析して、好みの音楽を流すストリーミングサービスなども可能になりました。

このようにコンテンツが次々と生まれることから、エンタメ業界は市場規模が拡大する業界と考えられています。また、このようなメディア・コンテンツの増加だけではなく、収益体系の変化もエンタメ業界に起こっています。

そのひとつが、サブスクリプション方式です。サブスプリクション方式とは、一定期間の利用権を設定した使い放題サービスのことです。

サブスプリクション方式を用いることで、エンドユーザーは新たなコンテンツを買うために余分な費用がかからず、企業側は業界への参入障壁を和らげ、継続的な売上を確保できます。

エンタメ業界は、サブスプリクション方式ととくに相性がよい業界であるといえるでしょう。

業界4:医療・介護業界

医療業界では、AIの導入が進んでいます。自動画像診断システムなどの導入は、有用性が証明されています。

医療とAIが手を結び協働できれば、医療機器や医療システムは目覚ましい進歩を果たすかもしれません。しかし、全てのジャンルがAIで代用はできないため、人の手は将来的にも必要です。

とくに介護の仕事は、人手不足が将来的に続くと予想されています。日本は1995年以来、高齢化社会に突入しており、2019年には人口の28.5%が65歳以上になりました。同時に日本では少子化問題が起こっているため、高齢化社会を支える人手が足りなくなることが予想されています。

介護分野は、必ずしもAIのようなテクノロジーが合致するとはかぎりません。医療と介護はどちらの現場においても注目度と必要性が高く、国家規模の方策による後押しが期待できる業界です。

業界5:農業業界

農業業界は、安定的な需給が期待される業界です。国内農業は、輸入品との価格競争についていくことがむずかしく、将来的な成長がみこめない業界だと思うかもしれません。しかし、食糧難はつねに世界的な問題であるため、注目度の高い業界です。

小規模な日本の農業には日本独自の問題がたくさんあり、それを解決するためにはイノベーションが欠かせません。生産計画の分析や、農業技術のIT化、ロボット化など、農業とITが合わさったアグリテックが進歩することによって、人手不足や価格競争に立ち向かうだけの発展が期待されています。

農業業界では、アグリテックの開発や従来型農業の課題解決に大手企業の参入が始まっており、これからの発展にも期待がもてます。

また、業界的な試みが成功したときの社会に与えるインパクトも大きいため、まだまだ伸びしろを持つ業界であるといえるでしょう。

業界6:人材派遣業界

日本は、少子化高齢化が顕著に現れている国です。労働人口が減少しており、慢性的な人材不足に陥っています。そのなかで、安定的に労働力を提供することを目的とする人材派遣業界は、これからも成長が見込める業界です。

人材派遣業界は、一般派遣、特定派遣、紹介予定派遣といった従来型の人材派遣業務から、求職者にとって最良のキャリアチェンジをサポートすることによって提供サービスの幅を広げています。また、世界的に働き方の多様化が進んでいることも、業界を成長させるチャンスです。

女性の労働者の増加や、ワークライフバランスに考慮した働き方など、働き方の多様化に応えることが求められています。

そのため、求職者に最善のキャリアをプランニングし、多様な働き方に応えられる環境を提供できる人材派遣業者は、業界の中でも成長の余地が大きいといえるでしょう。

衰退する業界4選

成長する業界はAIやIT技術と相性がよく、社会的な必要性が高いものが多い傾向があります。また、それぞれの業界が持つ特有の要素によって、今後の成長が望めるかが決まります。

しかし、すべての業界が成長路線とは限りません。残念ながら斜陽となる業界も存在しています。また、現在は新型コロナウイルスの影響で、一時的に厳しい状況に置かれる業界もあります。ここでは、これから衰退する可能性のある業界を4つご紹介します。

業界1:出版業界

出版業界が厳しい状況にあるのは、日本に限った事ではありません。その最たる理由が、電子書籍の一般化です。スマホやタブレットを使って電子書籍を読む人が増えたことで、紙の本の需要が減少しました。

全国出版協会の調査によれば、紙市場は14年連続でマイナス成長になっており、活字出版物の必要性すら問われている事態です。また、本屋からの返品率が30%から40%という高い水準に達しており、経営を圧迫しています。

ですが、このまま業界がなくなるわけではありません。電子書籍が主流になったとしても、紙媒体の根強い人気があるからです。

出版業界の場合、有名キャラクターの権利やヒット作を多数抱えている大手出版社以外は、紙媒体だけでビジネスの大幅な成長を見込める要素はあまりないといえるでしょう。

業界2:製造業界

製造業界は肉体労働や単純作業が多いうえに給料が安い職種というイメージから、就職先や転職先として、あまり人気のない業界のひとつです。

そのうえ、IT化やAIの導入が遅れているため、業界の成長は難しいでしょう。しかし、IT化やAIの導入を急ぎすぎると、製造ラインでの業務がロボットに奪われやすくなり、熟練工の確保はますますむずかしくなる可能性があります。

そのため、急激な改革も難しい業界です。これから伸びる業界であるとは言いがたいでしょう。なお、近年では生産性と効率を改善するためにIIoT(Industrial Internet of Things)を導入する企業が増えています。競争力の強化になるため、よい傾向だと言えるでしょう。

業界3:テレビ業界

テレビ業界は、YouTubeやHuluといったインターネットメディアの台頭によって苦境に立たされている業界です。高速通信回線が普及したことで、インターネットメディアを一般家庭で気楽に利用できるようになりました。

インターネットメディアの利用量が増えるにつれ、テレビの視聴時間は減っていきました。全国個人視聴率調査においても、1週間あたりのテレビ試聴時間は低下し続けています。

広告費はかろうじて増加傾向にありますが、インターネット広告の台頭によって、その広告収益はいつまで続くかわかりません。テレビ業界の先行きは明るいとはいえないでしょう。

業界4:観光業界

日本政府は経済政策のひとつとしてインバウンドに着目しており、訪日外国人の増加をさまざまな形で後押ししていました。ジャパニーズカルチャーが旅行客に人気のコンテンツとなり、円安も後押ししたことで、2019年のインバウンド人数は3000万人を超えました。

訪日客が増えるにつれて、ホテル業界だけでは宿泊施設が足りなくなり、民泊が人気を集めるようになりました。民泊の最大手サービスであるベンチャー起業のAirbnbは、日本でも人気を集め、業績を大きく伸ばしましたことで知られています。

東京オリンピックが2020年に開催予定だったこともあり、それを追い風にして業績を伸ばす企業が増えることが期待されていました。

しかし新型コロナウイルスの影響で、現在では日本へ外国人観光客を呼び込むこと自体が物理的にむずかしくなり、東京オリンピックも延期となっています。今後、治療薬やワクチンなどが開発されて落ち着くまで、観光業界は一時的に業績が落ち込む状態が続きそうです。

これから伸びる業界を見極めて就活しよう

就職活動では、希望する企業が属する業界に応じた視野を持つことが重要です。業界に応じた視野を持つことで、自分の希望する職が成長企業なのか衰退する企業なのか見えてきます。しかし、業界の傾向からだけではわからないこともたくさんあります。そのため、社会の動向を見ることも大切です。企業に伸びしろがあるのか業界規模でしっかりと見極め、就活に役立てましょう。

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