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【高卒就職を完全攻略!】厳しい現実から脱出する方法を解説

【高卒就職を完全攻略!】厳しい現実から脱出する方法を解説

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)

高卒就職した人のなかにも後悔する人/後悔しない人がいますが、今回はこの違いについてご紹介します。高卒の方におすすめの就職方法である「エージェント」の活用方法についても触れ、なぜおすすめなのかについても徹底解説していきます。

また、一般的に「高卒で就職はできない、難しい」と言われることがありますが、実際はどうなのか、データを参考に高卒就職の現実についても触れています。おすすめの就職先や業界についてもご紹介しますので、高卒ですでに就職している方、就職を検討中の方も参考にしてみてください。

私たちジェイックでは正社員経験のない方、もしくは経験の浅い方向けに、無料で研修を行っています。社会人として必須のビジネスマナー、面接・履歴書対策を実施し、その後は書類選考なしで企業と面接ができる機会も設けています。一人で就職活動をするのは不安という方はぜひ一度、ジェイックの就職相談にお申込みください。

高卒就職の厳しい現実?データを元に徹底解説

高卒就職の厳しい現実-データを元に徹底解説-

「高卒の就職は厳しい」と耳にすることがありますが、実際にはどうなのでしょうか。高卒の就職率や高卒で就職できない人の特徴、高卒フリーターが就職するハードルの高さとその理由について、それぞれご紹介します。

高卒就職は難しいのか?-就職率からわかる事実-

高卒の就職率と、高卒で就職できない人にはどのような特徴があるのかについて知りましょう。

高卒で就職できなかった人は実は少ない

文部科学省「平成31年3月高等学校卒業者の就職状況(平成31年3月末現在)に関する調査について」によると、平成31年度に卒業した高校生の就職率は98.2%と、ほぼ100%に近い就職率となっています。

高校在学中から就職活動をしていた人の場合、そのほとんどが内定をもらって卒業し、そのまま就職できていることがわかります。

厚生労働省の「令和2年度『高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況』取りまとめ~高校生の求人倍率は2.08倍、求人数は前年同期比24.3%減~」によると、令和2年度の高校卒業者向け求人数は約33万6000人で、求人倍率は2.08倍という結果です。

つまり高卒で就職を希望する人に対しては、1人につき約2社の求人があるということです。高卒者、つまり学歴は重視せず人材を採用したいと考えている企業の数も、意外と多いことがわかります。

高卒で就職できない人の特徴

以下のような理由で、なかには高卒で就職できない人もいます。(家庭の事情や病気などによって就職できなかったケースは除く)

  • そもそも就職活動をしていなかった
  • 履歴書・面接対策など基本的な準備が不足していた
  • 受け身で考え行動しなかった

高卒の就職に失敗する理由のほとんどは、やむをえない事情を除けば準備不足が要因です。高卒者の高い就職率からわかる通り、正しい方法で高校在学中に就職活動をしていれば、ほぼ内定はもらえるはずです。

一方で、高卒後の進路が「就職」ではなく「その他」の比率が多い高校に通っていた場合、就職活動をしない同級生も多かったりして、自分もしないまま卒業してしまったというケースはあります。不登校だったり真面目に学校へ行っていなかったなどで、就職活動をしなかった人もいるかもしれません。

進路指導の先生などに指導はしてもらっていたものの、就職活動の準備をきちんとしなかったという人もゼロではないでしょう。親や先生から「就職活動をしなさい」と言われてはいたものの、具体的に行動しないまま過ごしてしまった、などのパターンもあるかもしれません。

高卒就職で厳しい現実が待っているのはフリーター

高校在学中から就職活動をしていた場合はほぼ就職できますが、就職活動をせず卒業したり、大学などを中退していわゆる「高卒フリーター」になってしまった場合、以下のようなリスクがあります。

フリーター期間が長いと就職率が下がっていく

厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」の「フリーター期間別にみた正社員になれた者の割合(20~29歳)」によると、フリーターから正社員になることができた人の割合は、以下の通りです(一部抜粋)。

  • フリーター期間が6か月以内:72.5%
  • フリーター期間が1~2年:60%
  • フリーター期間が3年以上:57%

いかがでしょうか。フリーター歴が半年以内であれば約7割以上が就職できている反面、フリーター歴が3年以上となると就職成功率は約5~6割弱と、大きく下がってしまうことがわかります。

