高卒で公務員になりたい!目指せるのはどんな公務員なのか解説!
安定した働き方が出来る公務員は、人気の職業の1つです。公務員にはいろいろな職種があり、所定の試験に合格をすれば高卒でもなることが出来ます。
今回は、高卒で公務員を目指す場合に、どんな種類の公務員になれるのかや試験の内容などを説明していきます。
年齢によっても受験出来る公務員試験が違ってきますので、受験を考える時には募集要項をしっかりと読んでおきましょう。
また、この記事を書いているジェイックでは、高卒の方にもオススメな就職支援サービスを展開中です。
公務員の勉強と一緒に就職活動もしてみたい方や、公務員から民間企業への就職に切り替えようと思っている方は、相談してみてください。
※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合
目次
高卒から地方公務員を目指す時はどうすれば良い?
高卒で地方公務員を目指す時には、各都道府県が実施している地方初級試験やIII類試験を受験することになります。
市町村の職員になりたい場合は、市町村が独自に行っている職員採用試験を受験します。
ただ、東京都23区に限っては、23区共通の特別区採用試験を受けて合格をしたら、希望する区の面接を受けるスタイルです。
このような面接に無事に通れば、その区の職員として採用されます。地方公務員の採用試験で実施されているのが、例えば教養試験や作文試験、適性試験などです。
面接が重視される傾向も
このような試験の他に、面接試験も行われます。行われている採用試験の内容は、都道府県や市町村によって違う場合もありますので、希望する自治体の試験の種類を確認しておくことが必要でしょう。
地方公務員の場合は、概して面接試験が重視される傾向があります。学力もさることながら、受験者の人物が重視されるケースが多く、面接試験のウェイトが大きくなるのが一般的です。
専門分野を極めればもっと有利に
技術職や専門職の場合は、その分野の素養があると採用試験でも有利になるかもしれません。
実際、自治体の中には、土木分野などの専門試験を行っている所も見られます。いずれにしても、各自治体が求める人材像をしっかりと押さえておくことが、合格を勝ち取るためのアプローチになるでしょう。
その年の採用試験の情報は、自治体のホームページや広報紙に掲載されます。各試験とも応募の申込期間が決まっていますので、地方公務員を目指す場合は、タイミングを逃さないように、希望する自治体のホームページをこまめにチェックしておくのがベストです。
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高卒でも国家公務員になれる?
毎年人事院が行っている国家公務員の試験には、高卒程度で受験出来る国家公務員一般職試験があります。
この試験は、かつては国家公務員試験III種とも呼ばれていました。主に事務職を担う行政職と技術職とに分かれており、希望する職種の試験を受験することになります。
試験の内容は?
いずれの場合も、1次試験と2次試験が行われ、合否は試験の合計点で決まります。ちなみに事務職の行政職を希望する場合は、択一式の基礎能力試験や適性試験、作文試験の3つの試験を受けることになるでしょう。
2次試験で行われるのが、個別試験の人物試験と性格検査。性格検査は、人物試験の参考として実施されている検査です。このような試験に合格をすれば、希望する省庁に官庁訪問を行って、内定を得る流れになります。
人事院のHPをチェックしてみよう
国家公務員一般職試験の情報は、人事院のホームページなどにアクセスをするとすぐに得ることが出来ます。
人事院のホームページでは、採用試験のスケジュールはもちろん、各種セミナーや説明会の情報も提供しています。
官庁訪問に関する情報も得られますので、公務員になりたい方はぜひチェックしておきましょう。
採用試験のスケジュールは全国の専門学校のホームページなどでも紹介されていますが、正確な内容を知る上ではやはり人事院のホームページを見ておいた方が安心です。
採用予定の人数や採用状況も閲覧出来るため、これから受験をする時に役立つ情報が盛り沢山です。
人事担当者のメッセージも一部紹介されており、求められている人材像を知りたい時にも参考になるでしょう。
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公務員の高卒程度試験は難しい?
