高卒で警察官になりたい!試験内容や大卒との主な違いを紹介します!

高卒で警察官になりたい!試験内容や大卒との主な違いを紹介します!

市民を守り、時に強い味方になる警察官に憧れ、将来警察官になることに憧れている高校生は多いのではないでしょうか。しかし、高卒で警察官になるためにはどのような行動を取ればいいのか分からない人もいるでしょう。この記事では高卒で警察官を目指している人に向けて、試験の内容や勤務するための条件、さらに大卒で警察官になる場合との相違点についてまとめています。ぜひ参考にして下さい。

警察官になるためには

警察官になるためには

高卒の方に限らず、警察官になるためには「教養試験」と「身体要件」の2つをクリアする必要があります。それぞれ、どのようなものなのか確認していきましょう。

教養試験

高校卒業後に警察官になるには教養試験に合格する必要があります。教養試験は「警察官採用試験」とも呼ばれ、都道府県ごとに実施される試験です。そのため地域によって受験資格と試験区分が多少異なっているのが特徴です。

試験区分は試験内容の難易度で1類・2類・3類の3区分になっています。試験区分の詳細については後述しますが、3区分の中で高卒者が受験する試験として該当するのは3類です。3類は高卒程度の学力で受験するのが可能で、平均倍率も1類・2類と比較すると低めの傾向にあります。そのため、警察官採用試験を挑戦する場合は3類が持っても適していると言えるでしょう。

身体要件

警察官は犯罪者を相手にするのはもちろんですが、天災時に率先して市民を安全な場所に誘導する業務もあるため、一定以上の身体要件が定められています。試験だけでなくこの要件を満たさないと警察官になることはできません。

警察官の身体要件は、体格・視力など様々な規定があります。規定は都道府県によって若干異なる部分もありますが、ほとんど変わらないと考えていいでしょう。例えば東京都の身体要件は、男性が身長160センチ・体重48キロ以上、女性が身長154センチ・体重45キロ以上と定められています。

その他男女問わず視力は裸眼で両目とも0.6以上あること、メガネやコンタクトで矯正した場合、両眼共に1.0以上が必要です。また聴力・色覚が正常であるかどうか、職務を執行するときに妨げになるような疾患の有無、身体能力に支障がないかなども問われます。

警察官採用試験の試験区分

先にも少し触れましたが、警察官採用試験は1類・2類・3類の3つの区分に分けて実施される試験です。試験内容は1類が大卒程度の学力で受験できる内容、2類は短大卒程度、3類が高卒程度となります。ここで注意したいのがこれらの区分はあくまで程度であること。そのため高卒でも1類や2類を受験することは可能です。しかし、1類の筆記内容試験の内容はとても難しいため、高卒であればまずは3類から挑戦するのが適していると言えるでしょう。

試験の内容ですが、1類の教養試験は法律や、政治経済について出題されます。専門知識を求められるために難易度は高くなりますが、3類の場合は国語や数学、英語などの高校卒業程度の知識でも十分に対応できる内容です。もし高校を中退した人でも高卒程度の学力を持っていれば3類に挑戦し、合格して警察官になる可能性は高くなります。

警察官採用試験の内容

警察官採用試験は実施する都道府県によって内容に差はありますが、基本的には教養試験・論文(作文)試験・適正試験・体力検査・面接試験などを組み合わせ、総合的に審査を行って採用を決定する仕組みになっています。

試験は1次試験・2次試験の2種類に分かれていて、1次試験を突破しないと2次試験に進むことはできません。一般的に、1次試験は教養試験・論文試験・体力検査などを行い、2次では面接試験をメインにして体力検査を行います。

教養試験は5つの選択肢の中から、問題の指示に従って正しい内容・あるいは間違っている内容を選択する「五肢択一式」で一定以上の点数を取ることが求められます。通常1類など大卒程度の学力で受験できる採用試験の一次試験は5月・7月頃、3類は9月・10月頃に実施されます。自治体によって試験日の詳細や内容は多少変わってきますが、科目の大きな内容はほとんど変わりません。そのため文章理解や数的推理などの理解力が試される科目はしっかり勉強しておきましょう。

警察官採用試験の難易度

警察官採用試験の倍率は高く、平成28年度の全国平均は男性の合格倍率は1類が5.2倍、3類は5.7倍になります。これに対して女性の合格倍率は1類が8.4倍、3類が6.2倍です。しかしこの倍率はあくまでも全国平均ですので、実際は地域ごとで異なっています。例えば倍率の低い地域は平均を下回る2倍程度ですが、高い地域では10倍程度になっていることもあります。また、倍率の内訳には記念受験をした受験者も含まれます。警察官は地方公務員ですので試験は無料で受験することが可能です。そのため他の公務試験と並行して受験する人も少なくないのです。