フリーターだと就職活動が不利になる理由

フリーターの就職活動が不利になりがちな理由としては、以下が考えられます。

  • ブランク期間を面接で聞かれたときにうまく回答できない
  • 「嫌なことがあるとすぐ逃げ出しそう」「頑張れなさそう」という印象になりがち
  • 職歴のないフリーターを積極的に採用するメリットがないと考える企業もある

フリーターになった明確な理由があったり、やむを得ずフリーターになったという事情があったりしてそれをきちんと説明すれば、マイナスな印象は軽減されます。しかし「なんとなく」「就職したくなかったから」などが本音だった場合、面接でうまく答えられないこともあるでしょう。

また、企業からすると、定職に就いていないフリーターは「正社員採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を持たれがちです。

フリーターでも20代の若者や大卒者など学歴があれば比較的チャンスもありますが、職歴がないフリーターをあえて採用するよりも、すでに一定のビジネスマナーや社会人経験がある通常の転職者や、ゼロから育てていける新卒を採用するほうが効率がいいと考える企業もあるのが現実です。

高卒就職で後悔する人/しない人の違い

高卒就職で後悔する人/しない人の違い

高卒就職の現実についてご紹介しました。高卒で就職をした・またはしなかった人のなかには、自分の選択に後悔している人と満足している人がいます。それぞれの違いとその理由について見ていきましょう。

高卒就職で後悔する人

「高卒で就職したことを後悔している人」と「高卒で就職しなかったことに後悔している人」のふたつのケースについて、ご紹介します。

高卒就職で後悔をする人の理由

高卒で就職したものの後悔している人は、以下が考えられます。

  • 高校を卒業してそのまま就職した人

高卒で就職したことを後悔している理由としては、以下のようなことがあるでしょう。

  • 大学生活を満喫する周囲の友人に対しうらやましい気持ちがある
  • 就職先での仕事が単純作業などが多く、つまらないと感じる
  • 給料が想像以上に低く仕事へのやる気をなくしている

高卒で就職するということは、10代で社会に出ることを意味します。大学に進学した高校の同級生と会うと、その自由な生活や楽しそうな様子にうらやましさを感じることがあるかもしれません。

職種にもよりますが、高卒で就職してしばらくは、単純作業や上司・先輩の仕事の手伝いなどがメインになります。これまでの高校生活までとはガラッと変わった社会人としての日々を退屈だと感じ、働くことが嫌になってしまう人もいるでしょう。

実際に、高卒の離職率は大卒よりもやや高いというデータもあります。リクルートワークス研究所「新卒3年以内離職率の高卒-大卒格差に潜む、本当の社会課題 古屋星斗」によると、2015年の新卒入社3年以内の離職率は、大卒が約3割、高卒が約4割という結果です。

また、高卒で就職した場合、最初のうちは給料がかなり低く設定されているケースもめずらしくありません。厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」を参考に、~19歳までの高校卒と、20~24歳の大学・大学院卒の年収からそれぞれ割り出した初任給は、以下の通りです。

  • 高校卒(~19歳)…約15万2266円(年収182万7000円を12で割った数)
  • 大学・大学院卒(20~24歳)…約19万1000円(年収229万2000円を12で割った数)

上記はあくまで概算ですが、大卒と高卒では、最初の時点から約4万円近く給料に差が出ていることが考えられます。高卒の新卒者の場合、週5日フルタイムで働いても、保険料などを引かれた手取りは十数万円程度だったりすることもよくあるということです。

もちろんボーナスや今後の昇給・手当などを加味すれば別ですが「一生懸命がんばっているのに」と落胆してしまう人もいるかもしれません。

高卒で就職すればよかったと後悔する人の理由

高卒で就職すればよかったと後悔している人は、以下が考えられます。

  • 現役の大学生
  • 高卒のニート
  • 高卒のフリーター

高卒で就職しなかったことを後悔している理由として、大学生の場合は以下があるでしょう。

  • 目的がない/親に言われてなんとなく進学したため、大学がつまらないと感じている
  • 大学の4年間を無駄に感じて、進学せず社会人になればよかったと感じている

一方、ニート・フリーターの場合は、以下のように考えていることが多いでしょう。

  • 高校時代に就職活動をしてそのまま就職しておけばよかったと感じている
  • 「高卒のニート・フリーター」という肩書きでの就職活動に厳しさを感じている

大学生の場合、その大半は「大学が楽しくないから」や「やっている勉強に興味が持てないから」が主な理由といえます。大学はよくも悪くも自由度が高いため、かえってその時間をどう使えばよいのかわからず戸惑ってしまう人もいるかもしれません。「高い学費を払ってつまらない大学に通うくらいなら、むしろ就職して働いたほうがよかったのではないか」と考えるケースです。

