既卒は人生終了じゃない【就職の準備と具体的な方法を解説】

既卒は人生終了じゃない【就職の準備と具体的な方法を解説】

「既卒は人生終了」だと思っているフリーターやニートの方はいませんか?決してそんなことはありません。新卒と比べると就活が大変になることは事実ですが、既卒でも正社員就職は可能です。この記事では、既卒の就職状況や既卒の就活体験談、既卒の具体的な就活方法などについて解説します。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

既卒は人生終了?~既卒の就職現状や原因を紹介!~

既卒は人生終了?~既卒の就職現状を原因を紹介!~

マイナビが2019年に発表したデータによると、新卒の既卒の就職率は下記の通りです。

  • 新卒:82.6%
  • 既卒:43.3%

引用:2019年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査

つまり、既卒は新卒の半分程度しか就職できていないということになります。

既卒の就職率が低い理由は、下記の4つです。

  • 1.大手企業ばかり狙っている
  • 2.既卒になった理由をうまく説明できない
  • 3.本気で就活していない
  • 4.1人で就活している

それぞれについて、解説していきます。

【理由1】大手企業ばかり狙っている

既卒の就活で、大手企業ばかりを狙うとなかなか就職できません。大手企業は新卒を優先して採用することがほとんどだからです。

大手ばかり狙う既卒者のよくある心理には、下記があります。

  • 大手じゃないと嫌だ
  • 大学の同期が大手に就職したから自分も大手がいい
  • 中小企業はブラックだ

しかし、大手企業は新卒が圧倒的に有利となるため、せっかく時間をかけて就職活動をしても、1社目の就職先としては内定をもらいにくいのです。

「卒業から3年以内は新卒扱い」の建前と本音

厚生労働省は「卒業から3年以内は新卒扱いにしましょう」という趣旨の通達を企業に出しています。そのため、企業の建前は「卒業から3年以内の既卒も新卒扱いで採用する」となっていますが、その本音は違うようです。

超大手企業はまだまだ新卒至上主義が多く、既卒の応募も受けつけていたとしても、実際に採用するのは新卒が中心です。「既卒でも3年以内は新卒扱いだから大丈夫」と思っていると、なかなか内定をもらえません。

【理由2】既卒になった理由をうまく説明できない

既卒になった理由をうまく説明できず、なかなか内定をもらえない人は多くいます。一方、企業の面接官のにも、既卒にネガティブなイメージを持つ人もいます。なぜならば「新卒で就活したが内定がもらえなかった人」だと思い込んでいるからです。

既卒の面接では必ずといってよいほど「就職せずに卒業した理由はなんですか?」と聞かれます。この質問に上手に答えられないと「やっぱり問題がある人なんだ」と思われ、不採用になりやすくなってしまいます。

既卒になった理由がネガティブなものだと、答えに困ってしまうことがあります。ですが企業の面接で、以下のような答え方をするのはNGです。

  • 就活自体をしていなかった
  • 働くことの意味を見出せなかった
  • やりたいことがないまま卒業してしまった
  • 部活やサークルが忙しくて就活できなかった
  • アルバイトが忙しくて就活できなかった

いずれも計画性がない人に見えてしまい、よい印象を与えることは少ないでしょう。

【理由3】本気で就活していない

既卒になってしまったことでモチベーションが下がり、本気で就活していない人もいるでしょう。たとえば「大学の同期はもう働いてるのに、自分ははまだ就活してる。既卒だし、もう自分の人生終了だ…」とネガティブになってしまっている人もいるかもしれません。

どうしても既卒は「出遅れ感」を持ちやすく、就活のモチベーションが少なくなりがちです。就職をあきらめ、そのままフリーターやニートになってしまう人もいます。

【理由4】1人で就活している

1人だけ就活していると、なかなか内定が出にくいです。誰にも相談できずに孤立してしまいがちだからです。

新卒の就活ならば、以下のような相談先があります。

  • 大学のキャリアセンター
  • OBやOG
  • 大学の友達

一方で、既卒にはこれらの相談先がないというケースが多いでしょう。1人で就活に孤軍奮闘していると、どうしてもネガティブになりやすいといえます。就活に関する情報も入ってきにくいため、不利になってしまうこともあります。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