高卒程度の国家公務員一般職試験は、現役の高校生も受験している試験です。基礎能力試験では、文章理解や課題推理といった問題が出題されますが、高校3年生程度の学力があれば解けるような内容になっています。
過去問対策をしっかりと
ただ、公務員試験の場合は、出題される問題に一定のパターンがあり、初めて解く場合には戸惑うことがあるかもしれません。
しかし、問題自体はさほど難しいものではないので、受験を考えている時には過去に出題された問題や解答例などを参考にして、パターンを掴んでおきたいところです。
数的処理や図形処理などの問題も出るため、理数系の教科が苦手な方は、抵抗を感じることもあるでしょう。
このような問題も、一度パターンを掴んでしまえば、似たような問題が出題された時にすぐに解けるようになります。苦手意識を持たずに、解答パターンを覚えるといった対策を立てておきましょう。
作文試験では、社会問題などがテーマになるケースが多く、日頃から時事問題に関心を持っている方は有利になるでしょう。
また、技術職の場合は、機械や土木の知識を問う専門試験も実施されますので、過去の問題をしっかりとチェックして出題傾向を掴んでおきましょう。
高卒でなくても受験可能
高卒程度の国家公務員一般職試験は、実のところ高卒でなくても受験することは可能です。中卒でも応募条件に該当する年齢であれば、試験を受けるチャンスはあります。
問題集で勉強をする、公務員試験対策で評判の良い専門学校に通うといった方法で、出題された問題を解けるだけの実力をしっかりと付けておけば、合格する可能性も出てくるでしょう。
高卒程度試験には年齢制限がある!
高卒程度試験には、年齢制限があります。またしておくべき対策なども紹介していきます。
年齢制限の内容
高卒程度の公務員試験を受ける時に少し気を付けたいのが、年齢制限です。公務員試験の場合、試験の種類に応じてそれぞれ年齢制限があります。
また、高卒程度の試験に関しては、中学や高校を卒業してから2年以内という条件があるケースが多いため、年齢をクリアしていても状況によっては受験が難しい場合もあり得ます。
高卒程度の公務員試験は、国家公務員、地方公務員を問わず若い方を対象にしています。
実際、中学や高校を卒業して2年以内、という条件に該当するのは、17歳から21歳前後の方です。
従って、このような年齢から外れてしまった場合は、高卒程度の公務員試験の受験資格を得ることは難しいでしょう。
どうしても公務員になりたいなら、大卒資格を取得して公務員試験を1から勉強しなおす必要がありますし、公務員に絶対的なこだわりがなければ、民間企業の正社員を目指すことをオススメします。
以下の記事では、高卒の方の就職活動で目指すとオススメな職種や資格、就活方法などについて解説しています。
高校卒業後フリーターになった場合の解決方法などについてもまとめているので、参考にしてみてください。
早めの試験準備が必要
公務員試験に合格をするためには、ある程度準備期間が必要です。年齢制限をクリア出来る時期に合格を勝ち取るためには、早めに試験の準備を開始しておかなくてはなりません。
受験が出来る年齢でも、十分に試験対策が出来ていないと、現実的に合格をするのが難しくなるため要注意です。
公務員試験は年々受験者が増加傾向にありますので、試験の難易度も国家公務員、地方公務員ともに上がっています。受験を考える時には、試験勉強の期間も含めて年齢制限をチェックするのが賢明です。
自治体によって受験資格は変わる
受験資格は、各自治体によっても多少変わります。中には、23歳、24歳といった年齢でも受験出来る職種や自治体も見られるため、どうしても公務員を希望する場合は、職種や地域を幅広く設定して採用試験の情報を集めてみると良いでしょう。
高卒程度の公務員試験の情報をまとめたホームページもあり、効率良く応募先を探すことは不可能ではありません。まずは受験資格の概要を、1つ1つ見ていくことが必要になるでしょう。
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高卒程度試験が無理でも公務員になる道はある!受験出来る試験は?
年齢制限に引っかかってしまい、高卒程度の公務員試験が受験出来ない時にも、幾つか方法はあります。
大卒程度の公務員試験を目指す
例えば、大卒程度の公務員試験を受ける方法です。大卒程度の公務員試験は、年齢制限が高卒程度の試験に比べて緩やかです。
大卒程度の国家公務員一般職試験の場合、29歳までなら受験は可能。その他の公務員試験でも、大卒程度の場合は26歳から30歳前後までは受験出来るケースが大半です。
地方公務員の場合も同様で、30歳を過ぎても受験出来る自治体も一部見られます。事実、大学を卒業してから数年経過した方が、この手の試験を受験するケースも少なくありません。
高卒程度の公務員試験が無理なら、一旦大学に行き、それから公務員を目指すという方法もあるでしょう。
大卒でなくても大丈夫
大卒程度の公務員試験は、必ずしも大卒である必要はありません。学歴を受験資格に加えている職種や自治体も一部ありますが、多くの試験は高卒でも大卒程度の公務員試験にチャレンジすることは出来ます。
高校を卒業後、社会人経験がない方は、大卒程度試験の対象です。ただ、大卒程度の公務員試験は、内容は高卒程度の試験よりも難しくなります。
国家公務員一般職試験の場合は、専門試験があるため、合格点を取るためには専門分野の勉強が求められてくるでしょう。
専門試験の内容は?
