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2022卒!新卒採用の就活スケジュールと本格開始までにすべきこと

2022卒!新卒採用の就活スケジュールと本格開始までにすべきこと

2020年初頭からの新型コロナウイルスの流行により、企業、学生双方が採用の見通しが立ちにくい状況に陥っています。このような状況をみて2022年卒の新卒採用はどうなるのか不安や疑問を感じている人が多いかもしれません。本記事では2022年卒の就活について解説します。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

2022卒の就活市場の特徴!就活ルールの撤廃

2022卒の就活市場の特徴!就活ルールの撤廃

2022卒の就活においてまず理解しておきたいのが就活ルールの撤廃についてです。60年以上続いていた就活ルールですが、そもそもどの様なルールだったのか知らないという人もいるかもしれません。いわゆる就活ルールは経団連の紳士協定で、学生の本分である学業に専念できるようにという名目で就活のスケジュールが決められていたのです。

なぜこの様なルールが出来たのかですが、就活ルールが定められる前は青田買いなどが蔓延り、学業をおろそかにしてしまう生徒が少なくなかったからです。2021卒から就活ルールが撤廃されるため、2022卒も撤廃されたことを前提に準備しなければなりません。

就活ルールが撤廃されたことで就活の早期化が予想されています。面接の時期などが各企業バラバラになる可能性もあり、3年生の時期から就活をしないといけないというケースが増えてくるかもしれません。ただし、2020年はオリンピック延期や新型コロナウイルスの流行によって日本だけでなく世界中が経済に大打撃を受けることは間違いないでしょう。景気の後退はほぼ確実で、2022卒の就活にも大きな影響を与えると予想されます。就職氷河期再来の可能性もあります。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

2022卒の新卒採用スケジュール

2022卒の新卒採用スケジュール

まずは採用スケジュールの大枠を把握することから就職活動ははじまります。以下に企業ごとの2022卒の新卒採用スケジュールをまとめました。

経団連加盟企業を中心とする一般的な企業のスケジュール

2022卒の就活スケジュールはどうなるのかと思っている方も多いでしょう。2022卒の就活スケジュールは、経団連(日本経済団体連合会)と政府が中心になり議論が行われた結果、基本的に2021卒の採用選考と同じスケジュールで変わらないということが決まっています。

具体的には、2021卒の場合、2020年3月から採用情報の解禁が行われるので、2022卒の場合は2021年3月から採用情報の解禁が行われるということになります。選考に関しては6月が解禁です。

企業の中にはインターンシップを実施している企業があります。大学3年生向けに行われるインターンシップは2020年の夏から開催されます。このインターンシップの募集やオファーに関しては企業によって異なりますが、6月頃からスタートすることが多いです。そのため、インターンシップに向けての企業研究も早めに開始しておく必要があるでしょう。

外資系企業やベンチャー企業のスケジュール

いわゆる就活ルールが撤廃されても、基本的には従来のスケジュール感で就活が行われますが、これはあくまでも経団連の加盟企業の話です。外資系企業やベンチャー企業は元々就活ルールとは関係ないので、また別のスケジュール感を持たなければなりません。

外資系企業

外資系企業の場合、サマーインターン終了後の10月頃に説明会を開催するケースが多いです。外資系企業の特徴として、選考から内定までの期間が短いので一般企業と比べてかなり早めとなる半年以上前から準備をしておかなければなりません。

外資系企業の場合、就活のスタートに遅れてしまうと不利になるというレベルではなく、受けること自体が出来なくなってしまう可能性がありますので、外資系企業を希望する場合は早めの準備が必要です。

ベンチャー企業

ベンチャー企業も基本的には外資系企業と同様に就活スケジュールは早い傾向にあります。内定が出されるのも早く、大学3年生の3月には内定をもらっているという就活生が出てきます。

インターンシップ参加者が優遇される傾向にありますので、ベンチャー企業、特にメガベンチャーと呼ばれるような企業を狙っているという場合にはインターンシップの募集などにもアンテナを張っておかなければなりません。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