ニートやフリーターの場合は切実で、大卒ニート・フリーターと比べると職歴のみならず学歴もないことで企業の目も厳しくなるため、さらに就職活動が大変になってしまっていることが考えられます。高卒でそのまま就職する場合は「高卒者を採用したい企業」を学校から紹介してもらえるため、同じ高卒でも就職のハードルが低いのです。

高卒就職で後悔しない人

「高卒で就職してよかったと感じている人」と「高卒で就職しなくてよかったと感じている人」のふたつのケースについて見ていきましょう。

高卒で就職してよかったと思う人の理由

高卒で就職してよかったと感じている人は、以下が考えられます。

  • 高校を卒業してそのまま就職した人

高卒で就職したことをよかったと感じる理由としては、以下のようなことがあるでしょう。

  • 周囲の人よりも早くから社会人経験を積むことができる
  • 実力主義など学歴が関係ない企業に就職した
  • 就職先でやりたい仕事ができている

高卒で就職した場合、大学生と比較すると4年も先に社会に出て働くことになります。職種によっては、座学などで学ぶよりも実際に手を動かしたり実務経験を積んだりするほうがスキルや知識が身につきやすい仕事もあるため、その場合は早く就職したことがプラスになります。

たとえ大学へ行ったとしても、学歴を重視しない企業に就職してそこでずっと働くのであれば、高卒で就職するのとほぼ変わりはありません。学歴ではなく実力や仕事ぶりを評価してもらえるような企業であれば高卒であっても問題なく活躍できますし、大卒者より先に出世するケースもあり得ます。

また、子どものころからやりたかった仕事に就いていたり、自分に合った仕事や企業で働くことができている人も、高卒で就職してよかったと感じているでしょう。

高卒で就職しないでよかったと思う人の理由

高卒で就職しなくてよかったと感じている人は、以下が考えられます。

  • 大学生
  • ニート
  • フリーター

大学生の場合、高卒で就職しなくてよかったと感じている理由としては、以下のようなことがあるでしょう。

  • 自分の専門性を高めてから就職できる
  • やりたいことを見つけるための時間がある
  • 自由な時間を確保できる

一方・高卒でニート・フリーターをしている人のなかで就職しなくてよかったと感じている人は、以下のような理由が考えられます。

  • 若いときから自分の夢を追うことができる
  • やりたいことに集中できる
  • 自由な時間を確保できる

大学生の場合、大学で専門性の高い学びを通じて、基礎や深い知識などを身にけてから就職することが可能になるため、卒業後の選択肢が広がるという最大のメリットがあります。4年間は学生という身分でありながら自由に過ごせるため、夢中になれることを探したり、多くのことにチャレンジしたりするなど、高卒で社会人になったらまずできなかったような暮らしができます。

ニート・フリーターの場合、すでにやりたいことがある人は、高校を卒業した若い段階から夢を追いかけることができます。たとえば舞台俳優、ミュージシャン、お笑い芸人などを目指す場合、高校を卒業してからはどんどん経験を積んでいくなどすれば、夢の実現のために時間を費やせます。

なお、高卒と大卒の違いについて、以下の記事でくわしくご紹介しています。

高卒と大卒の違い10選-進路で後悔しないために-

高卒と大卒という最終学歴で収入や仕事内容などにはどのような違いが出るのか、高卒と大卒のそれぞれのメリット・デメリットもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

就職活動で後悔しないためには行動あるのみ

高卒が就職活動において後悔しないたったひとつの方法は、いまからとにかく行動することです。「高卒だからどうせ就職できない」「高校生のうちに就職活動をしておけばよかった」「高卒で就職するんじゃなかった」などとクヨクヨ考えていても、状況は何も変わりません。

また、現在ニートやフリーターをしている高卒の方は、就職活動をどんどん後回しにして年齢を重ねるのはとてももったいないことです。いまが一番若いのですから、若くて就職も有利にしやすいうちに、正社員を目指すべく行動することをおすすめします。