ちなみに専門試験の試験科目となるのは、政治学や憲法、マクロ経済学などです。英語や心理学、教育学なども専門試験の試験科目の1つ。高卒の方がこういった試験にチャレンジをする時には、専門学校などに通ってみるのも良い方法です。
大卒程度の公務員試験の他には、社会人を対象にしている経験者向けの公務員試験があります。
こういった試験も、受験出来る年齢はかなり広く設定されています。一般企業などに勤務をしている方であれば、後にこのような公務員試験を受けて公務員に転職をするという道も選べるでしょう。
年齢制限で公務員試験を受験出来ない時でも、以上のように色々な方法が考えられます。
高卒ではどんな地方公務員の職種を目指せる?
高卒で地方公務員になる場合、幾つかの職種の中から選ぶことが出来ます。事務系の職種として挙げられるのが、例えば行政事務や学校事務、警察事務といった職種です。
行政事務や学校事務
行政事務の場合は、主に関係機関で事務を担当します。市役所の窓口や経理、人事などを幅広く担当することになるのが、このような行政事務です。
学校事務は、主に公立学校などで事務職員として勤務する職種で、教員の福利厚生や学校の運営に関する事務を行います。
警察事務
一方、各地の警察署や警察本部などに配属され、事務全般を担当するのが警察事務。警察で提供されている公共サービスの対応や、勤務している職員に関する事務を行うことになるのが、警察事務として採用された場合です。
それ以外
高卒程度の地方公務員には、このような事務系の職種の他に技術職もあります。電気や機械、建築や土木などの専門的な仕事に携わるのが、技術職の方。事務系の職種に比べて、現場の仕事が多いのが技術職の特徴と言えるでしょう。
また、警察官や消防官も、高卒程度の公務員の職種の1例です。警察官や消防官は公安職とも呼ばれており、身分は地方公務員になります。
警察本部や交番、警察署などに勤務をしてパトロールや犯罪の予防などに広く取り組むのが、警察官。消防官の場合も、各地の消防署や消防本部に勤務をして、人命救助や災害救援といった仕事に携わります。
身体検査や健康診断も重要
地方公務員の場合も、こういったさまざまな職種があり、それぞれ必要になる素養などが異なります。
警察官や消防官などの公安職については、業務を遂行出来るだけの体力や身体能力も求められてくるでしょう。
この手の職種は、多くの場合、最終審査で身体検査や健康診断などをクリアする必要があるため、条件の確認が必須です。
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高卒から公務員になる難易度は職種によって変わる!?
公務員試験の難易度は、職種によって変わるのが一般的です。同じ高卒程度の公務員試験でも、合格しやすいかどうかは選んだ職種次第と言えます。
実のところ難易度には大きな開きがありますので、受験をする時には合格率や試験問題の内容などを見ておきましょう。
難易度が高い試験もある
高卒程度の公務員の場合、大卒程度の試験に比べると概して難易度が低いという特徴がありますが、中には例外もあります。
例えば、高卒程度の公務員試験でも、裁判所事務菅や国家公務員一般職試験(高卒上位職)などは、難易度が高いことで有名です。
高卒程度の公務員の初任給は、平均14万円前後と言われていますが、難易度が高い職種については幾分給与の水準が高くなる場合も。
事実、裁判所事務菅などは、公務員の中でも給与の額が高いことで知られています。比較的難易度が低いと言われている職種としては、市町村の職員などが挙げられるでしょう。
ただ、このような職種の場合も、自治体によって評価の基準には差があり、一概に合格しやすいといは言い難いのが本当のところです。
実際にデータを覗いてみよう
各試験の難易度を知りたい時には、専門学校が公開している情報などを見るのが1つの方法になるでしょう。
合格者を数多く輩出している専門学校では、公務員試験の詳しいデータを毎年発表しています。
合格の基準についても情報が得られる可能性があり、公務員試験の受験を予定している場合は、欠かさずにチェックしておくと適切な準備を進められます。
裁判所事務菅や国家公務員一般職試験(高卒上位職)などは、私立大学に合格出来るだけの学力が必要になりますので、正しい情報を把握して然るべき準備を行っていきましょう。
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