既卒は人生終了?~既卒就職の体験談を紹介!~

既卒は人生終了?~既卒就職の体験談を紹介!~

既卒の就活がうまくいって正社員就職ができた人と、うまくいっていない人の体験談を紹介します。既卒の方は、就活の参考にしてみてください。

就職できた既卒の体験談

Aさんは学生時代にアルバイトに精を出しすぎて、就活に失敗しました。既卒の就活に臨んだときに、過去の反省を面接で伝えました。

「当時の私は、あまりに無計画でした。忙しさにかまけて、就職活動を疎かにしてしまいました。この経験から私は、優先順位を考えて行動できるようになりました。現在もアルバイトはしていますが、就職活動を最優先にするため、柔軟にシフトを変えられる仕事に変えました。去年の失敗を繰り返さないよう、覚悟を持って就職活動をしています」

という内容を面接で正直に話したところ、企業から内定をもらうことができました。

就職できた理由

Aさんの勝因は、過去の失敗を反省して、自分を変えられる人だと伝わったことです。自分の失敗談を伝えるのは怖いことですが、20代前半の若者に対して、面接官は完璧さを求めていません。むしろ、失敗を糧に前に進める人材を評価します。

Aさんは実際に行動も変えているため、口だけではないことも伝わり、かえって好印象となったことが考えられます。

就職できていない既卒の体験談

Bさんは学生時代「働きたくない」と思っていました。卒業が迫ってくるのが、嫌で嫌で仕方なく、就活せずに卒業してしまったのです。

嫌々ながら挑んだ既卒の就活では「働くのが嫌だったから」と言えるわけもなく、既卒になった理由を聞かれたときに答えられず、なんと言えばいいかわからずに毎回しどろもどろしてしまいます。その結果、どこからも内定をもらえうことができていません。

就職できていない理由

Bさんの場合、過去の失敗を反省していることや「いまは違う」と伝えていないことが、かえって自分の印象を悪くしてしまっています。誰にでも失敗はありますし、面接では「自分はすごい人間だ」と伝えようとしなくて大丈夫です。

学生時代に「働きたくない」と思っていたのは事実ですし、そのこと自体が悪いというわけでもありません。反省している姿勢は見せつつ、今はどう考えているのかを伝えましょう。

ただし面接官は人をみるプロですから、心の底で「働きたくない」と思っている人は見破られてしまうため、注意が必要です。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

既卒は人生終了ではない!~就職準備について解説~

既卒は人生終了ではない!~就職準備について解説~

既卒の就職準備の方法を解説します。「人生終了」にならないためにも、しっかりと準備しましょう。

自己分析

まずは、自己分析です。あなた自身のことをわからないと、どんな仕事を選べばいいかもわからないからです。

自己分析の内容は、以下があります。

  • 過去に熱中したこと
  • あまり頑張らなくてもできたこと
  • 好きだったこと
  • どんなに頑張ってもできなかったこと
  • ずっと続けていること

以上の内容から、あなたが得意なことや好きなことが見えてきます。自己分析は仕事選びの基礎なので、手を抜かずにしっかりやりましょう。

業界分析

自己分析で自分のことが見えてきたら、自分を活かせる業界を探すために業界分析をしましょう。業界を分析できたら、どのような職業があるのかも調べてみます。

たとえば、あなたの長所が「人とのコミュニケーションが得意」である場合、以下のような業界での仕事に適性があると考えられます。

  • 小売業界
  • 介護業界
  • 金融/保険業界(営業など)

あなたの長所が「ものごとにコツコツ取り組むこと」ならば、以下のような仕事に適性があると考えられます。

  • IT系(プログラマー、システムエンジニアなど)
  • 製造系
  • 運送系

あなたの強みを活かせる業界を選びましょう。

企業分析

業界を絞れたら、企業分析をしましょう。基本的な情報を調べるのはもちろん、あなたに合う企業を探すため、企業を選ぶときは人で選ぶのもひとつの方法です。企業のサイトなどで、社員や社員のインタビュー記事などがあれば読んでみましょう。「この人みたいになりたい」と思える人を探してみてください。

率直にいうと、働きやすさはほとんど「人」で決まります。仮に給料が高くても、社内の人と合わないとつらくなることが多いためです。

履歴書など応募書類の作成

企業を絞ったら、履歴書やエントリーシートなどの応募書類を書きましょう。自己分析業界分析企業分析がしっかりできれば、履歴書はスムーズに書けます。もし書けない場合は、まだ準備不足かもしれません。その場合は自己分析に戻ってみるなど工夫しましょう。

