理系の仕事は就活に有利?~就活生におすすめの仕事とは~

理系の仕事は就活に有利?~就活生におすすめの仕事とは~

理系の仕事は就活で有利なのでしょうか。この記事では、理系学生が就活に有利な理由と、おすすめの仕事について紹介します。おすすめの業界についても紹介するので、理系の就職先に悩んでいる学生は参考にしてみましょう。

理系が就職に有利なワケ

理系が就職に有利なワケ

理系は就職に有利と言われています。文系出身では専門的に学ぶ分野もありますが、企業の採用試験において、大学で学んだことを最も重要視するわけではありません。一方で理系では、大学や大学院で学んだことがそのまま仕事に生かせ、採用試験でも重視されるでしょう。理系出身者は、企業が求める専門的な知識やスキルをアピールすることで就職も有利に運ぶと考えられます。ここでは、「理系が就職に有利な理由」をより詳細に説明します。

理由1

理系は専門的な技術を学んでいるため、高いスキルがあると見なされています。そのため、就職活動の際も自分の専門性に合った仕事を探すなど、自分の知識やスキルを生かせる職業を見つけやすいでしょう。また、専門分野に関係しない企業への就活であっても、専門分野を自分の得意なこととしてアピールできます。大学で学ぶレベルの専門的な能力を持っているという事実は、就活だけでなくその後の人生においても大きなアピールポイントになるでしょう。

理由2

研究・開発に関する職種には理系出身者限定で募集されている求人があります。一方、文系出身者限定の求人はないため、理系は文系より職種の選択肢が多く、有利だと言えるでしょう。

理由3

大手企業の求人は、理系の仕事の方が採用人数が多い場合があります。例を挙げれば、川崎重工業やホンダでは約8割が理系の採用です。

理系の仕事のおすすめとは~学部別のおすすめの仕事を解説~

理系の仕事でおすすめとはどのような仕事なのでしょうか。実際に、学部ごとにおすすめの仕事は異なってきます。ここでは、学部別のおすすめの理系の仕事に関して紹介していきます。

工学部出身者の仕事

理系の中にも工学部では機械系や情報系などのさまざまな理由があります。ここでは、工学部のおすすめの仕事内容について紹介します。

電気・電子系学科出身者の仕事

ここからは、具体的に理系におすすめの仕事を紹介していきましょう。理系と言っても工学部や理学部、医学部などさまざまな学部に分かれています。学部によって選ぶ就職先も異なるため、学部、さらには専門分野ごとに多い職種を紹介します。まず工学部(電気・電子系学科)出身者向けの仕事を説明しましょう。

どんな仕事が向いている?

電気や電子回路はさまざまな業界で使われており、将来性もあり、ニーズの高い分野です。そのため、電機業界やメーカーを中心とした仕事が向いているでしょう

理系の電気・電子系だとたくさんの仕事があります。ぜひ、自分のやりたい仕事を見つけていきましょう。

活躍できる業界

電気・電子系学科出身者が活躍できる主な業界は、自動車、家電や電子部品などの電機業界、精密機器、食品業界などが挙げられます。さらに電子回路技術者、サービスエンジニア、電気設備設計、電気工事施工管理などは資格が必要なものもあり、専門的な知識を活かせるため、就職にも強いでしょう。

次に、仕事内容について解説します。

仕事内容

①品質管理の仕事

まずは、「品質管理」の仕事です。品質管理の仕事は、モノが適正に製造されているか管理する仕事で、材料や製品に対する知識や理解が要求されます。

②応用研究の仕事

「応用研究」の仕事は、技術を製品に応用させるため研究するものです。研究された結果を踏まえ、具体的にどう実用化させるかを研究します。最新の研究に対する知見を持つなど、高い専門性が求められます。

③技術開発の仕事

「技術開発」の仕事は、自社サービスを効率的に生産する開発業務です。技術面での知識やスキル能力が求められます。

上記のように、理系の仕事だとたくさんあり、企業側も求めている職業になります。求人もたくさんあるので、ぜひ理解学生の方は参考にしてみましょう。

機械系学科出身者の仕事

工学部(機械系学科)では、機械の開発や設計などを中心に学びます。機械系学科出身者はどういった仕事に就くことが多いのでしょうか。

どんな仕事が向いている?

