第二新卒が退職理由や転職理由を面接で説明する方法【例文つき】

第二新卒が退職理由や転職理由を面接で説明する方法【例文つき】

第二新卒が面接で話す転職理由、退職理由について、面接官への説明方法を具体的に紹介します。

面接官に必ずチェックされる前職の退職理由(人間関係や残業などの不満)を、どのように説明するのか、例文を含めて解説します。

 

退職理由を聞くことで面接官がチェックしている6つのポイント

退職理由を聞くことで面接官がチェックしている6つのポイント

第二新卒とは、新卒で就職した会社を3年以内に辞めて転職希望している人のことを言います。

第二新卒者が転職活動をする上で、面接官に必ず質問されるのが退職理由です。

面接官は退職理由を聞くことで、納得感のある理由が示されるか見極めています。

第二新卒の転職を成功させるために、面接官がチェックする具体的なポイントを6つ見ていきましょう。

すぐに辞めてしまわないか [1/6]

面接官は、「継続的に勤務し、会社に利益を生んでくれる人」を見極めることがミッションですが、第二新卒に対してすぐに利益を生んでくれるとは思っていません。

採用してから教育し、将来活躍してもらえるかどうかの成長可能性を見ています。

採用活動には多額の費用がかかるため、すぐに辞めてしまわないか見極めることが、面接官が一番重視するポイントです。

すぐに辞めないことを証明するには「前職の不満点は、御社では抱かない」と伝えることです。

退職理由でウソをつかないか [2/6]

第二新卒が退職理由を説明する上で、ウソをつきたくなることもあるかもしれません。

ですが、面接において一番やってはならないことは「ウソをつくこと」です。

特に第二新卒の退職理由は、前職での不満の場合が多く、説明する上でネガティブな話が入ってしまうことは面接官も想定内です。

ネガティブな理由もウソをつかずに話すことで、誠実な印象を植え付けましょう。

ウソをついて入社したとしても、後でバレてしまった際の内定取り消しリスクや、バレない場合も転職先でのミスマッチが生まれる可能性がありますので、良いことはひとつもありません。絶対にやらないようにしましょう。

前職の不満は自社で感じないのか [3/6]

退職理由となる不満を、転職した先では感じない理由を具体的に説明することは重要です。

面接官は、転職したあなたに長く働いて成果を出してほしいと思っているので、不満が自社で解決されるのかを判断します。

面接では、転職先の事業内容や商品・サービス情報をもとに、具体的に業務や環境をイメージして、前職での不満を解決出来ることをアピールしましょう。

よく企業研究をしているなと思わせるほどの具体性があると説得力があります。

最低限のビジネススキルが身についているか [4/6]

第二新卒は社会経験があるため、最低限のビジネススキルがあるかどうかを面接官に見られています。

マナーや立ち振る舞い、言葉遣い、パソコンスキル、態度などです。

企業が第二新卒を採用する理由は、「最低限のビジネススキルは既に身についている若手社員を採用したいから」がほとんどです。

業務に関する知識や経験はまだまだ未熟かもしれないが、社会人として最低限のビジネススキルは持っていることをアピールしましょう。

転職してきて自社になじめるか [5/6]

面接官は「自社の仕事や同僚となじめそうか」も見ています。

暗いよりは明るい人が良いですし、コミュニケーション能力は高い方が良いです。好感を持てる人かどうかも見られています。

第二新卒最大の武器は「若さ」です。元気にハキハキと若さとフレッシュさをアピールすることをお忘れなく。

熱意があるか [6/6]

「退職して、自社で働くほどの熱意があるか」も、第二新卒の面接ではチェックされるポイントです。

熱意は履歴書や職務経歴書からは読み取れないので、面接官は実際に面接あなたに会ってみて熱意を確かめたいのです。

面接では上手に話すことも大切ですが、大前提として熱意を表すことが大切です。

熱意があることを証明する方法は「転職してどう活躍したいか?」を話すことです。つまり、きちんと企業分析をすることが「熱意がある」と判断されるコツです。

どう活躍したいかを話すには応募企業でどんな仕事をして、どんなキャリアプランを描きたいかを説明しましょう。

 

よくある退職理由別!面接での説明方法

よくある退職理由別!面接での説明方法

第二新卒の面接での退職理由別の説明方法をご紹介します。退職理由となった不満を、ウソをつかずポジティブに面接官に伝えていきましょう。

退職理由1.人間関係が良くなかった

 

退職理由の説明例

私は仕事で結果を出すためには、チームでのコミュニケーションが重要と考えています。

今の職場では、チームよりも個人主義という風潮があり、周りとの連携が少なく自身が思うチームワークが発生しない状況にあります。

御社のように、組織力を重視し、チームでのコミュニケーションの中で成長できる環境でより成長したいと考えています。

 

 

人間関係がよくなかったというネガティブな理由を、ウソはつかずに、チームでのコミュニケーションのある環境で成長したいというポジティブな理由へ変換しています。

このようにオブラートに包んで正直に説明することは、面接官に好印象を与えます。

退職理由2.残業が多かった

 

退職理由の説明例

前職は個人客向けの販売業務であったのですが、結果を出すために、周りも含め毎日当たり前のように残業をし、常に仕事のことを考えている状態でした。

このような状態よりも、オンとオフをはっきりさせることで自身のスキルや生産性を上げて、高いレベルで仕事をしたいと考え、御社での環境を希望しています。

 

残業したくないということを、オンとオフの切り替えでスキルや生産性を上げ、結果を出すというポジティブな理由へ変換しています。

また、結果を出すために残業をしていたという主体的な理由も説明できています。面接官には、自分で考えて動ける人だという主体性もアピールすることができます。

退職理由3.給料や労働条件に不満があった

 

退職理由の説明例

今の仕事の営業活動で受注をしても、社内でも客観的な評価ができる仕組みがなく、上司によって評価が分かれてしまう状態にあります。

評価される人に影響されず、自身のパフォーマンスを正当に評価して頂ける環境で営業活動をしたいと思い、御社を志望しました。

 

給与などの条件での不満は多いのですが、こちらはあまりに正直に不満を伝えるのはNGです。

客観的な仕組みがないなどの制度上の問題を伝え、正当な評価の環境で自分は頑張れることをアピールします。

退職理由4.事業内容、仕事内容に満足できなかった

 

退職理由の説明例

学生当時には、入社後の事業内容・仕事内容よりも、会社のネームバリューなどわかりやすい理由で就職活動をし、入社してしまいました。

しかし、実際に働いてみて、事業内容や仕事の内容が非常に重要だということに気づき、御社の○○の事業に興味を持っています。

 

第二新卒の転職活動では、「内定がそこしか出なかった」「焦って就職した」などの前向きな理由でなく就職してしまったケースも多く、面接官も理解しています。

学生時の企業選びを自身の失敗として認識し、正直に話しつつ、転職先の事業への興味も熱意をもって伝えることで面接官の心を動かします。

 

退職理由を面接で説明するときのポイント

退職理由を面接で説明するときのポイント

面接官は退職理由を聞くことで、「すぐに辞めてしまわないか」「退職理由にウソはないか」という部分をチェックしていることは先に書きました。

ここでは面接官に好印象として受け取られる内容について具体的に説明していきます。面接官も人間です。

どうしたら好印象を持ってもらえるのかを考えて退職理由を話せるようにしていきましょう。

誠実にポジティブに伝える [退職理由の伝え方1]

第二新卒の面接の場合、前職の不満からの退職理由が多いと思いますので、不満をそのまま正直に話すとネガティブなイメージを植え付けてしまいます。

面接官に対して、ウソをつかず誠実に、ポジティブに伝えることを心がけましょう。面接官は誠実な人柄に対して、悪い印象を持つことはありません。

ウソをついてまで美しいストーリーで退職理由を話すよりも、前職を選んでしまった自分のミスも含め誠実に説明し、ポジティブな志望動機につなげていきましょう。

会社や他人のせいにしない [退職理由の伝え方2]

退職理由を説明していると、ネガティブな話になりがちです。そこで注意しなくてはならないのは、「会社のせい、人のせいにしない」ことです。

他責にすることは、面接官に「自分の失敗を認められない人」だなという印象を持たせてしまい、自社でも同じことになるかもしれないと考えてしまいます。

退職理由にウソをついてはなりませんが、他責にせず、自分の問題として捉え、解決するための志望動機をポジティブに語りましょう。

退職理由を切り口に、志望動機を説明する [退職理由の伝え方3]

退職理由は必ず聞かれますので、誠実に他責にせず話した上で、その不満が転職先でなら解決出来ることを具体的に説明しましょう。

退職理由となった前職での不満があったおかげで、より自分の求める仕事について深く考えられるようになり、御社を見つけたという流れは説得力があります。

面接官を喜ばせられる程、情報を集めて具体的に志望動機を話しましょう。

 

NGな退職理由の伝え方集

NGな退職理由の伝え方集

面接での退職理由を伝える中で、ウソをついてはいけないことは前にふれましたが、前職での不満をそのまま伝えることは得策ではありません。

あくまで前職での不満は、転職を考えるきっかけにはなっていても、面接で伝える退職理由としてはふさわしくありません。

やってはいけない具体例を見ていきましょう。

NG例1.退職した(る)会社の悪口を言う

 

NGな退職理由

前職で○○というプロジェクトを任されたのですが、一度失敗をしてしまい、それ以降メンバーから外されてしまいました。

会社からも評価されず、このままでは成長できないと思ったので転職を決意しました。

 

この例では、自分の失敗を会社のせいにしています。

もちろん前職の会社側にも問題があることも理解できますが、転職先の面接で、前職の悪口を言ってしまうと、「うちに入社しても不平不満を持つ人かな」と面接官へ悪い印象を与えてしまいます。

悔しい、言いたいという気持ちはあるかもしれませんが、絶対に言わないようにしましょう。あくまで他責にせず、自分の問題であったと反省する姿勢が大切です。

NG例2.受け身な姿勢が見えてしまう

 

NGな退職理由

私は新卒で入社した会社で、「提案営業をしたい」と希望しましたが、上司から裁量を与えてもらえず、単純なセールスばかりをやらされておりました。

この状態で成長できないと思い、御社を希望しています。

こちらの例でも、前職での不満を、「裁量を与えてもらえなかった」と上司のせいにしています。

 

面接官へは、自分で状況を変える工夫や努力をしておらず、受け身で他責な印象を与えてしまいます。

この場合、前職の単純なセールスで学んだことをしっかりと説明した上で、成長の限界と次のステージを求めたいことを、具体的にアピールできるようにしましょう。

NG例3.転職・転職理由と志望動機に一貫性がない

 

NGな退職理由

私は前職の事務職では、電話対応、書類作成などを担当していました。営業職を希望していた私としては、どうしてもやりがいが感じられず、転職を決意しました。

御社では、どのセクションでも、なんでも頑張りたいと思っています。

 

前職での退職理由を、希望する職種につけなかったと言っているにも関わらず、転職先では、「なんでもやります」と言っています。

面接官には、一貫性がなく付け焼刃の理由に聞こえてしまいます。また、「なんでもやります」というのは、一見やる気があって良さそうに聞こえますが、面接官には逆効果です。

「就職できればどこでもいい」「こだわりがなさすぎる」という印象を与えてしまいます。退職理由を転職先で解決できるということを、具体的にポジティブに話すように心がけましょう。

退職理由を深く分析することで、自身の仕事に対する価値観を見つけよう

退職理由を深く分析することで、自身の仕事に対する価値観を見つけよう

退職理由を深く考えていくと、新卒で入社したときの志望動機が叶えられなかったという場合が出てくると思います。

「上司と合わない」「やりたい仕事が出来ない」「残業が多い」といったネガティブな転職理由の裏には、前職の入社時に持っていたポジティブな志望動機が隠れています。

動機には価値観が表現されています。

新卒時に自分が何を求めていたのか、前職でどう実現できなかったのかをしっかりと分析し、転職先では実現できるということを、面接官に具体的に説明しましょう。

新卒時の志望動機を思い出す

新卒時も、面接で話した志望動機があったはずです。新卒で入社して、何をしたかったのか、どうなりたかったのかを思い出しましょう。

その後、前職を経験した上で、自分の価値観自体が変わったのか、変わっていないが前職の環境では達成できなかったのか、しっかりと説明できるようにしましょう。

価値観が明確だと、話に一貫性が生まれ、面接官にも伝わりやすくなります。

自分のキャリアビジョンを見つける

新卒時の志望動機から、実際に社会人として前職で働いた経験を経て、自分のキャリアビジョンはこうありたいと見つけられるとベストです。

例えば、新卒時はお客様に感謝されることを仕事にしたいと思い、販売職で就職したとします。

そこから数年その業務を経験し、お客様に本当に感謝されるためには、お客様の持つ課題やニーズを商品開発や企画に生かす必要があると気づきました。

この場合、お客様から感謝されたいという仕事への価値観は変わっていませんが、前職では本質的にお客様から感謝されることが難しいということに気づいたということになります。

このように、自分は仕事に何を求め、仕事を通じてどんな自分になりたいのか、考えましょう。

第二新卒は一度社会人として働いている経験から、新卒時よりもリアルに、自身のキャリアビジョンの解像度を上げられることが強みです。

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