引きこもりの仕事探し。就職活動の方法は?おすすめの仕事はある?

引きこもりの仕事探し。就職活動の方法は?おすすめの仕事はある?

引きこもりの状態から仕事を始めるには様々な困難が伴うため、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。なるべく無理のないように社会復帰をするために、働くことについての考え方や就職活動の方法、おすすめの仕事について解説していきます。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

引きこもりの仕事探し・就職活動のポイント

引きこもりの仕事探しのポイント

長く社会とかかわりを断っていた引きこもりの人が就職活動をするにはいくつかのポイントがあります。

ポイント1-無理は禁物!

今現在引きこもりである人のなかには、「このまま引きこもりを続けていると、将来が不安」や「家族から働きなさいといわれる」など、さまざまな事情を抱えている人も多いでしょう。このようなケースでは就職を焦ってしまい、結果として就職活動自体が長期化してしまうこともめずらしくありません。また、心身の問題などが直接的な原因で、働くことが難しい状態であるにもかかわらず、無理に就職したことによって再び引きこもりに戻ってしまう可能性もあるでしょう。

引きこもりで「働こう」と意欲がある場合でも、まずは仕事探しを始める前に「本当に働いて大丈夫な状態なのか」という点をしっかりと見極めることが大切です。たとえば、引きこもりになった原因が心身の病気であった場合です。うつ病などのメンタル面を含めて、今現在も心身に異常があるなどの疑いが認められる場合には、就職活動をスタートする前に専門医に相談することが欠かせません。加えて、「外に出るのがつらい」という状態であれば、急に働き始めるのは極めて困難です。外出することが難しい場合は、まずは「図書館に出かけてみる」「近所に買い物に行く」など、無理のない範囲内で家の外に出るところから始めてみましょう。

ポイント2-週5正社員にこだわらない

就職活動を行うときには「正社員でなければ」や「週5勤務が希望」などの従来の考え方に縛られてしまい、なかなか就職先が決まらないことがあります。ただし、引きこもりの人の場合、急に週5のフルタイム勤務で就職してしまうと、これまで仕事をしていなかった反動で疲れやストレスがたまってしまう恐れがあるのです。過剰にストレスがたまると、仕事を続けること自体が難しくなってくるでしょう。そして、就職後に上手くいかず挫折を味わうと、再び引きこもりとなってしまい、自信を喪失してしまうこともあります。

引きこもりからの就職を目指す場合、ハードルは極力下げて、まずはアルバイトや派遣、時短正社員などのような比較的短時間の勤務からスタートすると、無理なく働くことができる可能性が高いといえます。最初のうちは勤務時間は短くても「自分は働ける」という自信をつけて、仕事を長く続けていける環境を作っていくことが大切です。

ポイント3-ペースを守りやすい仕事を選ぶ

自分のペースを守りやすい仕事を選ぶようにすると、引きこもりの人でも仕事が続けやすくなります。たとえば、リモートワークやフレックスタイムを導入している会社なら、1日の時間の配分を自分で考えることができるので、自分のペースをある程度はキープしやすくなるでしょう。ほかにも、人と関わることに対して苦手意識がないのであれば、外回りの営業なども適しています。また、これまで引きこもりだった人の場合、他者から細かい指示や注意をされるのが苦手ということもめずらしくありません。

加えて、毎日決まった時間に出勤する必要がある仕事は、引きこもりだった人にとっては続けにくいという側面もあります。そのため、現状を正しく把握したうえで、自分にとって無理なく働ける仕事を見つけることが大切です。自分のペースを守るためにも、たとえば「成果さえ出せれば、上司などから細かいことはいわれない」というタイプの仕事なら、「働きやすい」と感じる人も多いでしょう。

ポイント4-あまり人と関わらない仕事を選ぶ

引きこもりのなかには、「コミュニケーションをとること自体が苦手」という人も一定数見られます。自宅の部屋に引きこもっていた期間が長いほど、他者とコミュニケーションをとることに対して恐怖心や苦手意識を持っている可能性は高いといえます。実は、対人関係のストレスは、退職理由のなかでも常に上位にランクインする傾向にあるのです。このことからもわかるように、多くの人にとって対人関係のストレスは、精神的な負担が大きいものといえるでしょう。そのため、コミュニケーションに苦手意識を抱きやすい人の場合は、極力人と関わらない仕事を選ぶようにするなどの工夫が必要です。