2022卒がやっておきたい準備

2022卒がやっておきたい準備

基本の就活スケジュールを把握すると同時に、今からできる準備を着々と進めていきましょう。ここではやっておきたい準備を6つ紹介します。

準備1.自己分析と業界研究

就活の第一歩とも言えるのが自己分析です。なぜ自己分析が必要なのかですが、企業は就活生の人柄や熱意などを重視する傾向にあります。

自己分析は自分の過去の経験などを振り返ることでもありますので、その経験と経験によってどのようなことを感じたのかなどを明確にすることが出来ます。自分自身を深く知ることによって、自分にはどの様な企業が合っているのかなど理想も見えてくるでしょう。

もし自己分析をしないで就活を始めてしまうと、理想もわからないままなので年収が良いや知名度が高いなどと言った理由だけで企業を選択してしまう危険性があるのです。

業界研究も就活に臨むための準備として必要不可欠なものです。自己分析などによってどの様な業界を希望するのか見えてきたら業界研究を行いましょう。その業界の市場規模や動向などを詳しく探っていくのです。業界研究をしていくことによって、その業界を本当に志望して良いのかなど考えることも出来ます。

また、幅広く業界研究することも大切です。幅広く業界研究することによって、それまであまり興味のなかった業界に興味が出てくるかもしれません。ただ知らなかっただけの自分に合った業界を見つけることにも繋がります。

準備2.サマーインターン

大学3年生の6月からは数多くの企業でサマーインターンの募集がスタートします。サマーインターンは夏休みに行われるインターンシップで、数日から1ヶ月程度など期間には企業によって差があります。

このサマーインターンにはさまざまなメリットがあるので、参加できるのであればできるだけ参加するようにしたほうが良いです。具体的なメリットの内容ですが、まずは自分の適正を理解できるということです。インターンシップは中に入ることが出来るので、外からだけではわからない部分も見えてきます。自分に適正がありそうかどうかを判断するいい材料になるでしょう。

インターンシップは企業によってプログラム内容が異なりますが、業務内容に直接触れることになります。自分の適正だけではなく、業界研究や企業研究に直結する経験をすることが出来る機会はインターンシップだけで、説明会などだけでは得られない大きな財産となります。

また、インターンシップが本選考の一部になっている企業もあり、優秀な学生だと選考で有利になったり場合によっては内定に繋がるケースも珍しくありません。夏休みを有効活用するためにもサマーインターンは積極的に活用しましょう。

準備3.筆記試験対策

就職活動の準備としては筆記試験の対策も必要不可欠なものです。企業によっては筆記試験を採用していないところもありますが、ある程度競争がある企業においては筆記試験対策が避けては通れないものとなっています。

就職活動における筆記試験といえば、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社が提供しているSPIです。SPIはSynthetic Personality Inventoryの略で、能力適性検査と性格適性検査の2つを合わせた総合適性検査のことです。

能力適性検査の問題は中学修了〜高校受験程度なのでそれほど難易度は高くありませんが、問題数の制限がなく回答時間が決まっているため、高得点を獲得するためには時間配分が非常に重要で、効率の良い回答ができるようにする必要があります。

また、企業によってはSPIではなく玉手箱やTG-WEBなど違う筆記試験を採用しているケースがあります。したがって、自分が希望している企業がどの筆記試験を取り入れているのかを事前に調べておかなければなりません。採用している筆記試験の種類がわかったら、書店などで対策の参考書を購入したりしましょう。最近ではスマホのアプリなどにも対策のものがあるので、そういったものを活用するのも良いかもしれません。

準備4 .秋・冬インターン

インターンシップは秋や冬に行われるケースもあります。夏に行われるインターンシップとの違いですが、サマーインターンシップは企業としては数多くの学生と接点を持つことや、企業のブランディングの一つとして開催していることが多いです。

これに対し、秋冬に行われるインターンシップは、より優秀な学生を発掘し囲い込みたいという目的意識がサマーインターンシップよりも強くなるので、選考の意味合いがかなり強くなる傾向にあります。したがって、秋・冬インターンシップの場合は、体験的なものではなく自分をアピールする場として考えたほうが良いでしょう。

この秋・冬インターンシップは、ベンチャー企業や外資系企業といった採用が早い企業ではなく、本採用時期が遅い経団連に所属する企業がほとんどです。したがって、経団連に所属している企業を狙っている場合には、かなり気合を入れて参加をしなければなりません。