機械製造業界や機械を導入している会社での就職が多いでしょう。機械を導入していない会社は少ないため、ほぼ全ての業界が就職先として当てはまると言えます。

活躍できる業界

機械系学科出身者が活躍できる主な業界は、自動車や精密機器、重機・造船、化学メーカーなどが挙げられます。

仕事内容1:機械の開発・設計エンジニアの仕事

「機械の開発・設計エンジニア」は図面設計や計算、スケジュール管理など、機械・電子機器製品製造の設計をする仕事です。設計や開発の専門知識が求められます。

仕事内容2:生産・製造の仕事

「生産・製造」の仕事は、機械をつくる仕事です。主に製造業での勤務が多いでしょう。対象となる製造分野での専門知識は欠かせません。

#仕事内容3:セールスエンジニア

「セールスエンジニア」は、詳しい専門知識を持っており、自社製品の説明や提案をする仕事です。技術面での知識はもちろん、コミュニケーション能力などの営業スキルも求められます。

情報通信系学科出身者の仕事

工学部(情報通信系学科)では情報工学を研究しています。コンピュータ科学を専門的に学んでいるため、就職先としてもコンピュータ関係の仕事が多いことが予想されます。

どんな仕事が向いている?

情報・通信やパソコンメーカー、ソフト開発、精密機器、システムインテグレーターなど、IT関連業界の仕事が中心です。

活躍できる業界

情報通信系学科出身者はその専門性からITエンジニアになる人が多く、IT関連の業界で活躍しています。ITエンジニアとは、システムエンジニア、プログラマー、ネットワークエンジニアなどを指します。IT業界の発展に伴い、ITエンジニアの需要はより一層高まっていくでしょう。

仕事内容1:システムエンジニア

「システムエンジニア」は、顧客からのニーズに合ったシステムやソフトウェアを設計する仕事です。顧客の要望に応える上で、システム設計の深い知識とコミュニケーション能力が求められます。実際にシステムをプログラミングするのはプログラマーの仕事のため、顧客とプログラマーとの橋渡しとしての役割を含めた、全体をまとめる役割も担います。

仕事内容2:プログラマー

システムエンジニアと連携して、要望のあったシステムをプログラミングして作成する仕事が、「プログラマー」です。プログラミング言語を扱えるなど、専門的なプログラミングスキルが必須の職業です。それだけでなく、変化の激しいIT業界の中で最新の情報を取り入れ、常にスキルアップすることが求められるでしょう。

仕事内容3:ネットワークエンジニア

「ネットワークエンジニア」は、ネットワークシステムを設計、構築し、運用を管理する仕事です。セキュリティやサーバーなどに関するネットワークを取り巻く幅広い知識が求められます。

医学・薬学部出身者の仕事

医学・薬学部では医療関係のスキルを学びます。医者や看護師などの医療関係の就職に直結するスキルです。医者や看護師だけでなく、知識を生かした上で他の職業を選ぶという方法もあるのでしょうか。

#どんな仕事が向いている?

医師や看護師、医療技師、薬剤師、介護職などの医療系の仕事に就くことがほとんどでしょう。

活躍できる業界

医学・薬学部出身者が活躍できる場所は、病院、介護施設、医療機器メーカー、製薬会社、ドラッグストア、化粧品会社などが挙げられます。病院や介護施設が主ですが、医療関係施設以外にも活躍できる場所は多いでしょう。

仕事内容1:基礎研究の仕事

「基礎研究」とは、人体の構造や病気のメカニズム、治療方法などについて研究する仕事で、ビジネスに直結するわけではありませんが、実用化に向けた研究を行う仕事です。病院や研究所、食品メーカー、製薬会社などが主な就職先です。最新の研究を読み解く知識と発想が求められます。

仕事内容2:医療技師

「医療技師」は、臨床検査技師や診療放射線技師、臨床工学技士、理学療法士などを指します。検査の高度化に伴い、より専門性が求められる職業です。

仕事内容3:MR

「MR」はMedical Representativesの略で、医療情報担当者のことです。医療情報担当者とは、製薬会社に所属しており、自社の医薬品情報を医師や看護師に説明する仕事です。薬についての専門知識はもとより、病気や治療法についての専門性、営業としてのコミュニケーション能力が求められます。自社の医薬品を適正に使用してもらうためのコミュニケーション能力だけでなく、医薬品がどのように使用されどのような効果があったかの情報収集能力も求められるでしょう。

農学部出身者の仕事

農学部は畜産、食品、環境、生物、バイオなどを扱う学部です。農学部出身者はどのような仕事に向いているのでしょうか。

どんな仕事が向いている?