また、若いうちであればあるほど、やり直しがききます。高卒で就職したことや大学へ行かなかったこと、高卒で就職したこと、ニート・フリーターになったことを反省しているのであれば、そこから本気で就職・転職活動をしたり、または大学に進学してから就職を目指すなどの方法もあります。

いずれにしても大変なことではあるものの、何らかの後悔の気持ちを持っている高卒者は、その後悔がなくなるように努力して解決に向けて動いていくことしか方法はありません。大卒者や高卒で順調な社会人生活を送っている人に対する劣等感を持って落ち込んでいる人もいるかもしれませんが、その時間をこれからの自分のために前向きに行動することに切り替えましょう。

高卒就職におけるおすすめの業界を解説

高卒就職におけるおすすめの業界を解説

高卒での就職に関することでどう感じるのか、それぞれのケースをご紹介しました。次に、高卒の就職におすすめの業界と、その理由についても知りましょう。

おすすめの業界

高卒就職におすすめの業界は、以下の通りです。

  • IT業界
  • 建設業界
  • 不動産業界
  • 保険業界
  • 飲食業界
  • 介護業界
  • 運送業
  • アパレル業界
  • 公務員

高卒で就職することを考えている方はこれらの業界を一度調べてみて、どのような求人や企業があるのかを見てみてもよいでしょう。

おすすめの理由

これらの業界が高卒におすすめの理由としては、主に以下があります。

  • 高卒が採用されやすい(学歴不問など)
  • 働きながらスキルや知識を身につけられる
  • 需要が高く仕事に困りにくい
  • 職種によっては資格取得を目指せる
  • 実力次第でキャリアアップを目指せる

高卒の仕事についてくわしく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

高卒の仕事を【おすすめ/高収入/女性向け/将来性】で紹介!-高卒の平均年収も解説-

高卒で活躍できる仕事にはどのようなものがあるのか、なぜ高卒におすすめなのかなどをご紹介していますので、高卒で正社員就職を目指す方はぜひご覧ください。

高卒の就職先ランキング-将来性のあるおすすめ職種も紹介-

高卒の就職先ランキング-将来性のあるおすすめ職種も紹介-

高卒におすすめの業界とその理由をご紹介しました。今後高卒で就職することを考えている方向けに、高卒から就職する際におすすめの職業をランキング形式で紹介します。

具体的には以下の職種が、高卒の就職先としておすすめです。

  1. 営業職
  2. 販売・接客
  3. 事務職
  4. 工場現場・建設現場の職人
  5. 飲食店スタッフ
  6. プログラマー
  7. 運送
  8. 介護スタッフ
  9. 公務員
  10. ホテルスタッフ

それぞれの仕事について、解説します。

第1位:営業職

営業職は成果が評価に直結する職種のため、高卒や大卒といった学歴に関係なく活躍することができます。

一口に営業といっても、新規顧客を開拓する新規開拓営業と、既存顧客を回るルート営業、個人に対しての個人営業・企業等に対する法人営業と、さまざまな種類があります。

新規開拓営業とルート営業は、向いている・向いていないがはっきり出やすい職種です。ルート営業に向いているのは、比較的柔和で穏やかなタイプです。ルート営業で重要なのは、長期にわたって顧客と良好な関係を保てるか否かであるためです。

一方、新規開拓営業に向いているのは、物おじせず、タフな精神を持っている社交的な性格の人だといえます。新しい顧客に自社の商品やサービスを買ったり導入してもらったりするためには、いい意味での積極性が必須だからです。

営業に関しては、特にこれといった専門的な資格などは必要ありません。しかし、商材によっては就職後に、働きながら資格取得を目指す必要があるものもあります。

高卒OKの職場の場合は学歴が不利に働くことはありませんが、就職後はほかの職種と同様、専門知識をつけるなど一定以上の努力は必要になるでしょう。

第2位:販売・接客

たとえばショップの販売員、受付、窓口業務などです。これらは、高卒でも自分の意志や努力する姿勢さえあれば、学歴関係なく出世も望める職種でしょう。

営業職以上に実力主義の傾向が強い職業ですので、基本的には高卒も大卒も関係なく働けます。明るくはつらつとして、誰に対しても分け隔てなく接することができる人が向いている職業です。