秋・冬のインターンシップはサマーインターンシップと違って休みの時期に行われるとは限りませんので、秋冬インターンに参加出来るように学校の方も早い段階から調整しておく必要があります。

準備5.OB・OG訪問

就活と言えばOB・OG訪問も欠かせません。OB・OG訪問とは、実際にその企業で働いている大学のOB・OGを訪ねて、その業界や企業について詳しく話を聞くというものです。

OB・OG訪問は内定に非常に効果的と言われているのですが、その理由は自分でOBやOGに連絡をしてアポを取り訪問することでより本気度をアピールすることが出来るからです。早い時期に行っておくことで、就職活動の軸を固める近道となる可能性もあります。OBやOGは実際に面接や試験などをクリアして入社しているわけですから、面接や試験のコツなどについても聞くことが出来るでしょう。

ただし、OB・OG訪問で注意しなければならないのが、OB・OG訪問を内定のために行うというものです。OB・OG訪問は内定獲得に有利になることは間違いありませんが、それよりも大切なのはその会社が自分の将来の夢や目的に合っている会社なのかどうかを見極めるということです。ただ会うだけのOB・OG訪問はOB・OGに迷惑を掛ける事にもなりますし、逆効果になってしまいます。

OB・OG訪問のやり方は、大学の就職課で志望先の企業に入社した人の名前を調べて電話をしてアポを取るという形です。企業によっては公式でOB・OG訪問を募集しているケースもありますが、基本的には公式には募集していないことが多いので自分で調べて行いましょう。

準備6.面接対策

就活ではほぼ確実に面接があるので、面接の対策も行わなければなりません。面接というのは、自分のことを知らない面接官に対して自分のことを知ってもらうということです。

自分の長所や考え方を限られた時間で伝えるというのは非常に難しいことなので、事前の準備が重要になります。伝えたいことは準備してあるので練習をしなくても大丈夫と思っている人もいるかもしれませんが、面接会場は独特の緊張感があり言いたいことを上手く伝えられずに終わってしまうことも少なくありません。

面接の対策としては、まずは自分が伝えたいこと、アピールしたいことをしっかりと用意しておくということが大切です。それに加えて、模擬面接など実際に話す練習を友人や家族を相手に行っておきましょう。自分では完璧だと思っていても、相手から見るとそうではないケースも少なくありません。クオリティを高めるためにも、面接対策は本などでだけではなく、実際に話して伝えるという練習をするようにしましょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

就活開始後にすべきこと

就活開始後にすべきこと

3月1日になると就職活動ナビサイトや企業のWebサイトの新卒採用ページが一斉にオープンして、プレエントリーの受付が開始されます。したがって、3月になったら志望企業のプレエントリーをする必要があります。

ここで勘違いをしてしまう人も多いのですが、プレエントリーは「企業に興味がある」ことを示すもので、応募ではありません。クリック戦争に参加することで説明会に参加できる可能性が若干上がる程度であることは理解しておきましょう。

就活はどうしても自分の希望の企業のことで頭が一杯になってしまいがちです。しかし、それによってその他の選考の優先順位を大きく下げてしまうのはあまり良くありません。就活はみんなが必死な競争なので思っている以上に選考でふるいにかけられてしまうことが多いです。ある程度落とされるということを前提に考えるくらい慎重に就活を進めていく必要があります。

混乱もあるかもしれないが冷静に事前準備をしっかりと

混乱もあるかもしれないが冷静に事前準備をしっかりと

2022卒予定の就活生のスケジュールや準備しておきたいことを紹介しました。新型コロナウイルスの影響で就活のスケジュールなどにも混乱が生じる可能性は否定できませんが、だからこそ冷静に事前の準備をしっかりと行うことが大切です。慌てずに冷静になって十分な事前準備を行ってから臨むことでよりよい結果を切り開くことが出来るでしょう。

※2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

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佐藤 裕康
株式会社ジェイック 採用メディア「Future Finder」事業部長|ジェイックに新卒入社後、マーケティング業務に従事。その後、新規事業であるダイレクトリクルーティング事業の立ち上げを経験、事業責任者へ|資格:CFW(「7つの習慣」社内インストラクター資格)