ポイント5.引きこもり期間の説明を考えておく

就職活動に取り組むにあたって、履歴書や職務経歴書の準備はもちろんのこと、面接対策も十分に行う必要があります。ただし、引きこもりの状態から就職を目指す場合は、「選考に残るかどうかが不安」という人も少なくありません。たしかに、引きこもりの人のなかには、新卒で就職したにもかかわらず、数カ月などの短期間で会社を辞めてしまい、そこから引きこもりとなってしまった人もいるでしょう。

このような人の場合は、履歴書や職務経歴書に記入できるようなキャリアはほとんどないので、就職活動全般を不安視するのも無理がありません。引きこもりの人が履歴書などを用意するときには、アルバイトをやっていた期間が少しでもあれば、それも忘れずに記入することがポイントです。「履歴書などの書類に記入できるのは正社員として携わった仕事のみ」というルールはないので、アルバイト歴も必ず記入しておきましょう。

また、面接対策としては、引きこもりの空白期間に対する回答を、自分なりに用意しておく必要があります。就職活動では、採用担当者から「なぜ引きこもり状態になったのか」や「引きこもっていた期間は何をしていたのか」などの質問をされる可能性が高いといえます。引きこもりにとってこの質問は答えにくい類のものであるため、その場では適切な答えが思い浮かばないということもめずらしくありません。このような事態を回避するためにも、引きこもり期間で家族の介護や病気療養、資格の勉強など、自分がしていたことがあれば、その旨を正直に伝えるようにしましょう。

ポイント6.支援に頼る

引きこもりだった人が社会復帰を目指すとき、自分の力だけで就職先を見つけて採用されるのは非常に難しいことです。就職活動の途中でなかなか内定をもらえないと、「どうせ自分には就職なんて無理だ」などとあきらめてしまう人もいるでしょう。引きこもりの人が社会復帰を目指すなら、就職支援サービスに頼るという選択肢もあります。たとえば、引きこもりやフリーターの就職支援をしている会社・団体や、ハローワークなどはノウハウを持っているので、これらのサービスを利用すると、就職活動が長期化するのを防いでくれるというメリットにもつながります。

引きこもりで就職をためらっている人のなかには、「自分に本当に合う仕事は何か」や「面接でどのようなことを聞かれるのか不安」などのことを心配している人もいるでしょう。しかし、ハローワークや就職支援会社などを利用すれば、さまざまな心配事に対してスタッフが適切なアドバイスをしてくれます。また、希望の職種や条件などをスタッフに相談すれば、ひとりひとりに合った就職先を一緒に探してくれるため、無理のない働き方が実現します。モチベーションを保ちながら就職活動を続けていく自信がない人の場合は特に、支援に頼り、サポートを受けることで、自分に合った就職先を見つけましょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

引きこもりの仕事探し~おすすめの仕事~

引きこもりの仕事探し~おすすめの仕事~

引きこもりからの社会復帰におすすめできる仕事をピックアップしました

おすすめの仕事1.工場の作業員

引きこもりから社会復帰を目指す場合、工場の作業員も検討してみましょう。工場の作業員は、仕事柄社員同士がコミュニケーションをとる必要はあまりありません。加えて、マニュアル通りに作業をこなしていくことが求められるので、自分で考えながら業務に取り組む必要はありません。工場の作業員なら肉体労働もないので、体への負担も大きくないというメリットもあります。

おすすめの仕事2.警備員

警備員は、他者からコミュニケーションを要求されることがあまりない仕事です。また、夜勤を選んだ場合、ほかの仕事と比べて時給が高いというメリットもあります。警備員の仕事には、さまざまな種類があります。たとえば、百貨店やショッピングモールなど、いつも同じ場所にいるものや、交通誘導、決められたコースを巡回するものなどです。警備員は未経験からでも始めることができるので、社会復帰をするときには適した仕事といえるでしょう。