高卒を対象とした求人も多く存在しますが、土日祝日休みではないシフト制の職場も多いため、休みが気になる場合は事前に求人票の条件をしっかり確認しましょう。

第3位:事務職

事務職は毎日コツコツと地道な作業を必要とするため、根気強くまじめに物事にとりくめる人が向いています。特に女性に人気が高い職種です。

事務職といっても、総務、経理、その他一般事務など、業務内容によって分かれます。

事務職においては、実務の能力が問われます。たとえば書類や資料の作成、情報の管理能力などです。高卒で就職する場合、それらに関する資格を取得しておくのも有効です。

近年ではクラウド型のビジネスツールを導入する企業も多いことから、インターネット上における情報管理やリスク管理といったことについても、学んでおくことをおすすめします。

第4位:工事現場・建設現場の職人

いわゆる「ガテン系」と呼ばれる、主に男性が多い職種です。現場で働くガテン系は給料も高めに設定されていることも多く、高卒で就職した後に独立起業を考えている人にも向いています。また、働いている人の学歴も大卒は比較的少なく、高卒の割合も高い傾向があります。

専門的な仕事が多い職業ですが、もっとも重視されているのは“体力”です。

「考えるよりも先に体が動いてしまう」といった具合に、体力に自信がある人にとっては向いている仕事であるといえるでしょう。

第5位:飲食店スタッフ

レストランや居酒屋などの店長、副店長、社員として働きます。飲食業界は、店舗勤務であれば高卒でも大卒でも学歴関係なく募集されていることが多いといえます。

店長候補として採用され、のちに店長や料理長を経験するキャリアステップがありますが、なかには独立や「のれん分け」を福利厚生として取り入れている企業もあります。

営業時間外も仕込みや売上の計算など多くの業務があり、アルバイトの管理も行わなければならないため、長時間労働になってしまう傾向はあります。しかし、食にまつわることと人と接することが好きな人には、適性のある職業です。

第6位:プログラマー

スキルや知識が必要になる職種ではありますが、逆に言えば、経験や実績があれば、高卒でも学歴を問わず採用してもらえることもある職種です。

高校でプログラミングを学んだり、資格取得をしたりしていると、就職にも有利になるでしょう。もともとプログラミングが得意で独学で学んだとしても、仕事に役立つレベルのスキルがあれば、高卒でも採用してもらえる可能性もあります。

デスクで何時間も集中して取り組む仕事が多いので、集中力に長けた人には向いているといえます。

第7位:運送

高卒からの就職先として運送業をおすすめする理由は、運転免許に関する法律が2017年3月11日から変わったためです。

それまで普通免許を取得してから3年以上経たないと運転できなかった中型トラックが、準中型免許という新しい区分の創設によって、高校卒業後にすぐ運転ができるようになりました。

長時間拘束があったり、仕事中はほとんど一人になったりするため向き不向きはあるものの、運転や一人でいることが好きで苦にならないという人は、検討してみてもよいでしょう。

第8位:介護スタッフ

少子高齢化の影響もあってか、高卒を対象とした求人では介護業界の募集も多く見られます。しかし、幅広く募集をしている一方で、健康や医療に関する知識や、長時間労働に耐えうる体力が求められる職種でもあります。

「やりがいがある」という点ではポイントが高い仕事ですので、仕事への充実感を重視している人には向いているでしょう。

資格がなくても就職できるところも多く、働きながら資格取得やキャリアアップを目指しやすい職種のひとつです。

第9位:公務員

公務員は、学歴によって就職できる職種・できない職種の2つに分かれます。

あくまで参考ではありますが、高卒でなれる公務員には、たとえば以下のような種類があります。

  • 行政事務
  • 学校事務
  • 警察事務
  • 警察官
  • 消防官

高卒で公務員になるメリットとしては、たとえば以下が考えられます。

  • 給料が安定している
  • 自分から辞めない限り失業しない
  • 社会的に信頼されやすい

このような理由から、高卒の方でも就職したいと考える方も多いかもしれません。

しかし、以下のようなデメリットもあります。

  • 大卒の方がキャリアアップしやすい
  • 高卒という学歴がコンプレックスになることもある
  • 大きく給料が上がることはない

上記のようなデメリットもあることを理解しておきましょう。

高卒の公務員については以下の記事でも紹介しています。こちらも参考にしてから検討しましょう。

高卒で公務員になるには?職種や条件、公務員の意外な事実など

高卒でも公務員を目指すことは可能です。ただし試験を受ける準備が必要になるため、早めに決断することをおすすめします。

第10位:ホテルスタッフ

ホテルスタッフは宿泊客の対応全般を担当するため、実務を通じて接客やマナーを学びたい人におすすめの職業のひとつです。フロント(宿泊)スタッフなど、高卒向けの求人も多い傾向にあります。