公務員試験は警察官以外でも基本的に倍率は高めです。倍率が高くなると合格するかどうか不安になる人もいるでしょうが、倍率が10倍前後の場合は、本人が試験勉強をどれだけ努力するかで1次試験突破が可能になるレベルだと判断していいでしょう。過去に実施された試験の通過倍率に関しては、各自治体のWEBサイトで紹介されています。通過倍率が気になる人はサイトをチェックし、自分の試験対策の際に参考にすることも可能です。

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警察官の試験を受けられない人

日本国内に在住していても、警察官採用試験が受験できない人もいます。試験を受けることができない人は下記の通りです。

  • 各自治体が定めている年齢制限以上の人
  • 日本国籍を持っていない人

警察官採用試験は受験者に対して年齢制限が設定されています。年齢制限は各自治体によって多少の差はありますが、一般的にはおおむね17歳以上から受験資格を有することができ、30歳から35歳未満まで受験可能と定められているようです。受験資格の正確な年齢に関しては、各地方自治体のサイトで確認しましょう。

警察官採用試験は受験資格のひとつに「日本国籍を有する者」という条件があるため、日本国内に住んでいる外国人は警察官採用試験を受験することはできません。これは警察官が国家機密を守秘する義務があり、それに基づいて治安を維持する立場にあるからです。国家機密を保護する機関に外国人が就職すると、他国に情報が漏えいするなどのスパイ行為が発生する危険性があるため、日本のみならず世界各国で受験者の国籍に関する制限が設けられています。ただし、外国人の場合でも帰化を日本国籍を取得した場合は話が別になります。日本国籍を取得した場合は「日本人」と認められますので、日本人を対象にした警察官採用試験も受験することができます。

警察官の主な仕事内容

警察官採用試験に合格し、都道府県いずれかの警察として採用された場合に気になるのは仕事内容です。実は都道府県警察で行われている仕事内容のジャンルはとても幅広く、下記のように大きく6つの部門に分かれています。

  • 地域警察部門
  • 刑事警察部門
  • 生活安全部門
  • 交通部門
  • 警備部門
  • 警務部門

この中で市民生活に最も関わりを持つのは地域警察部門です。ここはいわゆる「110番」に対応している部門で、交番勤務・パトロールなどの一般的にイメージされる警察の業務もこの部門が行っています。

刑事警察部門は殺人・強盗・盗難などの事件性を含んだ案件を扱う部門で、事件解決のために証拠資料を分析したり、科学捜査を基に鑑定をしたりします。生活安全部門は詐欺事件やひったくりなどの犯罪に関する防犯対策などを行う部門です。ふりこめ詐欺やストーカー被害などの日常生活に潜む身近な犯罪の検挙や取り締まりを行う他、サイバー犯罪にも対応しています。交通部門は自動車・バイクなどのスピード違反や飲酒運転を取り締まり、交通事故の操作などを行います。

警備部門は治安警備や雑踏警備の他に機動隊や要人警護のためのSPの業務を担う部門です。高校を卒業後に警察官として採用された場合は、機動隊として配属される可能性があるようです。警務部門は総務部門とも呼ばれ、警察組織の総務的な位置づけとなる部門です。業務内容は主に採用や人事、福利厚生など警察官全体の生活全般の手続きや各種訓練などを実施する部門ですので、デスクワークが中心となっています。

大卒警察官との違い

大卒警察官と高卒警察官との間には、いくつかの違いがあります。高卒警察官には「早く経験を詰める」という大きなメリットがありますが、大卒警察官にも大きなメリットがあります。ここでは大卒が有利な点をメインに解説していきますので、進学を検討している方はよく確認しておきましょう。

違いその1.初任給

いくつかある違いのうちのひとつが初任給です。一般企業で高卒・大卒・大学院卒などで初任給に差があるのは普通のことです。警察官の場合は、正確に述べると採用試験の1類採用(大卒程度の学力)と3類採用(高卒程度の学力)なので、最終学歴とは関係ありません。しかしこの記事ではより分かりやすい内容を説明するために1類を大卒、3類を高卒という表現で紹介します。初任給の具体的な金額は各自治体によってそれぞれ異なります。しかし大卒・高卒の初任給は3万から4万円ほどの差があることはどの都道府県でも同じです。

東京都で警察官として採用された場合を例に挙げると、2016年度は1類合格者の初任給は25万2100円と、3類合格者の初任給は21万2700円となります。東京都の場合は各都道府県警察ではなく「警視庁」への勤務となり、他都道府県と比較しても初任給は若干高めです。しかし、高卒・大学卒の初任給における差額は同じレベルなのでこの例を参考として問題ありません。