面接対策

書類選考に通ったら、次は面接対策をしましょう。予想される質問には、的確に答えられるようにしてください。

既卒の面接で聞かれる代表的な質問は、以下が考えられます。

  • 就職せず卒業した理由
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ )
  • アルバイト経験
  • 長所と短所

既卒の場合「就職せずに卒業した理由」は必須項目ともいえるため、しっかり答えられるように準備しましょう。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

既卒は人生終了ではない!~就職方法について解説~

既卒は人生終了ではない!~就職方法について解説~

既卒の就職方法について解説します。既卒の具体的な就職方法は、以下があります。

  • ハローワーク
  • 就職/転職サイト
  • アルバイトからの正社員雇用
  • 就職エージェント

それぞれについて、解説します。

ハローワーク

ハローワークは、国が運営する就職相談窓口です。利用するメリットは、以下があります。

  • 就職転職サイトに載ってない求人がある
  • 地元企業の求人が多い
  • 職業訓練を受けられる

一方、デメリットは以下の通りです。

  • ブラック企業の求人も混ざっている
  • 既卒専門の相談窓口ではない
  • あなたに合う会社を紹介してくれるわけではない

ハローワークは公共機関のためすべての企業の求人を受け付けていることから、ブラック企業も混ざっていることがあります。

また、公平を期すために、相談員さんからあなたに合う企業の紹介などもありません。基本的には、あなたが希望した企業につないでくれるだけと考えておきましょう。

就職/転職サイト

就職/転職サイトは、ネット検索などで出てくる求人サイトのことです。就職/転職サイトを利用するメリットは、以下の通りです。

  • 手軽に求人情報を見れる
  • 情報量が多い
  • おすすめの求人がメールで送られてくる

一方、デメリットは以下の通りです。

  • 求人広告なので悪いことは書いてない
  • どれがあなたに合う企業かわからない
  • 応募は1人ですべて行わないといけない

手軽にたくさんの求人情報を見れる反面、就活のサポートはありません。そのため自分で企業を見極めて、正しく就活できる人に向いています。

アルバイトからの正社員雇用

アルバイトから、正社員雇用を狙う方法もあります。アルバイトからの正社員雇用のメリットは、以下の通りです。

  • すでに仕事のやり方を知っている
  • 自分に合っている仕事かどうか理解できている
  • 職場の人間関係ができている

一方、デメリットは以下の通りです。

  • 正社員登用されないこともある
  • ほかにもっと自分に合う企業があるかもしれない
  • 配置転換や異動で職場環境が変わることもある

アルバイトからの正社員雇用を狙うのは、正社員登用が確実だったり、実績が多かったりしない限りはおすすめしません。

もっともリスクがあるのは正社員登用制度の有無を確認せず、期待してアルバイトを続けることです。年齢を重ねてから「正社員登用の可能性がない」と気づいても、後の祭りです。アルバイトから正社員を狙うよりも、最初から正社員募集に応募する方が無難ではあります。

就職エージェント

就職エージェントは、あなたに合う企業をマッチングしてくれるサービスです。就職エージェントのメリットは、以下の通りです。

  • あなたに合う企業を紹介してくれる
  • 履歴書や面接の対策をしてくれる
  • 求人数が多い

一方、デメリットは以下の通りです。

  • 就職エージェントによってはブラック企業を紹介されることもある
  • 相談やサポート体制が不十分な就職エージェントもある
  • 既卒が不得意な就職エージェントもある

既卒に特化したアドバイスをくれる、既卒の就活に強い就職エージェントに相談するのが一番よいといえます。「就職せずに卒業した理由はなんですか?」など既卒が必ず面接で聞かれる質問の解凍方法などもアドバイスしてくれるため、就職率も高いといえます。

※2018/2/1~7/31の当社面接会参加者の内、当社が把握する就職決定者の割合

既卒は人生終了ではなくそこからがスタート!

既卒は、人生終了ではありません。既卒でも仕事でキャリアを積んだり、自分の目標を叶えたりすることはできます。ただし、既卒が就活をして自分に合った企業に入社するのはそう簡単ではないことも事実です。就活が不安な既卒の方は、既卒の就活に強い就職エージェントに相談しましょう。「人生終了」ではなく、そこから人生を変えていくことができます。

既卒の就職について詳しく知りたい方はこちら

あなたにおすすめな記事

© JAIC