有名チェーンのホテルや高級ホテル、歴史あるホテルなどであれば、研修やマニュアルなどもきちんとしているため、未経験でも安心です。いまは新型コロナウイルスの影響で旅行者や宿泊者などが減少していますが、また落ち着いてくれば、ふたたびニーズも増えていくでしょう。

注意点としては、シフト制で不規則な勤務になりがちな点です。たとえば職場で仮眠を取って次の勤務に出る、という勤務体系も考えられるため、働き方は事前に確認しましょう。

高卒で将来のある職種に就くには、資格があると有利です。高卒の資格について、以下の記事でくわしくご紹介しています。

高卒の人におすすめな資格を紹介【資格選びで失敗しない方法】

高卒者におすすめの資格とその理由、資格取得の際の注意点などについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【高卒就職の攻略法】スムーズに就職するための方法を解説

【高卒就職の攻略法】スムーズに就職するための方法を解説

高卒の就職におすすめの職業について把握できたでしょうか。高卒という学歴で就職する場合、推奨するのは「エージェントの利用」です。一般的には「仕事探し=ハローワーク」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、あまりおすすめできません。その理由とエージェントを活用すべき理由、私たちジェイックの強みについてもご紹介します。

ハローワークがあまりおすすめできない理由を解説

高卒で就職したい人のなかには「ハローワークへ行こう」と考える人も多いかもしれませんが、結論から言うと、高卒就職でハローワークを使うことはおすすめしません。

ハローワークがおすすめできない理由としては、主に以下があります。

  • 求人が多すぎるため「やりたいことが決まっていない人」は選びにくい
  • 相談員が求人先企業にくわしくないため探しにくい&ミスマッチのリスクがある
  • 無料で求人を出したり人材を採用できるぶん、いろいろな企業が混ざっている

たとえば「絶対に土日休みの営業の仕事がいい」「寮完備の工場で製造の仕事をしたい」などの方向性が決まっていれば、ハローワークの求人検索で希望する条件を探したり、職業相談で質問したりすればよいため、便利です。

しかし高卒の人のなかには、まだやりたいことが決まっていない人や、はじめて就職活動をするという人も多いはずです。そういう人たちにとっては、求人数が膨大にあるハローワークは、かえって使いにくいことがあるのです。

また、ハローワークの相談員は仕事探しの相談に乗ってくれたり応募したい企業とのやりとりなどは担当してくれますが、相談員自身が、ハローワークに求人を出している企業についてくわしく知っているわけではありません。そのため求人票に書いてあること以上のことは知ることがむずかしく、情報不足になりやすいといえます。

また、一般的な就職サイトやエージェントの場合、求人広告の出稿や、サービスを通じて人材を採用した場合は費用を支払います。採用にコストをかけているということは、それだけよい人材を採用したいという想いが強い企業であるほか、従業員を大切にしている企業であることも期待できます。

一方でハローワークは、求人を出すのも人材を採用するのもすべて無料です。そのため企業の質がまちまちで、なかには労働条件が悪い・人が定着しない企業も混ざってしまっているのが現状です。

転職エージェントの活用

高卒で就職を考えている人におすすめなのが、エージェントの活用です。

  • 社会人経験がない・少ない人を対象としているエージェントも多数ある
  • 自分のキャリアについて相談できる/やりたい仕事や向いてる仕事が見つかりやすい
  • 自分に合った企業を紹介してもらえるため、就職活動の無駄が少ない

エージェントというと「会社員が転職するときに使うサービス」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実は、高卒やニート・フリーターといった方々への支援に特化しているエージェントは複数存在します。

エージェントを利用すると、専任のアドバイザーに相談できたり、就職のための講座などを受講できたりするため、自分のキャリアや適性、やりたい仕事などが見つかりやすくなります。高卒で何がしたいかわからない、そもそもどんな仕事があるのかわかっていないという方にもおすすめです。