おすすめの仕事3.ライター

ライターの仕事は、未経験者でも気軽に始められるものです。ただし、急にフリーライターとして働くのはハードルが高いでしょう。ライターの場合、アルバイトでの募集も多いので、仕事は早い段階で見つかる可能性が高いといえます。最初はWebメディアを運営している会社に雇用されるなどの形から始めてみると、徐々に仕事を覚えることができ、それが働きやすさにつながる可能性はあります。ライターは、「文章を書くことが好き」「文章をまとめるのが得意」などの人には特に向いている仕事です。経験を積んでいくと、フリーランスのライターとして働けるだけでなく、サイト運営の知識も得ることができるので、将来的にはサイト運営者やメディア編集者のようなキャリアアップ・スキルアップも望めます。

おすすめの仕事4.プログラマー

パソコンに向かってひとりで作業をすることが得意な人には、プログラマーも向いています。プログラマーとして働くならスキルは必要であるものの、人とのコミュニケーションがそれほど発生しないという特徴があります。また、プログラマーの仕事の場合、リモートワークを取り入れている会社も増えてきているので、在宅で働くことも可能です。さらに、プログラマーならキャリアアップ・収入アップも狙うことができ、将来的にはフリーランスでの活躍も期待できます。プログラマーは将来性がある仕事であり、面白みを感じながら働くことができるでしょう。

おすすめの仕事5.農業

黙々と作業に取り組むのが好きな人の場合は、農業に携わるという選択肢もあります。ただし、急に農業というと、「畑もないのに無理だ」と感じる人も多いでしょう。農業を始めたいという希望がある場合、たとえば引きこもりの支援団体が提携している農家に問い合わせて仕事を探す方法もあります。このような農家の場合、引きこもりに対してある程度の理解があることも多く、周囲の人の協力を得ながら社会復帰を目指せるというメリットもあります。加えて、農業は太陽のもとで体を動かすので最初のうちは肉体的な疲れはあるものの、次第に活力がわいてくるはずです。農業の場合は農作物が育つのを間近で見ることができるため、成果が目に見えるという点でもやりがいを感じることができます。

おすすめの仕事6.在宅ワーク

長年にわたって引きこもりを続けている人の場合は特に、「自宅の外に出ること自体が怖い」と感じている人も多いでしょう。外で仕事をすることや、他者とのコミュニケーションなどに不安や恐怖心がある場合は、自宅にいながらお金が稼げる「在宅ワーク」という選択肢もあります。ただし、在宅ワークというと、いわゆる「内職」と呼ばれる軽作業のようなイメージを持つ人も多く、「頑張っても収入にはつながらないのではないか」という、作業の量と収入が見合っていない可能性が心配されます。

しかし、実際のところは、「在宅ワーク」という名目で求人募集を行っている仕事は非常に豊富であり、なかには高収入のものも見られるのが特徴です。在宅ワークと呼ばれるものとしては、具体的にデータ入力やライティング、デザイン、事務作業などの仕事が挙げられます。在宅ワークを始める場合は、クラウドソーシングサービスを利用すると、比較的スムーズに仕事を見つけることができるでしょう。外に出て働いた場合と比べると、仕事内容によっては単価が低いという点はデメリットといわざるを得ません。加えて、在宅ワークの場合は、成果報酬が基本です。そのため、収入が安定しない可能性もあります。

それでも、これまで引きこもりで、外に出て働くのを怖いと感じていたり、心身に病気を抱えていたりする人が在宅ワークで少しでも収入が得られるようになると、大きな自信につながります。また、たとえ短時間の場合でも、「仕事をしている」「社会の役に立っている」という感覚を味わうことができれば、それが生きる力となる可能性があるでしょう。このような理由から、急に外に出て働くことが難しい場合、まずは在宅ワークから始めてみても良いでしょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

引きこもりの仕事探し~まとめ~

引きこもりの仕事探し~まとめ~

引きこもりからの就職は十分に可能です。ただし、心身に病気を抱えているときなど、働くことが困難な場合は医師と相談するなどして、より良い道を模索していくことが欠かせません。引きこもりから社会復帰をするときには就職支援サービスなどを利用して、自分に合った仕事を選び、無理のない働き方を続けていくことが大切です。

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