違いその2.昇進スピード

高卒と大卒では昇進スピードも異なってきます。警察官に採用された場合、高卒・大卒を問わずに研修期間を経てから各部門に配属されます。しかし、研修期間の長さには差があり、高卒は10カ月ですが大卒は6カ月程度で研修が終了します。配属後も数年単位で部門の配置換えが繰り返されるので、警察官は各部門で様々な経験やスキルを積んでいきます。警察官に採用された場合、初めに与えられる階級は全員「巡査」です。この階級を上げて昇進するためには昇進試験を受験する必要があるのですが、高卒と大卒では昇進試験を受験するタイミングが異なってくるのです。

例えば、巡査からスタートし、巡査部長を経て警部補になり、警部までの昇進を目指す場合、高卒はそれぞれ受験資格を得るまでに4年かかります。しかし大卒は警部補までは2年ずつのスパンで昇進試験が受験可能です。そのため昇進のスピードも異なってくるのです。

警察官の大変な点

警察官という仕事は大きなやりがいを得られる一方で、大変なお仕事でもあります。ここでは警察官の大変な点を紹介しますので、しっかり確認しておきましょう。

大変な点その1.連続勤務になる場合もある

警察官は公務員の立場から市民の安全を守ることが最も優先される職業です。そのため状況によっては24時間連続勤務を行わなければいけない場合もあり、勤務時間が長くても残業代は出ないこともあります。公務員は労働基準法適用外となり、時には当直勤務もこなさなければいけません。もちろん休日もあるのですが、緊急時が発生した場合には休日でも呼び出しが来る場合もあります。警察官になるとこのようなハードな業務内容になることも覚悟する必要があるでしょう。

しかし、警察官の労働環境改善の動きも高まって来ています。労働環境をよくするために業務の効率化、休日出勤を減少させるなど、改善策が提案され、話し合いも常に行われているのです。そのため負担も徐々に減っていく可能性もあると言えます。

大変な点その2.酔っ払いやマナーの悪い人とも接さないといけない

警察官は市民の安全を守ることが最も重要な業務です。そのためスピード違反をしている車の取り締まりを行うことや、酔っぱらいの相手をしたり、マナーの悪い人にも率先して対応しなければいけません。このような場合は相手の質が悪いために暴言を吐かれたり、最悪の場合は暴力などで攻撃をされる可能性もあるでしょう。スピード違反を取り締まった場合も、捕まえた相手から逆切れをされてしまうことも少なくありません。市民の安全な生活を保つため、公共の場を乱す者を取り締まる仕事内容なので、理不尽な思いをすることも懸念される職業です。

警察官に向いている人

警察官という仕事は冒頭で述べたような募集要項を満たせば、誰でもなることが出来ます。しかし、向いてる人とそうでない人は間違いなくいるでしょう。そこで、ここでは警察官に向いている人の特徴を紹介していきます。

向いてる人その1.倫理観のある人

警察官に向いている人は倫理観のある人です。倫理観があるというのは、モラルが高く、模範的な行動を取ることが可能であるということ。警察官は市民の手本であるべきなので、モラルが高い人にこそ就いて欲しい職業だと言えるでしょう。また、普段から理性的で自分を律することができる人も警察官に向いています。警察官は市民を取り締まり、安全な生活を維持してくれる立場のため、警察官が不祥事を起こしたり、マナーの悪い態度をしたりする場合には世間の目は非常に厳しくなります。そのため自分を律してしっかりコントロールできる人は警察官に非常に適しているのです。

向いている人その2.正義感の強い人

警察官に向いている人は正義感の強い人でもあります。警察官になるためには、犯罪がなく、クリーンで住みやすい世の中を実現したい、という高潔で使命感を持った人が適任です。警察官になると、緊急時には自分のプライベートを犠牲にし、仕事を優先して現場に駆け付けることが必要になります。精神的・肉体的にハードな仕事内容ですので、時にモチベーションを保つことも大変になるでしょう。しかし、何か緊急時が発生した場合は真っ先に自分が駆けつけ、市民を守りたいと強い正義感を持っているとモチベーションを維持することにもつながります。警察官は市民の安全と平和を守るための職業ですので、正義感は欠かせない要素です。

若いうちから第一線で働きたい人は高卒から警察官を目指そう

高校を卒業してすぐに警察官の仕事に就いた場合、最大のメリットは若い年齢のうちから現場で実践経験を積み、スキルを上げることができることです。早めに第一線で精力的に働きたいと考えている人は、高卒から警察官を目指すとやりがいが感じられるでしょう。警察官になることを決意したら、試験対策をしっかり行い合格を目指して頑張りましょう。

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