また、自分だけで就職活動をするよりも、第三者の目から見て向いていそうな仕事や企業を紹介してもらえるため、ミスマッチのリスクが減ります。エージェントで取り扱う企業は、すべて自社のスタッフが訪問したうえで詳細を知っている企業ばかりのため、安心です。結果として、効率よく就職活動ができるのも特徴です。

就職カレッジ®

ジェイックの「就職カレッジ®」は、正社員就職の支援サービスです。20代~30代・未経験からの正社員就職の成功実績が多数あるため、現在のご状況から正社員就職を成功させたいという方にぜひご利用いただきたいサービスです。

就職カレッジをおすすめする理由としては、以下があります

  • 社会人としてのマナーや就職に必要なスキルを講座で学べる
  • 書類選考なしの面接会に参加可能
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就業経験がない・または少ない方を、短期間で企業で通用する人材へと育成し、内定獲得を実現します。
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【女性必見!】高卒女子だと就職は不利になる?

【女性必見!】高卒女子だと就職は不利になる?

高卒者におすすめの就職方法をご紹介しました。高卒の女性のなかには、男性とはまた違った悩みや心配ごとを抱えている方もいるのではないでしょうか。ここでは、高卒女性の就職率や昔と今の就職・仕事にまつわる状況の変化、女性が就職する際に意識しておきたいことについてご紹介します。

高卒男女で比較すると就職率は変わらない

文部科学省「平成31年3月高等学校卒業者の就職状況(平成31年3月末現在)に関する調査について」によると、平成31年度に卒業した高校生の就職率の男女の違いは、以下の通りです。

  • 男性:98.5%
  • 女性:97.6%

つまり、高卒で就職に成功した人の割合は、男女で差はなくほぼ同じです。「高卒で女性だと就職しづらいのではないか」となどといった心配をせず、就職活動を進めて問題ないでしょう。

就職活動の男女差もなくなってきている

いまの時代は就職活動や仕事において、以下のような流れになってきています。

  • M字カーブ(出産・子育てを機に仕事を辞める女性が増える現象)の解消
  • 子育てと仕事を両立できる制度や社会の風潮ができてきた
  • 職業における男女差が薄れてきた
  • 女性が役職に就いている企業も増えてきた
  • 女性の長期的な定着・活躍に力を入れる企業も一定数ある

昔と比較すると、女性が長く社会で働いていきやすい環境が整ってきていて、「女性であること」を理由に不当な扱いを受けたり、不利になったりすることは減ってきているといえます。

結婚・出産も考えて自分に合った働き方を見つけることが先決

女性の場合は、ライフイベントが少なからず働き方に影響します。独身時代と、結婚して子どもが産まれてからもまったく同じ働き方をするケースは少なく、子育てや家庭との両立を図るために働く時間を調整したり仕事内容を変えたりするなど、工夫をすることになる可能性が高いでしょう。

高卒で就職する場合、結婚や出産後のこともある程度見据えてキャリアを積んでいくことが大切になってきます。しっかりとスキルや実務経験を積んでおくことで、家庭を持った後も、自分に合った働き方にシフトしやすくなります。

高卒で就職する女性は、自分が就こうとしている仕事は長く働いていけそうか、プライベートの変化にも柔軟に対応できそうな職種かどうかなども考慮したうえで、就職活動をすることをおすすめします。

高卒女性の就職についてくわしく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

高卒女子の就職先のおすすめは?人気の職種や資格なしでもできるキャリア

高卒女性の就職先として人気の事務職の注意点や、いまの時代の働く女性を取り巻く環境などについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【体験談】ジェイックを利用して高卒就職した先輩たちの声

【体験談】ジェイックを利用して高卒就職した先輩たちの声

私たちジェイックは、高卒の方に特化した就職支援サービスを展開しています。ここでは、実際に高卒から正社員への就職に成功した、ジェイックご利用者の方の就職体験談をご紹介します。

高校卒業後すぐに就職した人の体験談

以下でご紹介するのは高校を卒業後、大学や専門学校等の進学をせずに“就職”という道を選んだ先輩たちです。

もしあなたが今、進学ではなく就職という道を選ぼうとしているのであれば、是非、先輩たちの就職成功体験談を参考にしてみてください。

石川祐樹さんの就職成功体験談|総合電子部品商社

石川祐樹さんの就職成功体験談|総合電子部品商社
名前:石川祐樹さん  年齢:24歳(インタビュー時)  性別:男性
BEFOREAFTER
高卒を卒業後フリーター人工衛星の部品を扱う総合電子部品商社