専門性を生かし、食品メーカーや飲料メーカーを中心とした製造業へ就職することが多いでしょう。

活躍できる業界

農学部出身者が活躍できる主な業界は、食品・飲料メーカー、土木建設、JA、種苗メーカー、化粧品メーカー、環境関連企業、大規模農園、農林水産業や畜産業など、第一次産業に関する企業などです。また、水族館や動物園の飼育員なども農学部出身者が多いでしょう。

仕事内容1:生産や製造の仕事

「生産や製造」の仕事とは、専門技術を生かしたものづくりの仕事を指します。生産や製造するものに対する専門性はもちろん、市場ニーズを読む力が必要です。

仕事内容2:技術開発の仕事

「技術開発」の仕事では、メーカーにて自社商品開発を行います。最新の研究や技術を読み解き習得する専門性が求められるでしょう。

仕事内容3:調達・購買の仕事

「調達」とは、自社製品に必要な素材や備品を調達する仕事です。「購買」とは、商品を仕入れるバイヤーとしての仕事を指します。必要な素材や備品の市場価格を把握するのはもちろん、語学力や価格交渉などの能力も求められるでしょう。

建築・土木系学部出身者の仕事

建築・土木系学部では、建築や設計、土木に関する専門スキルを学びます。卒業後の進路では、ほとんどが建築・土木関係に進むでしょう。

どんな仕事が向いている?

設計、測量、施工、積算、管理など建設関連の専門性の高い仕事が向いています。

活躍できる業界

建築・土木系学部出身者が活躍できる主な業界は、設計事務所や工務店、ハウスメーカーなどの建設業、不動産業界、デベロッパー業界です。

仕事内容1:建築設計・測量の仕事

「建築設計」の仕事とは、トンネル、マンション、学校など建造物の建築設計業務を指します。「測量」とは、建物の高さや位置座標などを正確に測る仕事です。どちらの仕事もミスが許されない業務として、専門性はもとより強い責任感も求められます。

仕事内容2:施工管理

「施工管理」とは、建設が計画通り遂行されるように管理する仕事です。現場監督とも呼ばれ、安全管理や工程管理など、全体を見て指示する能力が求められます。

理学部出身者の仕事

理学部では、化学、生物学、数学、物理学、地学などさまざまな学科があります。それぞれの学科出身者に適した仕事を紹介しましょう。

どんな仕事が向いている?

化学科出身者は、化学メーカーの営業や技術開発、品質管理の仕事が向いています。生物学科出身者は、食品、化学、薬品メーカーなどの製造技術、営業職がおすすめでしょう。また、研究職は大学院卒の人が多いのも特徴です。数学・物理学科出身者は、情報・IT関連の業界がぴったりです。地学出身者は、環境・エネルギー、土木・建設業界で活躍できるでしょう。都市整備局や水道局で公務員として働く道もあります。

理系の院卒でおすすめの業界とは

理系分野では、大学卒業後に就職ではなく大学院に進学するという人も少なくありません。大学院に進学することで、専門分野に関するより高度な専門知識とスキルを身につけられるでしょう。ここでは、理系の大学院卒が活躍できる業界について紹介します。

活躍できる業界

理系の大学院卒は、大手メーカーの研究職や金融、コンサルティング業界がおすすめです。

仕事内容1:大手メーカーの研究職

研究職と名の付く職業は、その分野における高い専門知識とスキルが要求されます。学士卒業レベルのスキルでは及ばず、大学院レベルのスキルが求められることがほとんどでしょう。大手メーカーの研究職は、応募条件において修士課程以上という制限を設けていることが珍しくありません。理系の大学院卒でないと応募すらできないため、院卒には有利です。

仕事内容2:金融・コンサルティング業界

金融・コンサルティング業界は、理系出身者にとっては意外な就職先に思えるかもしれません。文系の経済学部出身者の方が有利なのでは、と思うでしょう。しかし、論理的思考や問題解決能力は理系の方が優れていることが多い、という見方から、理系出身者が重宝されています。理系は数字に強いため、客観的な判断力や分析力、ロジカル思考力を生かせるでしょう。こうした理系の強みは、理系分野以外の企業でも生かせるものとして就職活動ではアピールできるものです。

理系は就活で有利になる

理系出身者は就職に有利だと言われています。専門知識やスキルを身につけていることから、希望の仕事に就ける可能性が高くなるのです。身につけた専門知識やスキルをその後の人生でも生かし、さらに深めていくことは大切ですが、就職先は1つだけではありません。電気・電子系、機械系など理系とひとくくりに言ってもその分野は多岐にわたるため、興味のある仕事を見つけてチャレンジしてみましょう。

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