「アルバイトでも生きていけるでしょ」と軽い気持ちで就職せずに高校を卒業した石川さん。しかし現実は、家にお金を入れるのが精いっぱいで、遊ぶ時間はもちろん、就活の時間すら取れない毎日。

就活を始めたきっかけは…

泉さんの就職成功体験談|印刷会社

泉さんの就職成功体験談|印刷会社
名前:泉さん  年齢:24歳(インタビュー時)  性別:男性
BEFOREAFTER
石川県で製造業上京支援制度を利用して東京の印刷会社へ

高校卒業後に大手重機メーカーへ就職するも、大卒と高卒の学歴差による待遇の違いを感じ、働きながら大学へと進学。

「大卒」という学歴を手に入れて当時の仕事内容を変えようと考えていたが、結局、卒業はせずに転職を決意。

その理由は…

大学を中退して就職した先輩たち

大学中退した場合の最終学歴は“高卒”になります。

以下にご紹介するのは大学や短大を中退し、高卒として就職活動を成功させた先輩たちです。自分に近い境遇の先輩のエピソードがあるかもしれません。

和地 あおい様の就職成功体験談|社風の良い不動産会社

和地 あおい様の就職成功体験談|社風の良い不動産会社
名前:和地 あおいさん  年齢:21歳(インタビュー時)  性別:女性
BEFOREAFTER
家庭の経済的事情で中退社風の良い、地域密着型の不動産会社

父子家庭でお金に余裕がなく、高校生からアルバイトと勉強を両立して学費免除を受けるくらい努力屋さんの和地さん。

大学進学をするも、留学必須のプログラムに参加できず、退学を決意。…

小田さんの就職成功体験談|ネットワークセキュリティの会社

小田さんの就職成功体験談|ネットワークセキュリティの会社
名前:小田さん  年齢:22歳(インタビュー時)  性別:男性
BEFOREAFTER
大学を留年・中退ネットワークセキュリティの会社で採用や営業

大学でのサークル活動に熱中した結果、留年をしてしまった小田さん。

親にこれ以上迷惑をかけたくないという想いから中退を決意し、すぐに就職活動を開始。…

上記でご紹介した先輩たちのように、次はあなたが高卒から正社員就職を成功させる番です。

「高卒就職」におけるよくあるQ&A

高卒就職は実際難しいのかどうか?

結論、高卒でも就職しやすい時代になりつつあります。厚生労働省のデータによると、令和2年の高校卒業者の有効求人倍率は2.08倍であり、高卒で就職を希望している人に対して、1人につき約2つの求人があると発表されています。一人で就職活動をするのが不安な人は、ジェイックでは正社員経験がない人、また経験が浅い人向けの就職支援を行っているので、一度「就職相談」を予約してみてください。

高卒就職における求人はどんな仕事が多い?

高卒就職では、主にブルーカラーと呼ばれる仕事が多いです。この記事では、高卒におすすめする就職先も紹介しているので、参考にして自分に合った仕事を見つけていきましょう。ちなみに、私たちジェイックでも高卒の就職サポートをしているので一人で就職活動が不安な人はぜひ就職相談にお申込みください。

高卒就職のメリットとは?

高卒就職の一番のメリットは「社会人経験を早期から積める」点になります。大卒と比較すると4年も先に経験を積めるので実力主義の企業であるならその分大きな差をつけることもできます。

まとめ

高卒で就職して後悔している人もいれば「就職してよかった」と感じている人もいますし、感じ方は人それぞれです。また、大学や専門学校などを中退して結果として高卒になった人は「高卒で就職すること」に不安があるかもしれません。高卒で就職しなかった人のなかには、あとから「在学中に就職活動をやっておけばよかった」と思っている人もいるでしょう。

いずれにしても、高卒での就職に対する不安や大卒への劣等感を感じている人も多いかもしれませんが、高卒という学歴への後悔・周囲の人への嫉妬心ばかり感じてしまって日々を過ごしてしまうことは、貴重な人生の時間を無駄にしているといえるのではないでしょうか。まずはいまの環境でできることに最大限取り組み、前向きに行動していくことが、あなたのこれからの人生にとってもっともよい方法です。高卒で就職したいと考えている方はぜひ一度、ジェイックへご相談ください。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター